【束縛される恋愛が辛い】束縛する人の心理や上手な対処法も
「恋人のことは好きだけど、束縛されてツラい…」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
ツラい束縛が続くと恋愛が楽しめなくなり、仕事やプライベートにも影響を受けることがあります。
今回は、恋人を束縛する男女の心理や、束縛への上手な対処法について詳しく解説します。
ツラい束縛から解放されて今の恋愛関係を改善したい男性・女性は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
Contents
恋人の行動を制限しようとする行為「束縛」
束縛は、相手の行動を制限して自由を奪おうとする行為のことです。
恋愛では、恋人への嫉妬や独占欲などから、自分の思い通りにするために相手の行動を制限する行為が束縛にあたります。
例えば、恋人への束縛行為には、以下のようなものがあります。
- 連絡が遅くなると怒る
- スケジュールをすべて把握したがる
- 異性と話しているだけで浮気を疑ってくる
- 交友関係や仕事よりも自分を優先させる
- 思い通りにならないと不機嫌になる
- 友達と遊ぶのを嫌がる
- スマホをチェックされる
- 常に一緒にいようとする
「束縛は愛の証」と捉えて許す人もいますが、束縛されて不自由な状態になっていることに悩まされている人は少なくありません。
愛情表現だと言われても、された側がツラいと感じたら束縛といえるでしょう。
恋人を束縛するのはなぜ?その心理とは
恋人を束縛してしまうのはなぜなのでしょうか。
ここでは、束縛する人の心理を3つ紹介します。
自分に自信がない
束縛する人は、自分に自信がないことが束縛する原因になっていることがあります。
自己肯定感が低くてネガティブ思考のため、「いつか恋人に見捨てられる」「こんな自分は嫌われる」と悪い方向に考えがちです。
自分に自信がないので恋人のちょっとした言動に不安を抱いてしまい、「浮気してるかも」と疑う傾向もあります。
そのため、恋人を引き止めておきたいという思いから、行動を制限して縛り付けてしまいます。
また、自信がない人は、他人に必要とされることで、自分の存在意義を感じるのも特徴のひとつです。
愛してくれる恋人に依存してしまうので、ずっと一緒にいたがったり、自分のことを優先させたりすることがあります。
過去に辛い恋愛経験あり怖い
トラウマになるような経験がきっかけで、束縛をしてしまう人もいます。
たとえば
- パートナーに浮気されたことがある
- 前触れなく別れを告げられた
- 友達に恋人を略奪された
など、過去に辛い恋愛経験があると、同じような思いをしたくない、怖いという気持ちから束縛するようになってしまうのです。
過去の恋人と今の恋人は違うとわかっていても、「もう裏切られたくない」「あんな辛い思いはしたくない」と感じると、防衛本能でそうせざるをえなくなってしまいます。
過去の恋愛経験が心の傷になっていて、素直に恋人を信じられなくなっている状態といえるでしょう。
そのため、相手の行動を把握しようとしたり、こまめにスマホやSNSをチェックしたりといった行動をとってしまうのです。
また、浮気や別れのきっかけを作りたくないという思いから、恋人の人間関係に口を出して、自分以外の人との交流をさせないようにする人もいます。
そもそも悪気がない
人間関係の作り方や恋愛観は、これまでの経験や環境が影響することがあるため、そもそも悪気がなく束縛している場合もあります。
たとえば、
- 親が過干渉で行動を制限されて育った
- 今まで付き合ってきた人が束縛するタイプだった
といった人は、束縛行為に対して抵抗がないことがあるでしょう。
「好きなら当たり前」と思っていて、相手が嫌がっていることに気づいていない可能性が考えられます。
束縛への上手な対処法
束縛されて恋愛が辛いときは、心地よい関係性を築けるように対策をとってみましょう。
ここでは、束縛彼氏・彼女への上手な対処法を紹介します。
自分の気持ちを打ち明ける
束縛する人は、自分が相手に嫌な思いをさせていると思っていないことがあります。
「信用されていないのが悲しい」といったように、自分の気持ちをはっきりと打ち明けてみましょう。
相手に愛情があるなら、「ごめんなさい」と謝って今の関係を見直してくれるでしょう。
束縛されたら相手の気持ちを聞く
束縛されたら、相手の理由も聞いてあげましょう。
「構ってもらえなくて寂しい」「行動が怪しく感じる」など、相手なりに理由があるからです。
理由がわかれば、束縛する原因をなくすように行動しやすくなります。
「自分も不安にさせないようにするから、束縛はやめてほしい」とお互いに歩み寄るように提案することもできるでしょう。
また、過去の恋愛がトラウマになっていて、束縛してしまう自分に苦しんでいる場合もあります。
相手の気持ちを聞いて不安を解消してあげると、束縛の頻度が減る可能性があるでしょう。
積極的に日々の生活を明かす
相手が自分のことを把握したがるなら、積極的に日々の生活を明かすようにしてみましょう。
友達と盛り上がったこと、昨日食べたものなど、何気ない出来事を話すだけで相手は満足してくれるかもしれません。
とくに、自分のことを話さない人は、相手に不安や寂しさを感じさせてしまい、束縛されることがあります。
少しずつでも自分のことを話してあげると、気持ちが落ち着いて束縛が改善される可能性があるでしょう。
自分から愛情表現をする
束縛する人は浮気や別れを想像して不安になっていることが多いため、自分から愛情表現をしてみましょう。
「好き」「いつもありがとう」「一緒にいられて幸せ」など、言葉で伝えると気持ちが伝わりやすいものです。
他にも、スキンシップを増やす・相手を気遣う・サプライズプレゼントをあげるといった方法もおすすめです。
恋人の好きなところを褒める
束縛してる恋人には、好きなところを褒めてあげるのも対処法のひとつです。
好きなところを褒められると自信になり、「受け入れられている」と安心して束縛が改善することがあります。
恋人と依存関係にある場合、自信を持つことで心に余裕ができれば、趣味を始めたり友達との時間を楽しむようになったりする可能性もあるでしょう。
ルールを決める
束縛彼氏・彼女との関係性を改善するには、ルールを決めるのもおすすめです。
たとえば、
- 他の人と遊ぶときは事前に予定を伝える
- 最低でも一日一回は連絡をする
- 友達のことは干渉しない
など、自分たちのルールを決めると、気持ちよく付き合いやすくなります。
お互いの価値観や妥協点を話し合うことで、コミュニケーションや距離感の違いを理解し合うきっかけにもなるでしょう。
恋人が介入できない理由を伝える
恋人に束縛されて辛いときは、相手のペースに巻き込まれずに程よい距離を保つことが大切です。
恋人だからといって、なんでもかんでも口出ししていいわけではありません。
相手の要求に応えられないことは、しっかりと介入できない理由を伝えて線引きするようにしましょう。
ツラい束縛に耐え続ける必要はナシ!対処法を少しずつ試して恋人との関係を改善していこう
恋人のことが好きでも、ツラい束縛に耐え続ける必要はありません。
「好きだから」と束縛を許しているとエスカレートしていくこともあるので、我慢せずにしっかりと対処しましょう!
対処法を試しても束縛をやめてくれず、恋人との関係が改善しないときは、別れることも検討してみてください。
また、「怖い」「苦しい」と感じるような過剰な束縛は、デートDV(交際相手からの暴力)の可能性があります。
束縛がひどくて辛いときは、1人で悩まずに身近な人や専門機関に相談してくださいね。
- 恋人への嫉妬や独占欲から、相手の行動を制限しようとするのが「束縛」
- 愛情表現と言われても、自分自身が辛いと感じたら束縛といえる
- 恋人を束縛する人の心理状態は、「自分に自信がない」「過去に辛い恋愛経験があって、また辛い思いをするのが怖い」「そもそも束縛することに悪気がない」
- 束縛彼氏・彼女への上手な対処法は、「自分の気持ちを打ち明ける」「相手の気持ちを聞く」「自分から愛情表現をする」「恋人が介入できない理由と伝える」など
- 辛い束縛は耐え続けようとせずに、対処方法を試して関係を改善するのがおすすめ