プラトニックラブなカップルってどんな関係?メリットや結婚の実態を解説
プラトニックラブなカップルと聞くと、どんなカップルをイメージしますか?
普通のカップルと違うところはどこなのか、互いにどんな恋愛感情を持っているのか、また結婚後の関係はどうなるのか、分からないことが多いですよね。
とはいえ、いざプラトニックカップルを目の前に質問を投げかけるのも野暮のような…
この記事では、プラトニックラブなカップルがどのような関係なのか、プラトニックラブのメリット・デメリットを紹介します。
Contents
プラトニックラブはどんな関係?
「プラトニックラブ」という言葉だけ聞くと、まるでドラマやラブソングのタイトルのようですよね。
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、知れば知るほど神秘的な関係性で、あなたの恋愛に対する価値観を大きく変えるかもしれないですよ。
プラトニックとは
プラトニックとは、理想的・精神的という意味を持つ英語の形容詞です。
もともとは、「プラトン」という言葉が語源となっており、古代ギリシャの哲学者プラトンの名前から誕生した言葉といわれています。
プラトンは、プラトニックラブの語源となる、ある有名な言葉を残しました。
それは、「恋愛は肉体的欲求より、精神的な結合を大切にする方が大切である」という言葉です。
ここから、プラトニックラブという言葉が誕生し、現在に至ります。
また、プラトンに関しては、たくさんの専門家がその哲学について研究しています。
興味を持たれたら、一度調べて見てください。
プラトニックラブとは?
プラトニックラブとは、精神的な愛という意味を持ち、肉体関係・性愛関係ではなく、精神的な繋がりで成り立つ恋愛を指します。
昔の日本では「結婚までの交際期間は純潔を保つべき」という思想がありました。
こうした思想の恋愛もプラトニックラブといえます。
現在ではあまり使われなくなりましたが、今も尚このような精神的恋愛関係を求める男女は存在します。
プラトニックラブ以外にも、「プラトニックな関係」「肉体関係のない恋愛」「プラトニックな交際」などと言われることも多いです。
また、既婚者同士で精神的なつながりのみを大事にしたいということで、肉体関係を持たない恋愛をする「プラトニック不倫」も存在します。
プラトニックな関係については様々なアンケート回答が出ていますが、男性の約3割がプラトニックラブの志向を持つという情報もあるので、「プラトニックな不倫関係」というのも存在するのかもしれませんね。
プラトニックラブのメリット
「付き合っているのに、肉体関係がないなんて考えられない!」そう思った人も多いのではないでしょうか。
しかし、このプラトニックラブには、精神的なつながりを重視するからこそ生まれるメリットが多く存在します。
それでは、プラトニックラブがもたらしてくれるメリットを紹介していきます。
精神面のつながりが強い
「精神的なつながりだけだと、互いの距離が縮まらないのでは?」と疑問が浮かんできますが、しかし、プラトニックラブなカップルは肉体関係がない分、人一倍強い精神的な繋がりを互いに求めようとするのです。
楽しいことだけでなく、辛いことや悲しいことなど負の感情も全て見せ合い、理解し合うことで、固い絆でつながれるでしょう。
納得がいくまで話ができる関係だからこそ、付き合う年月が経つにつれて、何でも理解し合える、互いの存在がなくてはならないかけがえのないものになります。
お互い努力する
肉体関係がないため、性的なアピールで相手を引き付けることはできません。
そのため、それ以外の面で魅力を引き出そうと努力する必要があります。
相手にとって魅了的な人であるためにはどうすればいいだろうと、内面や外見を自然と磨くことができます。
また、そうした努力を互いが間近で見ることにより、「自分の為に努力してくれている」とより愛情を感じることができますね。
安心できる
喧嘩をした原因があいまいなままだと、相手に対する不安が残ったままになりますよね。
プラトニックなカップルは問題をきちんと話し合います。
納得いくまで話し合い、互いに理解し合えている関係だからこそ、相手に対する不安がなく、精神的なつながりを感じています。
そのため、遠距離恋愛のカップルでよくある、肉体な接触がなくなり不安になるということが、プラトニックなカップルではありません。
心の底から理解し合えている・精神的な心地よさから一緒にいるだけで、安心できます。
セックスについての悩みがない
夜のマンネリ化や体の相性は、カップルの破局原因としてよく聞きますよね。
特に、セックスの悩みはかなりセンシティブなため、なかなか人に相談することができず、1人で抱え込んでいる人も多いはずです。
しかし、肉体関係のないプラトニックラブなカップルは、そうした悩みがまず発生しません。
そのため、お互いストレスフリーにリラックスして生活することができます。
妊娠や性病の心配がない
セックスは幸せな面も多い反面、望まない妊娠や性病など自分の人生を大きく変えてしまう可能性があります。
そうした悩みを抱える人は男性女性問わず多く存在します。
しかし、プラトニックな関係ではセックスをしないため、心配をする必要がないこともメリットとして挙げられるでしょう。
プラトニックラブのデメリット
精神的な面で深くつながれるプラトニックラブのメリットについて紹介しましたが、肉体関係が全くない分、デメリットも存在します。
それでは、プラトニックラブのデメリットについて紹介してきます。
彼氏の浮気が心配
食欲・睡眠欲・性欲は、人間が持つ三大欲求と言われています。
プラトニックラブの場合、この性欲を満たし合うことができないわけですから、どちらか一方の性欲が溜まった場合、浮気に走ってしまうことがあります。
互いに純潔を守り抜いている場合や、セックスに対して欲がほとんどない場合は別ですが、どちらか一方が無理にプラトニックな関係を続けている場合は、体の関係を求めて浮気してしまう可能性は高くなります。
特に、男性は女性に比べて性欲が強い傾向があるため、欲をどう発散していくのか2人で話し合うことが求められます。
仲直りの方法が減る
喧嘩をした場合、仲直りがあいまいなままでも、キスやセックスなど体のふれあいで自然と仲直りをするカップルは多いと思います。
プラトニックラブの場合、この「仲直りのセックス」が存在しないため、必然的に納得がいくまで互いに面と向かって話し合わなければいけません。
冷静に相手と向き合える人なら問題ありませんが、ひどい喧嘩をして、「もう話したくない!」と、デートや会話以外での解決の糸口がなくなってしまうと大変です。
喧嘩をした場合どう対処するのか、プラトニックなカップルはより恋人と話し合っておくことが大切になるでしょう。
相手の知らない部分がある
セックスを通して、相手の肌にふれたり、体を重ねることによって、一つになれたことを実感できることは多々あります。
愛する人とセックスをすると、精神的な面とはまた違う結びつきを強く感じることができますよね。
プラトニックラブでは、精神的な結びつきが強いとはいえ、セックスがない分、相手を100%知ることはできません。
好きな人の全てを理解したいという人は、プラトニックラブは向いていないかもしれません。
ストレスが溜まりやすい
セックスには、ストレス解消の効果があるといわれています。
日頃の仕事や生活で溜まったものを、セックスで発散することで高揚感・爽快感を味わうことができます。
もちろんセックスで全てのストレスを解消できるわけではありません。
しかし、どちらか一方の性欲が溜まってしまった場合、発散できないストレスへと変わり、他の形で当たってしまうことも考えられます。
そういったときは、趣味を見つけましょう!
ジムやヨガなど、運動でリフレッシュをするのも良し、いつもは選ばないような本を読むなど集中できるものがいいですね。
仲直りの方法と同様、どちらか一方がストレスを溜めることのないよう、解消方法を2人で見出すことをおすすめします。
プラトニックな結婚の実態
カップルになること、夫婦になることは大きく違いますよね。
結婚生活が始まると、自分のありのままの姿をパートナーにさらけ出し、生活そのものを共にすることとなります。
では、プラトニックカップルは、夫婦になった後もプラトニックのままなのでしょうか?
きっと、疑問に思った人も多いはずです。
そこで、ここからは、プラトニックな結婚の気になる実態を見ていきましょう。
結婚まで体の関係を持たない
プラトニックラブは結婚するまで体の関係を持たないという思想も含まれているため、結婚後は肉体的関係をもつカップルもいます。
貞操観念が強く「結婚をするまでは絶対に体の関係を持たない」という考えを互いに共有し、結婚までプラトニックな恋愛を貫くということです。
結婚前には2人の精神的な結びつきを強くし、結婚後は心と体の両方でのつながりを持つことで、より強い結びつきを得られるのかもしれませんね。
結婚しても体の関係を持たない
プラトニックなカップルの中には結婚後も体の関係を持たない人たちもいます。
よく夫婦間の悩みとして「セックスレス」が挙げられますが、そうした夜の悩みを持つ必要がなくなるため、気楽な夫婦生活を送ることができます。
2人がそれで満足しているのであれば、今までの関係性を大切にできていいのかもしれませんね。
ただ、価値観の変化があった場合や、一時的な気の迷いなどで、不倫に陥る可能性もあります。
友達同士で結婚
誰にでも居心地の良い友人の1人や2人はいることでしょう。
それが、異性であることもありますよね。
プラトニックな結婚をした夫婦の中には、もともと友達同士だったというケースがあります。
恋愛コラムなどを見ると「せっかくなら一緒に暮らしたほうが家賃が安くなるよね」「仕事でも、どちらかがペットの面倒を見れるよね」といった理由で、結婚に踏み切ることもあるようです。
恋愛感情はないですが、一緒に旅行に行ったり、趣味を楽しんだりと、友達関係のように気楽に過ごせる新しい夫婦関係です。
性的問題がある
人とセックスすることに抵抗やトラウマがある人は少なくありません。
愛する人とは一緒になりたいけれど、精神的恋愛関係のままでいたい。
そんな考えを持つ人にとっては、プラトニックな結婚が向いているといえます。
性というセンシティブな問題だからこそ、同じ考え、価値観や経験を持つ人と共に過ごす方が、心も軽くなりストレスのない日々を過ごせることでしょう。
プラトニックなお付き合いを望むなら同じ考えを持つ相手を見つける必要がある
「プラトニックな恋愛がしたい!」とあなたが考えても、相手も同じ考えでなければ成立しません。
プラトニックラブを希望する人は残念ながら少数派です。恋愛観が同じ異性を見つけるのはかなり困難なことでしょう。
そんな場合におすすめしたいのが、マッチングアプリ「ハッピーメール」を使った恋活方法です。
ハッピーメールは累計会員数2700万以上の老舗マッチングサービスです。
全国の多くのパートナー候補から自分と考え方が同じな異性を見つけることができます。
スマホでメッセージ交換を重ねて親交を深め、お互いの考えを共有することで、実際に会う前に相手を深く知ることができるでしょう。
プラトニックな恋愛を希望する人は是非ハッピーメールでお相手を探してみてください!
自分だけがプラトニックを求めてもいけない!
プラトニックラブは互いの理解が合わない限り上手く続くことはできません。
どちらか一方が、違う考えや価値観を抱いた時点で、関係が終了してしまう恐れがあるのです。
プラトニックな恋愛もあり!と思ったあなたは、相手が同じ気持ちかをしっかり確認したうえで、付き合うことをおすすめします。
十人十色という言葉があるように、恋愛や結婚に対する価値観も人によって大きく異なります。
そこに正解や不正解などはなく、自分自身の考えを持つことが大切です。
愛する人とのつながりは、肉体関係を持つことがすべてではないように、プラトニックラブもまたすべてではありません。
肉体関係でのつながりを当たり前にせず、また従来の結婚の形に囚われず、皆さんも、今一度自分自身が求める恋愛、結婚の形と向き合ってみてはどうでしょうか。
もしかすると、プラトニックな関係があなたにとっては最良の形かもしれませんね。
- プラトニックラブとは、肉体的な関係はなく精神的な関係でつながっている
- セックスレスなど、夜の悩みを抱えることなく、気楽な生活ができる
- 体の関係がない分、精神的なつながりが強くなりやすい
- 内面や外見を磨こうとお互い努力することができる
- プラトニックラブはお互いの理解があって成り立つもので、どちらか一方が求めていてはいけない