独占欲とは?独占欲が強い彼氏彼女の心理や上手な付き合い方を解説
独占欲は「相手を独り占めしたい」といった強い思いのことを指し、好意を寄せる相手に抱きやすい感情の一つ。
しかし、その気持ちが強すぎると、相手は不安や恐怖を感じてしまい、別れの原因になってしまうこともあるのです。
そこで、今回は独占欲が強い彼氏・彼女の心理や、上手に付き合っていく方法について解説していきます。
Contents
独占欲とは
相手を好きすぎるがゆえに出てきてしまう独占欲。
愛情の裏返しだと感じている人も多く、勘違いを引き起こしやすい好意の表し方でもあるのです。
そこで、独占欲の意味や類語を解説します。
愛情との違いを理解し、自分の行動を見直してみましょう。
意味
独占欲とは、相手を独り占めしたいという感情で、交際中のカップルや、好きな人ができた時に抱きやすい欲求の一つ。
好きになったらその気持ちを止められず、相手への気持ちが大きくなってしまうと「自分だけのものでいてほしい」と感じる人が一定数います。
しかし、相手を思う気持ちから引き起こされるこの強い感情は「愛情」とは決定的な違いがあるのです。
愛情は、相手の幸せを考えて与えるものであり、独占欲は自分が幸せになるための強い欲求を意味します。
相手に対する一途な思いはステキなことですが、相手を思いやれない強い気持ちは、愛情だとは言い難いのです。
類語
世の中には、独占欲と似た意味を持つ言葉が多く存在しますよね。
たとえば「束縛」や「支配欲」が類語として知られています。
恋愛面でいう束縛とは、ほかの異性とのやり取りを制限することや、居場所や予定を把握したがる行為です。
支配欲は「相手を自分の思い通りにさせたい」という気持ちを意味します。
思いの強さは「支配欲>束縛>独占欲」となり、支配欲までいくと相手をコントロールしたくて仕方がない状態になるのです。
似ている意味をもつ感情ではありますが、行き過ぎた愛情を向けると、いつか支配欲になってしまいます。
しかし、本人は支配している感覚はなく、自分では気づきにくいのです。
独占欲が強い人の特徴
独占欲が強い人には、共通点があります。
人によっては「付き合いづらい」「あまり絡みたくない」と感じてしまう人も多く、ポジティブな印象を抱きにくい欲求の一つだといえるのです。
そこで、独占欲が強い人にはどのような特徴があるのか、解説します。
自分に自信がない
独占欲が強い人の特徴として、自分に自信がない人が挙げられます。
自分に自信がない人は、常に不安を抱えているからです。
「本当に自分のことを好きでいてくれてるの?」「実は〇〇さんのことが好きなのでは?」という不安を常に抱えており、自己肯定感が低い人に多い傾向があります。
小さいことでも不安になりがちで、なんでもネガティブな思考になりがちです。
そのため、自分から離れていくのを恐れる気持ちが強く、相手への思いやりよりも自分の心を満たすことを優先にしてしまいます。
その結果、独占欲が強くなるのです。
過去の恋愛にトラウマがある
過去の恋愛にトラウマがある人は、独占欲が強い傾向があります。
たとえば、過去の浮気や不貞行為などがトラウマとなり、相手を信用できずにいる可能性があるのです。
一度、そのような経験をすると、不安が残りますよね。
常に「また浮気されたらどうしよう」という気持ちがあるため、恋人ができて幸せだと感じる一方で、心が不安定になりがちなのです。
そのため、恋人に対して「ずっと側にいてほしい」「離れていかないで」という気持ちが人一倍強く、独占欲が全面に表れやすいのです。
依存心や嫉妬心が強い
独占欲が強い人は、依存心や嫉妬心が強い傾向があります。
恋人ができると「自分のもの」として扱いたい気持ちが強く出ることがあり、自分以外の異性と話しているだけでも、ヤキモチを焼いてしまうのです。
依存心とは「恋人がいない状況は考えられない」「恋人のことだけしか考えられない」という思いが強いことを指します。
嫉妬心は、ヤキモチが重くなった状態のことを表し、自分以外の人に相手の気持ちが向いてしまった時に感じる妬みのことです。
依存心や嫉妬心が強くなると「自分のことを常に見ていてほしい」という感情が高まります。
その強い思いが独占欲となり、徐々に純粋な愛情からかけ離れていくのです。
独占欲が強い男性の心理
独占欲が強い男性に対して、女性は「気持ちが重い」「窮屈」と感じてしまうことがあります。
しかし、恋人やパートナーとの関係を壊したくないため、本音を言えず、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで、独占欲が強い男性の心理について解説します。
まずは、男性心理を知ることから始めましょう。
ほかの異性にとられないか心配している
ほかの異性にとられないか心配している男性は、独占欲が強い傾向があります。
「自分以外の人には目を向けてほしくない」という強い思いがあるため、彼女がほかの異性と話しているだけで心配になるのです。
異性との会話中に彼女が楽しそうに笑っていたら、男性の穏やかな心は乱れ、平常心を失います。
あからさまに表情や態度に出していなくても、精神の安定はなくなり、独り占めしたいという気持ちがより一層高まるのです。
このように、男性は彼女のささいな言動がきっかけで、不安が徐々に膨れ上がります。
彼女にとっては普通の行動だと感じても、男性からすれば小さなことで嫌な気持ちになり、独占欲が刺激されるのです。
寂しさをうめたい
寂しさを感じている男性は、独占欲が強い傾向があります。
特に、友人が少ない人や孤独を感じている人など、豊かな人間関係が築けていない人ほど、恋愛で寂しさをうめようとしているのです。
また、趣味や夢中になれるものがない場合、彼女に執着している可能性があります。
恋愛の優先順位が高い人に多く見られる傾向があり、寂しい気持ちをほかでうめられず、彼女で心を満たそうとしていることが多いのです。
このような人は、彼女と一緒に過ごすことで、精神を正常な状態で保てます。
寂しさが解消されることで「自分が愛されている」と実感でき、その感覚が忘れられず、徐々に独占欲が強くなっていくのです。
人を信用できない
人を信用できない人も、独占欲が強い男性の特徴の一つ。
過去の恋愛にトラウマを抱えている場合、彼女への独占したい気持ちが高まる傾向があります。
なかでも、過去に浮気をされたなどの苦い恋愛経験をもつ男性は、彼女を独り占めしたいと感じる人が多いのです。
また、彼女を誰にもとられたくないという思いから、マーキング行動をする人もいます。
マーキング行動とは「〇〇さんは俺のもの」とアピールするための行動を指します。
よくある行動のなかで、キスマークはマーキング行動の一つ。
このような行動は、独占欲が強い男性に見られ、彼女を誰にも渡したくない強い気持ちの表れでもあるのです。
独占欲が強い女性の心理
男性にとって女性の独占欲は、精神的につらいと感じることが多く、女性の受け入れがたい性格の一つだと捉えている人も一定数います。
恋愛よりも仕事に重きを置く男性にとって、恋愛の優先順位を高めることが難しく、女性との温度差を感じることも少なくありません。
そこで、独占欲が強い女性の心理について解説します。
愛されているのか常に不安を抱えている
独占欲が強い女性は、愛されているのか、常に不安を抱えている人が多い傾向にあります。
女性は、安心感を求めている人が多く、彼氏の態度がいつもと違うと、不安を覚えることもしばしば。
「何かしちゃったかな」「もしかして嫌われてる?」など、急に不安になることもあるのです。
特に男性は、女性に比べて恋愛の優先順位が低いことも珍しくはありません。
そのため、仕事が忙しくて会えない日が続くと、女性は不安になるのです。
「会えない=時間を作ってもらえない=愛されていない」と結びつけてしまう人も多く、彼氏の仕事を素直に応援できません。
独占欲が強いと、彼氏の都合よりも自分の気持ちが最優先になるケースも少なくないのです。
「独占欲が強い=愛情の深さ」だと思っている
女性の中には「独占欲が強い=愛情の深さ」だと感じている人もいます。
独占したいという気持ちが強い場合、彼氏に純粋な愛を注ぐというよりは、自分の心を満たすためであることが多いのです。
女性は、独占したい気持ちが強いと、相手のスケジュールをすべて把握したいと感じる傾向があります。
そのため、女性の中には「明日どこに行くの?」「誰と?女性?」など、彼氏のスケジュールを細かく聞いている人もいるかもしれません。
女性にとっては「好きな人のことは何でも知りたい」と思っていても、彼氏は監視されているようで窮屈に感じ、一種の束縛だと捉える可能性があります。
しかし、独占欲の強い女性は束縛をしている感覚はなく、愛があるからこその行動だと認識しているのです。
何でも要望を叶えてくれると思っている
独占欲が強い女性は、彼氏が何でも要望を叶えてくれると思っている傾向があります。
一部の女性は「私のことが好きなら、何でも叶えてくれるのが当然」と思っており、彼氏のことを「自分の欲望を満たしてくれる存在」だと考えているのです。
彼氏が自分の要望を聞き入れてくれないと「私のこと好きじゃないの?」と思ってしまい、愛情の図り方が歪んでいる傾向があります。
「わがままを聞いてほしい」という彼氏への支配欲が影響し、独占欲を強めているのです。
独占欲が強い彼氏・彼女との付き合い方
独占欲が強い彼氏・彼女とうまく付き合うには、コツがあります。
心配性である人が多く、恋人がいることに幸福を感じながらも、常に不安を抱えている状態です。
そのため、相手を安心させ、不安を解消させてあげましょう。
そこで、独占欲が強い彼氏・彼女との付き合い方について解説します。
歪んだ愛情への対処法として、頭に入れておいてくださいね。
日常的に愛情表現をする
独占欲が強い彼氏・彼女に対して、日常的に愛情表現をしましょう。
愛情表現が多いことで、相手を安心させてあげられるからです。
恋人が抱える不安を解消することで、よりよい関係を築けます。
たとえば「言葉で好意を伝える」「相手を褒める」「相手の好きな部分を伝える」など、恋人への好きな気持ちを言葉で表すのです。
会えない日が続いても、LINEなどのメッセージで送ることで、恋人は愛されていることが実感できます。
会う時間がとれる人は、スキンシップを増やすのもおすすめの方法です。
手をつなぐ、ハグ、セックスなど、体が触れ合うことで、愛情を感じやすい傾向があります。
日頃から心のつながりを大切にし、愛情を注ぎましょう。
隠し事をしない
独占欲が強い彼氏・彼女には、隠し事をしないようにしましょう。
隠し事をすると不安になり「恋人を独占したい」という気持ちを高める原因になるからです。
たとえば、仕事終わりに異性と2人で駅まで帰った場合、一言相手に伝えるだけで、後々揉め事にならずにすみます。
異性と一緒に帰っているところを同じ会社の人に目撃され、それを彼氏や彼女に告げ口したら、恋人は不安を抱きますよね。
一緒に帰ったくらいで・・・と思うかもしれませんが、独占欲の強い人にとっては大問題なのです。
ささいなことでも話すことで、喧嘩の原因を未然に防げる効果もあります。
恋人にも安心感を与えられ、関係が長続きしやすくなるので、隠し事はせずにオープンな関係を目指しましょう。
こまめに連絡をとる
独占欲が強い彼氏・彼女とは、こまめに連絡を取るようにしましょう。
こまめに連絡をとることで、常に心がつながっている感覚を覚え、安心できるからです。
朝起きたら「おはよう」と一言メッセージを送るだけで、嬉しい気持ちで一日をスタートできます。
忙しくて返信がなかなかできない時は「会議で連絡ができなかった」と、返信が遅れた理由を伝えるだけで、恋人は安心するのです。
また、電話も効果的だといえます。
電話は、相手の声を独占できる特別な時間です。
LINEとはまた違った楽しさがあり、恋人にとって心地よい時間だと感じます。
こまめに連絡をとることで、恋人を独占できている感覚になり、幸福感に満たされるのです。
信頼関係が築けるパートナーと恋をしよう
恋人を独占したいと思うのは、相手を信頼できていないことが原因です。
お互いを理解して、信頼関係が築ければ、相手を苦しめるような束縛は必要ありません。
会う前にお互いのことをある程度理解できるマッチングアプリの出会いなら、恋愛に発展しやすく、気持ちのすれ違いも起こりにくいはず。
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独占欲が強い人の気持ちを理解して上手に付き合おう
今回は、独占欲が強い彼氏・彼女の心理や、上手に付き合っていく方法について解説しました。
独占したい気持ちが強い人は、不安を抱えているケースが多く、安心感を求めています。
価値観の違いが悩みのタネになっている人もいるかもしれませんが、すべては愛情を確認するための行動なのです。
お互いが理解し合い、できる限り不安を抱かせないように、恋人に対して配慮をすることがポイントだといえます。
恋人に安心感を与えることで、ますます良好な関係を築いていけますよ。
独占欲は、注意をしないと「束縛」や「支配欲」に変わり、欲求がエスカレートします。
そのため、思いやりを持った行動を心がけて、上手に付き合うことが大切なのです。
- 「独占欲」と「愛情」の違いを理解することが重要である
- 独占欲が強い人は、自信のなさや過去のトラウマが原因であることが多い
- 男性の独占欲が強いのは「彼女の異性関係への不安」「寂しさ」「人を信用できない」という理由が考えられる
- 女性の独占欲が強いのは「愛されているのか不安」「愛情の深さと勘違いしている」「何でも要望を叶えてくれる」という理由が考えられる
- 独占欲が強い人とうまく付き合うには、相手への思いやりを持った行動が大切である