プラトニック不倫とは?一線を越えない関係を続ける理由&リスクを解説
「既婚者を好きになってしまった」「既婚者と恋愛関係にある」といったように、人には言えない恋愛で悩んでいる人は男性にも女性にもいるでしょう。
不倫は後ろめたい行為ですが、その一種である「プラトニック不倫」という言葉をご存知でしょうか?
今回の記事では、言葉の意味やプラトニック不倫に走る理由、プラトニック不倫に陥るリスクなどを解説していきます。
また、不適切な関係をやめる方法も紹介するので、既婚者との恋愛で悩んでいる人は是非チェックしてみてください。
Contents
プラトニック不倫とは
「不倫」と聞くと、既婚者が配偶者ではない別の異性と肉体関係を持つことを思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし「プラトニック不倫」とは、妻・旦那以外の相手と肉体関係は持たないものの、お互いに恋愛感情を抱き精神的につながっている状態のことを意味する言葉です。
肉体関係がない分、一般的な不倫よりも抵抗感がないため、プラトニック不倫に陥る人は少なくないでしょう。
2人が一線を越えていないとしても、配偶者からしたら不愉快であることに変わりはありません。
発覚すれば大きな代償を背負うことになるのは必然です。
プラトニックな関係でも不倫は絶対にやめましょう。
プラトニック不倫をする既婚者の理由
自分の家庭があるにもかかわらず、プラトニック不倫に走る既婚者は少なからずいます。
ここでは、既婚者がプラトニック不倫をする理由について解説していきます。
夫婦関係がマンネリ化しているから
夫婦関係がマンネリ化していることが理由で、プラトニック不倫に走る既婚者は少なくありません。
結婚生活が長くなると、生活に新鮮味や刺激が感じられなくなります。
そんなマンネリ状態を「つまらない」と感じる人は、恋愛特有のドキドキ感を求めて、配偶者とは違う異性との恋愛関係に陥ってしまうのです。
「最近奥さん(旦那さん)にときめきを感じない…」と不満を漏らしている既婚者には、注意が必要かもしれません。
男・女として扱ってほしいから
配偶者に男・女として扱ってもらえないことが原因で、プラトニック不倫に陥る人もいます。
夫婦生活が長くなると、お互いにいい意味で気を使わなくなるため、相手をときめかせるための男らしい言動や女らしい言動が少なくなりがちです。
とくに素の状態が男らしくない男性や女らしくない女性は、早い段階でパートナーから男性・女性として扱われなくなる可能性が高くなります。
また、子どもができるとお互いを男と女ではなく、「お父さん」「お母さん」としてしか見られなくなることも珍しくありません。
そのような状態を寂しいと感じてしまい、男・女としてきちんと扱ってくれる異性を求める既婚者は少なくないでしょう。
そのため、既婚男性・既婚女性に対して
「頼りになる」
「いつもきれいですね」
といったようなアプローチをしてしまうと
「この人は自分のことを男・女として見てくれる」
と思われ、恋愛感情を持たれてしまうかもしれないので、必要以上に褒めることは避けた方が無難です。
癒やしてほしいから
家庭外に癒やしを求めて、プラトニック不倫に走る人もいます。
仕事に関する悩みは家族にではなく、同じ会社の人に打ち明けるという人は少なくありません。
しかし、その相談相手が異性だとプラトニック不倫に陥る危険性があります。
家族には相談できないことを相手に打ち明けて、気持ちが楽になると「この人は自分のことをわかってくれる」と感じ、いつしか恋愛感情を抱くようになるパターンは往々にしてあるのです。
独身同士の職場恋愛であれば問題はありませんが、どちらかが既婚者の場合は許されることではありません。
プラトニック不倫に陥るリスク【男女共通】
体の関係がないプラトニック不倫は、普通の不倫よりもリスクが少ないと思われがちですが、決してそのようなことはありません。
ここでは、プラトニック不倫に陥るリスクを解説します。
体の関係を結びたくなる
今はプラトニックラブを楽しんでいても、男と女である以上、性交渉をしない関係性がいつまでも続くとは限りません。
はじめのうちは「精神的なつながりだけで十分だ」と思っていても、男女の恋愛は何が起こるかわからないものです。
ボディタッチをしたときに、相手への愛情が溢れてそのままベッドイン…なんてこともあるかもしれません。
また、自分が体の関係を望んでいなくても、相手が求めてくる場合もあります。
一度でも体の関係を結んでしまえば、紛れもない不貞行為になるので、バレたときに言い逃れはできなくなるでしょう。
社会的信用を失う
たとえプラトニックな関係だとしても、発覚すれば社会的信用を失うことは免れないでしょう。
会社であれば部署が異動になったり、左遷されたりする場合もあります。
会社からなんの処罰がなくても、周囲の人から白い目で見られることは必至です。
周囲の目に耐えきれず、退職に追い込まれるということも珍しくありません。
体の関係がないとはいえ、周囲からしたら不倫には変わりないので、当然の報いといえるでしょう。
法定離婚事由として認められる可能性がある
プラトニック不倫は不貞行為には当たりませんが、場合によっては法定離婚事由として認められる可能性があります。
プラトニック不倫が原因で夫婦関係が悪くなり、結婚生活を継続するのが困難になった場合、「その他婚姻を継続し難い重大な事由」として法定離婚事由になり得るのです。
既婚者と性行為をしていなくても恋愛関係を結べば、相手の家族を崩壊させる可能性があるというわけです。
慰謝料請求される場合がある
プラトニック不倫が相手の配偶者にばれた場合、慰謝料を請求される可能性があります。
通常、不法行為に当たらず、不倫の証拠が提示しにくいプラトニック不倫では慰謝料請求をすることが難しいのですが、可能性はゼロではありません。
プラトニック不倫が夫婦関係を壊す主な原因にあたるケースでは、例外的に慰謝料請求が認められる場合があります。
既婚者はもちろん、相手に奥さんがいることを知っていた不倫相手も、慰謝料請求の対象となります。
プラトニック不倫だからといって、リスクが少ないと思ったら大間違いです。
プラトニック不倫をやめる方法
プラトニックな関係とはいえ、不倫であることに変わりはありません。
さまざまなリスクや自分の未来のことを考えれば、不倫はすぐにやめるべき行為であることは明白です。
ここでは、プラトニック不倫をやめる方法を解説します。
音信不通になる
プラトニック不倫をやめる最も確実な方法は、相手との連絡を一切断つことです。
別れようと思っても、連絡を取ったり直接会ったりすると、情が湧いてなかなか踏ん切りがつかなくなります。
相手との連絡を断つためにも、メールや電話などの連絡先を消したり、LINEをブロックしたりするなど、物理的に連絡をとれない状況にしてしまいましょう。
いきなり音信不通になるのが難しい場合は、「忙しくて会えない」と言って、接触を徐々に減らしていくのも効果的です。
リスクを伝えてお別れ宣言する
不倫相手と後腐れなく別れたい場合は、直接別れを告げるのがベターです。
バレれば相手の家庭を壊してしまうこと・社会的信用が失われることなど、プラトニック不倫のリスクをしっかりと伝えれば、相手も理解してくれるでしょう。
別れを伝えるときは、事前に「大事な話がある」と言っておいて、別れ話を匂わせておけば、相手も心の準備ができるので話が進めやすくなります。
不適切な関係に罪悪感を抱かせることで、既婚者側も別れを受け入れてくれるはずです。
夢中になれる趣味を探す
プラトニック不倫をやめるには、夢中になれる趣味を探すのも1つの方法です。
不倫相手に夢中になってしまうのは、他に趣味や没頭できるものがないからかもしれません。
心が満たされていないからこそ、プラトニック不倫にドハマりしている可能性があります。
読書などの1人でできることをはじめてもいいですし、複数人で楽しむスポーツに挑戦して新しい人間関係を築くのも、相手を忘れるきっかけになるでしょう。
また、趣味をなかなか見つけることができない…という人は、仕事に没頭するのもアリです。
とにかく不倫よりも夢中になれることがあれば、自然と不倫相手と連絡を取らなくなり、前向きな気持ちで関係を終わらせることができるでしょう。
第三者に入ってもらう
不倫相手が別れ話に応じてくれなかったり、揉めそうになったりしたときは、友人や親兄弟などの信頼できる第三者に相談して、間に入ってもらいましょう。
当人同士ではすぐ感情的になりスムーズに話し合いが進まないことでも、第三者が間に入れば、意外とすんなり別れ話がまとまることも少なくありません。
第三者から「別れたいと言っている」「もう会わないでほしい」と言われれば、「もう直接会話もしたくないほど嫌われてしまったんだ…」と相手も諦めがつくでしょう。
もし第三者が入っても相手が別れを拒否して、ストーカー行為に及んだ場合は、迷わず警察に相談することをおすすめします。
出会いを求める
自分が独身で、不倫相手を忘れたい場合は、新しい出会いを求めるのもよい方法です。
プラトニック不倫を続けていても、待っているのは悲惨な未来だけでしょう。
そんな悲しい恋を終わらせるには、新しい恋を見つけるのが1番です。
他に好きな人ができれば、自然と不倫相手を忘れることができるでしょう。
素敵な異性を見つけるために、まずはマッチングアプリに登録したり、街コンに参加したりして、積極的に出会いを求めてみてくださいね。
報われない恋…それがプラトニック不倫
たとえ肉体関係がなくても、プラトニック不倫は一般的な不倫と同じく、非道徳的行為であることには変わりありません。
被害者である相手の配偶者からすれば、浮気相手であるあなたは加害者です。
もしプラトニック不倫がバレれば、社会的・金銭的、そして精神的に大きなダメージを負うことは間違いありません。
バレない間は甘い言葉をかけてくれても、相手にとってあなたはセカンドパートナーでしかなく、いつかは離れていってしまう存在です。
取り返しのつかないことになる前に、不倫相手とはお別れして幸せな恋愛を見つけましょう。
- プラトニック不倫とは、肉体関係はないが配偶者以外の人と恋愛関係にある状態を意味する
- 既婚者がプラトニック不倫に走る理由は、「夫婦関係のマンネリ化」「男・女として扱ってほしい」「癒やしがほしい」などが挙げられる
- プラトニック不倫に陥ると、社会的信用を失ったり、慰謝料請求を受けたりするリスクがある
- プラトニック不倫をやめるには「音信不通になる」「リスクを伝えて別れを告げる」「新しい趣味・出会いを見つける」といった方法がおすすめ