恋愛における自然消滅とは?カップルが自然消滅に至る理由や兆候を紹介

自然消滅と聞いて「懐かしいな」と思う人もいれば、「あっ…」と思い当たる人もいることでしょう。
前者は、学生時代に経験がある人、後者は、社会人になってから経験した人や、現在恋人がいてまさに自然消滅のフラグが立っている人ではないでしょうか。
「自然消滅」といっても、実は致し方なく起こった場合と、ある程度、故意に起こした場合があります。
今回の記事では、そんな「自然消滅」に至る理由や別れの兆候について、徹底解説していきます。
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恋愛における自然消滅とは
交際をはじめるにあたっては、一般的にどちらかが告白し、相手の合意を得てスタートすることが多いですよね。
しかし明確な告白がなく、気付いたら何となく一緒にいる場合や、告白はないものの言動から好意があることを感じ取り、お付き合いがはじまるケースがあります。
同じように、交際を終えるにあたって、どちらかから別れを告げて終える場合と、徐々に恋人関係が希薄になっていき、いつ別れたのか終わりがはっきりしない場合があります。
この別れた日が明確でないパターンこそが、恋愛における「自然消滅」です。
自然消滅の意味
男性も女性も、自ら相手に連絡を取るなど関係継続のための努力を行わず、一定期間連絡がなくお互いが「この交際は、自然消滅かな」と思った時点で、自然消滅は成立します。
つまり、自然消滅の意味することは、パートナーとの別れであり、次の恋愛に進んでもいいサインということにもなります。
いつから?どのくらいの期間?
前述したように、明確な別れを告げず、疎遠になって「この交際は終わりだ」と感じた時点で成り立ってしまうのが自然消滅です。
そのため、ハッキリと期間を設定することは難しいようにも思われます。
毎日連絡を取り合っている関係性なら、1週間返信がないだけで不穏な空気が漂いますよね。
一般的に相手に対してLINEやメール、電話などの連絡を何もせず、また相手からも一切ない音信不通期間が1ヶ月間あると、自然消滅が成立してしまう可能性が高いです。
カップルが自然消滅に至る理由
交際期間がどれだけ短かろうと長かろうと、自然消滅は起こりえるものです。
ここでは、何が原因で自然消滅へ至るのかを見ていきましょう。
喧嘩して気まずくなったから
お互いの価値観や考え方の違いから、一緒にいる時間が増えれば増えるほど、相手に求める内容は変わっていき、喧嘩は増えていくものです。
その場合、問題なのはどちらが謝るのかということです。
男性であれ女性であれ、プライドが邪魔をして素直になれず、謝ることができないことがあります。
たとえ自分が悪いという自覚があったとしても、喧嘩がはじまった途端に、売り言葉に買い言葉で返してしまい、気まずい雰囲気になってしまうこともあるでしょう。
そして、その喧嘩が長引くことによって、相手に連絡をするタイミングを逃してしまい、お互い素直になれないまま音信不通状態となってしまいます。
もともとお互い愛情が薄かったから
そもそも愛情が薄いために音信不通になることがありますが、これは若い年代に最も多い理由ではないでしょうか。
たとえば、相手を好きだと思い、告白して付き合いはじめても、すぐに「なんか違う」と熱が冷めてしまうケースです。
または、恋人が欲しくて何となく付き合ったケースでも、愛情が薄いために、少しのことがきっかけで自発的に連絡を取らなくなり、自然消滅に至りやすくなります。
あまりにも相性が合わなすぎたから
恋愛関係においては2人の相性は大事です。
容姿や外見的要素に惹かれ、交際をはじめたものの、性格や食べ物の好みなどの価値観が合わないことに気付いてしまった場合も、自然消滅の原因のひとつになります。
また、どちらかが自分を偽って付き合いはじめたことで、徐々に素がバレてしまい相手が「あれ?」と思うことが増えることがあります。
そのギャップに引かれて、少しずつ距離を取られることも、自然消滅になる原因のひとつです。
束縛が激しすぎるから
ある程度の束縛は「相手への好意の表れ」といわれますが、いきすぎた束縛は、相手にとっては負荷となり、「愛情が重い」として最終的に気持ちが離れていく原因となります。
束縛されている側は、日に日に一緒にいることが嫌になり、いつしか自分から連絡を取らなくなるでしょう。
この場合、束縛していた側が諦めなければ、自然消滅ではなく、明確に別れを告げられて交際を終えることもあります。
すれ違いの日々が続いたから
すれ違う日々が続くことで自然消滅することもあります。
どんなに相手のことを好きでも、一緒にいる時間を持てなければ、愛情は薄れていくものです。
また、LINEやメールなどでこまめに連絡を取り合っていたとしても、ぬくもりを感じられなければ、気持ちは冷めていってしまいます。
遠距離恋愛になったから
個人差はありますが、いつでも会える距離にいないと冷めてしまう人がいます。
遠距離恋愛になる理由の多くが進学や就職、急な転勤などで、県外に引っ越さなければならなくなるパターンです。
残された側にも新しい出会いがあり、遠くにいる人よりも近くにいる人に惹かれてしまい自然消滅になってしまう場合があります。
他の異性を好きになったから
職場や学校など、異性と出会う機会は多くあるものです。
また、新しい出会いでなくとも、何かがきっかけで他の異性に惹かれてしまうこともあります。
とくに、交際期間が長くなればなるほどマンネリしやすく、新しい刺激に敏感に反応してしまい、心を奪われてしまうものです。
別れの予感…自然消滅の5つの兆候
交際をしていく中で、「恋人の様子が何かおかしいかも?」と感じることがあります。
ここでは、自然消滅に向かっているカップルに起こりえる事象を見ていきましょう。
自然消滅を狙いたい人も必見です。
会話が盛り上がらない
付き合いはじめの頃は、お互いが相手のことを知りたいと思い、さまざまな会話をします。
相手の好きなものを聞いたり、その日にあった出来事を話したり、次のデート先を一緒に考えたりと、どんな話をしてもきっと楽しいことでしょう。
しかし、付き合いが長くなっていくと、何を話しても反応が薄くなっていき、最終的には「一緒にいても楽しくない」と感じてしまう可能性があります。
交際期間に限らずどちらかの心が離れれば、おのずと会話は盛り上がらなくなるため、同じように自然消滅へと向かっていくでしょう。
スキンシップが減る
友人関係とカップルの大きな違いは、スキンシップができるかできないかだといわれています。
また、カップルでも交際期間や温度感によって、スキンシップの頻度は異なります。
一緒にいるときは常にくっついているというカップルもいれば、そうでないカップルもいますよね。
しかし、カップルのどちらかが自然消滅を狙っている場合は、意図的にスキンシップを避けようとするでしょう。
もし、あなたが自然消滅を考えているのであれば、デート中に手をつなげないように、ポケットに両手をしまって歩くなど、意図的に避けることも可能です。
「忙しい」を連発する
どんなカップルでも、何かがきっかけで心が離れていくことがあります。
しかし、好きだった相手を傷つけて別れたいと思う人は少ないですよね。
何とか相手の愛情を薄れさせようと考えて、「忙しい」と仕事を理由にするのが最適と考える人は多いです。
「忙しい」を連発することで、相手にさりげなく愛情が冷めていることを伝え、いつしか相手からの連絡も途絶えていくでしょう。
連続してデートを断られる
前述の「忙しい」を理由にして、デートのお誘いを断る場合が、最も「自然消滅」の兆候で多い傾向にあります。
気持ちが冷めていたり、他の異性に心が動いてしまったりしている状態ほど、交際相手からのデートの誘いを重く感じることはありません。
しかし、相手側はこれまでと変わらずに愛情があるため、デートに誘ってきます。
別れを告げることができれば簡単ですが、なかなかうまく告げられないこともありますよね。
そんなときは、デートの誘いを何度も断り続けることで、相手に「誘ってもどうせ断られる」という心理状態にさせることができるので効果的です。
連絡の頻度が減る
連絡頻度が徐々に減っていくことも自然消滅の特徴的な兆候です。
交際がはじまり、毎日連絡を取り合うカップルもいれば、用事があるときだけ連絡を取るサッパリしたカップルもいます。
しかし、何週間も連絡を取らないカップルは存在しません。
だからこそ、連絡頻度が極端に減り、何日も連絡を取らなくなることは、お互いの生活の中に相手の存在が必要ない証拠です。
これが最も自然消滅に近い状態といえるでしょう。
これだけはやめて!彼女に未練が残りやすい自然消滅
理由はどうであれ、別れに至ることは男女の関係においては仕方のないことです。
同じ人間ではないですし、男性と女性という立場では、根本の心理が異なるため、自然消滅も起こりえることです。
しかし、彼氏が自然消滅を狙い行動するのであれば、彼女に未練が残る次のような行動は控えることをおすすめします。
突然音信不通になる
自分の勝手なタイミングで、突然連絡を取れないように、電話やLINEをブロックすることはおすすめしません。
ひどい場合では、引っ越し先を告げずに、相手から離れていくケースもあります。
ある日突然、好きな人が自分の目の前から消えてしまうと、残された側は深い悲しみに襲われることになります。
対処法もなく、その悲しみからいつ立ち直れるかは、誰にもわかりません。
場合によっては逆恨みされ、ストーカー化することも…。
「突然」の行動ほど、相手に深い傷を残してしまうことは覚えておきましょう。
自然消滅後すぐに恋人を作る
自然消滅自体に、明確な期間の定めはありません。
しかし、明確な終わりがないのにも関わらず、あなたが新しい恋人を作った場合、真っ先に疑われることは、交際期間中から関係があったのではないかということです。
自然消滅の場合、徐々に気持ちが薄れていき、お互い離れていったからこそ、一緒に過ごした思い出は良い印象となっていることもあります。
ですが、自分と疎遠になった後すぐに彼に新しい恋人ができたことを知ったら、嫉妬や怒りなど大きな負の感情を呼び起こしてしまうことがあるのでご注意ください。
長いこと連絡を絶ってから再び連絡する
男性心理として、元恋人に対して「きっと、あいつはまだ俺のことが好きだ」「あいつの中で俺はずっと特別な存在だ」と思ってしまうことがあります。
そして、そんな思い込みから、元さやに収まる気はないのに自分勝手に「元気してる?」と連絡を取ります。
自然消滅の場合、良い思い出はそのまま記憶に残っていることが多いです。
しかし、再び連絡を取ることで、「次はうまくいくのではないか」「復縁できるかもしれない」と相手に期待をさせてしまうことがあります。
あなたに復縁する気がないのであれば、安易な連絡は控えましょう。
一方的な自然消滅は最低と思われる可能性大
さて、ここまで自然消滅に至る理由や兆候など解説してきましたが、一方的に自然消滅させようと行動することは、相手だけでなく、周囲の人からも最低と思われる可能性が高いということは覚えておきましょう。
交際はきちんと相手のことを見て、好きになったうえではじめるべきです。
そしてそのまま付き合い続けるか、どうしても続けられないなら、明確に別れを告げて交際を円満に終えることをおすすめします。
- どんなカップルであれ、自然消滅は起こりえる
- 自然消滅を意図的に招くことも、未然に防ぐことも可能
- 男性側が自然消滅を狙うなら、未練だけは残さない方法を選ぶべき