彼氏が怖い…そう感じる原因はDVやモラハラかも。上手な対処法や安全に別れる方法とは

彼氏が怖いと思ったことはありませんか。

もしかしたらそれはDVやモラハラが原因かもしれません。

自分でも気づかないうちに彼氏にハラスメントを受けていることは意外とあるものです。

今回の記事では、彼氏が怖いときの上手な対処法と安全に別れる方法を解説します。

なんとなく彼氏が怖いと感じたら参考にしてくださいね。

彼氏が怖いと感じる原因は『暴力』

彼氏が怖い女性は、たいてい彼氏から暴力を受けています。

「手を出されたことはない」と思うかもしれませんが、暴力とは物理的な攻撃だけではありません。

まずは、彼氏の暴力と逃げられない理由について解説します。

身体的な暴力

殴られたり叩かれたりといった身体的な暴力を受けると、誰でも彼氏を怖いと感じるようになります。

男性と女性とでは体格差があるため、男性が大して力を込めなくても女性が怪我をしてしまうこともあります。

身体的暴力に当たる行為を以下にまとめました。

該当するものがあれば、それは立派なモラハラ行為ですし犯罪行為です。

「犯罪なんて大げさな」と軽く考えている男性もいますが、彼らの認識の甘さに騙されないでください。

精神的な暴力

暴力は身体的なものだけではありません。

精神的に苦痛を与える行為も暴力のひとつです。

精神的な暴力には以下のようなものがあります。

日常的に言葉の暴力に晒されていると「言葉が強いだけ」と思いがちですが、心が傷つくようなら立派な暴力です。

PTSDなどの障害が認められれば、傷害罪に該当する行為であることを覚えておきましょう。

性的な暴力

カップル間でも、性的な暴力は起こり得ます。

自覚している人は少ないのですが、場合によっては心身ともに深い傷が残るので注意しましょう。

性的な暴力に当たる行為は以下の通りです。

カップル間のできごとだけに、女性が泣き寝入りするケースも少なくありません。

しかし、望まぬ妊娠をすることになれば傷つくのは女性です。

合意のない行為が許されるべきではありません。

経済的な暴力

意外に見落とされやすいのが経済的な暴力です。

金銭トラブルはカップル間で起きやすいものですが、どのような行為が経済的暴力に当たるのかはピンとこない人も多いのではないでしょうか。

以下のような行為に該当すれば、それは経済的な暴力です。

彼女を経済的に困窮させて自分に依存させようとする男性もいます。

お金がなければ満足に食事もとれませんし、病気になっても病院にすら行けないのです。

彼氏から逃げることもできず心身ともに追い詰められている女性がいるのなら、それは経済的な暴力を受けているといって間違いありません。

たまに見せる優しさから抜け出せない

「彼氏がひどいことを言うこともあるけど、いつもじゃないから」と思っている女性もいるかもしれません。

しかし、暴力が繰り返されるようなら要注意です。

一般的に、暴力にはサイクルがあるといわれています。

2人の間に緊張が高まる「緊張形成期」、暴力を振るう「爆発期」、そして加害者が被害者に謝罪し恋人らしく振舞う「ハネムーン期」です。

これが車輪のようにくるくると繰り返されるのが暴力のサイクルです。

DV被害を受けている女性の多くがハネムーン期のたびに「もう少し彼を信じてみよう」と考えます。

しかし彼が本当に反省しているのであれば、暴力のサイクルが繰り返されるわけがありません。

ハネムーン期は男性が女性を自分の支配下に置いておくためのものともいわれています。

DV男性が定期的に優しくなるのは、暴力のターゲットを逃がさないためという隠れた心理があるということを忘れないようにしましょう。

彼氏が怖いと感じたときの対処法

彼氏に対して恐怖の感情が芽生えたら、どうすればよいのでしょうか。

ここでは、彼氏が怖いと感じたときの対処法を見ていきます。

素直に「怖いからやめてほしい」と伝える

もし彼と対等に話せるようなら、素直に「怖いからやめてほしい」と伝えましょう。

もし彼が自覚なくやり過ぎてしまっている場合、彼女の気持ちを知ることで態度を改めてくれる可能性があります。

信頼できる人に助けを求める

彼が怖くて面と向かって「やめて」と言えないときは、信頼できる人に助けを求めましょう。

もっともモラハラ気質の男性には外面がいいタイプもいます。

彼のモラハラぶりを知っている相手でなければ「あんなにできた男性を怒らせるなんて」とかえって彼女が責められる事態になりかねません。

彼女の言うことを信じてくれる本当に信頼できる人に相談するようにしましょう。

お互いに冷静になるまで距離を置く

もともと暴力的な言動とは無縁だった彼氏の場合、何か原因があるのかもしれません。

仕事が忙しかったり身辺が落ち着かなかったりで怒りっぽくなっている可能性もあるため、お互いに冷静になるまで距離を置いてみましょう。

病気が原因で性格が変わってしまう場合もあります。

彼氏自身も感情をコントロールできず困っているようなら、通院をすすめてみてもいいかもしれません。

怖い彼氏と安全に別れる方法

いろいろ手を尽くしても彼氏の言動が改善されないようなら、もはや一緒にいることはできません。

暴力を振るう危険な彼氏から逃れるにはどうすればよいのでしょうか。

ここでは、怖い彼氏と安全に別れる方法を紹介します。

絶対に別れるという強い意志を持つ

彼氏への恐怖が増すとなかなか別れを切り出せなくなるものです。

しかし、暴力のサイクルから抜け出すには、絶対に別れるという強い意志を持つことが大切です。

モラハラ男は「お前が俺を怒らせるんだ」とよく言います。

素直な女性は「私が悪いんだ」と自分を責めてしまいがちですが、それでは男性の思うつぼです。

お前が悪いのだから暴力も甘んじて受け入れろと自分を正当化しているだけなので、モラハラ彼氏の主張に耳を貸さないようにしましょう。

たとえ本当に女性が男性を怒らせているのなら、なおさら一緒にいない方がいいはずです。

怒らせるなら離れればいいだけで、殴っていい理由はどこにもありません。

殴られていい人など1人もいないのですから、強い意志を持って別れる決意を固めましょう。

彼氏を納得させる別れの理由を考えておく

DV男性は彼女を逃がさないために暴力を振るうのですから、別れ話をしてもすんなりと受け入れることはありません。

なので、彼氏を納得させる別れの理由を考えておく必要があります。

正直に「彼氏が怖い」と言っても「お前が悪いから」と持論を繰り返すだけですから、あまり意味がありません。

彼のせいにせず「精神的に参っているので病気療養したい、恋愛できる精神状態ではない」などと理由を作った方がいいでしょう。

何が原因か聞かれても「わからない。だから病院へ行く」で通すのがおすすめです。

もし彼がDVをしている自覚があるなら、病気の原因の一端が自分にあることはわかっているでしょうから、必要以上に追及してこないはずです。

LINEや会話のやり取りを記録しておく

念のため彼から来たLINEや会話のやり取りは記録しておくようにしましょう。

今は法的措置を考えていなくても、今後どういう展開になるかわかりません。

彼が別れたことを逆恨みして、あらぬ噂を流さないとも限りませんから、対抗手段としてDVの証拠は残しておきましょう。

身体的暴力を振るわれた際には病院に行って診断書を書いてもらうのがおすすめです。

通院するほどでなくてもアザができたら自分で写真を撮り、日付と何をされたかを克明にメモしておきましょう。

暴言が激しい場合は録音して音声を残しておけば、DVがあった証拠になります。

密室や2人きりのときには別れを切り出さない

別れ話をする際は、密室や2人きりの空間は避けるようにしましょう。

DV男性は彼女に執着していますから、別れ話を切り出せば逆上して何をするかわかりません。

必ず第三者がいる場所を選ぶことが大切です。

理想的なのは、近くに交番があるカフェやファミレスです。

席に座る際は、窓際や人目につきやすい席を選びましょう。

死角になる席は絶対に避けてください。

何かあった際に逃げやすいよう彼を奥側に座らせ、自分は入口に近い側に座るのがおすすめです。

第三者を交えて話し合う

彼氏への恐怖心が強いなら、第三者を交えて話し合うようにしましょう。

第三者がいれば彼も迂闊な行動は取れないはずです。

できれば男性の方が心強いですが、男友達をつれて別れ話の場に行けば、浮気を疑われてしまいます。

なので、彼氏持ちの女友達にカップルで同席してもらえないかお願いしてみましょう。

日頃から友人カップルに相談していれば、いざというときに協力してもらえるかもしれません。

NPOや自治体の窓口などに相談する

彼氏によって交友関係を制限されてしまうと、協力を仰げる友人とも縁が切れてしまいます。

しかし、だからといって諦める必要はありません。

NPOや自治体の窓口などに相談してください。

電話だけでなく、メールやチャットでも相談を受け付けていますから、まずは連絡してみましょう。

きっと有益な情報が得られるはずです。

彼氏の行動がおかしいかどうかの判断基準

彼氏が怖いと思っても「もしかして考えすぎ？」と不安になることもあるでしょう。

本当に彼氏の言動が原因なのか確信が持てないときは、以下のチェック項目を確認してみましょう。

当てはまれば、彼氏の行動はおかしいです。

彼氏が怖いと感じるなら迷わずに別れを選んで

本来なら好きな人と一緒にいられるのは楽しいはずです。

それなのに彼氏が怖いのは普通とは到底言えません。

それに暴力や恐怖で支配されているような関係性なのであれば、この先付き合い続ける必要もないと断言できます。

まずはそのことを自覚しましょう。

怖い思いをするために付き合っているわけではないですよね。

誰にだって幸せになる権利はありますし、彼氏といえどもそれを妨げていいわけがありません。

彼氏が怖いと感じるなら迷わずに別れを選びましょう。

1人で悩まず、周りの友人知人、あるいは公的機関に助けを求めれば、きっと声は届くはずです。

助けてくれる人は必ず身近にいます。

彼氏の支配から抜け出して、幸せな人生を取り戻しましょう。