隠れモラハラ男の特徴とは?見抜く方法や対処法も解説
隠れモラハラとは、口調や言葉は優しくてもパートナーを傷つけるような発言や態度で、相手に精神的なダメージを与えること。
DVやモラハラよりも分かりにくいため、隠れモラハラ被害にあっていても気づかない人が多いと言われています。
この記事では、隠れモラハラ男の特徴や見抜く方法と、もし彼氏や夫がモラハラ男だった場合の対処法を紹介しています。
Contents
隠れモラハラとは
彼氏や夫と一緒にいる時、嫌な感じの態度やトゲのある言葉で辛い思いをしたことはありませんか。
「暴力や暴言はないからモラハラなんて関係ない」と思うかもしれませんが、それは「隠れモラハラ」の可能性があります。
「隠れモラハラ」とは、遠回しに相手をバカにしたり態度を豹変させたりして、相手の心を静かにジワジワと傷つけること。
表向きは優しかったり丁寧な口調だったりするため、相手に精神的なダメージを与えるモラルハラスメント(モラハラ)と比べて、分かりにくいという特徴があります。
隠れモラハラだと気づかないまま、相手に逆らえない状況になったり傷ついたりして、苦しんでいる人も多いでしょう。
隠れモラハラ男の特徴
隠れモラハラ男性は、おとなしい印象の人だったり愛情表現が豊かな人だったりするため、見分けるのは困難かもしれません。
しかし、本人は相手を傷つけるつもりがなかったとしても、受けた方がモラハラだと感じて傷ついたなら、それはモラハラなのです。
続いては「隠れモラハラ」の男性の特徴を紹介しましょう。
自分の好みや価値観を押し付ける
隠れモラハラ男は、妻や恋人に自分の好みや価値観を押し付ける傾向があります。
女性の好みや個性を考慮することなく、妻や恋人の服装についてあれこれ口出しをして、自分の理想の女性像に近づくように、相手をコントロールしたがります。
自分の価値観に絶対的な自信があるので、夫婦や恋人で意見が違った場合には、歩み寄ろうとはしないで相手が間違っていると決めつけるでしょう。
相手が自分の思い通りにならないと不機嫌になるので、女性は相手の機嫌を損ねないように黙って従うことが多いです。
束縛する
パートナーを束縛したがるのは、モラハラ気質の特徴の1つです。
隠れモラハラは「君が心配だから」「愛しているから」と、愛情表現を言い訳にして束縛することが多いので、モラハラだと気づきにくいでしょう。
外出や自由を制限されたり行動を全て把握されたりしているのに、女性によっては「私はこんなに愛されている」と感じて、モラハラだと気づかない人もいます。
結婚する前には、それほどうるさくなかったのに、結婚すると急に相手を束縛するようになる隠れモラハラ男性もいるので、婚活中は慎重に相手の性格を見極めることが必要です。
自分以外の人をバカにする
隠れモラハラ男は、ストレートに相手を攻撃する言葉はありませんが、遠回しな嫌味や非難などで自分以外の人をバカにします。
妻や恋人の親しい人をバカにするような発言や、パートナーの女性に対して1人では何もできないかのような発言で、徐々に女性が自信を失うように仕向けます。
自分自身や自分の周りの人を否定されると、女性は自分に価値がないと錯覚するようになって、モラハラ男性の言いなりになるのです。
そのような精神的ダメージは、モラハラをする方も受けている方も気づきにくいので、次第にエスカレートすることもあります。
断りにくい頼み事をしてくる
断りにくいような頼み事を繰り返して、妻や恋人を支配し自分の思い通りになるようにしているモラハラ男性も少なくありません。
隠れモラハラ男は、自分が今までしたことを恩着せがましく挙げては「今度は君が言うことを聞く番だよ」と甘えてくるので、言われた方はNOと言えない状況になります。
また、過去のトラウマ体験や不幸話で同情を誘って、相手が頼み事を断ることに罪悪感を覚えるようにすることで、相手の心をコントロールすることもあります。
ドラマのような甘いセリフをかけてくる
隠れモラハラ男は相手を傷つけた後、相手が冷静に判断できなくなるように、ドラマのような甘いセリフをかけてきます。
特に、女性が別れを意識するような大きなトラブルの場合は、ドラマチックな言葉を連発して相手の機嫌をとろうとするでしょう。
その結果、相手はその言葉や態度にごまかされて「私の考え過ぎだったかも」と考えて、水に流してしまうことが多いです。
見せかけの優しさに慣れてしまった女性は相手の本質を見抜けなくなり、モラハラを受けているのに「本当は優しい人だから我慢すればいい」と思うこともあります。
隠れモラハラを見抜く方法
カップルの問題の原因は人それぞれで、お互いに非があったり話し合いで解決したりすることもあります。
しかし、隠れモラハラの場合、表面上は平和でも心の中で傷ついていたり、自分が至らないせいだと思い込んでしまったりすることもあるので、モラハラを見抜くことが大切です。
次は、分かりにくい隠れモラハラを見抜くポイントについて解説します。
思い通りにしないと態度が豹変する
隠れモラハラ男性は、普段はパートナーに優しいのですが、自分の思い通りにならないと態度が豹変します。
プライドが高く相手をコントロールしたがる性格なので、妻や恋人が自分の言う通りにしている間は、機嫌が良くて穏やかでしょう。
しかし、相手が反論したり自分の言うことを聞かなかったりすると、急に不機嫌になって黙り込んだり、ひどい場合は別れを切り出したりして相手を不安にさせます。
「こんな簡単なこともできないなんて」と妻をバカにして、プライドを傷つけて自信を失わせる、隠れモラハラ夫も多いです。
お返しを期待する
女性を喜ばせるサプライズやディナーを用意してくれた後に、お返しを期待するような言動も隠れモラハラの1種と言えるでしょう。
もし相手のことを心から大切に思っているなら、女性を喜ばせるのは愛情表現なので、相手が幸せなら満足するはずです。
しかしモラハラ男の目的は、自分を「こんなに優しい」「こんな財力がある」などとアピールするための行動なので、見返りを期待してしまうのです。
それまでに相手のために使ったお金や時間のことをしつこく思い出しては「あんなに尽くしたのに」と、ネチネチと嫌味を言うこともあります。
俺様ルールにこだわる
自分が決めた俺様ルールにこだわり、柔軟な考え方ができない男性も、隠れモラハラ男の可能性大です。
「妻(彼女)はこうあるべき」「決定事項は全て自分の判断に基づいて決める」等、自分の考えに執着して、相手の価値観や立場と違っていても無視します。
「こうした方が君のためだから」と優しい口調で言いますが、相手のためを思っているわけではなく、自分がそうして欲しいだけです。
自分の都合でデートをキャンセルする際は平気なのに、相手の都合なら不機嫌になったり納得しなかったりするような、自分本意なところもあるでしょう。
過去の恨みを忘れない
過去に自分の思い通りにならなかったことや悔しい思いをしたことがあると、その恨みを忘れずに、ずっと根に持っている男性は隠れモラハラをするタイプでしょう。
自分に自信があるふりをしていますが、心の奥に強い劣等感を抱えているので、ちょっとしたことでも「バカにされた」と過敏に反応して、機嫌が悪くなります。
妻や恋人がミスをすると「だからこう言ったのに」などと、自分の頭の良さを自慢したり相手をこき下ろす発言を繰り返したりして、マウントをとりたがるでしょう。
愛情表現が重い
「世界一愛してる」「君は永遠に僕のもの」など、言葉やLINEなどの愛情表現が重いと感じられる男性も、隠れモラハラの危険性が高いです。
モラハラ男はパートナーに強く執着して、自分以外に関心を持たれることが心配なので、相手にも同じ気持ちを返してもらおうとして、大げさな愛の言葉を投げかけてきます。
モラハラがバレて相手の心が離れそうになると、機嫌をとるためにさらに重い愛情表現をしてきたり、深い愛情からの言動だからと自分を正当化したりすることもあります。
モラハラ男への5つの対処法
自分の夫や恋人が隠れモラハラ男だと気づいた場合には、どのように対処したらいいのでしょうか?
基本的に重要なのは、相手のペースにのせられて傷つかないように自分を守ることです。
最後は、モラハラ男への5つの対処法を紹介しましょう。
聞き流す
隠れモラハラ夫や彼氏に嫌なことやわがままを言われても、いちいち真に受けないで聞き流すようにしましょう。
嫌味を言われたり、自分や自分の親しい人をバカにするような発言をされたりしても「また言ってる」程度に軽く聞き流して、相手にしないようにすることです。
カチンと来ても、言い返したり逆らったりすると、逆に自分が正しいと主張し始めて面倒なことになるので、その場はさらっとスルーして下さい。
相手の話を全て受け止めずに適当に聞き流すのは、円満な恋愛や夫婦生活をおくる他に、自分の身を守るためにも多少は必要なことかもしれません。
謝らない
感情的になって暴言を吐いたり、明らかな問題発言はしたりはしませんが、隠れモラハラ男性はパートナーを精神的に追い詰めて、従わせようとします。
夫や彼氏からのモラハラを受けた時は、堂々とした態度を貫いて簡単に謝らないようにしましょう。
気が弱い女性や自分に自信がない女性は、男性のモラハラ発言や不機嫌な態度が怖くて「私が間違っているのかもしれない」と思ったり、謝ったりしがちです。
しかし、それでは相手のモラハラを肯定することになるので、問題の解決にはなりません。
冷静に考えて自分に非がないのなら、無理をして相手の機嫌をとる必要はありません。
話し合う
夫や彼氏と話し合いの機会を作り、隠れモラハラで傷ついてきたことを相手に告げて、関係改善のために2人で話し合ってみると、問題が改善される場合もあります。
本人がパートナーを傷つけていたことに気づいていなかったり、話し合った結果に今までの態度を改めると約束してくれたりすれば、モラハラが減少するかもしれません。
しかし、その話し合いでも妻や恋人の言っていることをバカにしたり、全く無視して自分の主張を押し付けたりするなら、相手が変わることを期待しない方がいいでしょう。
第三者に相談する
隠れモラハラで傷つくことが続いて辛い場合は、第三者に相談してみましょう。
相手に言いくるめられて「自分が悪いのかもしれない」と思う日が続くと、気力を失ったり冷静に判断できなくなったりして、何が正しいのか分からなくなってきます。
人に話を聞いてもらったり、アドバイスをもらったりすると、問題の深さや解決法が見つかるかもしれません。
ただし、夫や彼氏の家族や友人に相談すると、彼を弁護して「あなたが悪い」と言われて二次被害を受けることもあるので、第三者がおすすめです。
地域の女性センターやカウンセラーなど、モラハラの相談を受け付けているところを検索してみましょう。
距離を置く
話し合いや第三者との相談でも解決しない場合は、相手から距離を置いて、これ以上隠れモラハラの被害を受けないようにしましょう。
彼氏の場合は、なるべく温和にしばらく距離を置きたいと連絡して距離を置き、相手のペースにのらないようにして下さい。
夫婦や同棲中、または子供がいて環境を変えるのが大変な場合は、家族や行政の助けを借りたり弁護士に相談したりする方法があります。
自分や子供のためにも、本来の生活をとり戻しましょう。
内面を見極めて出会いを探すならマッチングアプリがおすすめ
パートナーを精神的に追い詰めるモラハラ男には関わりたくないですよね。
モラハラ男と付き合わないためには、恋愛関係になる前にきちんと内面を見極めることが大切です。
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ぜひハッピーメールを活用して、あなたを大切にしてくれるパートナーを見つけてくださいね。
隠れモラハラは暴力や暴言がなくても人を傷つけている!
隠れモラハラとは、遠回しな嫌味や態度の豹変で、パートナーを精神的に傷つけること。
DVや一般的なモラハラよりも分かりにくいので、気づかないで苦しんでいる人もいます。
モラハラ男の特徴は、相手をコントロールしたり束縛したりすることなどで、甘い言葉でごまかすこともあります。
態度が豹変する男性や恩着せがましい男性、俺様ルールにこだわる男性は、隠れモラハラの可能性大なので、冷静に見抜きましょう。
隠れモラハラに気づいたら、相手のペースにのせられないように必要な対策をとって、自分を守りましょう。
暴力や暴言がなくても、人を傷つけるのは隠れモラハラだと気づくことが第一歩です。
- 隠れモラハラとはトゲのある言葉や態度でパートナーを静かにジワジワ傷つけること
- 隠れモラハラ男は自分の価値観を押し付けて束縛したり愛情表現で判断できなくしたりする特徴がある
- 態度が豹変したり恩着せがましかったりする、隠れモラハラ男性の本性を見抜こう
- モラハラと気づいたら相手のペースにのせられないように毅然とした態度で対処しよう
- 暴力や暴言がなくても隠れモラハラは人を傷つけることを理解しよう