恋愛依存症の治し方とは?特徴と原因&抜け出したい人必見の克服方法
世の中にはさまざまな依存症があります。
アルコール依存症やセックス依存症以外にも、恋愛に依存してしまう「恋愛依存症」というものがあるのをご存知でしょうか?
恋愛依存症が原因で、恋活や婚活が上手くいかないという人もいるのです。
この記事では、恋愛依存症の治し方や依存体質の特徴、原因について解説します。
Contents
「恋愛依存症」とは
恋愛依存症とは、自分のためでなく相手のために恋愛をしてしまうことです。
尽くしたい気持ちが強く、相手を優先している状況に安心や生きがいを感じます。
自分を蔑ろにしてしまう傾向があるだけでなく、相手に対する不安でネガティブ思考にもなりやすいです。
まずは、恋愛依存症と恋愛体質との違い、恋愛依存症の種類について詳しく解説します。
恋愛体質との違い
恋愛依存症と恋愛体質の違いは、主体性がどちらにあるかという点です。
恋愛依存症は相手のために恋愛をすることですが、恋愛体質は自分が楽しむために恋愛をします。
恋愛体質の人は恋愛をポジティブに捉えることができるため、自分磨きなどをしながら毎日楽しく過ごせるでしょう。
相手に嫌われたくないという気持ちが強いのが恋愛依存症、自分を好いてほしいという気持ちが強いのが恋愛体質といえます。
恋愛依存症のタイプ
恋愛依存症には「共依存症タイプ」と「回避依存症タイプ」の2つのタイプがあります。
それぞれの特徴をチェックしてみましょう。
共依存症タイプ
共依存症タイプは、何よりも相手のことに夢中になる人のことです。
パートナーのために尽くすことに喜びを感じており、相手から必要とされているかどうかで自分の存在意義を見出そうとします。
場合によっては自己犠牲もいとわないケースも多く、女性に多く見られる依存症タイプです。
回避依存症タイプ
回避依存症タイプは、相手に強い好意を持ちつつも恋愛に踏み切れない人のことです。
相手のことが大好きだからこそ、自分が嫌われないように親密な関係になることを避けてしまう、好き避けの考え方に近いかもしれません。
「好きな人と幸せになるのが少し怖い」と感じる場合、回避依存症である可能性が高いでしょう。
恋愛依存症の原因
続いて、恋愛依存症の原因を解説します。
恋愛依存症に陥ってしまう背景を把握して、克服に役立てましょう。
自分に自信がない
自分に自信がない人は、恋愛依存症になりやすいです。
自己肯定感が欠如している人の中には、自分の価値を相手に見出してもらおうと考える人がいます。
「相手から嫌われると自分の存在意義がなくなる」という心理から、過剰に尽くしてしまうのです。
結果として、自分を認めてくれるパートナーの存在に依存してしまうことも少なくないでしょう。
親からの愛情不足
恋愛依存症の原因として、親からの愛情が不足していたケースも考えられます。
成長過程で受けた愛情が希薄だったのを、大人になって恋愛相手に埋めてもらおうとするのです。
相手に尽くし過ぎることを疑問に思わない人もいれば、相手からの愛情をより強く求める人もいます。
トラウマがある
恋愛においてトラウマがあるのも、恋愛依存症の原因として多いです。
失恋した苦い経験を二度と味わわないために、相手の要望に全て応えて関係性を長続きさせようとします。
そういったメンタルで恋愛をしても幸せにはなれないので、少しでも早くトラウマを断ち切る必要があるでしょう。
恋人の影響
恋人が恋愛依存症だったことで、自分も影響を受けて依存体質になってしまうパターンもあります。
交際を続けるうちに恋愛傾向が似通ってくることで、本人も気付かぬうちに恋愛依存症になるのです。
場合によっては、共依存のような関係になる可能性もあるでしょう。
現実逃避
仕事や交友関係などが上手くいかず、現実逃避として恋愛依存症に陥るケースも少なくありません。
相手に尽くして愛情を受けることで、嫌な気持ちを紛らわせようとするのです。
しかし、愛情をより強く求める分、相手に愛想を尽かされてしまうリスクもあるでしょう。
【自己診断】恋愛依存症度チェック
ここでは、恋愛依存症度を自己診断するためのチェックリストを紹介します。
以下の行動に心当たりがある場合、恋愛依存度が高いかもしれないため要注意です。
- 好きな人ができると他のことに集中できなくなる
- 友達よりも恋人を優先する
- 会えない時間も恋人が何をしてるか気になる
- 返信が遅いと不安になる
- 恋人のSNSを頻繁に見てしまう
- 恋人といると気持ちが落ち着く
- 好きでもない相手と付き合った経験がある
- 束縛したりされたりした経験が多い
- 別れるかどうかで3ヶ月間話し合ったことがある
- 友達から「恋人と別れた方がいい」と言われたことがある
チェックが2個以下 | 恋愛依存度は高くありません。 |
チェックが3〜5個 | 少し恋愛依存度が高いですが、まだ問題ない範疇です。 |
チェックが6〜8個 | 恋愛依存症の可能性があるので、パートナーとの関わり方に注意しましょう。 |
チェックが9個以上 | 恋愛依存症だといえます。パートナーとの関わり方を見直しつつ、必要であればカウンセリングを受けましょう。 |
恋愛依存症の治し方
最後に、恋愛依存症の克服方法を紹介します。
恋愛依存克服のために、ぜひお役立てください。
自分を好きになる
まず行うべきは、意識改善によって自分を好きになることです。
恋愛依存症の人の多くは自己肯定感が低く、自分の価値を相手からの評価で測ろうとします。
恋愛依存症を克服するためには自己評価を高めて、「自分は人から愛される人間だ」と意識する必要があるため、自己肯定感が低いままでは改善は難しいです。
そのため、日々の生活の中で自分の良いところを探して、褒めてあげる癖をつけましょう。
セルフイメージを高めることで、初めて恋愛相手への依存心を断ち切ることができます。
恋人と距離を置く
依存関係を断ち切るために、恋人と距離を置くこともおすすめです。
会う頻度を減らしたりしばらく連絡を止めてみたりして、相手に尽くす機会を少なくしてみましょう。
わざと障害を設けることで、「恋は盲目」状況から抜け出しやすくなります。
趣味や仕事に邁進する
恋愛依存症の人に多々あるパターンとして、恋愛以外に時間を費やさないことが挙げられます。
そのため、趣味や仕事に邁進して意識を恋愛から外すこともおすすめです。
何かに没頭していれば、自然と恋愛相手のことを考える時間は減ります。
また、趣味や仕事に集中することで恋愛以外のプライベートも充実して、相乗的に自己肯定感も高まるかもしれません。
恋愛のルールを作る
恋愛におけるルールを明確に定めておくことも、恋愛依存症克服のためにおすすめです。
「パートナーとの連絡の上限やタイミングを決めておく」「月に1回は友達とも遊ぶ」などのルールを設ければ、相手への依存心をコントロールしやすくなります。
また、節度があることで逆に恋愛関係を良好に保てるかもしれません。
相手に尽くしすぎないための自制方法としても効果的なので、本当に依存心を断ち切りたい場合はルールを設定してみてください。
恋愛依存症の治し方を実践して自立しよう!
恋愛依存症は時間が経てば経つほど改善するのが難しくなり、苦しさも増していきます。
本記事で紹介した方法を実践して、恋愛依存症を治し、自立を図ってみてください。
また、セルフケアが難しい場合は、必要に応じてカウンセラーに相談することも検討しましょう。
第三者によるプロのカウンセリングを受けることで、誰かに依存する状態を脱却できるかもしれません。
恋愛依存の状態を改善して、健康的かつ幸せな恋活・婚活を楽しんでくださいね。
- 「恋愛依存症」とは相手優先で恋愛をしてしまうこと
- 恋愛体質との違いは、恋愛を自分のためにするのか恋愛相手のためにするのかによる
- 恋愛依存症のタイプには、相手に対して強く依存心を持つ「共依存症タイプ」と、相手に好意を持ちつつも恋愛に発展しない「回避依存症タイプ」の2つがある
- 恋愛依存症の原因には、「自分に自信がない」「親からの愛情不足」「トラウマがある」などがある
- 恋愛依存症の治し方は、「自分を好きになる」「恋人と距離を置く」「趣味や仕事に邁進する」「恋愛のルールを作る」