同棲するタイミングはいつから?二人暮らしに必要な準備や注意点を紹介
もっと恋人のそばにいたいと思ったときや相手との結婚を意識したとき、パートナーとの同棲を考える人は多いのではないでしょうか。
ただ、デメリットや注意点を知らずに同棲してしまうと、その準備や新生活の中で2人の関係に亀裂が入ってしまうことがあります。
本記事では、同棲するタイミングや注意点、メリット・デメリットをご紹介します。
一緒に暮らす前に必要な準備もあるので、同棲を考えている人はぜひ参考にしてください。
Contents
同棲するタイミングはいつからがベスト?
彼氏・彼女との同棲を考えたとき、ベストなタイミングはいつなのでしょうか?
同棲カップルの中には、付き合ってすぐに同棲した人もいれば、婚約してから一緒に住み始めたというカップルもいます。
ここでは同棲に踏み切りやすいおすすめのタイミングを3つご紹介します。
付き合ってから1年以上経ったとき
お付き合いを始めて1年が経過した頃は、同棲に適したタイミングと言えます。
交際当初はたくさんのトキメキがあり「恋は盲目」な状態になりがちですが、1年ほど付き合うと相手のことがいろいろ見えてきて関係も落ち着いてきます。
お互いに良いところも悪いところも理解しあって、それでもなお「一緒にいると幸せだ」と思えるなら同棲の準備ができていると言えるでしょう。
一方で、まだ緊張してしまう相手や、ありのままの自分をさらけ出せない相手では、同棲しても息苦しくなります。
自分らしく安心して過ごせる関係性になるまで待って、交際1年を超えてから同棲するカップルが多いです。
結婚を考えたとき
恋人との結婚を意識したタイミングも、同棲に適した時期です。
同棲すると結婚生活をイメージできるので、2人の関係を一歩前進させるでしょう。
また、結婚前にお互いの生活スタイルや金銭感覚を擦り合わせておくという意味でも、一緒に暮らすことは非常に効果的です。
同棲は物件探しに始まり、生活費や家事の分担など話し合って決めなければいけないことが山ほどあります。
生活に直結する面倒事を2人で乗り越えられるかどうか、どんなときも向き合ってきちんと話し合いができるかどうか、生涯のパートナーとしての絆が試されます。
結婚に向けた準備の一環として、同棲を検討するカップルも多いですよ。
新生活など環境が変化するとき
転職や転勤などの理由で引越すタイミングも、同棲をスタートするには都合がいいです。
以前から同棲を希望していたなら「どの道引越しするなら一緒に住んでみようか」と、同棲の話を切り出すきっかけになるでしょう。
また、賃貸物件の更新があるタイミングで同棲するカップルも多くいます。
中にはもともと遠距離恋愛だったカップルが引越しをして同棲するケースもあり、それまで会えなかった分たくさんの時間を共に過ごしたりしていますよ。
ただし、新生活は何かと環境の変化でストレスがかかりやすいもの。
プライベートの時間を1人でリラックスして過ごしたいタイプの人は、注意が必要です。
同棲を避けるべきタイミング
2人の意見が合致したときがベストな同棲タイミングではありますが、中には多くのカップルが失敗している「同棲に適さない時期」もあります。
仲の良いカップルでも、タイミングが悪いとすれ違いが生じて別れてしまうことも。
ここでは、同棲を避けるべきタイミングをご紹介します。
お互いの気持ちにズレがあるとき
どちらかが同棲したいと言い出したとき、もう一方は乗り気でないことがあります。
お付き合いを続けたいからこそ「同棲を断るのもなんだか気まずいし」と、本当はまだ心の準備ができていないのに話を合わせてしまう人もいるでしょう。
しかし、いざ同棲の準備が始まってしまうと、不動産へ行ったり両親に挨拶したり、なんとなく引き返せない雰囲気になってしまいます。
同棲は準備にかかる時間や初期費用など、決して少なくない負担が生じます。
中途半端な気持ちで始めようとすると、すれ違いでぶつかることは避けられません。
同棲について話し合うときは軽いノリではなく、真剣に将来について考えるべきです。
落ち着いて準備する時間がないとき
仕事や家族のことでバタバタしているときは、同棲を始めるべきではありません。
一緒に暮らすには、
- 家のリサーチや内見
- 家具家電の調達
- 住民票・免許証の住所変更
- 引越しの手続き
など、とにかく時間がかかります。
せっかく2人で暮らすことになっても、準備の負担が一方だけになるとトラブルの原因になります。
不動産や内見に足を運ぶのにも、スケジュールが合わないとどんどん先送りになり、希望の物件が他の人に取られてしまうことだってあるでしょう。
落ち着いて準備する時間が取れないときは同棲の話は一旦保留にし、じっくり向き合えるときが来たら再開しても遅くはないはずです。
同棲するメリット・デメリット
好きな人と同じ家で暮らすなんて、ワクワクして楽しいことばかりだと思いますか?
もちろん、同棲することで得られるメリットはたくさんあります。
一方で、同棲することによって生じてしまうデメリットがあるのも事実です。
ここでは同棲に関するメリット・デメリットをご紹介します。
同棲するメリット
まず、同棲するメリットとしてすぐに思いつくのは、大好きな人と毎日一緒にいられることですよね。
他にも、金銭面や将来を見据えた価値観の共有など、カップルにとって嬉しいメリットがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
費用が節約できる
同棲する実質的なメリットの1つに、生活費が節約できるという点があります。
実家暮らしから同棲となると負担額が増える可能性はありますが、お互い社会人で一人暮らしなら同棲することで節約に繋がります。
家賃もそれぞれ1Kの物件を借りるより、同棲して1LDKの部屋に住んだ方が安くなるケースが多いです。
他にも食費や水道代、光熱費など、住む場所をまとめることで生活費が浮くので、結婚費用を貯めたいカップルにとってもメリットと言えます。
一緒にいられる時間が増える
同棲の醍醐味はパートナーと毎日会えることです。
これまで仕事の関係で週末しか会えていなかったカップルも、同棲すれば寝食を共にできるので一緒に過ごす時間が増えるでしょう。
コミュニケーション不足ですれ違ったり不安になったりしていたカップルは、同棲することで絆が深まるというメリットがあります。
予定を合わせなくても毎日顔を見られるのは、同棲ならではの喜びですね。
価値観を共有できる
同棲して一緒に住み始めると、今まで知らなかった相手の価値観を知ることになります。
睡眠時間や食事、お風呂のタイミングなど、生活リズムは人それぞれ。
お互いの家や旅行先でお泊まりをしたことがあるカップルでも、毎日のルーティーンや生活習慣は意外に知らないことが多いものです。
また、お金や時間の使い方、掃除や洗濯の頻度、相手のだらしなさをどこまで許せるかなど、一緒に住んでみなければわからなかった価値観を共有できるのもメリットです。
結婚を前提に付き合っているカップルは、早めに価値観を共有しておくべきでしょう。
同棲するデメリット
カップルの同棲にはメリットだけでなく、注意点やデメリットもあります。
これを知らずに安易に同棲してしまうと、最悪の場合すぐに破局ということも…。
同棲解消となると気まずい雰囲気の中で引越しや荷物の整理、お金の精算などをしなければならずとても面倒です。
良いことばかりではなく、デメリットも理解した上で同棲するか検討しましょう。
一人の時間が減る
今まで一人暮らしだった人が同棲を始めると、プライベートな時間が確保できずに気が滅入ってしまうことがあります。
いくら大好きな相手とはいえ、同じスペースに他人がいると多少は気を使うもの。
思いっきりリラックスしたいときや、気持ちが沈んで一人になりたいときでも、お互いが気持ちよく過ごせるように協力していかなければなりません。
一人の時間がないと耐えられない人は、自分だけのスペースや時間を確保しましょう。
ケンカが増える
カップルは同棲を始めるとケンカが増えるという話をよく耳にします。
赤の他人が一つ屋根の下で暮らすのですから、摩擦が生じても無理はありません。
特に、几帳面な人と大雑把な人が同棲すると、
- 「また電気つけっぱなし!」
- 「何回言ったら靴下を洗濯機に入れてくれるの!」
- 「飲みかけのペットボトル放置しないでって言ってるじゃん!」
とケンカに発展しがちです。
同棲にはお互い妥協が必要ということを肝に銘じておきましょう。
婚期が遅くなる
これはカップルによりますが、同棲したことで婚期が遅くなるケースもあります。
というのも、同棲はさながら新婚生活のようで、長く一緒に暮らしていると「もう家族みたいなものだし、結婚しなくても同じじゃない?」と入籍を後回しにしてしまうのです。
特に、結婚適齢期の女性は「同棲の先に結婚があると思っていたのに、ダラダラ何年も過ごした末に別れた…」なんて悲しい結末になって後悔することも多々あります。
「◯年以内に結婚したい」という希望があるなら、同棲前にきちんと話し合って同棲期間や入籍する時期を決めておくべきでしょう。
同棲を始めるタイミングまでに準備することは?
憧れの同棲生活ですが、それまでに準備しなければならないことがたくさんあります。
お金のことや住む場所のこと、お互いの家族のことなど、理想だけではうまくいかないことも一つひとつ乗り越えていかなければなりません。
ここでは、同棲前のカップルに必要な事前準備を3つご紹介します。
貯金をする
同棲には様々な初期費用がかかり、その額は「100万円」と言われています。
一番大きなものでいうと、物件にまつわる敷金・礼金・引越し費用があるでしょう。
どちらかの家にもう1人が移り住む形ならこれらの費用はかかりません。
しかし、新しく二人暮らし用の物件を探すとなると「40〜70万円」ほどかかることが考えられます。
他にも、大きいサイズのベッドや家電を買い足すならその都度お金がかかりますし、もともと住んでいた家を退去するときにクリーニング代が必要になることもあります。
同棲の費用はあらかじめ計算し、余裕を持って貯金するようにしましょう。
物件を探す
同棲するにあたって楽しくもあり、大変でもあるのが物件探しです。
2人が快適に暮らせるように、間取りや住むエリアを決めましょう。
例えば、以下のような点はマストで確認しておく必要があります。
- 家賃の予算はどれくらい?
- それぞれの部屋は必要?
- 寝室は同じ?別々?
- キッチンやお風呂にこだわりはある?
- 職場までのアクセスは何分以内?
- 近所にスーパーやコンビニはある?
毎日の生活をイメージしながら2人でとことん話し合うことが大切です。
最近のお部屋探しは、ネットやアプリで検索してから担当の不動産に内見予約するのが一般的ですよ。
いくつか候補を見つけたら、実際の物件を一緒に見に行ってみましょう。
両親へ挨拶する
同棲が決まったら、お互いの両親に挨拶に行くといいでしょう。
中には「もう社会人なんだし同棲くらい挨拶なしでも」と考える人もいるかもしれませんが、両親からすれば自分たちの子供が他人と暮らすのは心配です。
真剣にお付き合いしていること、これから同棲したいと思っていることを丁寧に伝えれば、お互いの両親からも信頼され今後も良好な関係を築けますよ。
結婚を考えているカップルはなおさら、両親との信頼関係は大事になってきます。
同棲を始めるカップルへの注意点
続いて、同棲を始めるカップルが注意すべきことをご紹介します。
同棲で失敗したカップルの原因を探ると、意外にも共通点が多いことがわかります。
2人の楽しい共同生活が険悪なものにならないように、事前に注意点を学んでおいて失敗を避けられるようにしましょう!
ルールの相談をする
同棲をするにあたって、基本的なルールは話し合って決めておくといいでしょう。
必ず話し合っておきたいのはお金の分担についてです。
家賃や水道光熱費、食費、日用品の買い物など、生活費を完全に折半にするのか、収入などを考えてフェアに負担するのか、先に決めておくと後で揉めません。
また、家事の分担についてもある程度のルールを設けた方がうまくいきます。
分担を決めずに「気づいた方がやる」「時間がある方がやる」「お互い協力してやる」と曖昧にしてしまうと、ほとんどの場合どちらかに負担が偏りケンカの原因になります。
家のルールはどちらかが相手に押し付けるのではなく、お互いに妥協点を探りながら新しく作っていくというスタンスで相談しましょう。
目標を決める
結婚を前提にした真剣な同棲なら、事前に目標を決めることをおすすめします。
なんとなく一緒にいたいから同棲するのではなく、結婚に向けて「同棲して1年経ったら結婚しよう」「結婚資金の◯万円が貯金できたら入籍しよう」と具体的な数字の目標を立てておくと次のステップに進みやすくなります。
目標を決めずに同棲すると、将来が見えないままダラダラ時間を無駄にすることも。
先に目標を立てておけば、もしうまくいかなかったとしても「同棲して1年経ったけど、結婚する気がないなら別れよう」「貯金する気がないなら結婚できないから別れよう」と、きっぱり踏ん切りをつけられますよ。
互いを尊重する
誰かと一緒に暮らすには、お互いを尊重することが何より大切です。
もちろん家のルールを守ることも大事ですが、疲れたときにはサボったりダラけたり、できないことがあっても大目に見る広い心を持った方がうまくいきます。
本来家というのは、リラックスして日々の疲れを癒せる場所のはず。
さらに大好きな恋人がいるのですから、とっても幸せな空間であるべきです。
ルールにこだわり過ぎてケンカの毎日になってしまっては本末転倒なので、どうしたらより快適に過ごせるのかを2人で協力して探り続けましょう。
同棲のタイミングは付き合って1年がベスト!準備や注意点を押さえて彼氏・彼女と楽しく暮らそう
彼氏・彼女と毎日一緒にいられると思うと、とってもワクワクしますよね。
同棲にはデメリットや注意点もありますが、どれも事前に知っておけば話し合いで避けられそうなものばかりです。
問題発生のたびに2人で協力して解決すれば、カップルとしての絆はより深まるでしょう。
それよりも、相手の手料理を食べる、夜に映画やゲームを楽しむ、同じベットで一緒に寝るなど、想像するだけでニヤニヤしてしまう楽しいこともたくさんあります。
ぜひ、2人のタイミングで同棲を始めてみてくださいね!
- 同棲のタイミングは付き合って1年がベスト
- 結婚を前提に同棲をスタートするのもおすすめ
- 準備の時間がないときは同棲しない方がいい
- 長く一緒にいられる反面、すれ違いが起きる恐れもある
- 同棲前の準備は「貯金」「物件探し」「家族へ挨拶」