【好意の返報性とは】心理効果を利用した恋愛テクニックを徹底解説!
『好意の返報性』という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
恋愛にはさまざまな心理効果が得られるテクニックがありますが、今回はこの『好意の返報性』についての解説や活用方法などを紹介していきます。
気になっている異性がいる場合には、ぜひこの記事を攻略の参考にしてみてください。
Contents
好意の返報性とは
『好意の返報性』とは与えられた好意に対し、自分も相手に好意で返したいという心理状態のことです。
ここでは、『返報性』の原理や心理への働きかけについて具体的に紹介していきます。
心理学の法則『返報性の原理』
多くの人には、身の回りでこんな経験があるはずです。
- 「この前奢ってもらったし、次は自分が御馳走しよう」
- 「バレンタインデーにチョコレートやプレゼントをもらったから、ホワイトデーのお返しを考えなきゃな」
- 「さっき仕事のサポートしてもらったから、コーヒーでも奢ろうかな…」
こういった人からなにかを受け取ったときに「自分もなにか返さなければ」と思う心理作用の法則のことを『返報性の原理』といいます。
日本ではとくに、年賀状やお歳暮など行事ごとに返礼行動をとる習慣がありますが、この原理を活用したマーケティング商戦も多くみられます。
人間関係では好意の返報性による心理が働いている
人間関係においての返報性は、『好意』に対する心理作用が働いていることが多いです。
たとえば恋愛でよくあるのが、自分がアプローチや告白をされたことによって、今までは恋愛対象じゃなかった相手でも急に好きになってしまうというケースです。
普段の会話でも、相手を褒めるようなことを言うと、相手からも嬉しい言葉が返ってくることがあるのではないでしょうか。
そういったときも好意の返報性が働いています。
ビジネスや友人関係など人間関係全般において、好意を向けてくれた相手には好意で返してあげようと考えることが、好意の返報性による心理作用が働いていることになります。
ちなみに好意だけでなく、嫌われている気がする相手に対して苦手意識が生まれるのも、返報性の原理によるものです。
男性に使える『好意の返報性』恋愛テクニック
ここからは、具体的に『好意の返報性』を利用した恋愛テクニックを紹介していきます。
男性に対してアプローチを考えている女性は、こちらの記事を参考に使い方を学んでみてください。
今お付き合いしている人がいる場合には、彼氏に対して使ってみるとより関係性を深められるかもしれませんよ。
ストレートに褒める
性別問わず褒められて嬉しくない人はいません。しかし、多くの男性は遠回しな表現に疎く、女性からの恋愛感情や好意を察するのが苦手です。
そのため、男性には「優しいね」「頼りになる」などとわかりやすくストレートな言葉で褒めることが効果的。
褒められたときは「嬉しい」という気持ちが発生しますが、それが相手への好意に変化していく場合があるのです。
さりげない褒め言葉は女性に比べ気づきにくい男性が多いため、ストレートに褒めることが最大の恋愛アプローチとなります。
さりげなくボディタッチをする
さりげないボディタッチも好意の返報性に効果的に働く恋愛テクニックです。
女性に触れられるだけで男性は「ドキッ」とし、自分に気があるのだろうかと考えます。また、ボディタッチは身体的接触から心の距離も縮まるといわれています。
恋愛対象になった人からボディタッチをされれば、男性は相手女性に対し自然と好意を抱きはじめるのです。
注意点として、ボディタッチはあくまでもさりげなく行うこと。やりすぎは相手に対しマイナスイメージにつながる恐れがあります。
好意を返してもらえるどころか恋愛対象からも外されてしまうかもしれません。
頻繁に目を合わせたり笑顔を見せたりする
内向的な男性には、何度も目を合わせたり笑顔を見せたりするだけでも十分な効果が期待できます。
目を合わせることは、あなたに対して好意や興味があると伝えられる最も簡単な手段です。
さらに、職場などのかしこまった場においても、目が合ったタイミングでニコッと笑顔を見せてあげると、より効果的に男性の意識を引き寄せることができます。
笑顔は女性の魅力を伝える大きな武器となり、相手に可愛いと思わせることができれば、ふとした拍子に「好き」という気持ちに変換させることができるのです。
「あなただけ」という特別感を出す
男性は「自分だけが特別」と感じられる状況を嬉しく思うものです。
たとえば、「自分と話すときはやたら嬉しそうだな」と思えたり、女性から「他の人にはこんなこと相談できない」などと言われたりすると、相手からの特別な好意を感じて男性はドキドキします。
そもそも男性には、生物学的に「闘争本能」というものが備わっているといわれています。
特別感を味わうことで他の人よりも勝っていると自信を持ち、そして特別感を与えてくれた相手女性に対しても、特別な存在だと思いはじめるようになるのです。
他の人とは差をつける対応や言葉で、相手の意識をより高めていくことができます。
ただし、好意は状況かまわず伝えればいいというものでもありません。伝えるときの雰囲気が軽ければ相手にその思いは伝わらず、相手からの好意のお返しも期待できなくなるため、タイミングをしっかり見極める必要があります。
女性に使える『好意の返報性』恋愛テクニック
同じ心理効果であっても、性別が違えば恋愛傾向や心理状態も全く異なります。
ここでは、男性が女性に対して使える恋愛テクニックを紹介します。気になる女性との恋愛成就に役立ててください。
具体的に褒める
ストレートに単語で褒めることが効果的な男性に対し、女性は「そのピンクのネイル、〇〇ちゃんに似合ってて可愛いね」「仕事に責任感持って頑張っててえらいと思う」など具体的に褒められることで、その言葉に対して信憑性を持ちます。
より詳細な言葉によって「お世辞や冗談じゃなく自分のことをよく見てくれている」と思い、恋愛対象として相手のことを意識しはじめるのです。
ただし、好意を伝える上での前提条件としてタイミングをよく見計らうことが大事。
たとえば、1ヵ月も前に変えた髪型に対して、いまさら褒めても女性は「急に何の話?」「今までなにを見ていたの?」と、効果半減どころか逆効果にもなりかねません。
褒めるときは相手の長所、もしくは直近の変化を見つけ出し、褒めてあげましょう。
関わる機会を積極的に増やす
女性は恋愛感情を「好意の積み重ね」によって育んでいく傾向があります。
そのため、好きな女性がいる場合にはさまざまな理由をつけデートに誘い、関わる機会を積極的に増やしてみてください。
コミュニケーションを何度もとり、言葉や態度で好意をたくさん向けることで、女性はあなたに対してだんだんと好意を持つようになります。
また、女性は相手の話を聞いているよりも、自分の話を聞いてもらっているほうが嬉しく思う傾向にあります。
特別自分から発信したいことがない限りは女性の話に耳を傾け、常に話をよく聞いて適宜質問してあげるようにしましょう。
そうすればそのうち男性への好意は、「好き」という恋愛感情へと変わっていくはずですよ。
好きなものや過去に話した内容を覚えておいて話題に出す
女性は自分が好きなものや過去にした話を話題に出されると、「覚えていてくれたの!?」と嬉しい気持ちが生まれます。
それと同時に、「自分に興味を持ってくれている」「自分のことを肯定してくれている」と相手のことを味方だと感じ、好意を抱くようになるのです。
また、好意の返報性によって自分のことを覚えておいてくれたのなら、相手に関することも覚えておかなければとも思います。
それが相手のことを深く知るきっかけとなり、考える時間が少しずつ増えることで、女性の気持ちは自然と「好き」の方へ向かっていくことでしょう。
「前にすすめられたYouTuber観たんだけど、めっちゃ面白いね!」と共感することや、「〇〇ちゃんが気になるって言ってたカフェ、調べてみたらいい雰囲気で俺も行きたくなっちゃった!よかったら今度一緒に行かない?」とデートに誘うのもおすすめですよ!
さりげなくフォローする
困っていたら助けるフォローは女性にとって嬉しいものです。さりげないフォローは「周りをよく見れている人」「気の利く人」と、人として好感を持たれます。
その上、フォローの内容が力仕事だったり、高い場所の荷物をとってあげたりするような「男性の力」を意識させるものであれば、余計に女性は恋愛対象として相手を意識しはじめるようになるでしょう。
また、助けた際は「なにかお礼をしなければ」と好意の返報性が働くため、今後接触の機会が増え、関係進展のチャンスも期待できます。
ただし、お礼を目当てにむやみやたらに助けを必要としていないかうかがうことはしてはいけません。さりげないフォローが女性と恋愛関係を進展させる重要なポイントです。
好意の返報性を使う際のポイント
『好意の返報性』を使った恋愛テクニックを実用する上で、前提条件として知っておいたほうがいいポイントがいくつかあります。
ここではそのようなポイントを3つ紹介いたします。
関係性が浅いときは好意が返ってきやすい
好意の返報性は基本的にどんな相手にも働く心理の法則ですが、好意が返ってきやすいのは、関係性が浅いときです。
関係性が浅いということはお互いをまだよく知らず、意識もしていないことが多いため、好意の内容自体も軽いものであることが多いですよね。
軽い好意はなにも考えず返しやすくもあるため、好意を向けたとき相手も反射的に好意を返してくれる可能性が高いのです。
「人として好き→異性として好き」の変化
好意を向けていると、内容によっては「人として好き」という好感度が上がっていくばかりで、恋愛に進展していかないことがあります。
そこで恋愛を意識させるためには、好きなタイプや過去の恋愛について聞いたりするなど、積極的なアプローチ方法を取り入れることで、恋愛成就につなげやすくなります。
相手もまんざらでなければ、思い切って告白するのもアリです!
第三者に好意を伝えてもらうのも効果的
会社の同僚や仲のいい友人など第三者の力を借りて、自分の好意を相手に伝えてもらうのも効果的です。
反則技のようにも見えますが、直接伝えるよりも第三者から伝える方が信憑性が高まります。第三者から伝えてもらう好意は、見返りを求めるような下心を感じさせずに伝えることができるからです。
その際「ガチで好きなんだって」と暴露されるような形ではなく、「なんかすごい褒めてたよ」「お前のことタイプって言ってたよ」などとふわっと伝えてもらうことがポイント。
人は、好印象を抱かれていると知った瞬間から、相手のことが気になりはじめます。きっと相手も純粋な気持ちをもってあなたと接するようになるでしょう。
好意の返報性が成り立たないケース
ときに好意の返報性が成り立たないケースがあります。
そのケースと理由を解説していきます。
相手に嫌われている
そもそも相手から嫌悪感を抱かれている場合は、いくら好意を向けても好意が返ってくることはありません。それどころか、さらに嫌われてしまう可能性もあります。
そういった場合には、自分が相手の「恋愛対象ゾーン」に入るために、嫌だと思われてしまった原因究明や、誤解を招いている問題を解消することが優先です。
相手の嫌悪感を取り除かなければ好意の返報性テクニックは使えないと踏まえた上で、自己改善や相手との関係改善に努めていきましょう。
相手が恋愛をする余裕なし
相手が仕事や学校などで忙しく「恋愛モード」になっていない場合、好意の返報性が成り立たないことがあります。
とくに男性相手に、一方的に好意を向けすぎていると「面倒くさい人」「空気が読めない人」とマイナスな印象を与えてしまう可能性も…。
どうしてもそのタイミングでアプローチをしたい場合は、状況や環境をよく確認し、最適な距離感を維持して迷惑にならない程度に留めましょう。
相手の置かれた状況や気持ちを配慮したアピールを心がけていれば、相手の余裕ができたときに優先して好意を返してくれるかもしれません。
相手が鈍感すぎる
相手が鈍感すぎる場合、好意が返ってこないばかりか、そもそもこちらが向けている好意に気づいてすらいない可能性があります。
とくに恋愛慣れしていない人は「自分に好意が向けられるわけがない」と恋愛に対してネガティブモードであることが多いため、遠回しな好意では伝わりません。
そういう人に対しては、明確に「好き」など直接的な好意のサインを送らなければ伝わらないことを、あらかじめ踏まえておきましょう。
恋愛でもビジネスでも『好意の返報性』を活用できる!
『好意の返報性』は、比較的簡単に取り入れられる恋愛心理学の法則です。
タイミングや相手との関係性などを見極め、アピールの仕方を間違えずに思いを伝えていけば、『好意の返報性』は恋愛関係を築く上であなたの大きな手助けとなっていくでしょう。
また、この法則の活用先は恋愛に限らず、ビジネス上でも活用できる汎用性の高い心理効果といわれています。
自分から相手に好感を伝えることで相手の心の扉を開き、あなたの話を聞いてみようと思わせるきっかけを作れるはずです。
この記事を参考に『好意の返報性』の心理テクニックを攻略し、恋愛や人間関係の構築に役立ててみてください。