彼氏の束縛が激しい…その心理と特徴は?別れるべき束縛彼氏の具体例と改善法・別れ方まで
他の男性といるだけでヤキモチを焼く彼氏は可愛いものです。
しかし行動を制限してきたり交友関係に口出ししたりするようになるのは困りますよね。
束縛する彼氏とは別れるべきなのでしょうか。
今回の記事では、束縛が激しい彼氏の心理と特徴を解説、あわせて別れるべき束縛彼氏の具体例と改善法・別れ方を紹介します。
Contents
彼氏が束縛するのはなぜ?理由と隠された心理
行動をやたらと監視したり制限したりする男性がいますが、何がそうさせてしまうのでしょうか。
まずは、彼氏が束縛する理由とその心理について見てみましょう。
いつか捨てられるのではないかと常に不安
人間関係に敏感で繊細な性格の持ち主は、いつか捨てられるのではないかという不安を抱えがちです。
これは「見捨てられ不安」と呼ばれるもので、一度「捨てられるかも…」という考えが思い浮かぶと、居ても立ってもいられなくなってしまうのです。
彼女にそんな素振りがなくても不安が広がり疑心暗鬼に陥ると、束縛という行動に走ってしまいます。
自己肯定感が低く心に余裕がない
見捨てられるかもしれないという不安の根底にあるのは、自己肯定感の低さです。
自分を肯定できないため、自分を愛する人間が存在しているという事実を信じられません。
いつかは彼女も自分を見捨てると決めつけ、二度と愛されることはないと思い込んでいるのです。
こうした根拠のない嫉妬妄想はオセロ症候群とも呼ばれています。
オセロはシェイクスピアの4大悲劇のひとつで、部下に騙されて妻の不倫を疑い、最終的には殺害してしまうというストーリーです。
以下のような行動は、オセロ症候群に該当する可能性があります。
- 彼女が男性の店員と接するのを嫌がる
- アイドルや芸能人を褒めただけでも浮気と見なす
- 24時間行動を把握したがる
自己愛が強く自分がリードする立場でいたい
自己肯定感が低いと自分を過剰に守ろうとしてかえって自己愛が強くなります。
自己愛の強さは自己肯定感が高いからのように思われがちですが、自分を肯定できれば自分を過剰に愛する必要はありません。
自己肯定できないからこそ自己愛が強くなってしまうのです。
肯定できない自分をより良く見せようと思うあまり、常に自分がリードする立場でいたいと思うようにもなります。
自分が主導権を握るためには相手をコントロールしやすい環境に置いた方が楽なので、束縛して相手の自由を制限してしまうのです。
いくつ当てはまる?束縛する彼氏の特徴
普段の何気ない行動から彼氏の束縛が始まることもあります。
ここでは、束縛する彼氏の特徴を紹介します。
当てはまる点がないか、ぜひチェックしてみてくださいね。
連絡の頻度が高い
「おはよう」から「おやすみ」まで一日中メッセージが途切れないとラブラブカップルに見えるかもしれません。
しかし、それは束縛彼氏の特徴でもあります。
彼らは24時間彼女の行動を把握していないと気がすみません。
お互いが楽しくメッセージ交換できているうちは気づきにくいものですが、彼女が忙しくなって返信できなくなった時、彼の本性が見えてきます。
不機嫌になったり返信を強要してきたりするようなら、束縛彼氏と考えていいでしょう。
嫉妬深い
束縛エピソードでよく耳にする話が相手の嫉妬心の強さからくるものでしょう。
オセロ症候群のところでも述べたように、束縛彼氏は相手が誰であれ彼女に近づくことが許せません。
例え相手が店員や仕事で関わらなければいけない相手だろうとお構いなしです。
アイドルの〇〇君がかっこいいといえば浮気だし、男友達と遊ぶなんてもってのほかです。
嫉妬心がエスカレートして独占欲を刺激すると、彼女の交友関係や行動を制限し始めるので用心しましょう。
いつ・どこで・誰と会うのかしつこく聞いてくる
束縛する男性は彼女のことを何でも知っておきたいと思っています。
SNSをチェックしたりさりげなく聞いてきたりしているうちは、まだ許容範囲でしょう。
しかし親しくなってくると、いつ・どこで・誰と会うのかとしつこく聞いてくるようになります。
相手が男とわかると外出させまいとしたり、彼女の行動を制限し始めたりするので要注意です。
我が強く頑固
融通が利かないのも束縛彼氏の特徴です。
とにかく我が強く頑固なので、自分でこうと思ったら突っ走るところがあります。
一度でも彼女が疑わしいと思えば、たとえ勘違いでもとことん疑わずにはいられません。
根拠もない妄想から高圧的に彼女を支配しようとするモラハラ彼氏になってしまうのです。
言動が女々しい
束縛彼氏は自分に自信がなく、「どうせ俺なんて」が口癖です。
彼女が「そんなことないよ」と言っても「どうせお前もそう思ってるんだろう」と八つ当たりする言動の女々しさが目立ちます。
悪い方向にばかり考えるので、周りがなだめても耳を貸さず根拠のない嫉妬心を作り出しては彼女を束縛してしまうのです。
こんな男性はNG!別れるべき束縛彼氏の具体例
前向きに頑張っている男性なら彼女としても応援のし甲斐がありますが、残念ながら妄想から抜け出せない人もいます。
ここでは、別れるべき束縛彼氏の具体例を見ていきましょう。
彼女に依存しすぎている
束縛彼氏は彼女がいないと不安になってしまうため、常に彼女を側において安心しようとします。
彼女に依存しすぎている彼らが寄りかかった楽な状態から自立することはまずありません。
しかしこのままでは彼女も共依存になり、2人そろってダメになってしまいます。
彼が愛しているのは自分だけで、自分の心のスキマを埋めるために彼女を利用しているに過ぎません。
一刻も早く縁を切るようにしましょう。
彼女を信用しておらず常に浮気を疑う
恋人間のルールを作りたがる男性もいますが、それ自体がすでに束縛のようなものです。
彼女を信用しておらず常に浮気を疑っているからこそ、ルールを作って彼女の行動を制限しようとしているのです。
「恋人なんだからこれくらい当たり前」と言いつつ、普通のカップルではあり得ないことまで細かく決めて彼女に守らせようとします。
束縛彼氏にありがちなルールには以下のようなものがあります。
- 一日の行動を必ず彼氏に報告する
- 他の男性とは会話もメールのやりとりも一切しない
- 彼氏に隠し事はしない
- 男性が参加する集まりへのお誘いは断る
- スマホは常にチェックできる状態にしておく
多くのルールで女性を縛りたがる束縛彼氏ですが、自分自身がルールを守ることはめったにありません。
なぜならルールは自分が安心するためのものだからです。
GPSをつけてまで彼女を監視する
束縛彼氏は、彼女の行動を24時間把握していないと安心できません。
そのため、彼らはGPSアプリを使ってまで彼女を監視しようとします。
彼女が同意しているならまだしも、そうでなければもはやホラーです。
やめてくれと抗議しても「やましいことがあるから居場所を知られたくないんだろう!」と逆切れするだけです。
もう耐えられない!彼氏の束縛を改善する方法
もし彼氏が彼女の行動を制限し始めたら、どのような対処法が考えられるでしょうか。
ここでは、彼氏の束縛を改善する方法を解説します。
嫌なことはハッキリと「嫌だ」と伝える
束縛彼氏は自分のことで手一杯で、彼女の気持ちまで察することができません。
なので、嫌なことはハッキリ「嫌だ」と伝えましょう。
多少の束縛は愛情表現として好意的に受け止められても、次第に束縛度はエスカレートしていきます。
早めに彼に伝えるようにした方がいいでしょう。
愛情を伝えて安心させる
束縛の原因が見捨てられ不安だった場合、不安を取り除くことで解決することもあります。
束縛が嫌だからと彼を突き放すよりも、愛情を伝えて安心させてあげましょう。
彼の孤独感と不安は、両思いのはずの彼女の愛情を信じられないほどに深いものです。
彼をしっかり抱きしめて「大丈夫。大好きだよ」と思いを言葉にし、わかりやすく伝えてあげてください。
彼の気持ちが落ち着けば、束縛する必要がないことに気づいてくれるでしょう。
彼にとっての不安の種を取り除く
彼に愛情を伝えると同時に、彼にとっての不安の種を取り除くことも大切です。
彼女と連絡が取れない時に彼が不安を覚えるなら、こまめに連絡を入れてあげましょう。
また隠し事が心配というのなら、スマホを見せてあげるのも手です。
面倒と思うかもしれませんが、彼があなたを信じられるようになれば、自然と必要なくなっていくはずです。
何度も不安は蘇るかもしれませんが、気長に付き合ってあげればきっと安心できるようになるでしょう。
改善は無理かも…。束縛彼氏との別れ方
あらゆる手を尽くしても、残念ながら彼の束縛を止められないこともあります。
その場合は別れを選ばざるを得ません。
しかし、束縛するほどの相手が簡単に応じるはずもないので、まずは物理的な距離を置くことから始めましょう。
デートやメールなどの回数を徐々に減らしていくのです。
彼が忙しい時に始めれば、神経質な彼も彼女のことを気にしている余裕はないはずです。
もし彼に対して恐怖心があるなら、別れ話をするのは彼が多忙なタイミングにしましょう。
一般的に多忙な時期に別れ話をするのは、相手が不機嫌になったり結論を先延ばししたりする可能性が高いため避けるべきだとされています。
しかし執着される可能性が高い時は、かえって相手に余裕がない時期を狙った方が安心できます。
別れを切り出す勇気がないときは、ペルソナ・ペインティングを応用しましょう。
これは別人になりきることでストレスを軽減する方法です。
恋愛アドバイザーや気の強い友人、心理カウンセラーなど誰でもいいので、別れをきっぱり告げられるキャラを演じて彼と対話しましょう。
特に束縛男との間に上下関係ができている時には役に立つはずです。
彼氏の束縛が辛いときには別れて新たな道へ進むのもひとつの手
恋愛関係はお互いに思い合う気持ちがなければ長続きしません。
彼氏が安心したいがために彼女に窮屈な思いをさせているのなら、それは愛情とはいえないでしょう。
自分の安心を最優先するなら、彼が一番愛しているのは自分自身で、彼女ではありません。
彼が不安や孤独といった自分の問題と向き合い、解決しようとしない限り、2人の関係は対等にはならないのです。
彼氏の束縛が辛いときには別れて新たな道へ進むのもひとつの手です。
もちろん彼が自分自身と向き合い、束縛行動を改めようとしているなら、彼女として助けてあげることはできるでしょう。
彼がどちらを向いているのか、よく見極めて結論を出してくださいね。
- 彼氏が束縛する理由には見捨てられ不安がある・自己肯定感が低く心に余裕がない・自己愛が強く常に自分がリードする立場にいたいなどが考えられる
- 束縛する彼氏の特徴としては連絡の頻度が高い・嫉妬深い・彼女の予定をしつこく聞いてくる・我が強く頑固・女々しいなどがある
- 別れるべき束縛彼氏には彼女に依存しすぎている・彼女を信用しておらず常に浮気を疑う・GPSで彼女を監視するといった傾向がある
- 彼氏の束縛を改善するには嫌なことははっきり伝える・愛情を伝えて安心させる・彼の不安を取り除くなどがおすすめ
- 束縛彼氏と別れるには会う機会を減らしていき、多忙な時期に別れ話を切り出そう