同棲を解消したいなら別れる?別れない?提案から引越しまでのプランとは
どんなに仲の良いカップルでも、円満に同棲を続けていけるとは限りません。
さまざまな要因で解消したくなることもあるでしょう。
しかし「同棲を解消=別れ」のイメージから、なかなか切り出せないというパターンも…。
今回の記事では、同棲を解消する方法や引越しまでの適切なプランを解説していきます。
Contents
同棲を解消した理由は?
成人男女200人を対象に「同棲を解消した理由」についてアンケートをとったところ、やはりダントツで多かった理由は「別れたから」でした。
しかし、「生活スタイルが違った」「生活に変化ができた」といった別れ以外の理由も決して少なくはありません。
一般的に想像されるよりも同棲の解消理由は多種多様であり、同棲生活をやめたからといってすべてのカップルが別れるわけではないのです。
もし、別れたくはないけど何らかの理由で同棲を解消したくなった場合は、パートナーとしっかり話し合うことが大切になります。
同棲解消したら別れる?別れない?
同棲解消の理由はさまざまですが、やはり別れてしまうカップルは多いです。
- 2人でいても将来性が見えない
- 金銭感覚のズレ
- 価値観の大きなすれ違い
そもそも、同棲を解消した原因が上記のようなネガティブなものであれば、同棲しているかどうかとは関係なくいずれ関係性にヒビが入っていく可能性が高いでしょう。
根本的に「ダメだ」と感じる部分があるカップルは、結果的に同棲解消が別れにつながってしまうのです。
一方、学生から社会人になるなど生活環境が大きく変わるから、親が反対しているからといった本人たち以外の要因で解消を決めたカップルの場合は、別れずにお付き合いが続くパターンが多いです。
解消の理由がネガティブなものかポジティブなものかは、その後の関係性に大きく関わるものだといえるでしょう。
同棲をスムーズに解消する方法
続いては、同棲をスムーズに解消するための方法を紹介していきます。
トラブルなく解消することができれば、その後の2人の関係についても建設的に考えやすくなるでしょう。
引越しのための費用を貯める
いざ同棲を解消しようと思っても、すぐに実行するのは難しいものです。
スムーズに新しい生活を始められるよう、まずは引っ越しのための費用を貯めることをおすすめします。
新生活用の家具や家電、次の家の敷金礼金、引っ越し代や退去費用など、最初に必要となる費用を計算しておきましょう。
そこにプラスして半年程度の家賃を初期費用として貯めておけば、新生活を開始したあとも無理なく暮らしていくことが可能です。
新しい家を探す
スムーズな同棲解消のためには、不動産会社に早めに新しい家を相談しておきましょう。
できれば、相手と生活圏内のかぶらない場所をセレクトすることをおすすめします。
たとえ円満な同棲解消だったとしても、その後の展開によっては別れてしまう可能性も否めません。
偶然会って気まずい思いをしないよう、引っ越し先の場所はよく考えて選ぶことが大事です。
相手に同棲解消を提案する
ある程度下準備が進んだら、相手に同棲解消を提案してください。
お互い別れたい気持ちがある場合は、比較的スムーズに話が進むはずです。
一方、別れたくないけど同棲だけ解消したい場合は、そのあたりを明確に伝える必要があります。
急な提案に相手がパニックを起こす可能性もあるので、くれぐれも落ち着いた環境で話し合うことをおすすめします。
引越しまでの生活を決める
同棲解消が決定したら、引っ越しまでどう生活していくかを決めておきましょう。
とくに、家賃や光熱費といった生活費の割り振りはしっかり決めておかないと、後でトラブルに発展しかねません。
それまで住んでいた家を引き払うなら、退去時の修繕金や返還分の敷金の分け方まで話し合っておくのがベターです。
家具家電の処分・引取りを決める
同棲を解消する場合、一緒に使っていた家具や家電をどうするかは悩ましいところです。
公平に分けるのか、あるいはすべて処分してそれぞれで買い替えるのか、スムーズに同棲を解消するためにもしっかり決めておくことが大事です。
処分する場合はある程度お金が必要なので、まだ使えるものはそれぞれで引き取ったほうがよいかもしれません。
同棲解消するときに気をつけるコト
単なる同棲解消だと思っていても、場合によってはさまざまなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
同棲解消がもめ事の引き金にならないよう、以下の点には十分気をつけておきましょう。
関係によって慰謝料請求される可能性がある
基本的にはカップルが同棲を解消する場合、慰謝料請求が発生することはありません。
しかし、二人が婚約状態にあったのなら話は別です。
- 結婚の約束をしていた
- 両親に挨拶を済ませていた
- 婚約指輪を送っていた
上記のように、客観的にも婚約関係だと判断できるような場合、相手から慰謝料請求されたら支払う義務が発生する可能性があります。
一方的な同棲解消は婚約破棄として判断されかねないので、お互いが納得できるよう話し合うことをおすすめします。
同棲解消は自分が出ていくのがベスト
同棲を解消するのなら、言い出した側から出ていくのがベストです。
とくに、相手が同棲解消に100%納得していない場合は、自分が家を出てしまったほうがスムーズでしょう。
無用なゴタゴタを避ける意味でも、相手を動かそうとせず自分から行動することをおすすめします。
名義人・ローンを確認する
最後は事務的な注意点ですが、同棲解消するなら、現在住んでいる家の名義人、ローンなどをしっかり確認しましょう。
借家であっても、借主と家賃の支払い人の名義が異なっているとあとあと面倒です。
公共料金の契約や家賃関係で揉めないよう、事務手続きはしっかりチェックしておくことが大事です。
同棲解消が決まったらどうする?
最後に、同棲解消が決まったあとの具体的な手順について解説します。
すべきことをよくチェックしておいて、スムーズに同棲が解消できるよう心がけましょう。
退去日を決める
同棲していた部屋を引き払うのであれば、先に退去日を決めることが大事です。
退去日に合わせて次の物件を探しておく必要があるからです。
通常、入居までには1か月程度かかるので、退去したあとに住む家がないなんてことにならないよう、退去や引っ越しまでの日程は計画的に進めるようにしましょう。
退去手続きをする
賃貸物件の場合、「退去の〇〇日前までに解約手続きが必要」等のきまりが設定されています(※一般的には1か月前が多い)。
それまでに引っ越しの準備ができるよう、契約書をよく確認しておく必要があるでしょう。
退去の希望日が決まったら、まずは管理会社に手続きの相談をしておくことをおすすめします。
ライフラインを解約する
同棲していた家に誰も残らないのなら、電気・ガス・水道等のライフラインを解約する必要があります。
具体的には引っ越し完了後の日付を解約日に設定するとよいでしょう。
火災保険も解約のタイミングによっては、日割りで保険料が返ってくる場合があります。
また、インターネット回線も解約が必要な場合があるので、そちらもしっかり確認しておきましょう。
同棲解消=絶対別れではない!きちんと話し合って解消しよう!
同棲解消と聞くと、どうしても別れのイメージが拭えないものです。
しかし、生活環境の変化やライフスタイルの違いなどで解消するカップルもいるなど、同棲解消が必ずしも別れにつながるわけではありません。
もし、同棲を解消したいと思ったら一気に別れ話にもっていくのではなく、自分の気持ちや今後どうしたいのかについてしっかり話し合うことが大切です。
お互いの考えがわかれば、同棲を解消したとしても今までどおりお付き合いを続けていくことができるでしょう。
- 同棲解消の理由には、別れのほかに生活スタイルの違いや生活環境の変化などがある
- 同棲解消のせいで別れるカップルもいるが、外的な要因で解消した場合は必ずしも別れにはつながらない
- 同棲をスムーズに解消するためには、引っ越し費用の貯蓄や家具家電の処分を計画的に進めることが必要
- 同棲解消が決まったら、退去日の決定やライフラインの解約といった事務手続きをしっかり行うようにしよう