バツイチの人との恋愛はあり?なし?付き合うメリット・デメリットを解説
離婚することが珍しくなくなった現代では「好きになった人が実はバツイチだった!」なんてこともありそうです。
自分が未婚者であれば「バツイチと付き合って幸せになれるのかな?」と不安を抱くこともあるかもしれません。
今回は、バツイチと付き合うメリットとデメリットを解説していきます。
あわせて、付き合う前に確認しておくと安心なポイントも紹介するので、現在気になっている相手がバツイチだという人は、ぜひご覧ください。
Contents
そもそもバツイチとは?定義をおさらい
そもそもなぜ離婚した人のことをバツイチというのか、あまり考える機会はなかったかもしれませんね。
バツイチと呼ばれる由来や定義は、意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
本題に入る前に、バツイチという言葉について定義をおさらいしていきます。
バツイチは離婚経験者の俗称
バツイチとは、離婚を1度経験したことがある人という意味の「俗称」です。
男女の区別はなく、公的な書類では「離別」という言葉が使用されます。
離婚経験が2度ある人のことを「バツニ」、3度ある人は「バツサン」と言うこともありますが、全てまとめてバツイチと言われることが一般的です。
「バツイチ」と呼ばれる由来
現在データ化されている戸籍謄本は、ひと昔前まで紙ベースで管理されていました。
離婚する際、紙の戸籍謄本では、戸籍を抜く人の氏名欄に「×」印がつけられます。
正確に言うと、夫婦のうち戸籍筆頭者(一般的に夫が多い)でない人(一般的に妻が多い)の氏名欄に、戸籍から抜けたことを意味する「×」がつけられていました。
このことから、離婚をして戸籍から外れるという印の「バツ」と、離婚を1度経験した「イチ」を組み合わせて「バツイチ」と呼ぶようになったのです。
ちなみに、戸籍謄本がデータで管理されてからは、×ではなく「除籍」と記載されるようになりました。
「バツイチ」の言い換え表現
世の中には、バツイチに対してマイナスのイメージを抱く人も確かにいます。
しかし、バツイチだからこその魅力がある人も多く、モテるケースも少なくありません。
バツイチ=ダメな人という訳ではないのです。
そこで「バツイチ」という少しネガティブなイメージのある言葉を「マルイチ」という言葉に言い換えてみましょう。
ポジティブに言い換えることで、言われた方も気持ちが良いです。
また、もし自分の気になる人がバツイチの場合、バツイチではなく「マルイチ」という意識に置き換えて向き合ってみると、より良い部分を発見できるかもしれません。
バツイチはモテる!その理由を徹底解説
あなたの周りに離婚経験のある人でモテる人はいませんか?
むしろバツイチの人は、未婚者にない魅力がたくさんあると考える人もいます。
では、なぜバツイチの人は異性にモテるのか、理由や共通する特徴を見ていきましょう。
相手を大切にする気持ちが強い
離婚を経験した人の多くは「次の結婚は失敗したくない」と考えるもの。
よって、恋愛においても相手を大切にする気持ちが強く、お互いの将来のことを真剣に考えて行動するようになります。
また、結婚生活という大きな道を歩んできたことで、相手の気持ちを深く理解しようとすることに長けています。
恋愛や結婚に幻想を描いていない
未婚の人は、恋愛や結婚に幻想や理想を大きく描きがちです。
ときには、その幻想が相手へのプレッシャーとなり、負担になってしまうことも。
しかし、バツイチの人は結婚生活の良し悪しをある程度知っているため、異性に対して余計な幻想を抱いていません。
とくに、結婚相談所のような婚活が行われる場では、高望みし過ぎる未婚者より、酸いも甘いも現実をよく知っているバツイチに人気が集まりやすいといえます。
離婚理由をふまえて自分自身を磨いている
相手の不倫やDV、価値観の違いなど、離婚をした理由は人それぞれ異なるもの。
バツイチでモテる人は、それまでの結婚生活を振り返り、自分に足りなかったものは何か、反省すべき点はどこなのかといった自己分析をしています。
原因と素直に向き合い、自分自身を磨く努力をしたことで、次の恋愛で恋人へ優しくできたり気遣いをしたりといった言動へつながるのです。
離婚経験が良い意味で活かされている結果といえるでしょう。
異性との付き合いに余裕がある
結婚を1度経験したことのある人とない人の差は、意外と大きいもの。
付き合うことと結婚して夫婦生活を送ることには、大きな違いがあるからです。
夫婦生活を経験したことのある人は、相手がどんなことをしたら喜ぶのか、よく知っています。
そのテクニックは、離婚後の恋愛にも大いに生かされているはずです。
バツイチと付き合うメリット・デメリット
バツイチの人がモテる理由をご理解いただけたでしょうか。
それでもまだ、バツイチの人と恋愛することに対し慎重になる人もいるはず。
実際に恋人同士になると、どのように感じるものなのかとても気になりますよね。
ここでは、バツイチの人と付き合うメリットとデメリットについて解説していきましょう。
メリット
バツイチの人と付き合うことによって得られるメリットには、以下の3つが挙げられます。
- 精神的に落ち着いていて頼りになる
- 同棲や子育ての経験値が高い
- 結婚を現実的に考えられる
詳しく説明していきましょう。
精神的に落ち着いていて頼りになる
バツイチと付き合って感じるメリットのひとつは、精神的に落ち着いていて頼りになることです。
それは、離婚という大きな修羅場をくぐり抜けてきているからかもしれません。
離婚を迎えるまでに多くのストレスを抱え、ひとつひとつ乗り越えてきているため、バツイチの人は、多少のことでは動じない落ち着いた心を持っていることが期待できます。
同棲や子育ての経験値が高い
結婚をとおして、料理や掃除といった家事のスキルを上げた人は多くいるでしょう。
また、子どもがいる人なら、子育ての経験もあるため、結婚後の家族の姿を想像しやすいこともメリットです。
このような点からバツイチは、同棲に対する経験値が高く安心できるといえます。
結婚を現実的に考えられる
バツイチの人は、結婚を経験しているため、交際から結婚までの道のりを現実的に考えられることが魅力のひとつ。
そのため、ひとつひとつの行動に説得力があるように感じられます。
結婚を前提に交際したいと考える人にとっては、バツイチの人ほど真っすぐに向き合ってくれるでしょう。
デメリット
物事には必ずメリットとデメリットの両面が存在します。
付き合うことで生じやすいデメリットは以下の3つが挙げられます。
- 親や友人に反対される可能性がある
- 前の家族との関係に悩む場合がある
- 相手に子どもがいると親になる覚悟が必要
こちらも詳しく紹介していきましょう。
親や友人に反対される可能性がある
晴れて付き合うことになり、バツイチの恋人を親や友人に紹介しても、祝福してもらえず反対されることがあるかもしれません。
離婚した経験があることは「本人に何かしら問題があった」と考える人もいます。
前の結婚でうまくいかなかったことが、次の恋愛でも起こらないか心配しているためです。
そういった気持ちが、2人の交際を阻む壁となることがあります。
前の家族との関係に悩む場合がある
離婚したとはいえ、前の家族とすっぱり縁を切ることは簡単ではありません。
とくに子どもがいる場合には、パートナーと離婚をしても親であることに変わりはないため、少なからず連絡を取り合う場面も出てくるでしょう。
2人で会っているときに、前のパートナーと連絡を取り合う姿を見て悩む場合も。
これからバツイチの人と付き合いたいと思っている人は、前のパートナーや子どもとの関係性について、心構えを持つ必要があるかもしれません。
相手に子どもがいると親になる覚悟が必要
前の結婚生活で子どもがいた場合、バツイチの恋人が子どもを引き取って暮らしている可能性があります。
お付き合いから結婚へと話が発展した場合、あなたはその子の親になります。
自分と血がつながっていない子どもを、親として責任を持って育てていくための覚悟が必要です。
相手がバツイチで子持ちだった場合、親になる可能性も視野に入れて付き合いましょう。
バツイチの人と付き合う前に確認しておくべきこと
魅力的な面がたくさんあるバツイチですが、どうしても不安になる部分はあるかもしれません。
ここでは、付き合う前に確認しておくべきポイントをいくつか紹介します。
良い関係をなるべく長続きさせるために、事前に話し合っておくことがおすすめです。
離婚原因
まず、始めに確認したいことは、離婚の原因についてです。
離婚の原因がパートナーへのDVや借金といった理由である場合、付き合うことを考え直した方が良い可能性も出てくるからです。
また、話を深く突っ込んでいくうちに、彼の人間性や本音が分かり、今までよりも良い関係性が育めるかもしれません。
子どもの有無や前の家族との付き合い方
当たり前ですがバツイチの恋人には、離婚する前の家族が存在します。
現在、前のパートナーと連絡を取り合っているのか、子どもがいたかどうかなどを事前に確認しておきましょう。
前の家族との関係性で、付き合った後にトラブルにならないとも限りません。
自分がどうしてほしいかをきちんと相談しておくことで、前の家族とのことでストレスを抱えにくくなるでしょう。
慰謝料・養育費の状況
離婚した原因によっては、前のパートナーへ慰謝料を支払っている可能性があります。
また、子どもがいれば養育費、場合によっては家のローンを支払わなければならない人もいるでしょう。
お金に関する情報は、付き合う前に確認しておくと安心です。
将来のビジョン
バツイチの人の中には、離婚をして傷ついた経験から「恋愛はしたいけどもう結婚はしたくない」と考える人もいるものです。
あなたに結婚願望がある場合、相手のこうした気持ちを知らずに付き合い続けていては、いずれ2人の間にずれが生じる日がくるでしょう。
そうならないためにも、再婚への意志や、付き合い方のスタンスを確認しておく必要があります。
バツイチの人とも恋愛はできる!相手を知って良い関係を築こう
バツイチの人と付き合うと、家庭的な人や頼りになる人が多いといったメリットがあります。
結婚を経験したからこそ、人間性が磨かれているのかもしれません。
しかし、勢いで恋愛をすることは禁物。
離婚原因やお互いの将来のことなど2人にとって大切なことは、事前に確認しておきましょう。
相手の本音や人柄を理解するきっかけになりますよ。
バツイチの人と一緒に幸せになれるケースはたくさんあります。
この出会いを無駄にせず、たった一度の人生を成功させてください。
- 「バツイチ」とは、離婚経験者の俗称。紙ベースで管理していた戸籍謄本での除籍の仕方からきている
- バツイチがモテる理由には、相手を大切にする気持ちが強い、付き合い方に余裕がある、といったことが挙げられる
- バツイチと付き合うと精神面で落ち着いており、家庭的な人が多いというメリットがある
- バツイチであるがゆえに、付き合っていることを家族や友人に反対されたり、前の家族との関係性に悩んだりすることがある
- 付き合う前は、離婚の原因や将来のビジョンなどを確認しておくことが大切