嫉妬とは実は誰もが持つ感情|嫉妬深い人にみられる12の特徴も
嫉妬は誰にでもある感情ですが、行き過ぎるとさまざまなトラブルにつながりかねません。
すぐ他人に嫉妬してしまう人は今すぐに改善する必要があるでしょう。
そこで今回の記事では、嫉妬のメカニズムや嫉妬深い人に見られる特徴について解説していきます。
自分の嫉妬深さに悩んでいる人はぜひチェックしてみてください。
Contents
嫉妬深くなるのはなぜ?
そもそも嫉妬心が生まれる根本には、人も動物であり自分が他人より優れているか・劣っているかということに非常に敏感であるということがあります。
強者か弱者かは生きる上で非常に重要なことであり、自分よりも優れた人が身近にいると危機感を覚えてしまうのは仕方がないことなのです。
本能的に持っている感情ゆえに、嫉妬心をゼロにすることは難しいでしょう。
とはいえ必要以上に嫉妬深くなるタイプの人は、本能というより性格に原因があります。
自分に自信がなかったりプライドが高かったりする人は、自分の立場を守るために他人に強く嫉妬しがちです。
また、友達や恋人に対して独占欲が強い人も嫉妬深くなる可能性が高いでしょう。
自分に自信がない、プライドが高い、独占欲が強いといった性格的な部分が原因で、嫉妬深くなってしまうのです。
嫉妬深い人の特徴
嫉妬深い人は以下の共通した特徴を持っています。
当てはまる部分が多いなら、今一度自分の考え方の癖を見直してみてください。
きっと、嫉妬深さからの卒業のヒントや対処法を見つけられるはずですよ。
自分に自信がない
嫉妬深い人は自分に自信がありません。
自己肯定感が低く、常に「自分なんて…」という気持ちで生きているので、どうしても他人のほうが「上」に見えてしまうのです。
とはいえ、その評価は必ずしも正しいとはいえません。
卑屈な気持ちで不当に自己評価を下げている可能性大なので、もっと客観的に自分の能力や立場を見直してみることをおすすめします。
寂しがり屋
嫉妬深い人には、寂しがり屋な人も多くいます。
友人や恋人への依存度が高かったりと、常に誰かと一緒にいることを望んでいるのではないでしょうか。
自分の大切な人、気になる人が他の人と親しくしていると「取られるかも…」という恐怖感から嫉妬深くなってしまうのです。
思い込みが激しい
思い込みが激しいのも嫉妬深い人の特徴です。
あの人が冷たかったのは自分のことが嫌いだから、と相手の背景や気分を考えずに勝手に決めつけるようなところがあります。
また、ネガティブ思考でもあるので悪い思い込みが強くなりがちな傾向も見られます。
思い込みが暴走することで、勝手に妬ましいと思ってしまうのです。
過去に辛い経験をした
過去に辛い経験をした人は嫉妬深くなる傾向があります。
その辛い経験のせいで自信をなくしていたり、あるいは他人を信じられなくなっていたりとするせいで、自分を守りたい気持ちが強くなってしまっているからです。
自分の立場を守りたいがゆえ、優れた他人への警戒心が強くなっているのでしょう。
興味関心に偏りがある
嫉妬深い人は興味関心に偏りがあるのが特徴です。
とくに対人関係に対する興味がいびつであり、急に距離を縮めてくるのもこのタイプです。
相手が今何をしているのか、どんなことを考えているのか常に気になってしまい、そのため、わからないことがあると嫉妬や執着が生まれてしまいます。
自分自身の興味関心をもっと別な部分に振り分けられれば、他人への嫉妬心も薄らいでいくでしょう。
プライドが高い
プライドが高いのも嫉妬深い人の特徴です。
他人より劣っていると思われたくない、という気持ちが強いため優れた人に常に脅威を感じています。
また、実際に他人が高評価を受けていると嫉妬心が止まらなくなってしまうでしょう。
強い劣等感を抱えている
嫉妬深い人は強い劣等感を抱えています。
心の奥底では「自分はダメなやつ」「何をやっても上手くいかない」などと思っています。
一方で他人は常に自分より優れた存在であり、自分を脅かす相手なのです。
そのため、他の人自体が劣等感をくすぐる存在であり、嫉妬の対象として認識してしまうのです。
他の人とのギャップ認められない
嫉妬深い人は他の人とのギャップや違いが認められません。
例えば、高価な持ち物を友達が持っていた場合、「羨ましい」で終わるのではなく「なぜ同じようなものを自分は持てないのか」と考えてしまいます。
経済力や生まれ持った才能など、比較しても仕方のないことは多いものです。
他の人とのギャップを認め、自分は自分だと割り切ることが嫉妬心からの卒業につながるでしょう。
執念深い
嫉妬深い人は執念深いという特徴もあります。
過去の失敗をいつまでも引きずっていたり、他人にされた嫌なことが頭を離れなかったりと、そうした執念深さは嫉妬心を強くしがちです。
一旦喧嘩するといつまでも掘り返してしまう、という人は嫉妬深さにも注意したほうがよいかもしれません。
他人を見下すような態度を取る
嫉妬深い人は他人を見下すような態度を取りがちです。
自分が一番でありたいという気持ちが強すぎて、他人はそれほどでもない相手だと思い込みたいからです。
ついマウントをとってしまうなら、他人を見下している危険信号です。
いざ他人のほうが優れているとわかったら、一転して嫉妬の炎がメラメラと燃え上がってしまうでしょう。
束縛をする
友達や恋人を束縛するのも、嫉妬深い人の特徴です。
友人関係において自分が一番でありたいので、男性か女性かにかかわらず他の人と友達が親しくなることが許せません。
恋愛相手の場合はなおさらです。
自分だけ見ていてほしいという気持ちから束縛が強くなり、相手が思い通りにならないと嫉妬心が湧いてきてしまうのです。
承認欲求が強い
嫉妬深い人は承認欲求が人一倍強くなりがちです。
自分を認めてほしい、すごい人物だと思われたいという気持ちがあるため、自分よりも目立つ人間が許せません。
実力が伴ってるならまだしも、そうでない場合はただの承認欲求モンスターになってしまうでしょう。
嫉妬深い人の心の奥に何があるのかを見つめよう
嫉妬深くなってしまう要因はさまざまです。
自分に自信がなかったり過去に辛い経験があったりすると、自分の立場を守るために嫉妬心が生まれやすくなります。
また、極端な寂しがり屋や承認欲求の強さも隠れ嫉妬に結びつくことがあるでしょう。
嫉妬深いことに自覚があるのなら、その心の奥底に何が存在しているのかを知ることが大事です。
気持ちを具体的に言葉にしたり、周囲の友達に話したりするのもおすすめです。
どうしても嫉妬心にとらわれてしまうなら、心理カウンセラーや臨床心理士といった専門家に相談してみるのも1つの方法です。
健全な人間関係を保つためにも、嫉妬深さの原因を改善することを目指してくださいね。
- 人間は本能的に嫉妬してしまうものだが、嫉妬深くなる人は性格が要因になっている
- 嫉妬深い人には、自分に自信がない・寂しがり屋・思い込みが激しいといった特徴がある
- 嫉妬深くなるのは自分の中に原因があるから、見つめなおすことで嫉妬心を上手くコントロールしよう