「来るもの拒まず去るもの追わず」の意味・心理・恋愛傾向を徹底解説!
恋愛するときは「絶対に自分から好きにならないと無理」という人と、「結構ストライクゾーンは広めだから来るもの拒まずって感じ」という人がいます。
自分から好きになるとうまくいかない可能性も高いですが、その分相手を振り向かせられたときの幸福度も高くなりますよね。逆に来るもの拒まずタイプの人は、恋愛対象になる人が多く、恋愛できる可能性が高くなるでしょう。
しかし、これに「去るもの追わず精神」が合わさると、ちょっと冷たい感じがしますよね。
この記事では「来るもの拒まず去るもの追わず」というスタンスの人の心理や、恋愛傾向を徹底解説していきます。
Contents
ことわざ「来るもの拒まず去るもの追わず」の意味
「来るもの拒まず去るもの追わず」ということわざがあります。
このことわざは、言葉通り「自分のところに来た人は拒まずに受け入れ、自分のもとから去っていく人のことは追わない」という意味です。
恋愛関係に置き換えれば、「自分に好意を持ってくれた人は受け入れ、自分との別れを決めた相手のことは追わない」ということになるでしょう。
心が広いようにも思えるし、意思がないようにも感じられるスタンスですよね。
「来るもの拒まず去るもの追わず」な人の心理
まずは「来るもの拒まず去るもの追わず」な人の心理を紹介します。
そこまで愛していない
「来るもの拒まず去るもの追わず」な人は、恋愛関係になってもそこまで相手を愛していないのかもしれません。
「100%誰でもいいわけではないけれど、自分のことを好きな人が許容範囲なら受け入れるし、別れたいなら別れましょう」というスタンスです。
恋愛するときは、「相手が自分のことを好きだから自分も好き」という受け身な恋愛傾向が見られます。
「誰が何と言おうと自分はあの人が好き」という気持ちを持っているカップルに比べて、非常に脆い関係といえるでしょう。
嫌われるのが怖い
他人に嫌われるのが怖いから「来るもの拒まず去るもの追わず」という考え方の人もいます。
このタイプの人は周りの目を気にしすぎてしまい、嫌われることを極度に恐れている可能性が高いです。
自分から近づかなければ嫌われることもないので、自分からは近づくことも少ないでしょう。
相手からの好意をないがしろにできず、自分のもとから相手が離れていく際も、無理に引き留めることができないのです。
気楽に関わりたい
「来るもの拒まず去るもの追わず」な人は、濃厚な関係を築くよりも、気楽に関わりたいと思っている人が多いです。
人間関係を構築することが面倒に感じてしまい、「適当に表面上でうまくやれていればいい」という考え方なので、自分から積極的にアクションは起こしません。
関係が深くなれば、必然的にトラブルも起きやすくなります。
たとえば、ママ友関係ではコミュニティ内での揉め事を避けたがる人が多く、来るもの拒まず去るもの追わず精神でいれば無難な人付き合いができます。
程よい距離感を保ちたい
「来るもの拒まず去るもの追わず」な人たちのなかには、程よい距離感を保ちたいと思っているタイプもいます。
このタイプの人は他人との距離感を「近づきすぎず、離れすぎない」ようにして、自分のプライベートには踏み込んでほしくないと思っています。
自分から仲良くなろうとアピールはしないけれど、自分と仲良くしたいという人がいれば「ある程度」仲良くするのです。
傷つきたくない
人と関わることで自分が傷つきたくない、という心理が働いて「来るもの拒まず去る者追わず」というスタンスになる人もいます。
深い人間関係になれば、言われたくないことを言われたり、価値観の違いで喧嘩をしたりすることもあります。
このタイプの人は、トラブルになったときに自分が傷つかないために、去っていく人は追わないと決めているのかもしれません。
「来るもの拒まず去るもの追わず」な人の恋愛傾向
「来るもの拒まず去るもの追わず」の精神だと、恋愛するときもアッサリしていそうですよね。
次は彼らの恋愛傾向を解説します。
受け身でガツガツしていない
「来るもの拒まず去るもの追わず」な人の恋愛傾向は、受け身でガツガツしていないのが特徴です。
相手から何か望まれてお願いされれば行動するけれど、基本的に自分から何かするということはない非常に受け身なタイプといえます。
付き合ってみて「愛情が感じられない」と別れることになっても、「それなら仕方ないね、別れよう」と復縁を提案することもなく、アッサリ別れてしまえるタイプです。
別れるときにしつこくないのはいいかもしれません。
しかし、付き合っている間も愛情を感じることができないため、恋愛相手としては選びたくない相手かもしれません。
恋人への依存や執着がない
「来るもの拒まず去るもの追わず」な考え方をしている人は、恋人への依存や執着がありません。
女性でも男性でも、恋をすると相手に夢中になりすぎるがあまり、執着心が芽生えて嫉妬したり、過度に依存して束縛したりすることがありますよね。
この執着心が強いと、恋愛関係に亀裂が入って相手から別れを切り出されたときに、引き留めようと必死になります。
しかし、「来るもの拒まず去るもの追わず」の考え方ならば、恋愛のはじまりも終わりも軽いものになります。
恋愛に人生を左右されることがないので、仕事や学業が疎かになることもなく、のらりくらりと生きていくことができます。
失恋からの立ち直りが早い
「来るもの拒まず去るもの追わず」の考え方ができる人は、失恋からの立ち直りが早いのも特徴です。
うまくいかなかった恋愛に対して、「どうしてこうなってしまったのだろう」とネガティブに捉えることがないからです。
普通であれば、振られた時点で相手への想いがあるため、「別れたくない」「まだ好きだ」と自分の感情をぶつけてしまいますよね。
しかし、このタイプの人はそういうこともしないため、友達関係に戻ることが可能です。
異性からモテる
人によって恋愛観はさまざまですが、恋愛において重すぎる恋愛観を持っている人は敬遠されがちです。
その点、「来るもの拒まず去るもの追わず」の人は、自分から相手を追わないことから、異性に自信と余裕があるように見えて魅力的に映るため、モテる傾向にあります。
不思議なもので、人は追われると逃げたくなるのに、追われないと自分に自信がなくなったり、不安になったりして気になりだすことがあります。
それが「来るもの拒まず去るもの追わず」な人のモテ要素となっているのかもしれません。
来るもの拒まず去るもの追わず精神のメリット
簡単に受け入れて簡単に手放せる人は、「淡白な性格」「感情が見えづらい」と思われるなどのネガティブ面もありますが、メリットも多くあります。
来るもの拒まず去るもの追わず精神のメリットを紹介するので、もしこの考え方が気になっている人は参考にしてみてくださいね。
選り好みせずに恋愛できる
来るもの拒まず去るもの追わず精神の持ち主は、自分の周りの異性を選り好みせずに恋愛できるというメリットがあります。
恋愛に幻想を描き、相手にいろいろと求めてしまうと、自分が望むような条件の人がなかなか現れません。
その点、来るもの拒まず精神があれば、自分に好意を持っている人を受け入れることができるので、恋愛をスタートさせやすくなります。
草食系男子で恋愛に求めるものが少ない人や、いつも男友達止まりになってしまう人なども、この考え方を取り入れると恋愛しやすくなるはずです。
辛い片思いをすることが少ない
来るもの拒まず去るもの追わず精神の人は、辛い片思いをすることが少ないのもメリットです。
基本的に恋愛相手は自分に好意を持ってくれている人の中から選ぶため、うまくいきそうにない相手を好きになって辛い片思いを経験することがありません。
片思いをすることは人生の経験値としてあってもいいものですが、叶いそうにない恋をずっとしていると、年齢ばかり重ねて結婚適齢期が過ぎてしまいます。
モヤモヤする感情に悩まされることがなく、傷つくこともないのは、ガラスのハートを持つ人にとってはかなりのメリットです。
恋愛に振り回されることなく仕事や趣味に打ち込める
来るもの拒まず去るもの追わず精神だと、恋愛に振り回されることなく仕事や趣味に打ち込めるので、人生において上手に時間を使うことができるでしょう。
普通の価値観の人は、恋人の言葉で一喜一憂したり、「相手がなぜ最近冷たいのか理由が分からない」と悩んだりして、多くの時間を恋愛の問題に割きがちです。
しかし、来るもの拒まず去るもの追わず精神であれば、「うまくいかなくなった恋愛は終わり」と割り切って終止符を打つことができます。
付き合っていても、フランクで愛情が重くないので、感情が安定しやすいのもメリットのひとつです。
淡白に見えるけど意外と愛され上手
「来るもの拒まず去るもの追わず」と聞くと、一見淡白に見えますが、意外と愛され上手な人も多いです。
恋愛する方法は人によって違いますし、あっさりとした恋愛関係をお互いに望めば、適度な距離感で付き合っていくことができ、よりよい関係を維持することができるでしょう。
人生の中で恋愛に重点を置きすぎると、仕事やその他の人間関係がうまくいかないことも十分に考えられます。
来るもの拒まず去るもの追わず精神を身につけ、のらりくらり生きていくのもひとつの方法かもしれませんね。