同棲カップルが別れるのは大変!2人が破局を迎える原因&上手な別れ方

別々に暮らしているカップルと同じように、生活をともにしている同棲カップルでも、さまざまな原因から別れが訪れることがあります。
できればスムーズに同棲を解消し、新しい生活をはじめたいものですが、何から手をつければよいのかわからない人も多いでしょう。
そこで今回の記事では、2人が破局を迎える原因と上手な別れ方について説明します。
つらい思いを乗り越えて、未来へと新たな一歩を踏み出しましょう。
Contents
これが理由…同棲カップルが別れるときの原因
同棲するほど大好きだった相手なのに、なぜ別れることになってしまうのでしょうか。
理由がわかれば、破局を避ける方法が見つかるかもしれません。
まずは同棲カップルが別れるときの原因について見てみましょう。
相手の嫌な部分をたくさん見てしまったから
一緒に暮らすと、相手のさまざまな面を目にすることになります。
多少のことは我慢できても、譲れないラインを越えていたり、生理的に受け付けなかったりするようなことが起きれば、共同生活を送るのは難しくなってしまいます。
日々の暮らしの中で、相手の嫌な部分をたくさん見てしまったために、相手への気持ちがなくなり、同棲を解消したというカップルは少なくないでしょう。
お金の使い方が合わないから
お金の使い方が合わないことも別れの原因になります。
多くの同棲カップルは、光熱費や食費などを同じ財布でやりくりしていますが、パートナーの金遣いが荒ければ、いくらあっても足りません。
結婚資金を貯めるために同棲をはじめる人もいますが、趣味や遊びに散財されてちっとも貯まらないようであれば、同棲する意味はなくなってしまいます。
パートナーが浪費家だったことが判明すれば、将来のことも考えられなくなるため、破局を選ぶのは当然のことかもしれませんね。
生活がだらしないから
お互いに別々に暮らしていたときのデートでは、きちんとした印象だったのに、一緒に暮らすことで普段の生活がだらしないことに気づくこともあります。
夜更かしばかりで生活リズムが合わなかったり、暇さえあればゲーム三昧で家事はパートナー任せだったりすれば、恋愛感情は消え失せて別れたくなるものです。
だらしない相手と結婚なんて考えられないため、早々に同棲を解消したくなるでしょう。
家事の負担が偏っていたから
家事の負担が彼氏・彼女のどちらかに偏っていることも、同棲解消の原因となる場合があります。
女性の方が家事に向いていると思い込んでいる男性は少なからずいますし、女性が彼氏のために張り切って家事を引き受けてしまうと、一気に不公平な状態に陥ってしまいます。
また、反対に女性が家庭的ではなく家事が苦手なパターンでは、彼氏の方に負担が偏ってしまうこともあります。
それでも生活費を男性や女性が1人で稼げれば役割分担できるのですが、共働きの場合は片方の負担が大きくなり過ぎるため、関係は長続きせず、やがて破綻を迎えてしまうのです。
結婚する意思が見えなかったから
2人の結婚に対する意識の違いが、別れる原因になることもあります。
とくに男女では結婚に対する考え方は大きく異なります。
男性はいつも一緒にいたいから結婚したいと考える人が多く、同棲が叶ってしまえば結婚へのモチベーションが下がってしまうことがあります。
一方、女性側は結婚で名前が変わったり、出産を控えて仕事環境が変わったりする可能性が高いため、結婚を常に意識してライフプランを考える人が多いでしょう。
そのため、彼女たちにとって同棲は結婚への通過点に過ぎません。
こうした意識の違いが影響し、主に男性側に結婚する意思が見えなかったとして、女性が同棲解消に踏み切る傾向があるようです。
対処法としては、一緒に暮らす前に同棲の期限を区切るのがおすすめです。
同棲が半永久的なものではないとお互いが自覚することで、結婚を意識できるようになるでしょう。
喧嘩が絶えないから
いくら好きといっても、これまで違う生活環境で育ってきた人間同士が一緒に住むわけですから、生活習慣や価値観の違いから喧嘩になることもあります。
むしろ将来のために同棲しているなら、衝突しながらでも、2人の価値観を擦り合わせていく必要があるため、お互いがまったく譲らず、喧嘩が絶えないようなら一緒にいる意味がありません。
価値観の違いから意見が対立するのは必ずしも悪いことではありませんが、毎回同じ理屈をこねて自分に従うことを強要するような相手なら、別れることを選んだ方が賢明です。
浮気をされたから
同棲をしている中、浮気をされたことが原因で別れるというケースも当然あります。
浮気が悪いのはいうまでもありませんが、パートナーへの不満が浮気の原因になることもあるので注意しましょう。
セックスレスや性生活への不満はもちろんのこと、一緒に暮らすことで異性として意識できなくなるということもあります。
いくら同棲しているとはいえ、パートナーに異性として意識してもらえるよう身だしなみや立ち居振る舞いには十分に気を配りましょう。
同棲中の恋人と別れる前にすべきこと
同棲している恋人との破局が決定的になってしまった場合、何をすればよいのかわからない人は少なくないはずです。
つらい気持ちが先立ってなかなか冷静に考えられませんが、共同生活をしている以上やるべきことはたくさんあります。
ここでは同棲中の恋人と別れる前にすべきことを見ていきましょう。
お金を貯めておく
同棲解消にあたっては、新居の初期費用や引っ越し代など何かとお金がかかります。
別れの予感が頭をよぎってからでも遅くはないので、節約して少しずつでも貯金をはじめてください。
2人でお金を出し合って1つの財布で生活費を管理しているカップルも少なくありませんが、その場合、貯まったお金の配分についても考える必要があります。
同棲のために借りた部屋なら、貯金を2人の引っ越し費用に充てるのが一般的でしょうが、どちらかが出ていくのなら、引っ越し費用は1人分ですむことになります。
2人でよく話し合い、現状に合った配分を決めましょう。
次に住む家を探しておく
破局後どこに住むかも、同棲を解消する前に考えておくべき大きな問題です。
別れを決意したら、早めに次に住む家を探しておきましょう。
もし今の家が自分の持ち家か自分名義の賃貸であれば相手が出ていくだけなので、それほど大きな負担はありませんが、同棲のために借りた物件だったり、相手名義の家だったりすれば引っ越しは避けられません。
実家に戻るのもアリですが、そうでない場合は不動産屋をまわって賃貸物件を探すことになります。
引っ越しシーズンに重なると、手ごろな物件を見つけるのが難しくなるため、できるだけハイシーズンを避けて同棲解消の時期を決めましょう。
また、引っ越し先には、パートナーが住む場所から少し遠い地域を選ぶのがおすすめです。
元同棲相手と近所になれば、顔を合わせる機会が度々訪れることになり、お互い気まずい思いをしてしまいます。
荷物の整理をしておく
同棲解消の意思が固まったら、早めに荷物の整理をしておきましょう。
破局後はどうしても相手に対して不平不満が出てきます。
顔を合わせるとつい文句を言いたくなり、喧嘩にならないとも限りませんから、会う機会はできるだけ少なくしたいものです。
面倒事を減らす意味でも、できるだけ早めに準備をはじめ、別れ話をした後は作業や手続きなどを同時進行で進めて短期間で終わらせるようにしましょう。
新居の候補をいくつか絞り込んだ段階で、引越し費用の見積もりを業者ごとに取っておくのもいいかもしれません。
単身者向けの引っ越しプランなどもあるため、複数の業者の見積もりを比較して決めれば、引っ越し費用を安く抑えられます。
家電がないのであれば家具だけ運んでもらい、私物は宅配便で送るという手もあります。
同棲カップルの上手な別れ方
一緒に暮らしている相手に別れを切り出すのは、とても勇気がいることです。
どういったタイミングで切り出せば、スムーズに話を進めることができるのでしょうか。
ここでは、同棲カップルの上手な別れ方について見てみましょう。
別れ話をするときは休日か休日の前日
別れ話をするときは、休日か休日の前日がおすすめです。
たとえ予期していたとしても別れ話をされると平常心ではいられませんし、相手にとって寝耳に水の状況ならなおさらです。
そんな話を平日真っ只中にされると、次の日の仕事に影響が出てしまうかもしれませんし、時間が限られてしまうのでゆっくり話し合うこともできません。
配慮のなさから相手を怒らせてしまうこともあるため、話し合いのタイミング選びには注意が必要です。
同棲解消の決意が固いなら、先に荷物の整理や新居の手配を進めつつ、相手の休日を見計らって別れ話を切り出しましょう。
感情的にならずに別れる理由を話す
恋人に別れ話をする際のコツは、感情的にならずに別れる理由を話すことです。
相手への不満が溜まっていると、いきなり責め口調で感情的に切り出してしまいがちですが、相手を怒らせてしまえば、話がこじれてトラブルになってしまう可能性もあります。
言いたいことはたくさんあるかもしれませんが、相手が意固地になって別れないと言い出せば、元も子もありません。
どちらかが悪いのではなく、2人の考え方や価値観の違いから一緒にいてもお互いのためにならない、ということを誠実な言葉で伝えましょう。
家具や家電について相談する
同棲を解消する際には、家具や家電について相談することも必要です。
基本的にはお金を出した方が引き取ることになるでしょうが、同棲をきっかけに新調したアイテムもあるはずです。
2人で買ったものは話し合いで決め、どちらも不要なら中古品として売るか、粗大ごみとして引き取ってもらいましょう。
知り合いに欲しい人がいるなら、家まで取りに来てもらえば処分する手間が省けます。
冷蔵庫や洗濯機は新生活でも必要なので、できれば手に入れたいと考えてしまいますが、家電や家具のレンタルサービスもあります。
譲ってもらえなくても、一度に買い揃える必要はないでしょう。
破局後も相手の連絡先は一定期間残しておく
新しい生活がはじまったら、昔のことは早く忘れたいかもしれませんが、破局後も相手の連絡先は一定期間残しておくようにしましょう。
部屋や光熱費などの解約手続きに何らかの不備があれば連絡を取る必要がありますし、お互いの荷物が紛れ込んでしまっている可能性もないとはいえません。
別れることが確定したからと、早々に相手の連絡先を削除するのではなく、万が一のときのためにしばらくは残しておきましょう。
相手の親との関係性によっては連絡を入れる
相手の親との関係性によっては、同棲解消の連絡を入れておいた方がいい場合もあります。
結婚を前提とした同棲の場合、婚約したと親が勘違いしている可能性も考えられるためです。
婚約破棄は賠償金が発生することもあるため、勘違いから賠償金請求といった問題が起こらないとも限りません。
きちんと理解してくれているなら心配ありませんが、不安なら同棲解消の連絡を入れ、その際に婚約関係ではなかったことを改めて伝えておくと安心でしょう。
また、相手の親にいろいろとお世話になっていたケースも、最低限のマナーとして連絡を入れておくと、後腐れなく別れることができるはずです。
同棲して破局したカップルが復縁する確率
同棲して破局したカップルが、復縁する確率について気になる人もいるのではないでしょうか。
マイナビウーマンの調査によれば、復縁に成功したカップルの割合は約15%です。
参考元:マイナビウーマン「同棲カップルが別れてしまう原因とは? 円満な別れ方や復縁するコツ」
復縁の可能性はゼロではないものの、8割以上のカップルが復縁していないということになります。
同棲カップルは一時的な感情で別れを選ぶのではなく、それなりの覚悟をもって決断していることがうかがえます。
別れることを選ぶのはつらいものですが、それぞれに新しい道を見つけることができるなら、後悔すべきことではないのかもしれませんね。
同棲するときは別れることも視野に入れて慎重に…
同棲解消は精神面だけでなく、経済的にも肉体的にも大きな負担となります。
同棲するときは別れることも視野に入れて慎重に進めましょう。
すでに日本では、結婚前に交わす婚前契約をすることがありますが、これは結婚生活や離婚時の財産分与などについてあらかじめ取り決めておくものです。
別れるときのことを想定するのは、なんとなく気が引けるかもしれませんが、いざ破局を迎えたときはスムーズに話を進めることができます。
そのため、同棲前にも解消時のシミュレーションを行っておくとよいでしょう。
同棲の段階で別れについて考えるのは抵抗があるかもしれませんが、結婚前に同棲するのは2人が上手くいくかどうかを確かめるためでもありますよね。
別れるはずがなければ同棲する必要はないのですから、あらゆる可能性を視野に入れて一緒に住む準備を進めていきましょう。