LINEで別れ話をするのはアリ?ナシ?恋人と円満に別れる方法&注意点

連絡手段の定番として、多くの人が利用している「LINE」。
友達や家族とのやり取りはもちろん、恋愛においてもその汎用性は高く、告白でもLINEを使う人が増えています。
それでは、別れ話はどうでしょうか。
カップルの関係を大きく揺るがす別れ話は重要な分岐点です。
重要であるからこそ、手軽な連絡手段であるLINEで行うことに抵抗がある方は多いのではないでしょうか。
今回の記事では、LINEで別れ話をするメリットやデメリット、恋人と円満に別れる方法、注意点などを詳しく解説していきます。
Contents
LINEで別れ話するのはアリ?ナシ?
2019年にマイナビウーマンが行ったアンケート調査では、「LINEで別れ話をするのはありだと思いますか?」という質問に対し、下記の結果となりました。
- アリ → 36.6%
- ナシ → 63.4%
参考元:マイナビウーマン「切り出し方のコツは?LINEで別れ話をする方法・例文6選」
アリと回答している人が少ないことからも分かるように、別れ話は直接するべきだと感じている人が多いでしょう。
しかし、遠距離恋愛の場合や相手が暴力的な人で会うことが危険な場合など、状況によってはLINEで別れ話をせざるを得ないケースもあります。
そもそも別れ話をLINEでしようかと考える時点で、相手への感情が無くなった証拠です。
別れ話をする際の選択肢としてLINEを検討するのは十分「アリ」でしょう。
LINEで別れ話をするメリット・デメリット
別れ話は、状況によってLINEを選択するのは「アリ」なことが分かりましたが、メリットとデメリットがあります。
実際にどのような利点や欠点が挙げられるのか見ていきましょう。
メリット
LINEを使用するメリットは、対面や電話での別れ話よりも、落ち着いた気持ちで話ができることです。
顔を合わせたり声を聞いたりすると、相手のリアクションを直に感じるため、気持ちを揺さぶられることが少なくありません。
LINEでの別れ話であれば、文面のみに意識を集中できるため、冷静さを保ったまま丁寧に自分の心情を伝えることができます。
デメリット
デメリットは、不誠実と思われる可能性があることや、やり取りがスムーズにいかない可能性があることです。
LINEは相手からの返事があってはじめて、コミュニケーションが成立します。
そのため、既読無視や相手の怒りを買った場合は話を進めることができません。
相手から不誠実と非難を浴びせられても反論する余地はないため、別れ話が泥沼化することも少なくないでしょう。
【円満に別れる方法】LINEで別れ話をするコツ
別れ話は関係を終わらせる行為ですから、揉め事に発展してしまうことも多いです。
お付き合いした期間を良い思い出にするためにも、円満に別れることが理想ですよね。
ここでは、LINEで別れ話をする際に、円満に別れるコツを紹介します。
LINEを選ぶ理由を考える
別れ話は直接するべきと考えている方は多いため、LINEで別れ話を切り出すことは失礼と感じる人も少なくありません。
そのため、別れ話をするときに備えて、LINEでなければならない理由を考えましょう。
「仕事が忙しくて会う時間が取れない」「お互いのために少しでも早く伝えたかった」など、相手に納得してもらえる理由であることがポイントです。
別れを予感させる行動をとる
いきなりの別れ話は相手を驚かせてしまい、納得を得られない可能性があります。
別れ話がなかなかまとまらず、ズルズルと関係が続いてしまうと困ってしまいますよね。
そのような事態を未然に防ぐために、別れを予感させる行動を予め取っておくと相手に心の準備をさせることができます。
具体例として、
- デートを控える
- 連絡は自分からしない
- 既読を長時間付けない
などが挙げられます。
2人の距離を徐々に置いていけば、相手側も「もしかして別れたいと思ってるのかも…」と勘づくはずです。
直接伝えないことを謝罪する
LINEで円満に別れるために最も大切なことは、誠実な姿勢を見せることです。
まずは、直接別れを伝えないことに対して謝罪しましょう。
「大切な話なのにLINEでごめんなさい」「直接話ができなくて申し訳ないです」などと、相手を思いやった言葉で伝えましょう。
別れたい理由を伝える
恋人に別れ話をするときは、別れたい理由をしっかりと伝えましょう。
別れを告げられる方は、別れたい理由が気になるはずです。
ここで言葉を濁せば、「まだ可能性があるのでは…」と相手に思われてしまい、なかなか別れることが難しくなるかもしれません。
別れたい理由をきちんと言葉にすることで、自分の気持ちがはっきり伝わりますし、相手に気づきを与えることも可能です。
お互いの今後のためにも正直に伝えましょう。
締めにお礼の一文を添える
気持ちは離れてしまいましたが、一度はご縁があって彼氏・彼女の関係性に収まった相手です。
別れた後の関係性も考慮し、LINEではお礼の一文を添えることが円満に別れるコツです。
揉めてしまったり責められてしまったりするケースは、後ろ向きの言葉をぶつけ、相手を思いやっていないことが原因の場合がほとんどです。
「今まで本当にありがとう。お互いに幸せになりましょう」という前向きなメッセージが伝われば、円満な別れにすることができるでしょう。
LINEで別れ話をするときの注意点
LINEで恋人に別れを告げるときは、お互いの温度感が分かりづらいからこそ揉めてしまうことがあります。
トラブルを未然に防ぐためにも、LINEで別れ話をする際の注意点を押さえておきましょう。
ネガティブな内容は書き連ねない
相手の行動や発言が原因で別れを決断することもあるでしょう。
だからといって、相手を非難するようなネガティブな内容を書き連ねるのはNGです。
とくに女性は感情的になりやすく、今まで根に持っていた不満を爆発させる傾向があります。
「〇〇したことが許せない」「〇〇な発言に傷ついた」などと次々と相手を非難すれば、男性心理から考えると非常に理解し難いものです。
反対に男性側が恋人を非難する場合も、「ネチネチした男」という印象を持たれて、女性から反感を買うだけです。
別れ話とはいえ、マイナスな内容ばかりを相手に送りつけると、こじらせた別れ方になる可能性が高いでしょう。
ネガティブな気持ちがあってもぐっと堪えて、文面をよく考えることが大事です。
未読無視や電話の無視はしない
LINEで別れ話をした後に相手から返信がくるのはもちろん、電話がかかってくる可能性もあります。
その際に未読無視や着信拒否をするのはやめましょう。
2人で築いてきた関係を一方的に終わらせることは、とても不誠実な行為です。
相手の言い分もあるため、返信にはきちんと既読をつけ、電話には出るようにしましょう。
場合によっては直接会って話し合うことや冷却期間の提案を持ちかけられるかもしれませんが、面倒臭がらずに相手の話も聞くことが大切です。
一方的に音信不通になれば、相手が自宅の前で待ち伏せしたり、鬼電してきたりして、ストーカー化することも考えられるので、できるだけ誠実に対応することを意識しましょう。
別れを告げるタイミングや時間帯は相手の状況を考慮する
LINEは手軽なコミュニケーションツールのため、通知設定を「ON」にしている人が多く、すぐに内容を確認することができます。
そのため、別れを告げるタイミングや時間帯は考慮しましょう。
仕事中や試験中といった何かに集中しなければならないタイミングでの別れ話は、相手の気持ちを振り回すとても迷惑な行為です。
冷静に受け止めてもらうためにも、ゆっくりと落ち着いた心境になれる、仕事終わりの時間帯や休みの日のタイミングがおすすめです。
絵文字や顔文字は使わない
別れ話をLINEでするときは、絵文字や顔文字の使用は避けましょう。
絵文字や顔文字は場を和ませる効果もありますが、同時に不真面目な印象を与えます。
場合によっては、挑発や冗談と受け取られてしまい、トラブルの要因となる可能性があります。
リラックスした雰囲気を作りたいと思っていても、別れ話をするときは使わない方が良いでしょう。
LINEで別れ話をするときの例文
別れ話をするときの内容は、別れに至るまでの交際期間や別れる原因によっても変わってきます。
実際にどのようなLINEを送れば良いのか、状況別に例文を見ていきましょう。
交際歴が短い恋人への例文
交際歴が短い恋人の場合、重すぎない内容であることがベストです。
最低限の誠意が伝われば、あっさりした内容でも問題はないでしょう。
「こんなあっさり別れを告げられるような関係だったのか…」と思われれば、相手側も諦めてくれるはずです。
突然のラインでごめん。
お付き合いしてみて、価値観の違いに気づいてしまいました。
恋人としての関係はここまででおしまいにしたいです。
少しでも早めに伝える方がお互いのためになるかと思ってラインしました。
短い間だったけど、今までありがとう。
別れる原因が相手にあるときの例文
別れる原因が相手にある場合は、とくにLINEで別れ話をしたくなるでしょう。
別れ話のポイントは「相手に原因があることを冷静に伝える」「相手を口汚く罵倒しない」ことです。
別れたい原因が相手にも心当たりがあるようであれば、はっきり伝える必要もないので、ケースバイケースで文面を考えましょう。
ラインで申し訳ないけれど、もうあなたとお付き合いし続けることはできません。
理由はあなた自身がよく分かっていると思います。
お互いに忙しくてなかなか会えないから、ラインで伝えるカタチになって申し訳ない。
今までありがとう、さよなら。
別れる原因が自分にあるときの例文
別れる原因が自分にあるときは、原因をはっきり伝えましょう。
ただしこの場合、直接会う機会をセッティングできるのであれば、直接伝えることがベストです。
どうしてもLINEで伝えなければならない際は、感謝と謝罪の気持ちを忘れることなく伝えましょう。
いきなりのラインで本当にごめんなさい。
仕事が軌道にのってきていて、あなたとの時間がとれなくなってしまいました。
このまま付き合い続けても、先に進めないと思うから別れてください。
なかなか会える時間がとれずに、ラインで伝えることになって非常に申し訳ないです。
今まで本当にありがとう。
LINEで円満に別れるには誠実に対応することが大切
LINEで円満に別れるためには、相手に対して誠実に対応することが大切です。
LINEで別れ話をするときは、相手の顔色や口調を気にする必要がないため、落ち着いて気持ちを伝えられるメリットがあります。
一方で文面のみだからこそ、思いがすれ違い上手く話が進まないというデメリットも存在します。
そのため、直接会うとき以上に誠意が感じられるよう、はっきりと気持ちを伝えて、感謝と謝罪の意を分かりやすく表現することがデメリットの対処法として有効です。
シチュエーションによっては、別れ話をLINEでせざるを得ないこともあるので、今回の情報をぜひ参考にしてみてください。
女子も男子も、円満な別れを実現して次の恋愛を楽しんでくださいね。
- LINEで別れ話をするのは「ナシ」と考える男女が多いが、状況によって選択肢としては「アリ」
- LINEで別れ話をするメリットは、落ち着いた気持ちで話ができることだが、不誠実と思われる可能性があるというデメリットもある
- LINEで別れ話をするときは、別れを予感させる行動をとる・直接伝えないことを謝罪する・締めにお礼の一文を添えるといったポイントを押さえることが円満に別れるコツ
- LINEで別れ話をするときは、ネガティブな内容を書き連ねたり、未読無視や電話の無視をしたりするのはNG