両思いだと思っていた人に避けられた経験はありませんか?
「何が気に障るようなことをしたのかな?」と考えてしまうかもしれませんが、それは相手が「回避型愛着スタイル」だからかもしれません。
回避型の愛着スタイルを持った人は、人と関係を深めることに対して、ストレスを感じてしまう傾向があります。
そこで今回の記事では、回避型の恋愛傾向がある人の特徴や、愛着スタイルごとの相性について解説します。
愛着スタイルの特性を理解して、恋愛を有利に進めましょう。
回避型愛着スタイルとは
愛着スタイルとは、1960年代にイギリスの医学者であるジョン・ボウルビィによる「愛着理論」をもとにした愛着傾向の分類のことです。
愛着スタイルは、幼少期の養育者との関係が大きく影響しています。
この時期にうまく信頼関係を構築できていないと、大人になってからの人間関係の形成にもマイナスの作用を与えてしまうことがあります。
愛着スタイルは、以下の4つに分類することができます。
- 安定型・・・自分も他人も同じように愛せる、安定した人間関係を築くタイプ
- 回避型・・・他人と深く関わることに強い抵抗があるタイプ
- 不安型・・・人付き合いに常に不安があり、相手の顔色を窺ってしまうタイプ
- 恐れ・回避型・・・回避型と不安型の両方の特徴を持ち、人との距離感に困難を抱えるタイプ
「回避型愛着スタイル」は、他人と深く関わることにストレスを感じる傾向があり、1人でいることを好みます。
そのため、集団の中では孤立してしまうことも少なくありません。
また、好きな人ができても「親密になると傷つくかもしれない」と考えてしまったり、信頼できるはずのパートナーを自分から避けてしまったりします。
回避型愛着スタイルの4つの特徴

続いて、回避型愛着スタイルの特徴を詳しく解説します。
感情を表現するのが苦手
回避型愛着スタイルの人は、感情を表現するのが苦手です。
感謝や好意、悲しみ、怒りといった感情をストレートに表すことができません。
これは、「感情を表に出しても、どうせ拒絶される」「弱みを見せると、その弱みを握られるかもしれない」と考えているからです。
もしかしたら、幼少期に感情を出すことを抑圧された経験や、信頼している人に裏切られた経験があるのかもしれません。
人に頼ることができない
回避型愛着スタイルの人は、他人を頼ることができません。
「人に頼る=迷惑をかける」という意識があるため、何でも自分で解決しようとします。
また、幼少期の経験から、「他人に頼っても無駄」だと思っている可能性が高いです。
冷たくて淡白だと思われやすい
回避型愛着スタイルの人は、冷たくて淡白だと思われやすいです。
他人に甘えたり頼ったりすることを避けるため、周りの人は距離を感じてしまうのでしょう。
また、「何を考えているのかわからない」と思われることも多いです。
1人でいる時間が好き
回避型愛着スタイルの人は、人に気を遣ったり、自分の感情を抑制したりすることにストレスを感じてしまいます。
そのため、できるだけ1人でいる時間を好みます。
自分のペースで過ごせる時間に、安心感や自由を感じているのでしょう。
回避型愛着スタイルの恋愛傾向3選
回避型愛着スタイルの人は、どんな恋愛をするのでしょうか。
ここでは、回避型愛着スタイルの恋愛傾向を紹介します。
親密になることを避ける傾向がある
回避型愛着スタイルの人は、誰かと親密になることを避ける傾向があります。
そのため、いい感じの人が現れても、深く関わる前にストップしてしまいます。
また、束縛されることを嫌い、相手が自分の行動や人間関係を把握しようとしてくることに嫌悪感を覚えます。
関係が深まることに対する不安とプレッシャーを感じ、このような行動をとってしまうのでしょう。
恋人と適度な距離を保ちたがる
回避型愛着スタイルの人は、ベタベタした恋愛を好みません。
むしろ、恋人であっても適度な距離感を保ちたがります。
相手を束縛することはなく、自分のテリトリーに相手が入り込んでくることを避ける傾向があります。
適度な距離感を保ったお付き合いが、回避性愛着スタイルの人にとっては理想なのです。
お互いに依存することを避ける
回避性愛着スタイルの人は、お互いに依存することを避けます。
1人の時間を大切にしているので、「恋人はできる限り時間を共有する」という考えはありません。
また、恋愛に対して依存傾向がほとんどないため、別れ話には素直に従うことが多いです。
回避型と相性がいいのは?愛着スタイルごとの相性

では、回避型愛着スタイルの人は、どんな相手と相性がいいのでしょうか。
ここでは、愛着スタイルごとの相性を解説します。
「回避型」と「回避型」の相性
回避型同士の相性はよくありません。
そもそも、どちらも他人と親しくなるのを避ける傾向があるため、恋愛に発展することはほぼないでしょう。
好意を持っていたとしても、どちらも自らアプローチすることはないので、自然消滅する可能性が高いです。
「回避型」と「不安型」の相性
回避型と不安型の組み合わせもイマイチです。
不安型は、相手の行動を必要以上にネガティブに捉える傾向があります。
そのため、人を避ける回避型の言動を深読みし、「嫌われたのではないか?」と誤解してしまう可能性があります。
また、不安型は恋人の行動を常に把握したがるので、束縛を嫌がる回避型はストレスが溜まってしまうでしょう。
「回避型」と「安定型」の相性
回避型と安定型は、親密な関係を築きやすいです。
安定型は相手の考えを理解しようと寄り添ってくれるため、時間をかければ回避型も受け入れることができるでしょう。
ただし、いつまで経っても回避型が安定型を拒否し続けていると、関係は破綻してしまいます。
回避型との上手な付き合い方
最後に、回避型愛着スタイルとの上手な付き合い方を紹介します。
好きな人や恋人が回避型愛着スタイルの人は、ぜひ参考にしてください。
焦らず少しずつ距離を縮めていく
急に距離を縮めようとすると、回避型の人は警戒してしまいます。
回避型の人とは、少しずつ距離を縮めていきましょう。
諦めずに寄り添い続ければ、きっと心を開いてくれるはずです。
絶対的な味方であることを伝えてあげる
回避型の人の警戒心を解きたいなら、絶対的な味方であることを伝えてあげてください。
回避型の人が他人を避けるのは、親しくなった相手に裏切られることに恐怖心を抱いているからです。
「自分は裏切らない」「あなたを傷つけるような人間ではない」ということがわかれば、回避型の人は安心して距離を縮めてくれるでしょう。
約束を絶対に守る
回避型の人との約束は絶対に守りましょう。
回避型の人と親しくなるには、相手の信頼を勝ち取らなければなりません。
口約束だからといって適当に対処していると、回避型の人に「この人は信頼すべき相手ではない」と判断されてしまいます。
心のシャッターを閉じられないように、些細な約束もしっかり守ることが大切です。
共通の趣味や目標を持つ
回避型との関係を深めたいなら、共通の趣味や目標を持つのがおすすめです。
共通の趣味や目標があれば、自然と2人の距離を縮めることができます。
一緒に楽しんだり頑張ったりして、お互いの理解を深めましょう。
回避型の特性を理解して恋愛を上手に進めよう

回避型愛着スタイルの人は、人を避ける傾向があります。
他人への懐疑心が強いので、傷つく前に他人と深く関わるのを避けているのです。
もし回避型の人と仲良くなりたいなら、こうした特性をよく理解してあげましょう。
時間をかけてしっかりと信頼関係を構築すれば、回避型愛着スタイルの人もきっと心を開いてくれるはずですよ。
- 他者との関わり方の傾向を示す「愛着スタイル」には、「安定型」「回避型」「不安型」「恐れ・回避型」の4種類がある
- 回避型愛着スタイルは、他人と深く関わることを避ける傾向が強い
- 回避型の人の恋愛傾向は、親密になることを避ける・恋人と適度な距離感を保ちたがる・お互いに依存することを避ける
- 回避型愛着スタイルの人と上手に付き合っていきたいなら、焦らず距離を縮めることや絶対的な味方であると示すことが大切



