【謙虚とは】男女ともに好感をもたれる控え目な人になる5つの方法

仕事もできてオシャレなのになぜかモテない…
そんな人がいたらもしかしたら日頃の態度が原因かもしれません。
野に咲く草花のように決して目立たないけれど、一緒にいて安心できる人っていますよね。
いつも控え目な人は、ふんわりとした空気感をまとって人を傷つけることがありません。
できればそんな人になって、誰からも信頼されたいものです。
今回は男性にも女性にも好感をもたれる謙虚な人の心理にアプローチします。
ステキな人をお手本にして謙虚な人を目指しましょう。
Contents
謙虚とは?
そもそも謙虚って何?と思う人もいるかもしれません。
謙虚とは、控え目で慎ましいことを意味します。
人の意見には素直に耳を傾け聞き入れることができる、そんな態度が「謙虚」です。
自らの地位や成功をおごることなく、控え目な態度で人に接することができれば、それは謙虚な態度といえます。
謙虚な人の特徴
謙虚な人には以下のような特徴があります。
あなたはいくつあてはまるかチェックしてみましょう。
- 自分の話をするよりも相手の話を聞く
- 悪いできごとを人のせいにしない
- 自分のすごさを自慢しない
- 見返りがなくても満足できる
謙虚さがない人にも特徴がある
謙虚さがない人にも特徴があります。
何が原因で謙虚さは失われてしまうか解説しましょう。
謙虚の対義語は「横柄(おうへい)」
謙虚ではない態度とは具体的にどのような態度を指すのでしょうか。
謙虚の対義語は「横柄(おうへい)」です。
「横柄」な態度をとるようになったら注意が必要です。
「横柄」とは以下のような態度を指します。
- 約束をおろそかにする
- 言い訳や屁理屈をいう
- 損得重視で打算的
- 挨拶をしない
- 意思表示が強く他人の言葉を聞き入れない
謙虚な人はモテるだけじゃない
謙虚な性格の人には好感が持てます。
それは異性関係だけではなく、周りの人間関係にも大きく影響を与えます。
ここでは謙虚な人の魅力について解説しましょう。
友人が多い
謙虚な人は同性にも信頼され、好感を持れるため、友人が多いという特徴があります。
常に感謝の念を持ち、傲慢な態度や否定的な言葉を使うこともないため、周りの人は一緒にいて心地よく、穏やかな性格に気持ちが癒されることも少なくありません。
仕事がスムーズに進む
仕事がうまくいくとつい自慢したくなるものですが、謙虚な人は一切しません。
自身の能力を過信せず、目の前の成功は満足しないため、更なる努力をします。
自分の立場をわきまえて周囲への感謝も忘れないため、会社でも周りの人たちが喜んで協力してくれます。
社会人になると、何事も一人では完結しません。
いかに自分の能力に自信があっても、本人の力だけでは限界があります。
プロジェクトが大きくなればなるほど他人の協力が必要です。
謙虚さによって得られる好感度は、仕事をスムーズに進めてくれます。
控えめな人になる5つの方法
友人にも恵まれ、仕事にもよい影響を与える謙虚さは、日頃の心持ちで身につけることが可能です。
ここでは控え目な人になるための実践方法を解説します。
【1】他人の良い部分に目を向ける
自分がメインポジションに立つことばかりを考えていると、他人の悪いところばかり目についてしまうものです。
しかし、他人を否定ばかりしていると、何も学ぶことができなくなります。
自分のポジションやプライドばかり気にしていても、謙虚さを身につけることはできません。
大事なことは、他人の良い部分に目を向けることです。
古代ギリシャの哲学者ソクラテスの言葉に「無知の知」という名言があります。
自分は何でも知っていると思い込んでしまうと、他人から学ぼうという気持ちはなくなり、傲慢になってしまうという意味です。
全ての人から学ぶ姿勢こそが謙虚の基本といえます。
【2】向上心を常に持つ
謙虚になるには、現状に満足せず、常に向上心を持つことが大切です。
しかし一定の成功を収めてしまうと、すべてが手に入ったような錯覚に陥ることがあります。
自分はもうやり終えたのだからと考えると、そこでその人の成長は終わってしまい、他人から学ぼうという謙虚さは、たちまち失われてしまいます。
人生はゲームと異なり、これで終わりというゴールは存在しません。
何を学んでも上には上があり、生涯にわたり学びが尽きることはありません。
向上心というと少し固い言葉のように感じますが、向上心は好奇心から成り立っています。
つまり、向上心を持つには、何か面白いことはないかという好奇心を常に持っていることが大切です。
好奇心は誰にでもある感情ですので、向上心を持つことはさほど難しいことではありません。
【3】他人をうらやむ気持ちをなくす
誰しも他人をうらやむ気持ちはあるものです。
しかし「隣の芝生は青い」といいます。
同じ芝生でも”他人のもの”というだけでより青く見えてしまいます。
たとえうらやんだものが自分の手に入っても、決して満足することはありません。
うらやましいのは、それが良いものだからではなく、他人が持っているからです。
その上、他人の事情は表面的なことしかわからないものです。
白鳥が優雅に泳いでいるのを見て、白鳥はのんびりしていていいなあと思うかもしれませんが、水面下では必死に足を動かしています。
それと同じで他人の裏事情は知りようがありません。
見えない部分を勝手に良いようにイメージして、うらやましがっているだけかもしれません。
自分が妬んでいるのは自分で作り出したイマジネーションでしかありません。
うらやむ気持ちをなくすには、他人と自分を客観的に見る習慣をつけましょう。
自然と過剰にうらやむ感情が薄れていきます。
【4】色んな人に感謝する
人間とは勝手なもので、喉から手が出るほどほしかったものでも、手に入ってしばらく経てば、あって当然のように感じてくるものです。
そして、有り難いという気持ちも薄れていきます。
私たちは感謝をする時に「有難う」といいます。
「有難う」とは、有ることが難しいと書きます。
それはめったにないからこそ「有り難い」のです。
「なくて当たり前」のところに“有ることの価値”が感謝です。
目の前にいる人は今、あなたのために動いてくれているかもしれません。
そのことを当たり前と捉えてはいませんか。
相手の善意に支えられていることに気づけば、それがいかに貴重なことであるかに気づくでしょう。
「貴重なことである」であるという気づきは感謝の念をもたらし、人を謙虚にしてくれます。
家族があなたを気遣ってくれることも決して当たり前ではありません。
友達や同僚があなたのために動いてくれるのも彼らの貴重な善意があればこそです。
そのことへの気づきが、謙虚さをもたらしてくれるはずです。
【5】メインではなくサポート役にまわる
人は何事においても脇役より主役がおいしいと思ってしまいがちです。
しかし、主役ばかりが集まっても物事はうまく進みません。
特に会社のプロジェクトでは、さまざまな役割が噛み合ってこそうまく進んでいきます。
何が必要かを的確に見極め、サポート役に回ることができてこそ、謙虚さが身につきます。
自分自身の存在感にこだわらず、全体の成功のために行動できることが謙虚さの証であり、醍醐味でもあります。
謙虚な人が求めるのは自分への称賛ではなく、仕事そのものの成功。
縁の下の力持ちとは正にこのことです。
自尊心を高めると謙虚になれる
著書『イノベーションのジレンマ』で知られる経営学者クレイトン・クリステンセン氏は、高い自尊心を持つ人は謙虚になれる、と述べています。
謙虚さとは卑屈になることや自分を低く評価することではなく、自分が何者であるかを知り、自分自身を肯定できてこそかなう態度ということです。
自分で自分を適正に評価できれば、他人からの称賛はもはや必要ではありません。
目立つところに出ていって過剰に自己主張し、他人に認めてもらう必要がないからこそ、自分の評価よりも全体の成功を求めることができます。
謙虚であろうとすると、私たちは「自分のことよりも他人のことを考えないと」と思いがちです。
しかし、まずは自分のことをきちんと把握し、ありのままの自分を肯定することが大切といえます。
まだまだ足りないところがたくさんある自分自身を、ありのまま認めることは、自分の未知の可能性への気づきです。
もっと勉強しようという意欲も湧きます。
謙虚な人を目指すなら、まずはありのままの自分を肯定し受け入れ、尊重することから始めましょう。
異性だけでなく、同性にもモテる謙虚で控えめな人になろう
人当たりがよく、誰からも好意を持たれる謙虚で控え目な人は、男女を問わず人気があります。
謙虚な人を目指そうと思ったら、他人と対等な関係を築くことが大切です。
他人に否定的だったり、他人の成功をうらやんだりしていては謙虚にはなれません。
相手の良いところを見つけ、他人の言葉を素直に受け入れ、常に向上心を持つことが大切です。
そして自分自身を知り、ありのままの自分を尊重しましょう。
自分で自分を尊重できるからこそ、全体の成功に目を向けうまく物事を進められるようになります。
謙虚さがあれば、恋愛でも自然とうまく進むようになるでしょう。
- 謙虚な人は友達関係も仕事もうまくいく
- 人を羨まず否定せず素直に耳を傾けることが大切
- 感謝の気持ちを常に持とう
- 高い自尊心を持てる人が謙虚になれる
- ありのままの自分を認めよう