聞き上手になるにはどうすればいい?会話を盛り上げる7つのコツを紹介
親友や家族とはうまく話せるのに「上司との会話が盛り上がらない」「初対面の人と何を話していいか分からない」と悩んでいませんか?
そんな時は無理に話題を振ろうとせず、相手が気持ちよく話せる“聞き上手さん”になることが、コミュニケーションを円滑にするポイントです。
今回の記事では、会話を盛り上げるための7つのコツや、聞き上手な人の特徴、会話を続けたい人がとるべき具体的な解決策をご紹介します。
Contents
聞き上手になれば仕事も恋愛もうまくいく
相手の話をうまく引き出す能力である「傾聴力」は、仕事や恋愛で非常に役立つスキルです。
特に接客業においては必須ともいわれる力で、お客様の本音や要望を引き出す傾聴力はより良いサービスを作ることに繋がります。
恋愛においては自分が聞き上手になることでデートが盛り上がり、さらに相手をよく知るきっかけにもなるという、一石二鳥のコミュニケーション能力なのです。
例えばマッチングアプリで初めて会う人との食事でも、相手に「なんだか今日は話しすぎちゃった」と思わせる人は男女ともにモテます。
聞き上手な人は周りの人からもいい印象を持たれ、信頼関係を築きやすくなります。
【聞き上手になる方法】7つのコツ
では実際に、聞き上手になるためのポイントを7つご紹介します。
会話が盛り上がらないと「コミュ障だから」「陰キャだから」と自信を失ってしまう人も多いですが、聞き上手になるために必要なのは性格の改善ではなくテクニックです。
このポイントを知って実践すれば、コミュニケーションが苦手な人でもだんだん会話が盛り上がるようになりますよ!
アイコンタクトをとりながら話を聞く
聞き上手になるための第一歩は、適切なアイコンタクトを身に付けることです。
相手が話しているときは「ちゃんと聞いていますよ」という姿勢を見せましょう。
心理学では、目が合わない相手に対して「嫌われているのではないか?」「嘘をついているのではないか?」とネガティブな印象を持つことが明らかになっています。
緊張のあまり下を向いてドギマギしたり、スマホを見ながら話を聞いたりするのは論外です。
アイコンタクトをとるときのコツは、相手の左目を1分間に30秒を目安に見ること。
初めはドキドキして目を合わせられなかったり、反対にじっと見つめすぎたりしてしまうかもしれませんが、慣れてくれば自然にできるようになります。
オウム返しを意識する
聞き上手になるためには、適度な相槌で会話のキャッチボールをすることが重要です。
そこで使えるのが、相手の言ったことを繰り返す「オウム返し」というテクニック。
例えば「この間、駅前のイタリアンに行ったよ」に対して「へぇー」ではなく「え!あそこのイタリアン行ったの!」と繰り返すだけで、とても興味があるように聞こえます。
オウム返しを使うことで会話のボールを投げ返すことができ「そうそう、結構美味しくてね」とキャッチボールが成立するようになります。
ただし、むやみやたらに多用しすぎると「だからそう言ってるじゃん!」と相手を不快にさせ、逆効果になってしまうので注意しましょう。
「さしすせそ」の相槌をうまく使う
合コンで女性が使うとモテると言われる、会話の「さしすせそ」を知っていますか?
これは話している相手を気持ちよくさせる相槌のテクニック。
上司やクライアントなど、目上の人の機嫌をとりたいときにも使えます。
- さ=「さすが」
- し=「知らなかった」
- す=「すごいですね」
- せ=「センスいい」
- そ=「そうなんだ」
これらの5つを合わせて「さしすせそ」です。
この返しをされると相手の気分が上がり、どんどん自分の話をしたくなります。
相手が自信を持っていることや、自慢したそうにしている話題で使えるテクニックです。
否定から入らずまずは共感する
好かれる人と嫌われる人の違いに、共感から入るか否定から入るかがあります。
自分が話すことをいちいち否定されたら、誰だってストレスが溜まりますよね。
明らかに「それは違う」「間違ってるよ」と言う人は少ないですが、第一声が「いや…」「でも…」で始まることが癖になっている人はよくいます。
いくらそれが正論だったとしても、すぐに否定してくる人とはコミュニケーションを楽しめません。
思い当たる節がある人は、まず否定する癖や正論をぶつける癖を見直し、相手が気持ちに寄り添ってほしいのか、一緒に解決策を探してほしいのかを見極めるようにしましょう。
相手の話は最後まで聞く
聞き上手になるためにやってはいけないのが、相手の話を途中で遮ることです。
せっかちな人がやってしまいがちなのが、相手がダラダラ話すのに耐えきれず、先回りして「だからこう言いたいんでしょ」と結論まで飛ばしてしまうこと。
それが仕事なら話は別ですが、プライベートではおしゃべりの時間を楽しむように心がけ、もどかしくても会話をアシストする相槌にとどめましょう。
話を聞いているうちに結論が予想できたとしても、途中で自分のエピソードを思いついてしまっても、我慢して最後まで聞いてあげるのが優しさです。
会話のターンを奪わないように注意してくださいね。
テンションを相手に合わせる
話を聞くときに相手とテンションを合わせることも、聞き上手になるコツです。
これは友達同士のおしゃべりを思い浮かべると、イメージしやすいかもしれません。
友達が「上司がウザイ」という話をすれば「何それムカつく!」と一緒に怒り、面白い話をすれば大爆笑する。
そして「好きな人ができた」と言えばキャッキャとはしゃぎ「恋人と別れた」と報告すれば、一緒に泣いてくれるような感じです。
ここまで大げさにしなくても良いですが、聞く側は少しオーバーなリアクションをするくらいがちょうどいいでしょう。
相手と同じ温度で会話をすると、感情を共有しやすくなり心の距離がグッと縮まります。
聞き上手な人は、
- 表情
- 相づちのテンポ
- 声のトーン
- 身振り手振り
などを駆使して、自然と相手にテンションを合わせています。
5W1Hの質問を用いる
会話の中でうまく質問を投げかけられると、もっと聞き上手な人に近づけます。
質問をするときは、情報伝達の基本「5W1H」を意識しましょう。
5W1Hとは、以下の英語の頭文字をとったものです。
- When:いつ
- Where:どこで
- Who:誰が
- What:何を
- Why:なぜ
- How:どのように
5W1Hを使って会話する例を紹介しましょう。
「箱根に行った」という話題があれば、
- 「お休みとれたんですか?(いつ)」
- 「どちらの宿に泊まられたんですか?(どこで)」
- 「ご家族で旅行ですか?(誰が)」
- 「観光やグルメはどうでしたか?(何を)」
- 「温泉がお好きなんですか?(なぜ)」
- 「交通手段はロマンスカーですか?(どのように)」
などの質問が展開できるというわけです。
さらに、相手が5つのうちどれを話したがっているかを察せられると上級者!
素敵な宿の写真を見せたいのか、家族サービスができる人と思われたいのか、相手の性格やその話題になったきっかけにヒントがあるかもしれませんよ。
好印象を与える聞き上手な人の特徴
続いて、聞き上手な人の特徴を3つご紹介します。
話を聞いているだけで好印象を持たれる人には、実は共通する特徴があります。
あなたの周りに話しやすい人がいれば、その人の様子を観察してみるのもおすすめです。
聞き上手な人の魅力的な部分を取り入れて、より良い人間関係を築きましょう!
察する能力が高い
聞き上手な人に共通する一つ目の特徴は、察する能力が高いことです。
表情や声のトーン、言葉遣いなどから「何かいいことあった?」「忙しそうだけど仕事は順調?」というように、相手の話を聞き出すのがとても上手です。
また、会話の中で相手が「別にいいんだけどさ」「ちょっと気になっただけなんだけど」と内容を軽くする前置きをした話題が、実はその人の本音である可能性があります。
察するのが上手い人は些細なことにもセンサーが反応するので、その話題を深掘りして本音を引き出し、価値観を共有しながら関係を深めていくのです。
最初は難しいですが、相手を知ることで少しずつ心理状態が分かるようになってきます。
優しい表情を浮かべている
聞き上手な人は、優しい表情を浮かべながら話を聞いてくれます。
穏やかで温かく包み込んでくれそうなオーラが出ているため、ついつい何でも話したくなってしまうでしょう。
一方で話しづらい人は威圧感があったり、常に無表情で何を考えているかわからなかったりします。
聞き上手になるためには、話しやすい雰囲気づくりから始めてみましょう。
以前話した内容を覚えている
聞き上手な人は、かなり前に話した内容でもしっかり覚えてくれています。
話を覚えてくれていると「自分に興味を持ってくれている」「気にかけてくれている」と感じて、嬉しくなってしまいますよね。
マッチングアプリのように複数人と並行して連絡をとるシチュエーションでは、相手と話したことを細かく覚えておくことで特別感をアピールできますよ。
会話が続かない…と悩んでいる人におすすめの解決策
色々努力してみても、いざ相手を前にするとなかなか上手に話せませんよね。
思いがけず誰かと2人きりになってしまい、気まずい状態になることもあるでしょう。
ここでは、会話が続かないことで悩んでいる人が今からすべきことをお伝えします。
日頃から意識して生活することで、会話への苦手意識も薄くなるはずです。
日頃から話題をストックしておく
日頃から話のネタをいくつか持っておくと安心です。
相手によって使える話題が異なるので、2〜3パターンは考えておきたいところ。
シーンを問わず幅広く応用できるのは、ニュースや天気の話題です。
ビジネスマンがアイスブレイクに使うような小ネタで、当たり障りがなく、でもつまらなくもないものを準備しましょう。
より打ち解けたい相手なら、自分の趣味(映画・グルメ等)や最近の出来事(面白かったこと・失敗したこと等)のなかで、相手が興味を持ちそうな話題をショートエピソードとして話せるようにしておきます。
日頃からSNSをチェックしたり、色々な体験をしたりするとストックが増えますよ。
2人の共通点を積極的に探す
どちらか一方しか興味のない話題だと、その会話は短時間で終わってしまいます。
そんなとき2人の共通点を見つけられると、話はどんどん盛り上がるでしょう。
もし好きなアーティストや漫画が同じだったり、趣味が共通していたりしたら、一気に親近感が湧いて仲良くなれますよね。
一般的な「休みの日は何をして過ごす?」「最近ハマっているものは?」という質問から話を広げられるので、どんな相手にも使うことができます。
もし相手があまり自分のことを話そうとしなかったら、こちらから興味のありそうな話題で自己開示してあげると、警戒心が溶けて仲良くなれることもあります。
返事をするときは他の情報を盛り込む
会話のキャッチボールを続けるには、一問一答にならないようにすることが大切です。
返事をするときはプラスアルファの情報で付加価値をつける練習をしましょう。
例えば「何食べてるの?」に対して「プリンです」と見たらわかる情報を言うだけでは、すぐに会話が終わってしまい、あなたに話しかけたメリットがありません。
しかし「コンビニで買ったプリンです。新商品のスイーツは欠かさずチェックしていて…」と言えば「甘党なんだ!最近のおすすめある?」と話が広がるかもしれません。
余計なことを言ってしまわないか気になるかもしれませんが、肩の力を抜いて言葉にしてみると、案外いい反応が返ってくることも多いですよ。
聞き上手になるには相手を理解する姿勢が大事!
聞き上手になるための第一歩は、相手を知ろうとする姿勢です。
会話に苦手意識がある人は、まず相手の話に耳を傾け「あなたのことを知りたいと思っている」ことを態度で示しましょう。
それだけでも、あなたと過ごす時間に居心地の良さを感じてもらえるはずです。
また、会話は相手と一緒に作り上げるものなので、盛り上がらなくても「全部自分のせいだ…」と落ち込む必要はありません。
今回のポイントを少しずつ意識して、あなた自身も会話を楽しめるといいですね。
- 聞き上手になると、仕事で信頼され、恋愛でモテるようになる
- アイコンタクトや相槌など、聞く姿勢が大事
- 相手の話を遮ったり、すぐ否定したりするのはNG
- 話しやすい表情や以前の話を覚えていることで印象アップ
- 話題をストックしたり、共通点を探したりすることで会話上手に