ヤンデレの意味やメンヘラとの違いとは？ヤンデレの種類や恋愛傾向・改善法も

最近、ヤンデレという言葉を見聞きする機会が増えてきました。

なんとなくメンヘラと似たイメージが思い浮かびますが、ヤンデレとメンヘラはどう違うのでしょうか。

ヤンデレが何の略かも気になるところです。

今回の記事では、ヤンデレの意味やメンヘラとの違い、ヤンデレの種類や恋愛傾向・改善法について解説します。

ヤンデレとは？

SNSなどの恋愛がらみの投稿でヤンデレという言葉をよく見かけますが、どのような意味があるのでしょうか。

まずは、ヤンデレの意味について見ていきましょう。

ヤンデレの意味

ヤンデレとは「病んでる」と「デレ」を合わせたもので、好きな気持ちが強すぎて精神的に病んでしまった状態を表す言葉です。

デレはツンデレのデレと同じで、好きな相手にデレデレすることをいいます。

もともとゲームやアニメ作品に出てくるキャラクターの属性を表す言葉でしたが、最近では実際の恋愛でも使われるようになりつつあります。

メンヘラとの違い

メンヘラは”心の健康”を意味するメンタルヘルスから生まれたネットスラングで、精神的に不安定な状態になっている人を指す言葉です。

情緒不安定なのはヤンデレも同じですが、その目的はメンヘラと違います。

メンヘラは自分の気持ちを満たすために常に愛情を求めており、自分の欲求が満たされるなら浮気にも抵抗がありません。

しかし、ヤンデレはよくも悪くも好きな相手に一途です。

愛情が重すぎて束縛したり被害妄想に陥ったり、何かと過剰な行動に走りやすいヤンデレですが、少なくとも他の異性に浮気する心配はありません。

ヤンデレ属性の人に見られる5つのパターン

ヤンデレといっても種類はさまざまです。

ここでは、ヤンデレ属性の人に見られる5つのパターンについて解説します。

依存タイプ

好きな相手や恋人に依存しがちな依存タイプは、相手がいないと途端に不安になり、何もできなくなってしまいます。

相手に完全に頼りきっている精神状態だけに、相手と連絡が取れないと情緒不安定になり、正気でいられなくなってしまうのです。

独占タイプ

好きな相手や恋人への思いが強すぎて、自分だけのものにしたがるのが独占タイプです。

嫉妬心が人一倍強いため、好きな人や恋人が他の異性と一緒にいるだけで冷静ではいられなくなってしまいます。

もし自分の恋人が束縛したがったり行動を制限したがったりしがちなら、独占タイプのヤンデレを疑った方がいいかもしれませんね。

被害妄想タイプ

自分の好きな人が「誰かに取られるのでは」と常に心配しているのが被害妄想タイプです。

自分に自信がないため、たとえ両想いになれても恋人の愛情を信じられず「浮気されるのでは？」といった不安に四六時中、悩まされています。

少しでも連絡が取れないと「嫌われた」と思い込み、精神を病んでしまうのです。

信者タイプ

好きな相手を崇め奉ってしまう信者タイプのヤンデレもいます。

好きな人や恋人が言うことは絶対に正しいと信じて疑いません。

何でも言うことを聞いてしまうので、恋人になっても対等な関係を築けないのです。

どんな無理難題も嫌とは言わないので、相手を増長させてわがまま人間にしてしまうのも信者タイプの特徴といえるでしょう。

攻撃タイプ

うまく愛情表現できず、つい暴力的な態度を取ってしまうのが攻撃タイプです。

相手を責めたり暴力を振るったりして力で従わせようとしたり、わざと嫌がることをして相手の愛情を試したりしてしまいます。

可愛さ余って憎さ百倍という言葉もありますが、愛情が空回りして攻撃的になってしまうとDVにも繋がりかねないため注意しましょう。

ヤンデレな人の恋愛傾向

恋に溺れるヤンデレですが、彼らの恋愛にはどのような特徴があるのでしょうか。

ここでは、ヤンデレな人の恋愛傾向について見ていきましょう。

依存しがち

恋愛に依存しがちなのがヤンデレ最大の特徴といえるでしょう。

好きな気持ちが強くなり過ぎて、恋人に執着しては離れられなくなってしまうのです。

相手への思いは本物ではあるものの、あまりに重すぎてかえって相手から距離を置かれ、ますます執着する悪循環に陥ってしまいます。

常に不安な気持ちを抱えている

ヤンデレな人は自分に自信がなく、常に不安な気持ちを抱えています。

その根底にあるのは「自分なんて愛されるわけがない」という根拠のない思い込みです。

交際を始めても、他の異性に恋人を取られるのではないかという不安を常に感じています。

恋人の愛情を信じられないので、恋人を必要以上に束縛したり、過剰に尽くしたりしてしまうのです。

落ち込みやすい

ヤンデレな人は情緒不安定で、落ち込みやすいところがあります。

「あー疲れた」と言われれば自分といると疲れるんだと思い込み、連絡が取れないと「嫌われた、もうダメだ」と悲嘆にくれてしまうのです。

好きな相手の何気ない言動を深読みし、悪い未来ばかり想像しては落ち込んでしまいます。

ヤンデレを改善する方法

自分に自信がないとつい悪い方に考えてしまいますが、あまり悲観的になり過ぎると、恋を楽しむことはできません。

自分はヤンデレ気味だなと思ったら、気持ちを切り替えていきましょう。

最後に、ヤンデレを改善する方法を紹介します。

ぜひ参考にしてくださいね。

恋人以外のために行動する

自分が無理をしなくても、人の役に立てるのだと実感するためにも、まずは恋人以外のために行動するクセをつけましょう。

ヤンデレな人は、愛情深すぎるので好きな人を思えば思うほど不安を抱えてしまいます。

不安だからこそ、尽くしすぎるほど尽くして相手が離れていかないようにしていませんか？

恋人ではなく、家族や友達、職場の同僚など身近な人のために行動してみましょう。

率先して手伝いをしたり、困っている人がいたら手を差し伸べたり、自分ができることを見つけてみてください。

相手から感謝されることが増えるとそれが自分の自信に繋がるので、無理に尽くして気を引こうとはしなくなるでしょう。

信頼できる人に心を開く

情緒不安定に陥ったら、一人でいるよりも心許せる友達と会うようにしましょう。

信頼できる人に心を開くことで、自分が感じている不安は現実のものではないことにきっと気づけるはずです。

第三者だからこそ見えることもあるので、冷静なアドバイスがもらえるでしょう。

幸せそうなカップルを参考にする

ヤンデレから脱け出すためには、穏やかな愛し方を知ることが大切です。

一つのお手本として身近にいる幸せそうなカップルを参考にしてみましょう。

2人の様子を見ているだけでもきっと学べることがあるはずです。

ヤンデレは相手への愛情が大きくなりすぎて心が辛くなっている状態でもある

もともと漫画やゲームのキャラ属性として使われ始めたヤンデレですが、最近ではリアルの恋愛関係でも使われることが増えてきました。

ヤンデレは相手への愛情が大きくなりすぎて心が辛くなっている状態でもあり、本人もヤンデレから抜け出したいと思っていることが少なくありません。

好きな人を取られたくないからと、相手を束縛したり盲目的に相手に従ったりしていては、対等な関係は築けなくなってしまうでしょう。

不安になってしまうのは、自己肯定感の低さが原因かもしれません。

自分に自信を持てば、きっと愛される自分を信じられるようになるはずです。

自分を信じ、相手の愛情を信じて幸福な関係を築いていきましょう！