ワークアウトの意味とは?メリットやトレーニングとの違いを解説
空前の筋トレブームにより「ワークアウト」という言葉をよく聞くようになりました。
しかしビジネスシーンでも使われていることから「実際はどういう意味なの?」と、疑問に思っている人は少なくないはず。
そこでこの記事では、ワークアウトの意味やトレーニングとの違い、ワークアウトを行うメリットなどを解説します。
Contents
ワークアウトの意味とは
フィットネスシーンでもビジネスシーンでも使われている通り、ワークアウトは複数の意味を持つ言葉です。
代表的な意味を3つ紹介しますので、ぜひ覚えておきましょう。
運動する
「ワークアウト」は、見た目を磨くために身体を鍛えたりエクササイズに取り組んだりすることを指す言葉です。
特定の運動や動きを指す言葉ではなく、ボディラインを整えるためにジムで運動をする、ダイエットのためにランニングをするなど、目標に向かって身体を動かすこと全てが「ワークアウト」に当てはまります。
考案する・(計画などを)立てる
英語のワークアウトには苦労して捻り出すという意味があります。
日本語の「試行錯誤」という言葉に近い意味合いがあり、新しいアイディアや目標達成のための方法などを考えるときに使われる言葉です。
また「Let`s work out a plan(計画を立てよう)」というように、スケジュールを決めるときなどにも使われます。
解決する・答えを導き出す
ワークアウトには「解決する」という意味もあります。
ビジネスシーンで利用されるワークアウトはこの意味合いが多く、企業や組織の問題解決のために話し合うことをワークアウトと呼ぶケースも。
「価値のない仕事(work)」を「弾き出す(out)」に由来すると言われています。
ワークアウトとトレーニングの違いとは
ワークアウトが体力向上や自分磨きのために身体を動かすことを指すのに対し、トレーニングは「特定の仕事やアクティビティに必要なスキルを身につけるための訓練、練習」を指します。
つまりワークアウトは身体を動かすことに限定されますが、トレーニングはスキルアップのために勉強をしたり技術を学んだりすることも含まれるという違いがあります。
ただ、この違いはあくまで英語表現での話。
日本ではワークアウトもトレーニングも同義語として使われることが多いです。
ワークアウトのメリットとは
運動するという意味でのワークアウトには、さまざまなメリットがあります。
フィジカル面だけでなくメンタル面にもメリットがありますので、ワークアウトが気になっている人はぜひ参考にしてください。
体づくりができる
ワークアウトの代表的なメリットといえば、体づくりができることです。
筋力トレーニングを行えば筋肉がついて体が引き締まり、有酸素運動をすれば脂肪が落ちてスッキリして見えます。
また、ワークアウトは体のシルエットだけでなく健康面でのメリットも。
肥満の解消、血圧の低下、血糖・脂質のコントロールなどの効果により、内側からも体を整えられます。
太りにくくなる
ワークアウトを続けると、単純に体が引き締まったり体重が減ったりするだけでなく、太りにくくなるメリットもあります。
というのも、ワークアウトによって筋肉が増えると「基礎代謝」が増えるため、カロリーを消費しやすくなるのです。
もう少し簡単にいうと、脂肪を燃やしやすい体をつくれるということ。
特に、ウエイトトレーニングなど筋肉を発達させるワークアウトを中心に行うと、より効率よく太りにくい体をつくれます。
自律神経が整う
ワークアウトを行うと自律神経が整うのも、大きなメリットの一つです。
自律神経とは体の働きや心の働きを司る神経のことで、血流と大きく関係しています。
ワークアウトによって体が温まったりほぐれたりすると血流が良くなるため、自律神経が整いやすくなるのです。
自律神経が整うと睡眠の質が上がる、末端冷え性が緩和される、精神的に安定するといったメリットを感じる人もいます。
幸福感が高まる
有酸素運動など一定のリズムで体を動かすワークアウトは、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の生成を促すことが研究でわかっています。
セロトニンが分泌されると、ストレスやイライラが解消されたり気持ちが前向きになったりするため、ワークアウトには幸福感を高めるメリットがあると言えるでしょう。
ウォーキングやランニング、ダンスなどの有酸素トレーニングに加え、軽めの筋力トレーニングもおすすめです。
メンタルの強化につながる
ワークアウトにはメンタルを強化できるというメリットもあります。
特に、筋トレ系のワークアウトは「テストステロン」というホルモンの分泌量アップに効果的です。
テストステロンはやる気の向上、集中力アップ、うつ症状の軽減などの効果があるため、結果的にメンタルが強化されると言えるでしょう。
また、見た目が変わり自信がつくこともメンタル強化につながる理由です。
おすすめのワークアウト4選
最後におすすめのワークアウトを4つ紹介します。
ジムに行かずとも家でできるものもありますので、興味を持った人はこれを機に取り組んでみてください。
全身エクササイズ
ワークアウトとしてまずおすすめなのが、全身を使ったエクササイズです。
体の一部を鍛える筋力トレーニングよりも、効率よくワークアウトの効果を得ることができます。
特におすすめなのはスクワット、プッシュアップなどの筋トレ、バーピーやジャンピングジャックなどの有酸素トレーニングです。
いずれも省スペースでできるため、自宅でも取り組みやすいのがポイント。
ルーティン化できて継続しやすいというメリットもあります。
有酸素運動
「有酸素運動」とは、呼吸をしながら行うエクササイズのこと。
ウォーキング、ランニング、ダンス、エアロビクスなどさまざまなエクササイズがあります。
その中でも取り組みやすいワークアウトとしておすすめなのが、ウォーキングとランニングです。
特別な知識がなくても取り組めて、必要なものといえば足への負担が少ないシューズのみ。
運動強度も調節しやすいため、体力に自信がない人でも取り組みやすいでしょう。
HIIT
より本格的なワークアウトに取り組みたい人は「HIIT(ヒート/ヒット)」がおすすめです。
HIITとは「High Intensity Interval Training(高強度インターバルトレーニング)」の略。
「スクワット20秒&休憩10秒×8セット」というように、数十秒単位で高負荷の運動を繰り返すことで、心肺機能向上・脂肪燃焼効果が高まります。
自宅で行えますが、運動初心者の人はまずはジムなどで基本的なやり方を学ぶと良いでしょう。
ピラティスやヨガ
あまりハードなイメージはないかもしれませんが、ピラティスやヨガもワークアウトの一つです。
ピラティスはインナーマッスルを鍛えるのに効果的であり、ヨガも内容によってはしっかりと筋肉にアプローチできます。
こちらもYouTubeなどを参考にすれば自宅でもできますが、慣れていない人は各種スタジオに通うのがおすすめです。
怪我を防げる他、正しいフォームで行うことで効率よく効果を感じられます。
ワークアウトは運動でもビジネスシーンでも使われる言葉!どちらも実践が大切
「ワークアウト」はフィットネスシーンでもビジネスシーンでも使われる言葉です。
意味をしっかりと理解し、シーンに応じて使い分けてくださいね。
また、ワークアウトという言葉は幅広い意味を持つものの、どれも実践することが大切です。
特に運動という意味でのワークアウトは実践、そして継続することでよりメリットを感じやすくなります。
ぜひ無理のない範囲で取り組んでみてくださいね。
- フィットネスシーンでの意味は「運動する」
- ビジネスシーンでの意味は「考案する」「解決策を導き出す」など
- ワークアウトは体を動かすこと、トレーニングは必要なスキルを身につけること
- ワークアウトをするとボディラインが整い、太りにくくなる
- 自律神経が整う、幸福感が高まる、メンタル強化などのメリットもあり