幸せとは何か?幸せになりたい人におすすめの人生の幸福度を上げる方法
誰でも一度は「幸せになりたい」なんて思ったことがあるはず。
でも「幸せ」って一体なんなんでしょう?
幸せの正体がわかれば、今よりもっと人生が輝くかもしれません。
この記事では幸せとは何か、そして幸福度を高める方法について解説します。
幸せになりたい方、必見です!
Contents
幸せとは何か?
「幸せ」といっても、その尺度や感じ方は人によって異なります。
まずは「幸せ」という言葉の意味や定義について考えてみましょう。
「幸せ」という言葉の意味
「幸せ」という言葉の意味を簡単にまとめると「不満がなく、心が満ち足りている状態であること」を指します。
また、その状態が一瞬ではなく持続的であることもポイント。
そのため、幸せに生きることを探求する「ポジティブ心理学」では、幸せのことを「well-being(ウェルビーイング)=いい状態が続くこと」と表現します。
つまり容姿に恵まれている、お金があるといった単純な項目だけで、人生における満足度の全てが決まるわけではないのです。
幸せの定義は自分で決められる
「幸せな状態=心が満ち足りている状態」といっても、心が満たされる基準は人によって異なります。
実はこの「人によって異なる」というのが、幸せを定義する上で重要なポイント。
つまるところ、“幸せ”の定義は自分で決めていいのです。
ちなみに「ポジティブ心理学」によると、私たちが幸福を決定する要素は、
- 環境
- 遺伝
- 意図的な行動
の3つ。
そしてそれぞれの要素が占める割合は、
- 環境:10%
- 遺伝:50%
- 意図的な行動:40%
であることがわかっています。
つまり、幸せのうちの40%は自分の意思で決めることができるのです。
参考元 | マイナビウーマン「幸せとは何か~自分の幸福度を高める6つのヒント」 |
人生を幸せにするネガティブとの付き合い方
幸せを阻害する大きな要因の一つとしてあげられるのが、ネガティブな思考や感情です。
不満や不安を感じると心は満たされにくく、幸せも感じにくくなってしまいます。
とはいえ、すぐにネガティブな思考は捨てることは難しいもの。
なぜならネガティブな感情は、リスクを回避するため誰にでも備わっているからです。
ポイントは過剰に気にしすぎず、しっかりとコントロールすること。
マイナスな思考や感情が働いたら「少し過剰に反応しすぎているだけだな」と認識することで、ネガティブな感情とうまく付き合うことができます。
人それぞれが感じる「幸せ」の瞬間とは?
幸せの感じ方は人それぞれというものの、どのようなときに幸せを感じるのでしょうか?
それぞれが感じる幸せの瞬間について紹介するので「幸せ」の感覚が掴めない人は、ぜひ参考にしてくださいね。
大切な人と過ごしているとき
家族や恋人、友人と過ごす時間に幸せを感じる人は多いです。
誰かから守られていることや愛されていることを感じると、気持ちが温かくなるもの。
とても満たされた感じがして「幸せだな」と思うことでしょう。
また、自分の気持ちを誰かにシェアしたり、共感してもらえたりしたときも「自分のことをわかってもらえた」満たされた気持ちになることがあります。
つまり、自分が大切だと思う誰かと一緒にいるときは幸せを感じやすいのです。
趣味などの好きなことに没頭しているとき
自分が好きなことに没頭しているときも、幸せを感じやすいです。
そもそもその「好き」は、自分で決めたこと。
それを好きなようにできているということは、非常に満たされた状態であるといえます。
あなたも自分の好きなことに没頭しているときは、嫌なことや悩みをあまり思い出さないのではないでしょうか。
また、好きなことを心待ちにする気持ちが幸福感につながることがあります。
「今頑張れば後で趣味に没頭できる」とワクワクする気持ちを大切にしましょう。
仕事が楽しいと感じられるとき
ストレスや悩みの原因になることも多い仕事ですが、実は幸福感を感じやすい要因でもあります。
例えばやりがいのある職種についているときや、大きなプロジェクトを成功させたとき。
どんなに忙しかったとしても「仕事が楽しい」と感じれば、心身ともに満たされた感覚になりますよね。
仕事は人生の3分の1の時間を占めるともいわれる大きな要素ですから、働き方を見直すことで幸せを感じやすくなることもあるでしょう。
周りから認められたり褒められたりしたとき
人は誰しも「自分の存在や行動を認めてほしい」「誰かに褒められたい」という承認欲求を少なからず持っています。
周囲の人に褒められたり感謝されたりすると承認欲求が満たされるため、幸せを感じやすくなります。
また、承認欲求が満たされることで自分に自信がつき、仕事や恋愛、人間関係など様々なことに対して前向きになれるのもポイント。
より幸せを感じやすくなれるのです。
夢が叶ったり目標を達成できたとき
夢が叶ったり目標を達成したりした瞬間も、幸せを感じやすいタイミングの一つです。
「いい状態が続く」とは少し違った印象を受けるかもしれませんが、夢や目標を実現させた自信によりポジティブな思考になれるため、さらに幸せを感じやすくなります。
達成した夢や目標が大きく、それまでの道のりが困難であればあるほど、感じる幸福感は大きくなるもの。
もちろん、小さな達成感を繰り返し得ることでも幸せな気持ちになれます。
リラックスをしているとき
心身ともにリラックスしているときも、幸せを感じることができます。
好きな音楽を聴いているときや、ゆっくりとお風呂に浸かっているときに「あぁ、幸せだなぁ」と思った経験はありませんか?
これは心が日頃の不安やストレスを忘れ、落ち着いているからこそ感じられる幸せです。
あたたかい飲み物をゆったり味わう、好きな香りのアロマを炊くなど、自分がリラックスできる習慣を探しておくと、幸福感を感じやすくなるでしょう。
幸せになりたい人が人生の満足度を上げる方法
幸せの正体や、幸せを感じる瞬間がわかったら、続いては幸せになる方法を探りましょう。
この章では、人生の満足度を上げる方法について解説します。
幸せを追い求めすぎない
「幸せになりたい」と思うことは決して悪いことではありませんが、追い求め過ぎてしまうと足りないものばかりに意識が向いてしまいます。
「あれがない」「これも足りない」と思ってばかりいると、幸福度は下がってしまうものです。
まずは自分が何を幸せと感じるのか明確にする、もしくは今ある状況に感謝すれば、幸福度はグッと高まるでしょう。
短期的・長期的目標を持つ
目標を達成した瞬間は、幸福感を感じやすいものです。
その幸せを感じやすいシチュエーションを自ら作り出していくのも、人生の満足度を高める方法の一つといえます。
まずは一日や一週間単位で達成したい目標を立て、こまめに達成感を味わえるようにしましょう。
もしくは長期的な目標を立て、逆算するように短期的な目標を立てるのもおすすめです。
小さくても大きくてもかまいませんので、叶えたい目標を探してみてくださいね。
時間を忘れて没頭できる何かを見つける
先ほどご紹介した通り、何かに没頭しているときは幸せを感じやすい傾向にあります。
つまり、全てを忘れて集中できる何かを見つけるのも、人生の満足度を高めるのに効果的。
ちなみに時間の流れを忘れるほど何かにのめり込んでいる状態は「フロー体験」と呼ばれ、フロー体験の状態にあるときは高揚感を感じやすいことがわかっています。
趣味があるなら没頭してみる、ないなら好きなものを探すところからはじめましょう。
自己肯定感を高める
自己肯定感とは、自分で自分自身を認めたり、ありのままの自分を受け入れたりする感覚のこと。
「私なんて…」と自分を否定するのではなく「私は素敵な人間だ」と自分の長所を褒めることができる人を“自己肯定感が高い”と表現します。
人は誰かから認められたときに幸せを感じることがありますが、実は自分で自分を認めてあげるだけでも幸福度は高まります。
つまり、自己肯定感を高めることは人生の満足度を高めることにもつながるのです。
幸せが見つけやすくなる考え方
「幸せの定義は自分で決めるもの」ということは、物事に対する考え方を工夫することがとても大切です。
幸せが見つけやすくなる考え方について解説するので、人生のヒントにしてくださいね。
物事の捉え方を柔軟に変える
「こうでなければならない」と強い固定観念を持ってしまうと、そこから外れたときにネガティブな感情に囚われる可能性が高まります。
思い描いていた理想と少し違うことが起こっても「まぁそれもありか」と受け入れてみましょう。
また、物事の捉え方を変えてみることも大切です。
天気が悪いとき「雨だからどこにも出かけられない」と嘆くのではなく「今日はお家時間を充実させよう」と思うことができれば、幸福感はどんどん高まるでしょう。
他人と比べない意識
「隣の芝生は青い」とよく言うとおり、他人は良く見えるものです。
そのため、他人と自分を比べ続けていたら、いつまでも幸せを感じることはできません。
他人の方が羨ましく思えるということは、他人から見たあなたも良く見えているということ。
誰かと比べるのではなく、自分自身の長所を褒め、短所は受け入れるようにしましょう。
すると自己肯定感が高まり、周りに左右されない幸せな人生を送ることができます。
自分の嫌な所やネガティブな感情を否定しない
どんなに素晴らしい人にも、必ず短所は存在します。
だからこそ自分の嫌なところは否定せず、チャームポイントとして受け入れましょう。
“内気”ではなく“大人しくて優しい”、“怒りっぽい”ではなく“感情が豊か”など、捉え方を変えればどんな短所も長所になります。
また、ネガティブな感情を否定しないのもポイント。
「なんでこんな風に考えてしまうんだろう」と思わず「心配性なんだな」と肯定してみてください。
すると自分自身を受け入れることができ、幸福感が高まります。
プレッシャーを感じる原因と距離を取る
幸せになりたいなら、プレッシャーやストレスを与える原因と距離をおくのも一つの手です。
いつまでも同じ環境に身を置き、あえて不幸になる人生を選択する必要はありません。
仕事がストレスなら転職する、苦手な人がいるなら関わらないようにするだけで、ネガティブな感情から離れることができます。
まずは自分が何にプレッシャーやストレスを感じているかを考え、答えが出たらその物事と距離を取る方法を考えてみてくださいね。
幸せを引き寄せる習慣
最後に、幸福度が高い人が実践している幸せを引き寄せる習慣について解説します。
どれも簡単なので、できるものから毎日の習慣として取り入れてみてくださいね。
周りに感謝する
幸せを引き寄せるためにまず大切なのが、周りの人に感謝の気持ちを示すことです。
ささいなことにもきちんとお礼を伝えるようにすると、家族や友人の大切さや、自分の恵まれた環境に気付くことができます。
また「ありがとう」と心の中で思うのではなく、きちんと言葉にして伝えることが大切です。
相手も幸せな気持ちになりますし、そんな相手を見て自分自身も幸福感を感じることができます。
ありがとうノートをつける
感謝の気持ちは言葉にするだけでなく、文字にしてノートに書き留めておくのもおすすめです。
「天気が良くて気持ちが良かった」「いつもよりランチがおいしかった」など、自分の身の回りで起きた嬉しかったことなどを書くのもポイント。
ささいなことに感謝すると「幸せだな」と豊かな気持ちになり、幸福感が高まります。
一日の締めくくりに書けば「今日も疲れた」というマイナスな気持ちではなく「いいことがたくさんあったな」というポジティブな気分で眠ることができるでしょう。
毎日少しだけ掃除をする
心理学では、掃除をすると幸福感が高まるといわれています。
身の回りを整理しておくことで頭や心も整理され、精神的に安定した状態を保つことができるのです。
とはいえ、毎日家の中を大掃除する必要はありません。
引き出しの中や玄関など、生活の中で気になった場所をちょこっと掃除するだけでOK。
きれいになった様子を見ると心にゆとりが生まれ、ちょっとしたことにも幸せを感じられるようになります。
瞑想をする
近年、有名なアーティストやビジネスパーソンが取り入れていることで話題の瞑想も、幸福度を高めることが科学的な研究で証明されています。
瞑想のやり方は様々ですが、大切なのは「今、この瞬間」の自分自身を感じること。
ゆっくりと目を閉じ、今の自分が何を考え何に悩んでいるか、どんな状態にあるかに意識を向けてみましょう。
そしてその感情や状態を受け入れることでポジティブな思考になり、結果的に幸福感が高まります。
運動する
幸せを引き寄せるためには、定期的に運動をするのもおすすめです。
体を動かすことで「幸せホルモン」とよばれる「セロトニン」の分泌が促されます。
少し体を動かすだけでも効果的といわれているので、運動の内容はランニングでもスイミングでもヨガでも自分が好きなものでOK。
幸せな気持ちと健康、どちらも手に入れることができるので、負担にならない範囲で運動を始めるのもよいでしょう。
幸せの基準は自分で決める!自分だけの幸せな人生を歩もう!
社会には様々な価値観を持った人が存在するように、幸せの基準も人それぞれです。
地位や名誉、結婚や出産といった型にはまった幸せにとらわれず、自分が何に喜びを感じ、どんなときに笑顔になるかを考えましょう。
人と比べてしまう場合も、まずは自分と向き合う時間を作るのがおすすめです。
自分の幸せの基準が見つかれば幸福感が高まるだけでなく、周りに左右されず自分らしく生きることができますよ。
ぜひこれを機に、自分だけの幸せな人生を歩みだしてくださいね!
- 幸せとは「心が満たされている状態が続く」こと
- 幸せの基準は人それぞれであるため、他人と比べるべきではない
- 幸せは追い求めすぎず、今の状態を受け入れ、感謝することが大切
- 自己肯定感を高めるのも、幸福度を高めるポイント
- 掃除や瞑想、運動も幸せを引き寄せる習慣としておすすめ