頭が固いってどういう意味？15個の特徴や上手な対処法・改善策を解説

「頭が固い」と言われたけど、いまいち意味がわからないという人も多いのではないでしょうか。

マイナスな言葉であることはわかっているから、できれば固い頭を柔らかくしたいですよね。

この記事では、頭が固いの意味や特徴、頭が固い人との上手な付き合い方や改善策を解説します。

 

頭が固いとは？

頭が固いといわれても、なんとなくしかイメージできないという人は多いでしょう。

そんなときは、意味をしっかり理解すると、具体的なイメージが沸きやすくなりますよ。

まずは「頭が固い」とは具体的にどういう意味なのか、慣用句や類語などから探っていきましょう。

 

慣用句・意味

頭が固いとは、融通が利かず、自分の考えに固執していたり、頑固であることの慣用句です。

そのため、頭が固い人はその場や人に合わせた臨機応変な対応をするのが苦手な傾向にあります。

中には昔からのやり方にこだわり、新しい考え方やテクノロジーを受け入れられない人も。

柔軟な考えができず、頑固な人は「頭が固いね」といわれます。

 

堅いは違う

頭が固いの「かたい」は「堅い」や「硬い」とは違います。

「かたい」には色々な漢字があり、それぞれに意味が異なるので注意が必要です。

ここで使われている「固い」は「ゆるい」の反対語として使われており、丈夫でしっかりしている様子を示しています。

一方「堅い」は「もろい」の反対語として使われており、「固い」とは意味が違うのです。

 

類語

「頭が固い」の類語は「応用がきかない」「頑な」などです。

状況に合わせて考え方ややり方を変えられないときに「頭が固い」と使うことができます。

また「保守的な」という類語もあり、古い考え方にこだわっていたり、新しいものを受け入れられない人も「頭が固い人」と言われてしまうのです。

 

英語

英語では頭が固いということを「stubborn」と表現します。

She is so stubborn（彼女はとても頑固だ）というように、柔軟な考え方ができないときや頑固な様子を表すときに使うことができるのです。

また、「obstinate」や「thick-headed」などでも同じような意味として使うことができます。

 

自分も頭が固いかも？特徴から診断チェック

人から「頭が固いね」と言われたけど、自分ではよくわからなくて不安に思っている人もいるでしょう。

自分の頭が固いかどうかを、自己流で判断するのは難しいですよね。

ここからは、自分の頭が固いかどうか知りたい人向けに、頭が固い人の特徴と合わせて、診断チェック項目を紹介します。

 

思ったことはハッキリ言う

頭が固い人は思ったことはハッキリ言うことが多いです。

頭が固い人は自分の考えをしっかり持っていて、揺らぐことがありません。

そのため、たとえ人と違う意見であっても自分の意見をハッキリ言うことができます。

ときに空気が読めずに自分の考えを発言してしまうこともあるので、注意が必要です。

 

良い意味でも悪い意味でもよく喋る

良い意味でも悪い意味でもよく喋るのも特徴の1つです。

喋ると言っても世間話など、おしゃべりが好きなわけではありません。

自分の考えをしっかり持っており、それを主張したがる傾向にあるため、喋る量が多くなってしまうのです。

また、自分と反対意見を持つ人がいると、納得するまで質問したり、自分の意見を押しつけるように話してしまうこともあります。

 

自分の意見を曲げない

頭が固い人は自分の意見を曲げられません。

常に正しいと信じられる確固たる考え方を持っているため、誰かに間違いを指摘されたり、たとえ反対意見があったとしても、受け入れることができません。

そればかりか、自分の意見や考え方を貫いてしまう傾向があり、意見を曲げることができないのが頭が固い人です。

 

人の意見をすんなり聞けない

人の意見をすんなり聞けない人も多いです。

頭が固い人は、自分とは違う思想や意見を受け入れられません。

そもそも自分が正しいと信じているので、反対意見に真摯に耳を傾けて理解することができないのです。

自分の意見が通らないと「どうして話を聞いてくれないの？」と怒りだしてしまうこともあるため、人間関係でトラブルに見舞われることも。

 

こだわりが強すぎる

こだわりが強すぎる人だとみられることもあるでしょう。

揺らぐことない考え方があり、それを貫くために自分だけのルールをたくさん作っているのが頭が固い人の特徴です。

そのため、何をやるにも決まったやり方があり融通が利かないため、周りの人からこだわりが強すぎると思われてしまいます。

 

固定観念が強すぎる

固定観念が強すぎることも特徴の一つです。

頭が固い人は、物事に対する考え方が決まっており、自分が決めた一定の方向からしか物事を見ることができません。

そのため、どんなことにも「これはこうするべき」というような決まった考え方が存在し、変えることができないので、固定観念が強すぎると思われてしまいがちです。

 

グレーゾーンが許せない

頭が固い人の中にはグレーゾーンが許せない人も多いです。

どんな物事にも確固たる考え方を持っているため、物事を曖昧にすることができません。

どんなことにも一つの答えを求めることが多く、「もしかしたら他にも答えがあるかも？」というような柔軟な発想をするのが苦手です。

 

新しい・知らないことは苦手

頭が固い人は、新しい・知らないことは苦手です。

そもそも頭が固い人は、これまでの自分の経験や情報をもとにして、様々な物事に自分だけの確固たる考え方を持っています。

そのため、新しいことや知らないことがあると、これまでの経験から判断できなくなるため、変化を嫌う傾向にあるのです。

最新の機器やアプリなどを、なかなか取り入れられない人も多いでしょう。

 

生活リズムがルーティン化してる

生活リズムがルーティン化している人もいるでしょう。

中には、朝起きる時間や仕事に行く時間、朝食に食べるものなど食事のメニューをルーティンにしている人も。

常に同じ行動を取ることで自分のリズムを作っているため、少しでもリズムが乱れると取り乱してしまうことも多いようです。

 

物ごとがマニュアル化してる

生活リズムだけでなく、物ごとがマニュアル化しているのも頭が固い人の特徴です。

たとえば、出かけるときの儀式があったり、仕事も決まったやり方を貫くなど、自分だけのルールがあり、多くの物事がマニュアル化しています。

そのため、仕事などでいつものやり方では間に合わない場合でも、柔軟性に欠けた対応をしてしまいがちです。

 

冗談が通じない

頭が固い人は、冗談が通じない人も多いです。

真面目すぎる性格のため、冗談を言っても本気に受け取ってしまうこともあるでしょう。

また、軽い気持ちで言った冗談が理解できないことも多く、その意味をしつこく追求して周囲の人を困らせてしまうこともあるようです。

 

きつい言動が目立つ

きつい言動が目立つことも、頭が固い人にはよくあります。

頭が固い人は自分の考えが常に正しいと思っており自分に自信を持っている人が多く、ときに周囲の人が無能人間に見えてしまうことも。

そのため、他の人を見下してしまう傾向にあり、少しでも自分とは違うことを発言する人がいると、きつい言葉をぶつけてしまったり、バカにするような態度を取ってしまうことがあります。

 

人にアドバイスするのが好き

頭が固い人は人にアドバイスするのが好きです。

自分の考えが正しいという自信に溢れているため、頭が固い人は自分の価値観を人に押しつけがちで、「こうした方が良いのに」と思うと、アドバイスせずにはいられません。

しかし、アドバイスされた側は「余計なお世話」と感じることも多く、せっかくの親切が一方通行になりがちなのも特徴です。

 

人間関係を築くのが苦手

人間関係を築くのが苦手な人も多いです。

人の意見を受け入れるのが苦手な上、自分の考えを押し通そうとする頭が固い人は、周囲からすると「ちょっと面倒な人」に見られてしまいます。

そのため、周りから一歩ひかれてしまい、良い人間関係を築くことができません。

また、頭が固い人は「周囲に合わせるくらいなら一人でもいいや」と思ってしまう傾向にあるため、良好な人間関係を築けないことが多いです。

 

ストレス疲れが多い

ストレス疲れが多いのも特徴です。

なんでも抱え込むとストレスが溜まってしまいますよね。

頭が固い人は、周りに合わせるのが苦手なため、周囲に頼らずなんでも自力で解決する傾向にあり、気づけばなんでも一人で抱え込んで悩んでしまうので、ストレス疲れになりがちです。

 

頭が固い人への上手な対処法

仕事の同僚や友人に頭が固い人がいて、困っているという人もいるでしょう。

急な仕事をお願いしても融通が利かなかったり、冗談を言っても通じなかったりと、真面目を通り越して融通が利かないと、一緒に過ごすだけでも疲れてしまいますよね。

では、頭が固い人と上手に付き合っていくにはどうしたら良いのでしょうか？

ここからは、頭が固い人への上手な対処法を紹介します。

 

そういう人だと諦める

人の性格を変えるのは難しいため、そういう人だと諦めましょう。

あれこれ考えたり指摘しても、結局性格を変えることはできないばかりか、お互いに嫌な気持ちになってしまう可能性も。

そういう人だと割り切って付き合うようにし、何かを一緒にするときは頭が固い人だということを念頭に置いて進めるようにしましょう。

 

説得するなら周囲を味方につける

説得するなら周囲を味方につけるのがおすすめ。

人の意見を取り入れるのが苦手な頭の固い人を説得するのは大変です。

説得したいときは、味方を増やして1:1ではなく、大勢で立ち向かいましょう。

先輩や上司など立場が上の人や、その人が尊敬している人などを味方につけると物事がスムーズに進みますよ。

 

どうしようもないときは人に間に入ってもらう

どうしようもないときは人に間に入ってもらうのも良いでしょう。

頭が固い人は、意見がぶつかればぶつかるほど頑固になってしまう傾向にあります。

また、親しい間柄の場合は、より自分の意見を押し通そうとしてしまうのです。

どうしようもなくなってしまった場合は、中立な立場の人や、少し心の距離が離れている人に間に入ってもらうのがおすすめですよ。

 

頭が固いのを柔軟にする改善策

頭が固いと言われたことがある・柔軟な考えができるようになりたいと思っている人は多いでしょう。

しかし、頭を柔らかくしたいと思っても自己流では難しいですよね。

どうしたら頭を柔らかくできるのか知りたいという人も多いのではないでしょうか。

最後に、頭が固いのを柔軟にする改善策を見ていきましょう。

 

諦め言葉を持つ

固い頭を柔軟にするためには、諦め言葉を持つようにしましょう。

頭が固い人は、どんなことも「こうしなくてはならない」というように、自分の中で思い描く完璧な形を求めてしまいがちです。

そのため、ときには「まあいいか」と思うことも大切。

肩の力を抜いて、完璧を求めすぎないように心がけるようにすると、柔軟な考え方ができるようになりますよ。

 

マイナス思考は吐き出す

マイナス思考はため込まず吐き出すのもポイント。

何事も自分一人で解決しようとすると、つい悩みを抱え込んでしまったりネガティブな気持ちになりがち。

そんなときは、マイナスな気持ちを声に出してみたり、紙に書き出してみるなどなるべく吐き出すようにしましょう。

自分の気持ちに素直になることで、事実を受け入れやすくなり、頭を柔らかくすることができます。

 

人の話をきちんと聞く

人の話をきちんと聞くことも大切です。

頭が固い人は、人の話に耳を傾けるのが苦手な傾向にあります。

自分には人の話を聞くのが苦手なところがあるということを、常に頭の片隅に入れておき、日頃から傾聴する意識を持ちましょう。

人の話がきちんと聞けるようになると、視野が広がったり新しい自分を発見する機会になり、柔軟な思考を手に入れられるようになりますよ。

 

体を動かしてリフレッシュするのもアリ

ときに、体を動かしてリフレッシュするのもアリです。

頭が固い人は、悩みを抱えたりストレス疲れをすることが多く、モヤモヤした気持ちを抱えてしまうことが多いです。

そんなときは、体を動かして気分転換すると、体だけでなく心もスッキリして、凝り固まった考え方を一新する良い機会になりますよ。

 

柔軟な頭を持ってる人は、異性から見ても魅力的

頭が固い人と一緒にいてもストレスしかありません。

そんな人は、異性から見ても魅力的とはいえないでしょう。

やはり頭が柔らかくて、臨機応変に対応できる人の方が素敵ですよね。

ただ、「そもそも異性との出会いがない」という人も少なくありません。

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頭が固くなってると思ったらマッサージして気持ちを落ち着かせよう！

「頭が固い」とは、頑固で融通が利かないという意味の慣用句です。

頭が固い人はこだわりが強く、自分の考えをしっかり持っていて、人の意見を聞くのが苦手な傾向にあります。

また、自分に自信を持っており、きつい言動が目立ったり人間関係を築くのが苦手な人も多いです。

頭が固い人と上手に付き合うためには、まずは周囲を味方につけるようにしましょう。

自分の頭が固くなってるなと思ったら、頭皮マッサージをしたり、運動をしてリフレッシュし、気持ちを落ち着かせるようにしてくださいね。