華金の意味とは?花金との違い・死語とされる理由・使い方を解説
40代以上の人に馴染みのある華金。
しかし、最近の若者のなかには聞いたことない人や、聞いたことはあっても意味がわからない人が多いのではないでしょうか。
同じ読み方で「花金」もあるので、混乱する人も多いはず。
そこで、華金の意味や使い方について紹介します。
花金との違いや死語になった理由も解説するので、ぜひ最後までお読みください。
Contents
華金とは?意味や読み方って?
華金とは「華の金曜日」の略語で「はなきん」と読みます。
「週末が休みの人が仕事終わりに時間を気にせず楽しめる」という考えから誕生しました。
金曜日の夕方は、仕事後に居酒屋やカラオケで盛り上がる人も少なくありません。
しかし、華金は死語になった時代もありました。
そこで、華金の歴史や死語になった理由について紹介します。
華金はいつから使われ始めた?
華金は、バブル期の1980年代に生まれた言葉。
バブル期は多くの人が好景気を実感し、経済的に潤いを感じている人も多くいました。
そのため、金曜日の夜は心置きなくお酒を楽しむ人が増え、お金に糸目をつけずに自由な時間を過ごしていた人が多かったのです。
この頃から週休二日制が普及し、土日が休みになるサラリーマンが増えてきました。
翌日の仕事を気にせずに思いっきり楽しむ風習がサラリーマンのなかで根付き、華金という言葉が誕生したのです。
華金は死語になった?
バブル期に定着した華金ですが、1993年頃にバブルが崩壊し、サラリーマンの金銭事情に変化が出てきました。
サラリーマンが豪遊できるほどの金銭的な余裕がなくなり、徐々に華金という言葉が使われなくなったのです。
現在は、在宅ワークが増えていることもあり「華金=飲み会」という考えが減っています。
しかし、最近ではバブル期を知らない世代の若者がSNSで「華金」という言葉を使って投稿し、再び注目されつつあります。
一度は死語となった華金ですが、今ではバブル期を知らない世代にも使われるようになったのです。
「華金」と「花金」の違いとは?
「華金」と「花金」は、同じ読み方であるうえに、言葉の意味も似ています。
そのため、どちらを使えばよいのか、混乱する人も多いのではないでしょうか。
そこで「華金」と「花金」の違いについて紹介します。
違いを覚えて、状況に合った使い方をしましょう。
華金はSNSで使われる最近の言い方
SNSでは「華金」という言葉を用いた投稿が多く見られます。
華金の意味は昭和と変わらず「金曜日の夜を楽しむ」という意味で、SNSには多くの投稿が集まっています。
では、実際にどのような投稿があるのか、例文を見ていきましょう。
- 「華金が楽しすぎてとても幸せでござんした」
- 「今日は華金なので酒飲んじゃいます」
- 「華金なので仕事帰りに新大久保で待ち合わせしてサムギョプサル食べてカフェしてよき1日だった」
このように、SNSでも「華金」を使う若者が増え、それぞれの楽しみ方で充実した夜を過ごしています。
「華金」は花金より高級感がUPする言い換え
「華金」と「花金」は、聞いたことがあっても、正しく使い分けができていない人が多いのではないでしょうか。
実際に、どちらの字を用いても通じるため、本来の意味を知らずに使っている人も多いはず。
基本的な意味は同じですが、華金は豪華な過ごし方をする時に使います。
いつもは行かない高級レストランで食事する、奮発して旅行するなど、高級感のある過ごし方が特徴。
一方で花金は、居酒屋やカラオケで盛り上がるなどの日常に近い楽しみ方を指します。
好きな趣味に没頭するなど、一人で楽しむ場合も「花金」にあたり、庶民的な楽しみ方で有意義に過ごしているのです。
「華金」と「花金」では過ごし方に違いがあり、それぞれの楽しみ方で華金(花金)を満喫してます。
華金は世代によって捉え方が違う
華金は世代によって捉え方が違うため、過ごし方にも大きな差があります。
バブル期を経験した40代以上の人は、豪快に飲みに行っていた頃の楽しさを求める傾向があります。
その一方で、現代の若者は一人の時間を大切にし、仕事後に飲み歩く人は少ないのです。
そこで、華金の捉え方の違いについてくわしく紹介します。
40代より下はゆっくりできる日
40代より下の世代は、黄金の華金時代を知りません。
社会人になると、会社の人から飲みに誘われることもありますが、飲みニケーションを苦手とする若者もいます。
バブル期を過ごしていない若者は、飲みに行かずに個々の時間を楽しむ傾向があり、自分の時間を大切にしているのです。
ジムや趣味、なかには一人で宅飲みをしてゆっくり過ごす人も。
彼らにとって華金とは、誰にも気を遣わず、自分の好きなことをして日々の疲れを癒やす時間なのです。
40代より上は飲み会が開ける日
40代より上の世代にとって金曜日は「飲み会が開ける日」という考えの人が多いでしょう。
次の日の仕事を気にせず、思いっきりお酒を楽しむのです。
バブル期ほど豪快にお金を使う人は少なくなりましたが、若者に比べると仕事後に直帰する人は少ない傾向があります。
40代以上の人のなかには、金曜日の飲み会のために仕事を頑張っている人も。
仕事が終わっても人との交流を大事にし、お酒を楽しんでいるのです。
華金(花金)の使い方と例文
華金(花金)は、週末が休みの人に当てはまる言葉。
休みがシフト制の人や、週末が仕事の人は当てはまりません。
そのため、言葉は知っていても、使い方がわからない人もいるのではないでしょうか。
そこで、華金(花金)を使った例文を紹介します。
- 「今度の華金は給料日。日頃のご褒美に高級レストランを予約してみようかな」
- 「今週は仕事が忙しくて疲れたな…華金(花金)は真っ直ぐ家に帰ってゆっくりしよう」
- 「接客業は週末が忙しいから華金(花金)の概念がない」
- 「明日の華金は彼氏と食事デートだからオシャレしよう」
華金(花金)の使い方を覚えて、上手に会話に取り入れてみてくださいね。
華金と似た言葉
華金の類義語としてプレミアムフライデーやブラックフライデーがあります。
どちらも共通して金曜日ですが、意味は大きく違うので正しく理解しましょう。
そこで、華金と似た言葉、プレミアムフライデーやブラックフライデーの意味を紹介します。
プレミアムフライデー
プレミアムフライデーとは、2017年から始まった政府が提案した取り組み。
仕事の終わる時間を早めて、個人消費を伸ばそうとするものです。
毎月月末の金曜日がプレミアムフライデーとして定められていますが、強制ではありません。
プレミアムフライデー制度を導入していない企業もあり、取り入れるかどうかは企業の判断に委ねられます。
目的は買い物や旅行、家族と食事など、消費喚起やライフスタイルの変革に繋げること。
しかし、早く帰れた分、次の出勤日は仕事量が増えるため、プレミアムフライデーをメリットに感じていない人もいます。
ブラックフライデー
ブラックフライデーとは、アメリカの感謝祭の翌日で、11月の第4金曜日を指します。
各施設で大規模なセールが行われ、通常よりもお得に買い物ができるラッキーデー。
1960年代からアメリカで行われ「週末は家族が集まり、食事やパーティーをして人生の幸せに感謝する」という意味が込められた伝統的な祭典です。
「ブラック」は、売上が伸びて黒字になるイメージからついたとされています。
今では、日本でもブラックフライデーが広く浸透し、多くのお店がセールを開催。
年末前の大規模なセールということもあり、各地で盛り上がりを見せています。
華金の英語表現
華金は、英語でも似たような表現があります。
特にSNSでは「華金」を英語で表現している投稿も多いです。
では、華金の英語表現とはどのようなものがあるのか気になりますよね。
そこで、この章では華金の英語表現を紹介します。
英語で表現することで、華金の喜びや嬉しさがより伝わるので、ぜひ使ってみてくださいね。
TGIF
TGIFは「Thank God It’s Friday」の略。
読み方は「ティージーアイエフ」です。
直訳すると「神様ありがとう、金曜日です」という意味になり、金曜日になった喜びが表現されています。
TGIFは1965年に設立したレストラン、T.G.I.フライデーズが使ったのが始まり。
現在は日本でも浸透し、SNSでもTGIFを使った投稿が多く見られます。
FriYAY
FriYAYはFriday(金曜日)とYAY(やったぁ)を組み合わせた造語。
読み方は「フライイェイ」で、華金の意味で使われます。
「YAY」と喜びが入っているので、金曜日になった嬉しさが伝わりますよね。
TGIFと同じでSNSでもよく見かけるようになり、多くの世代で使われています。
YAYは全て大文字ですが、小文字で使われていることも。
細かなルールはありませんが、正式は大文字であることを覚えておきましょう。
好きな人と華金を楽しもう!
華金に大好きな恋人と過ごせたら、仕事の疲れも吹き飛びますよね。
とはいえ、好きな人がいなかったり、身近に出会いがなかったりする人もいるでしょう。
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「華金」は特にSNSで使われやすい!花金との違いを知って使い方をマスターしよう
今回は、華金の意味や使い方について紹介しましたがいかがでしたか。
華金とは、週末休みの人が金曜日の仕事終わりに思いっきり遊ぶことで、最近ではSNSで使われることも多くなりました。
現在は、バブル期のように派手に遊ぶ人が減りましたが、個々の楽しみ方を見つけて自分の時間を大切にしています。
華金と似た言葉は多くありますが、それぞれの意味を正確に理解し、状況に合わせた使い方をマスターしましょう。
自分に合った楽しみ方で、充実した金曜日を過ごしてくださいね。
- 華金とは「華の金曜日」の略で週末休みの人が仕事終わりに時間を気にせず楽しむこと
- 華金とは花金よりも豪華で高級感のある過ごし方をすること
- 40代以下の若者は自分の時間を楽しみ、華金黄金世代の人たちは人との交流の場を大事にする
- 華金は英語や類義語があるため正しく覚えて状況に合った使い方をしよう
- 自分に合った過ごし方で華金を充実させよう