「上辺」の意味や類語・使い方を解説!上辺だけの友達の特徴・対処法
人との関係性を表すときに「上辺だけ」という言葉を使う場合があります。
何となくネガティブなイメージが強い言葉ですが、具体的な意味を知らないという人は多いかもしれません。
今回の記事では「上辺」の意味や類語、使い方について紹介します。
また、「自分に上辺だけの友達がいるのか知りたい」「上辺だけの関係から脱却したい」という人に向けて、上辺だけの友達にありがちな特徴や対処法などを詳しく解説します。
Contents
「上辺」とは
はじめに「上辺」の意味や類語、使い方をチェックしてみましょう。
意味
「上辺」という言葉をネットの辞書で調べてみると、以下のように記載されています。
つまり「上辺」とは、内面はさておき外面を重視している状態を指す言葉です。
「上辺だけの友達」というように人間関係に使うときは、内面的なつながりはなく世間体や体裁を気にして付き合っている相手を意味します。
類語(言い換え表現)
「上辺」の意味合いがいまいちつかめないときは、類語(言い換え表現)をチェックしてみるとわかりやすくなります。
「上辺」の類語は、以下のとおりです。
- 表面的
- 外面的
- 見せかけ
- 上っ面
- 皮相
- 表向き
- 化けの皮
- ポーズだけ
- ハリボテ
どの言葉も「本質的には違う」という意味で使われます。
対義語
「上辺」は外面や建前を意味する言葉です。
その対義語として、
- 内面
- 本質
- 本音
などが挙げられます。
内面や本質は「本当の姿」を指し、本音は「本心から出た言葉」を意味します。
上辺とは真逆の意味があるため、覚えておきましょう。
使い方
続いては「上辺」の使い方を見ていきましょう。
外面だけ良く見せている様子を示すときは、
- 上辺を整える
- 上辺を取り繕う
- 上辺を飾る
などと表現します。
また、表向きは仲が良さそうに見えても実際は関心が薄い人との様子を表すときは、
- 上辺だけの付き合い
- 上辺だけの関係
という使い方をします。
上辺だけの友達にありがちな特徴
「上辺だけの友達」とは希薄な関係を意味します。
具体的にどのような関係が上辺だけの友達になるのか気になりませんか?
ここでは、上辺だけの友達にありがちな特徴を5つ紹介します。
以下の内容に当てはまる友達が身近にいないかチェックしてみましょう。
自分の本音を話せない
上辺だけの友達には本音を話せないのが特徴のひとつです。
親友と呼べるような仲の良い友達とは信頼関係ができているので、本音で話しても受け入れてもらえるという安心感があります。
しかし、上辺だけの友達に対しては警戒心があるので、本音を話せません。
表向きは仲が良くても、心のどこかで「裏切られるかも…」と思ってしまうのです。
たとえば、
- 似合っていないと思っているのに、「その服似合ってるね」と嘘を言う
- 本当は興味がないのに、「面白そう!」とポジティブな反応をする
- 仕事の悩み相談や恋愛話などプライベートな話ができない
などの言動をとってしまうなら、上辺だけの友達の可能性が高いでしょう。
喧嘩したことがない
上辺だけの友達は喧嘩をすることがないのも特徴的です。
そもそも本当に親しい訳ではないので、意見がぶつかるほど話をしません。
本当の友達とは心地いい関係性を築きたいと思いますから、わだかまりが生じれば解決できるよう行動するものです。
ときには否定的な意見を伝えて、喧嘩に発展することもあるでしょう。
しかし関心が薄い相手であれば、面倒な衝突は避けたいものです。
そのため、上辺だけの友達には不満があっても伝えることはありません。
仲が良すぎて喧嘩をしないというケースもありますが、衝突するほど距離感が近くないと感じるなら上辺だけの友達といえるでしょう。
会えなくなったとしても寂しくない
上辺だけの友達は存在感が薄く、会えなくなったとしても寂しくありません。
お互いに用事がなければ連絡をしない関係で、学校や職場、友達同士で集まるときなどしか会わないのが特徴です。
生活スタイルが変わって会う機会がなくなると、そのまま連絡をとらずに友達関係が終わってしまうケースも少なくありません。
とくに話したいこともないため、自然と疎遠になっていくのです。
損得勘定で動く
上辺だけの友達は損得勘定で動く傾向があります。
本当に仲の良い友達なら、相手が困っているときは無条件で手助けしたくなるものです。
しかし気薄な関係の相手であれば、そう簡単に重い腰は上がりません。
自分が何か頼みごとをしたとしても、相手にメリットがなければ「YES」の返事をもらうのは難しいでしょう。
損得勘定で動く人は周囲の目を気にすることがあり、社会的地位や交友関係、職業などを見て得がありそうな人を友達に選ぶことがあります。
見返りがなければお願いを聞いてもらえない・都合の良いときだけ寄ってくるような友達は、上辺だけの関係といえるでしょう。
会話が盛り上がらない
上辺だけの友達とは一緒にいても会話が盛り上がりません。
他の友達がいるときは会話ができても、2人きりになった途端に沈黙が続いてしまいます。
気まずい空気が流れてテレビの話や天気の話、共通の友達の話など当たり障りのない話題で場をつなぐことが多いでしょう。
上辺だけの関係を脱却するコツ
今は上辺だけの関係でも、付き合い方を変えることで本当の友達になれる可能性があります。
ここでは、上辺だけの関係を脱却するコツを紹介します。
積極的にコミュニケーションをとる
仲良くなりたい相手とは、積極的にコミュニケーションをとるのがポイントです。
親しみやすいと感じてもらえるように、笑顔で明るく接してみましょう。
自分が好意的な態度をとると相手が好感を持ってくれる可能性があります。
接触回数を増やして親密度を高めていきましょう。
コミュニケーションを重ねれば重ねるほど、本当の友達に近づいていきますよ!
トラブルを一緒に解決する
苦難を乗り越えた相手とは絆が深まりやすくなります。
上辺だけの関係の人とトラブルを一緒に解決すると信頼関係が築かれ、一気に親しくなれる可能性があります。
相手が困っているときは自分から声をかけて手助けをしてみましょう。
このときのポイントは見返りを求めないことです。
献身的な姿を見せれば、相手の自分に対する印象がグッと上がります。
上辺だけの優しさではなく、本当に助けたいという気持ちを伝えてくださいね。
一緒に過ごす時間を増やす
親友と呼べるような仲の良い友達になりたいなら、信頼関係を構築することが大切です。
お互いに理解し合えるように、一緒にいる時間を増やしてみましょう。
一緒にいることで思い出ができ、話せる話題も増えてきます。
すぐに仲良くなろうと焦らずに、時間をかけて仲を深めてみてくださいね。
自分の意見を伝えるようにする
上辺だけの人とは本音で話すことができません。
しかし、衝突するのが怖い・めんどくさいからと自分の意見を伝えなければ、いつまで経っても仲良くなることはできないでしょう。
本音を話せない人と一緒にいても居心地が悪いため、コミュニケーションをとりたくなくなる可能性があります。
上辺だけの関係を脱却したいなら、相手と意見が食い違っても自分の気持ちを伝えるようにしてみましょう。
自分が素直になることで、相手も本音を話しやすくなります。
反対意見を伝えるときは相手の考えに理解を示しつつ、できるだけ優しく伝えるようにするのがポイントです。
上辺だけの友達しかいないときの対処法
仲の良い友達が周りに1人もいないと、なんだか悲しい気持ちになるものです。
上辺だけの友達しかいないときは、自分の言動や交友関係の狭さが影響している可能性があります。
最後に友達関係を変えたいときの対処法を紹介していきましょう。
自己分析をして原因を追究する
上辺だけの友達しかいないのは、自分が周りの人を不快にさせるような言動をとっているからかもしれません。
自分の言動が関係しているなら、態度を改めることで深い友達関係を築けるようになるはずです。
とくに、相手を見下すような態度をとるマウンティング女子・男子や自分の話ばかりする人は、上辺だけの友達と思われることが多いです。
きちんとコミュニケーションをとっているか自己分析をして、原因を追究してみましょう。
積極的に人脈を広げる
今の友達関係に満足していないなら、積極的に人脈を広げて新しい出会いを探してみるのがおすすめです。
自分と気が合う人たちと出会えれば、自然と本音で話せる友達が作れる可能性があります。
出会いを探せるマッチングアプリやSNS、社会人サークル、ジム、習い事など、友達が作れそうなサービスを活用してみましょう。
心で通じあえるパートナーを見つけよう
恋人同士でも上辺だけの付き合いになってしまうケースもあります。
本音で話せて心が通じ合うパートナーであれば、関係は長続きしやすいでしょう。
素敵な出会いを探すなら、マッチングアプリ「ハッピーメール」がおすすめです。
累計会員数3,500万を突破しているので、理想の相手がきっと見つかります。
20年以上の運営実績がある老舗のマッチングサービスなので、初めての方でも安心して利用できるのも魅力です。
ぜひハッピーメールを活用して、素敵な恋のパートナーを見つけてくださいね。
上辺だけの付き合いは職場・彼氏彼女の関係でも発生する!
上辺だけの付き合いは友達だけでなく、職場や彼氏彼女の関係でも発生します。
結婚して子供を持つと、パパ友・ママ友と上辺だけの付き合いをすることがあるかもしれません。
良好な人間関係を築くために建前上の対応が必要な場合もあります。
しかし、上辺だけの付き合いしかできないことを寂しく感じるなら、今回の記事で紹介した情報を参考にして、まずは本音で付き合える友達を作ってみましょう!
- 「上辺」とは見せかけの様子を意味する
- 「上辺だけの友達」とは世間体や体裁を気にして付き合っている友達のことを指す
- 上辺だけの友達にありがちな特徴として、自分の本音を話せない・会えなくなっても寂しくない・会話が盛り上がらないなどが挙げられる
- 上辺だけの関係を脱却するなら、相手とのコミュニケーションや自分の意見を伝えることを大事にして、一緒に過ごす時間を増やすのがポイント
- 上辺だけの友達しかいないときは、自己分析をして原因を突き止めたり、積極的に人脈を広げたりするのがおすすめ