ぞんざいな扱いとは?意味や類語、ぞんざいな扱いをされる特徴・原因を紹介
職場や学校でぞんざいな扱いをされて嫌な思いをした経験はありませんか?
ぞんざいな扱いをされると自分の存在を否定されたように感じてしまいますよね。
「なぜ自分はぞんざいな扱いをされてしまうのだろう」とお悩みの人もいるでしょう。
実は、自分の普段の行いに原因があるかもしれません。
この記事ではぞんざいな扱いをされる人の特徴や原因について紹介するので、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
Contents
「ぞんざいな扱い」とは?
そもそも「ぞんざいな扱い」とはどういう意味なのでしょうか。
ここでは、ぞんざいな扱いの意味や使い方、英語表記について紹介します。
意味・漢字
ぞんざいな扱いを辞書で引くと
丁寧でない、いい加減な対応、どうでもよい風の待遇などを意味する表現
引用元:https://www.weblio.jp/content/ぞんざいな扱い
とあります。
「ぞんざい」という言葉は「いいかげん」「乱暴」という意味で、漢字表記はなくひらがなのみで使用されます。
「存在」や「粗雑」と表記されることもありますが、これらは当て字であり正しい漢字表記ではないので注意しましょう。
類語・言い換え
ぞんざいな扱いの類語は
- おざなりな扱い
- いい加減な扱い
- 冷たい対応
などです。
どれも相手がまともに取り合ってくれないことを意味する言葉です。
例文・使い方
「ぞんざいな扱い」の使い方を例文を用いて紹介します。
- 職場で上司からぞんざいな扱いを受けた
- 人から借りたものはぞんざいに扱ってはいけない
- デート中に彼氏からぞんざいな扱いをされたので、別れを考えている
「ぞんざいな扱い」という言葉を人に使うときは、主に「いい加減な」という意味合いが強いです。
一方、物に使う場合は「乱暴な」というニュアンスで使われることが多いでしょう。
英語表記
「ぞんざい」という言葉を表す英語には「slipshod」「rude」などがあります。
「slipshod」は直訳すると「かかとのすり減った靴」ですが、転じて「ずさんな」「手を抜いた」という意味で使われます。
「rude」は日本語で「不作法」「失礼」を意味する単語なので、「ぞんざい」を「乱暴」というニュアンスで使いたい場合は「rude」が適しています。
ぞんざいな扱いをされやすい人の特徴
「なぜか自分ばかりぞんざいな扱いをされる」とお悩みではありませんか。
実はぞんざいな扱いを受ける人たちには特徴があるのです。
ここではぞんざいな扱いを受ける人の特徴を8つ紹介するので、自分に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
自分勝手
自分勝手で自己中心的な考えの人は、周りからぞんざいな扱いを受けます。
自分の都合しか考えず周りに迷惑をかけるので、冷たい対応をされても仕方ないといえるでしょう。
思い当たる節があるのならば、丁寧な対応を望む前に、まず自分の態度を改めるべきです。
周りのことを思いやって行動するようになれば、自然と自分の存在を尊重してくれるようになりますよ。
子どもっぽい
「発言や行動が子どもっぽい」というのもぞんざいな扱いを受ける人の特徴です。
「機嫌が悪いときに八つ当たりする」「語彙力が乏しく、きちんとした敬語が使えない」などは典型的な子どもっぽい振る舞いです。
年を重ねているにも関わらず、考え方や態度が幼いままだと、相手から「まともに取り合う必要がない」と思われます。
その場の感情に任せて行動せずに、一度落ち着いて考えてから行動する癖をつけましょう。
気が弱い
気が弱く、不満を抱え込んでしまうタイプの人もぞんざいな扱いをされます。
「嫌だ」と言えずに、職場で面倒な仕事や雑務を押し付けられてしまうこともあるでしょう。
しかし、我慢するばかりではぞんざいな扱いはエスカレートする一方です。
直接言うのが苦手ならば、文書やメールで伝えるのも一つの手です。
暗い性格
暗い性格の人は良好な人間関係を築くのが苦手なので、周りから「何を考えているかわからない」と思われてしまいます。
その結果、不気味な印象を持たれぞんざいな扱いをされます。
逆に言えば、「不気味な人」という誤解さえ解ければ、人間関係が円滑に進むでしょう。
たとえコミュニケーションが苦手でも、毎朝挨拶をするように心がけるだけで周りの印象は変わりますよ。
自分の意見がない
自分の意見がなく、常に周りに流されている人の話を真剣に聞こうとは思いませんよね。
考えに芯がなく、自己主張もない人が尊重されることはまずありません。
人の意見を聞くだけでなく、何事にも自分なりの視点で考える癖をつけましょう。
いちいちうるさい
どんなことにも首を突っ込んで意見を言う人は、面倒だと思われてぞんざいな扱いをされます。
自分の立場が上になってくると、周りにアドバイスしたくなることもあるでしょう。
しかし、周りはあなたのアドバイスを求めていないかもしれません。
ぞんざいな扱いを受けないためには、自分の意見が求められているのかを見極めることが大切です。
上から目線
いつも上から目線で偉そうな人は、周りから「面倒な人」とみなされぞんざいな扱いを受けます。
とくに、態度だけ偉そうで結果が伴っていない人には誰も耳を貸しません。
自分の立場が上になったときほど謙虚さを忘れないようにするべきです。
オドオドしてる
「オドオドしてる」というのもぞんざいな扱いをされる人の特徴です。
自分の意見に自信がない人の意見は説得力がありません。
たとえ正しいことを言っていても聞き入れてもらえない可能性が高いです。
オドオドしてるというだけで能力を正しく評価してもらえないのはもったいないですよね。
自分が正しいと思ったら、周りに何を言われても気にしない芯の強さが必要です。
ぞんざいな扱いをされる原因
ぞんざいな扱いをされるのは、ぞんざいな扱いをする側に問題があることも少なくありません。
ここではぞんざいな扱いをされる原因を4つ紹介します。
相手が怒りっぽい
ぞんざいな扱いをされる原因の一つ目が「相手が怒りっぽい」ということです。
短気で怒りっぽい人は、イライラしている気持ちを他の人にぶつける傾向が強いです。
このタイプの人は自分の気持ちがコントロールできないので、他人を気遣う余裕もありません。
そのまま話を続けても嫌な思いをするだけなので、一旦距離をおいて相手の気持ちが落ち着くのを待つのが得策です。
相手が子どもっぽい
子どもっぽく、考え方が幼い人は自分さえ「よければいい」と思っています。
相手がどんな気持ちになるか考えず、感情の赴くまま行動するので他人にぞんざいな扱いをしていることすら気づいていない可能性があります。
このタイプの人間はそもそもの自覚がないので、改善の見込みはまずありません。
まともに取り合うことはせず、必要最低限のやりとりで済ませましょう。
相手が見下すタイプ
人を見下すタイプの人はマウントをとるために、ぞんざいな扱いをしてきます。
しかし、相手にマウントを取るということは、気持ちに余裕がないことの裏返しでもあります。
大した人物でないことがほとんどなのでぞんざいな扱いを受けても気にする必要はありません。
自分をぞんざいに扱っている
自分をぞんざいに扱っていることが、周りからぞんざいに扱われる原因になっているかもしれません。
自分を卑下したり、自虐ネタが多かったりすると「大したことない」「適当に扱っても大丈夫」と思われてしまいます。
自分では「笑わせてる」つもりでも、周りからは「笑われている」ことが多いです。
心当たりがある人は、少しずつ自虐ネタを減らしていきましょう。
ぞんざいな扱いをされたときの対処法・対策
ぞんざいな扱いを受け入れてしまうと、相手の態度はエスカレートする一方です。
ぞんざいな扱いをされないためには、きちんと自分の意思を示す必要があります。
最後にぞんざいな扱いをされたときの対処法を6つ紹介するので、実践して自分の存在を尊重してもらいましょう。
恋人にぞんざいな扱いをされたとき
恋人にぞんざいな扱いをされたときは、照れ隠しである可能性があります。
とくにシャイな男性が照れ隠しで女性をぞんざいに扱ってしまうパターンはかなり多いです。
この場合、相手に悪いことをしている自覚がないので、「ぞんざいな扱いをされたくない」と伝えなくてはなりません。
「嫌な思いをしている」ということが伝われば態度を改善してくれるでしょう。
一方で、恋人を見下してぞんざいな扱いをしているならば大問題。
態度が改善する見込みは少ないので、別れることを視野に入れるべきです。
友達にぞんざいな扱いをされたとき
友達にぞんざいな扱いをされると、とてもショックですよね。
たとえ信頼関係があり、冗談のつもりだったとしても、ぞんざいな扱いを受ければ今後の関係性を考えざるを得ないでしょう。
仲が良いからといって適当な扱いをする友達よりも、自分を大切にしてくれる友達と長い時間を過ごしましょう。
職場でぞんざいな扱いをされたとき
職場でぞんざいな扱いをされたときは、孤立しない状況を作ることが大切です。
信頼できる上司や同僚に相談して1人で抱えないようにしましょう。
相手に直接「嫌だ」と言えなくても、周囲の助けによってぞんざいな扱いを受けなくなるかもしれません。
人の手を借りてでも、「嫌だ」という意思表示することが重要ですよ。
意見・嫌なことはきちんと言う
ぞんざいな扱いをされたときは我慢せずに「嫌だ」と相手に伝えましょう。
何も言わずに我慢すると相手は「この人はぞんざいな扱い方をしていい人なんだ」と勘違いします。
また、「ぞんざいな扱いをしてもどうせ言い返してこない」と思われると、どんどんエスカレートする可能性もあります。
それを防ぐためにも、はっきり「嫌だ」と伝えられる人は言葉にするべきです。
外見・姿勢を整える
ぞんざいな扱いを受けないためには、外見や姿勢を整えることが大事です。
人は外見から受ける情報を重視するので、姿勢が悪く清潔感のない見た目をしていると、相手から見下されてぞんざいな扱いを受けやすくなります。
ぞんざいな扱いを受けないために身なりを整え、堂々とすることはとても有効な方法です。
自分のことを大切にする
周りから尊重してもらうには、まず自分が自分を大切にしなければなりません。
自分に自信がなく、ネガティブなことばかり言う人は尊敬に値しませんよね。
ポジティブでいつも堂々としている人になれれば周りの見る目は変わります。
そのために自分磨きをして、自分が好きな自分を目指しましょう。
ぞんざいな扱いをされないよう自分を強く持とう!
周りからぞんざいな扱いをされて嫌な思いをした経験は誰にでもありますよね。
それは自分に自信がないことが原因かもしれません。
自分を強く持ってはっきりと意見を言ったり、堂々とした態度で接したりすれば、ぞんざいな扱いをされることはなくなるでしょう。
自分に自信を持って相手と対等な関係を築ければ、仕事も恋愛も有利に運べます。
ぞんざいな扱いをされないように、関連記事も参考にして、自己肯定感を高めていきましょう!
- 「ぞんざいな扱い」とは「いい加減でどうでもよい対応」という意味
- 「自分勝手」「子どもっぽい」「気が弱い」などの特徴を持つ人はぞんざいな扱いをされやすい
- ぞんざいな扱いをされる原因は、相手にあることも少なくない
- ぞんざいな扱いをされたときの対処法は「嫌なことはきちんと言う」「外見や姿勢を整える」「自分のことを大切にする」などがある