アバンチュールの意味や類語とは?アバンチュールする人の特徴・注意点
「アバンチュール」は近頃の会話であまり使われなくなった言葉ですが、どこか危険で魅力的な響きがある言葉ですよね。
そもそもアバンチュールの語源や本来の意味は何だったのでしょうか?
この記事は、アバンチュールの意味や類語、使い方の解説とともに、アバンチュールをしがちな人の特徴や楽しむための注意点を紹介しています。
Contents
「アバンチュール」の意味とは?
「アバンチュール」の意味は「恋の冒険」「真剣な恋愛ではない遊び的な関係」のこと。
パートナー以外の人との秘密の恋愛や、衝動的に身体の関係を持つだけの関係など、まじめではないお付き合いを意味します。
火遊び的な行為で、リスクを伴う可能性のある恋といってもよいでしょう。
まず「アバンチュール」という言葉の語源や意味の似た表現、逆の意味の言葉と英語表記について紹介します。
語源はフランス語
アバンチュールの語源はフランス語の「aventure」。
「aventure」は英語で言うと「adventure」で冒険を意味し、元々は恋愛に限定しない広い意味での冒険を表す言葉です。
しかし、アバンチュールという言葉が日本で最初に使われ始めた時は、男女の関係を描いた文学作品などで使われたので、そのイメージが徐々に浸透していきました。
そのことから、今では日本で「アバンチュール」と言えば、火遊び的な恋愛を意味する言葉となったのです。
類語・対義語
アバンチュールの類語は「火遊び」「浮気」「略奪愛」など、不特定な異性と恋愛をする表現になります。
また「一夜限りの恋」「行きずりの恋」「火遊びの関係」など、短期間や不誠実な関係を表す言葉で表現することもできるでしょう。
対義語は本気の恋愛を表す「誠実」「堅実」またはそれらに関係や恋愛をつけた「誠実な関係」「堅実な恋愛」などです。
英語表記
アバンチュールの語源は冒険を意味する「adventure」ですが、英訳する場合「冒険」だけでは恋愛面の意味が不十分です。
英語で表記する場合には
「romantic adventure」(恋の冒険)や「love affair」(情事、浮気)と意訳すると、日本語のアバンチュールのイメージを伝えることができます。
例としては、
He goes to the bar for a romantic adventure. (彼はアバンチュールを求めてバーに行く。)
Our love affair ended soon.(私たちの関係はすぐに終わりました。)
などの使い方が挙げられるでしょう。
「アバンチュール」の使い方
「アバンチュール」を日本で使う場合は、本来の冒険ではなくリスクの伴う火遊び的な恋愛の話として使われることがほとんどです。
昔の小説や昭和歌謡などではよく見かけた表現ですが、最近の若い人には意味が分からない人もいるので、死語だと言う人もいます。
次は「アバンチュール」の使い方について解説しましょう。
「恋の冒険」「恋の火遊び」に使われる
アバンチュールは恋愛のスタイルの1つですが、不倫や一夜限りの関係など「恋の冒険」「恋の火遊び」といったゲーム感覚の恋愛で使われる言葉です。
人に話せるような夫婦関係や恋人関係ではなく、トラブルに発展する恐れもある関係や、人には秘密で楽しんでいる関係のことをアバンチュールと表現します。
例えば、
「リゾート地でのアバンチュールで、ひと夏の想い出を作った。」
「部長には奥さんがいますが、たまに愛人とアバンチュールを楽しんでいるようです。」
などと使いますよ。
「歌詞」「タイトル」に使われる
アバンチュールは日常会話だけでなく、歌の歌詞、本やドラマのタイトルにもよく使われます。
それは短期間で激しく盛り上がる恋や人には言えない三角関係など、ドラマチックな恋愛関係がインパクトを与えるからでしょう。
特に昭和歌謡やJPOPには、アバンチュールを印象的に歌詞に使った恋愛の歌がよく歌われていました。
今でも「灼熱アバンチュール」などコミックのタイトルなどで、たまに登場しています。
アバンチュールをしがちな人の特徴
アバンチュールには憧れても今ひとつ勇気が出ないタイプと、良くないと分かっているのに誘惑に負けてしまうタイプがあります。
いかにも浮気しそうに見える人が意外とまじめだったり、日頃は誠実そうなのに実は異性にだらしないところがあったり、人によってそれぞれですよね。
次は、アバンチュールをしがちな人に、よくある特徴を紹介します。
今がよければそれで良しタイプ
今楽しいのが最優先で、後のことは考えないで突っ走ってしまうタイプの人は、アバンチュールの機会があれば躊躇せずに食いつきます。
自分や相手に恋人や配偶者がいても、その場の雰囲気で行動してしまうため、後のことは考えられません。
行きずりの相手やいかにも危険そうな人の誘いでも、盛り上がると危険を省みずについて行ってしまうこともあります。
断れないタイプ
本当は行きたくない飲み会や好きでもない相手とのデートなど、誘われると断るのが苦手で仕方なく行ってしまう人は、危ないアバンチュールも断ることができません。
押しが強いナンパや酔った勢いだけで迫ってくるような相手でも、ハッキリと断れないのでズルズルと関係を持ってしまいがちです。
自分から求めていないのに、なぜか火遊び目的の人ばかり寄って来ると悩んでいる人は、アバンチュールが嫌でも断れない自分に原因があるのかもしれません。
孤独が耐えられないタイプ
寂しがり屋でいつも誰かと一緒にいないと不安で、孤独に耐えられない人もアバンチュールの誘惑に弱いタイプ。
1人で過ごす暇な夜や人恋しくて誰かに甘えたい日には、本気でない相手でもいいからとりあえずそばにいてくれる人を求めてしまいます。
そんな人の心の隙を見つけるのが得意な人もいるので、寂しがり屋で誘惑に弱い人は気を付けましょう。
男性(女性)に甘えたいタイプ
異性と2人きりになると甘えたくなるタイプの人も、アバンチュールに走りがちな傾向があります。
好きでもないのに何となく男性の身体に触れてしまう女性や、女性に接近してしまう男性は、相手から見ると誘っていると勘違いされることも。
その気はなかったのに成り行きで浮気してしまったり、衝動的に深い関係になったりしてしまうこともあるでしょう。
お酒が好きなタイプ
アバンチュールはお酒の席で起こりやすいので、お酒が好きでよく飲みに行く人はアバンチュールを経験する可能性も高いでしょう。
普段はおとなしい人がお酒の勢いで大胆になったり、まじめな人なのに酔った勢いで警戒心がゆるんだりして、日頃では考えられない過ちをおかすこともあります。
酒癖が悪い人は翌日になると何も覚えていないこともあるので、要注意ですね。
アバンチュールを楽しむための注意点
恋愛の形は人それぞれ。
時には大胆になってアバンチュールを楽しんでみたい人や、今は特定の相手は作らないで自由でいたい考えの人もいるでしょう。
最後に文字通り「恋の冒険」をしてみたい人のために、アバンチュールを楽しむ際に気を付けるべきリスクや注意点を解説します。
相手を束縛しない
アバンチュールとしてお互い自由に楽しもうと決めたのなら、もし本気で好きになっても相手を束縛しないようにしましょう。
最初は遊びと割り切っていても、会う回数を重ねて情が移ってくると、相手が他の異性と会ったり、そもそも家庭があったりするのが辛くなることもあります。
しかし、アバンチュールはあくまでも責任の伴わない交際なので、続けたいならお互いに束縛したり嫉妬したりせずに、相手に迷惑をかけないことがルールです。
恋愛依存にならない
アバンチュールは非日常的なイベントとして、自分の日常生活をしっかり確立したうえで楽しむものです。
火遊びの恋愛に依存したり、日常生活に影響を与えたりするような重い交際はNG 。
お互いのパートナーや仕事に支障が出るような頻繁なデートや、家に泊まって半同棲のような付き合いはトラブルの原因となります。
本命の恋愛ではないドライな関係だと理解して、必要以上に深い付き合いにならないようにセーブしましょう。
嘘はつかない
あとくされのない関係だからといって、アバンチュールの相手に嘘をついてはいけません。
結婚していることや彼氏・彼女がいることを内緒にしたり、本命の相手のふりをしたりして相手を騙していると、相手は本気にしてトラブルになる可能性もあります。
暴走されて取り返しがつかない事態になったり、ひどく傷つけてしまって恨まれたりしないように、早いうちからアバンチュールであることを正直に話しておきましょう。
お互いの友達に会わない
アバンチュールの相手が友達を紹介してきても会わない、自分の友達にも会わせない方が良いでしょう。
友達を交えた交際になると、秘密の関係が噂になる危険性も高まりますし、バレたときに知っていた友人が共犯にされることもあります。
また友達を交えた交際でお互いの素顔が分かると、単なる遊びと簡単に割り切るのが難しくなってしまうこともあるでしょう。
恋愛期間を決めておく
一時の素敵な想い出としてアバンチュールしたいのなら、恋愛期間は予め決めておくのがおすすめです。
感情のおもむくままに関係を続けていると、別れづらくなったり相手に執着されたりすることもあります。
最初から話し合って付き合う期間を定めたり、自分自身で終わる時期を想定したりして、すっきりした別れと美しい想い出が残るように、終わりを覚悟しておきましょう。
アバンチュールな恋に憧れるなら、同じ気持ちの異性を探そう
アバンチュールな恋に憧れる人は意外に多いかもしれません。
しかし、「遊び目的の恋愛」は相手が同じ気持ちでなければ上手くいきません。
真面目な恋愛をしたい人からは、不誠実な人だと嫌われてしまうでしょう。
累計会員数3,000万のマッチングアプリ「ハッピーメール」なら、様々な考えを持った異性を探すことができます。
同じ気持ちの異性と出会って、アバンチュールな恋を叶えましょう。
アバンチュールを楽しむなら割り切りが大切!
「アバンチュール」の語源は、フランス語で冒険を表すaventure。
しかし、日本では「恋愛の冒険」「火遊び的な関係」で使われることがほとんどです。
リスクのある関係やドラマチックな恋愛をイメージすることから、歌詞やコミックなどのタイトルに使われることも。
後先を考えずに流されてしまうタイプや寂しがり屋さん、お酒の席が好きな人はアバンチュールの誘惑に弱いでしょう。
アバンチュールを楽しもうと決めたなら、深入りしないと割り切ることが大切です。
必要以上に親しくならないことやお互いにリスクがあることを理解したうえで、秘密の恋の冒険を楽しみましょう。
- アバンチュールの語源はフランス語で意味は冒険
- 日本では火遊び的な恋愛を表し、歌詞やタイトルによく使われる
- アバンチュールはお酒の席でよく起こり、押しに弱いタイプ、隙のある人に多い
- アバンチュールは、期間限定や割り切った関係であることを理解して楽しもう