リムるとどうなる？意味・注意点・リムる理由あるあるを解説

X(旧：Twitter)やインスタなどのSNSで「リムる」という言葉を見かけたことがあるでしょう。

この「リムる」という言葉の意味や、実際にリムるとどうなるのかご存じでしょうか。

今回は、リムるの意味やSNSで相手をリムる際の注意点、なぜリムるのかなどを解説します。

SNSをストレスなく利用するために、この記事を役立ててみてくださいね。

そもそも「リムる」の意味とは

そもそも「リムる」とはどういう意味なのでしょうか。

まずは「リムる」の語源や、元々の意味、SNSでリムることによって自分に対して抱かれるイメージについて確認しておきましょう。

また「リムる」と混同しやすい「ブロック」についても合わせて解説します。

「リムる」の語源はremove

「リムる」とは英語の「remove (リムーブ)」に由来し「リムーブする」という行為を省略した言葉です。

英語では「取り除く」「解除する」「移動させる」などの意味がありますが、X(旧：Twitter)やインスタなどのSNSでは、フォローを外したり、フォローを外されたりすることを意味します。

具体的には、フォローを外したことを「リムった」フォローを外されたことを「リムられた」と表現して使うこの言葉。

最近ではSNS上だけでなく、現実世界で友人関係を断ち切る際にも使われることもあるようです。

リムるとブロックの違い

SNSでは、リムると同じような状況で「ブロック」という言葉を使うことがありますが、似ているようで違う意味を持つ言葉です。

ブロックとは、相手のアカウントをブロックすることにより、お互いのフォローを解除し、DMや返信などをできなくする機能のことを指します。

リムーブでは、相手からもリムられない限り、相手はフォローしている状態のままですが、ブロックでは相手からのフォローも強制的に外せる点で違いがあります。

リムることには負のイメージがある

リムーブは、自分側のフォローのみを外すので、相手の投稿をタイムラインに表示させたくないという場合に便利な機能です。

しかしながら、人によっては「リムられた＝絶縁された」と感じることも多く、マイナスのイメージを抱かれやすい行動でもあります。

誰かをリムる際には、相手の気持ちや相手にどう思われるかも考えた上で使用するようにしないと、関係がこじれてしまうこともあるので注意が必要です。

リムる理由・心理あるある

ここからは、相手があなたをリムる理由や、リムる際にどんな気持ちを抱いているのか解説します。

自分がリムる場合には、相手はこう考えるかもしれないということを把握しておくと、相手へ気遣いがしやすいですよ。

攻撃的な投稿が多い

多くの人がリムる理由のひとつに、フォロワーを傷つける内容や、見ている側が不快に思うような攻撃的な内容やネガティブな内容の投稿が多いから、ということが挙げられます。

自分ではただの愚痴だったとしても、文章を見た相手がネガティブに受け取ってしまうことはよくあります。

結果として、この人の投稿は見たくないからとフォローを解除するというわけです。

同じように、幼稚な内容や過激な内容を投稿する場合も「常識がない」「やりすぎている」と否定的に思われ、フォロワーの減少や、アカウントが炎上する原因になります。

ネットの炎上から自分の人生を守るためにも、投稿の内容には注意しましょう。

趣味や考え方が合わない

「趣味や興味、考え方が合わないからリムる」こともあります。

SNSでは多くの人をフォローできる反面、フォローしている人が多いとタイムラインも早く流れてしまい、自分の見たかった投稿が流れてしまうことがあります。

そんなとき、タイムラインを見やすくするという意味で「趣味や考え方が合わないからこの人の投稿は整理しよう」と判断し、フォローを外す場合があるのです。

自慢の投稿が多すぎる

投稿にやたらと裕福な生活を見せびらかしたり、自分が優れていることをアピールしたりといった、自慢のような投稿が多い場合も、リムる対象となりやすいです。

インフルエンサーであれば、リッチな生活をコンテンツとして提供するのが仕事なので、肯定的に捉えられることのほうが多いですが、一般的に他人の自慢を見聞きして良い気持ちになることはありません。

このような投稿は嫌悪感を抱かれる対象となることに注意しましょう。

フォローしているのがバレたくない

SNSは匿名性が強いことが魅力のひとつです。

中には、実際の自分を隠して趣味を楽しむためのアカウントを持っている方もいるでしょう。

相手の投稿を見ているうちに知り合いかもしれないと気付くこともあるかもしれません。

そんなときに、フォローしているのがバレたくないとリムることもあります。

【SNS別】リムる方法

ここからは、X (旧：Twitter)やインスタグラムなど、SNS別でリムる方法をご紹介します。

使い方によって、リムったことが通知として相手にバレてしまうのかなどについても解説しますので、SNSを利用する際に役立ててみてください。

※2023年7月31日現在の情報です。

【X(旧：Twitter)】でリムる方法

X(旧：Twitter)でリムる場合は、自分のアカウントのフォロワー一覧から対象となる「フォロー中」のボタンをタップし「フォローを解除する」を押すと完了です。

Xでは、リムっても相手に通知は届きません。

しかしユーザーによっては、無言でリムったことをマナー違反として通報されてしまうことがあります。

指示に従わなくてもペナルティはありませんが、トラブルになることもあるため、相手によってはミュート機能を使いわけるようにしましょう。

【Instagram】でリムる方法

Instagramでリムる場合は、自分のアカウントのフォロワー一覧から対象の「フォロー中」ボタンをタップし「フォローをやめる」をタップすると、フォローを外せます。

Instagramはリムっても相手に通知は届きませんが、相手のフォロワー数が少ない場合、フォローを外したことがバレてしまうこともあるので注意しましょう。

また、相手が非公開アカウントの場合、一度フォローを外してしまうと再度フォローする際に相手へ申請が必要なため、フォローを外すほどではない相手の場合は、ミュート機能を利用するのがおすすめです。

【LINE VOOM】でリムる方法

LINE VOOMでリムる場合は、自分のアカウントのフォロワー一覧から対象の「フォロー中」ボタンをタップし、確認画面で「解除」を押してフォローを解除します。

こちらもリムったことが相手へ通知されることはありませんが、フォロワーリストの一覧から名前が消えていることで、リムったことに気付かれる場合があるので注意しましょう。

また、LINE VOOMとLINEの連絡機能は、同じアプリ内にあっても外部サービスのため、フォローを解除したからといってLINEの「友だち」が解除されるわけではないのでご安心を。

しかし、どうしてもフォローを解除したことを知られたくない場合は、非表示設定を利用するのがおすすめです。

【TikTok】でリムる方法

TikTokでリムる場合、自分のアカウントのフォロワー一覧から対象の「フォロー中」のボタンをタップすることでフォローが解除となります。

他のSNS同様、リムったことが相手へ通知されることはないので、気にせずリムーブできますよ。

しかしながら、フォロー数が少ない場合や、誰かがリムーブしたことを相手へ告げてしまうと、リムったことがバレてしまうので十分注意しましょう。

相手をリムるときの注意点

ここまでどうやってリムるのか、リムるときの心理などについて解説してきましたが、相手をリムる際には注意すべきことがいくつかあります。

簡単にできるリムーブですが、デメリットをきちんと把握して、トラブルなくSNSを使いましょう。

リムる数が多いとアカウントが凍結される可能性あり

短期間で多くのアカウントをリムると、サイトの運営からアカウントを凍結されてしまうことがあります。

これは、フォローバック欲しさに大量のアカウントをフォローしてすぐにフォローを解除することを、規制するための運営側の対策です。

凍結されてしまうと、一定期間利用できない他、最悪の場合にはアカウント削除をしなければならないこともあります。

SNSによってフォローを解除する上限となる時間や実行回数が決められていることもあるので、大量にフォロワーを整理する場合には、この点にも注意しておきましょう。

良くないイメージを持たれてしまう

リムーブは、一方的にフォローを外す行為です。

人によっては、リムられることで嫌われているのかもと否定的な感情を抱いたり、要らぬ人間関係のトラブルを招いたりする可能性があります。

現実世界で交流があったり、恋愛関係があったりする場合には、関係性が壊れる可能性があることに留意してリムーブ機能をうまく使いましょう。

トラブルを避けるために、ミュートや非表示といった機能を使うことも考慮すると良いですよ。

SNSによっては相手にバレることがある

今回ご紹介したSNSではリムったことを通知で相手にバレる心配はありません。

しかし、他のSNSやフォロワー数が少ない場合などは、意図せず相手にリムったことがバレてしまうことがあります。

また、フォロワー数が減少するため、遅かれ早かれ相手には誰かがリムーブしたことに気付かれてしまうでしょう。

無言でリムーブしている以上、バレてしまったときに、相手に否定的な感情を抱かせてしまう確率が高いことを覚えておきましょう。

リムるリスクを把握して良いコミュニティを築こう

リムーブするという行為は簡単ですが、リムることにはリスクがつきものだということを解説しました。

リムーブだけでなく、ミュート機能や非表示機能なども選択肢に入れながらうまく使いこなすことが、より良いコミュニティを築くうえでは大切だといえるでしょう。

スマホがあれば、さまざまなSNSで人とつながれる現代。

リムるリスクをしっかりと把握し、SNSを上手に活用して良いコミュニティを作っていきましょう。