流行語「推し活」の意味とは?具体的な活動内容やおすすめアプリを紹介!
流行語大賞にノミネートされ、最近注目を集め続けている「推し活」。
絶賛実施中という人もいれば、用語の意味すらわからないという人もいることでしょう。
そこでこの記事では「推し活」の意味や具体的な行動、便利なアプリなど推し活事情を徹底解説します。
「推し活」とは
「推」は「あとおし、おしあげる」という意味を持つ漢字。
連用形の「推し」になると、人に何かを薦める行動や薦めたい対象を指す言葉になります。
それに「活」がつくとどんな意味になるのでしょうか?
「推しを応援する活動」を意味する
「推し活」とは、自分が好きなもの(=推し)を応援する活動のこと。
アイドルや俳優を応援する姿を思い浮かべると、イメージしやすいかもしれませんね。
しかし「推し」の対象は実在する人間だけではありません。
漫画やゲームのキャラクター、動物園や水族館にいる生き物、鉄道や仏像など、ありとあらゆるものが「推し」の対象です。
ちなみに、グループやくくり全体を推すことを「箱推し」、特定の1人を推すことを「単推し」と表現します。
「推し活」と「ヲタ活」の違い
数年前はアイドル等の熱狂的ファンが自らを「ヲタク」と称し、コンサートや握手会に足を運ぶことなどを「ヲタ活(オタ活)」と呼んでいました。
「推し活」も噛み砕いて考えると“推しを応援するオタク活動”であるため、厳密には両者に大きな違いはありません。
ただ「ヲタ活」はコアなアイドルファンが行うものだったのに対して「推し活」は幅広いジャンルが対象となるため、ややライトなものという認識もあります。
人によって捉え方は違うようです。
推し活の具体的な活動内容
「推し活」としてコンサートやイベントに行くのはイメージしやすいですよね。
しかし、それだけではありません。
この項目では「推し活」の幅広い活動内容について解説します。
推しに会いに行く
まず代表的なのは、握手会やライブへ参加するなど推しに会いに行く活動。
近場で行われるイベントはもちろん、中には遠方のイベントに参加するという人もいます。
アイドルのツアーは「全ステ(=全部のステージに参戦する)」するというツワモノも。
そのためにお金を用意したりスケジュールを調整したりしているのだと思うと、かなり深い愛を感じますね。
推しの聖地に足を運ぶ
「聖地」とは、推しにゆかりのある場所のこと。
具体的には推しの出身地や思い出の飲食店、アニメ・映画の舞台となった場所などが挙げられます。
聖地を訪れ、推しの存在や思い出を感じることが醍醐味。
ちなみに、聖地を巡ることは「聖地巡礼」といわれ、旅行会社によるツアーなども販売されています。
推しグッズを購入・制作する
ライブグッズやキャラグッズなど、推しにまつわるグッズを集めるのも推し活です。
ペンやタオルなど普段使いするアイテムにちょこっと取り入れる人もいれば、部屋いっぱいに推しグッズを集める人たちも。
グッズを購入するだけでなく、イベントで推しを応援するための“推し活グッズ”を自ら制作することもあります。
推しのイメージカラーに染まる
推しがグループの場合、メンバーごとにイメージカラーが決められていることがあります。
その色の洋服や小物、インテリアを集めるのも推し活です。
グッズに比べるとさりげなく取り入れることができるため、恥ずかしさが少ないのがポイント。
イメージカラーを生活の一部に取り入れることで、推しといつも一緒にいる気持ちになるようです。
推しの情報を発信する
「推し」という言葉通り、推しをおすすめするためにSNS等で情報を発信し続けるPR活動を行う人もいます。
推しの画像、テレビや雑誌への出演情報、身につけているアイテムのブランド名など、発信する情報はさまざま。
推しに関する情報に対して常にアンテナを張っているため、情報収集能力や調査能力が非常に高いです。
自分の投稿にポジティブなコメントやリアクションが来ることで「推しを広めた」と喜びを感じます。
推しをひたすら鑑賞する
もっとも手軽な推し活といっても過言ではないのが、推しをただひたすら鑑賞すること。
芸能人であればテレビやYouTube等で動画を、アニメキャラであればTVアニメやイラスト等を見ることも推し活なのです。
好きなものを見続けることで幸せな気分になれるほか、推しと一緒に過ごしている気分に浸ることができます。
推しが同じ人と交流する
推しが被っている人と情報交換をしたり、推しについて語り合ったりするのも、推し活の1つ。
ライブやコンサート前に集まったり、SNSでやりとりしたりと、さまざまな方法で交流を行います。
中にはSNSを通じて知り合い、コンサート当日に初めて会うという交流方法もあるようです。
推しがいると人付き合いの幅が広がりそうですね。
推し活におすすめのアプリ
「推し活」をさらに盛り上げるべく、便利なアプリも続々と登場しています。
おすすめを3つ紹介しますので、まだインストールしていない人や、これから推し活を始める人はぜひチェックしてくださいね。
『推し活アプリ Oshibana』
出典元:https://apps.apple.com/jp/app/推し活アプリ-oshibana-ホーム画面をカスタマイズ
『推し活アプリ Oshibana』は推し活用のウィジェットを設置できるアプリ。
具体的には推しの最新ツイートをすぐに確認できるようにしたり、推しのHPやSNSのリンク集を作ったり、参加予定のイベントまでの日数をカウントダウンできます。
最大のポイントは推しの誕生日が、紀元前であっても設定できるという点。
歴女をはじめ、推しでスマホを埋め尽くしたい人におすすめです。
『推しPay 』
出典元:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nosuke.oshi_pay
『推しPay』は推しに関するイベントの予定管理や、推しに使った金額を管理できるアプリ。
推し歴をカウントしてくれるだけでなく、推し活消費をカウントしてくれるのが嬉しいポイントです。
というのも、推し活はかなり出費が多いもの。
商品購入代金やサービス利用費、交通・宿泊費などを登録しておくことで、使いすぎを防ぐことができるのです。
とはいえ推しを前にしてお金を節約するなんて、到底無理な話ですよね。
『恋して』
出典元:https://apps.apple.com/jp/app/恋して-ad/id539392422
『恋して』は愛する人との記念日や、一緒に過ごした時間を確認できるアプリ。
元々はカップルで使うことを想定して作られたアプリですが、推し活でも活かすことができます。
「初めてライブに行った日」「デビュー日」など記念日を登録して、幸せを嚙みしめましょう。
壁紙やアイコンを自由に設定できるため、推しの画像を使ったデザインにすることで推しといつも一緒にいる気分に。
また、100日ごとに記念の通知が来るので、定期的に幸せを感じることもできます。
推し活に疲れたときの対処法
恋愛がときめきばかりでないように、推し活をしていると疲れを感じることがあります。
推しに対する気持ちが離れてしまう前に、次の方法で一度心を休めましょう。
推しに関するSNSはミュートにする
推し活をしていると、いつしかSNSは推しの情報で埋め尽くされます。
もちろん、それは良い情報だけではありません。
悪い噂やファン同士の争いなど、気分が滅入る内容がSNSを開くたびに目に入れば、精神的に疲れてしまいますよね。
とはいえSNSを完全に遮断することは難しいと思うので、疲れを感じたときは推しに関するアカウントだけミュートしましょう。
すると、推し活とほどよく距離をおくことができますよ。
推しにかけるお金を減らす
推し活が疲れる原因の1つは、金銭的な要因。
グッズを買ったりイベントで遠征したりするとかなりの費用がかかるため、その分必死に働いて節約することで、心身に疲れを感じてしまいます。
そんなときは推し活にかけるお金を少し減らすのがおすすめ。
鑑賞の時間を増やす、これまでの思い出に浸るなど、お金をかけずにできる推し活にシフトしてみましょう。
別のことに時間を費やしてみる
思い切って推しから離れてみるというのも1つの手です。
仕事に打ち込む、本を読むなど、自分の時間を大切にしてみましょう。
これを機に新たな趣味を探すのもいいかもしれません。
いろいろなことを楽しんでみたけど、やっぱり推しを思い出して「また会いたい」と思ったら、再び推し活に打ち込んでみてはいかがですか?
推し活はメリット満載!
少し前までは「ヲタク」と言われ敬遠されることもありましたが「推し活」という言葉ができたことで、好きなものを追いやすい環境になりました。
好きなものを思いっきり追える環境があると、毎日が充実するもの。
休みがこれまで以上に楽しくなったり、新しい交流が生まれたりとメリットがたくさんあります。
もし何か好きなものがあるのなら、ぜひ「推し活」にチャレンジしてみてはいかがですか?
新たな自分に出会えるかもしれませんよ。
- 「推し活」とは、芸能人やキャラクターなど好きなものを応援すること
- イベントへの参加、聖地巡礼、グッズ収集などが主な活動
- 推しとの時間をカウントするなど、推し活が捗るアプリも増えている
- 推し活に疲れたときはSNSでの情報収集や推しへの消費を控え、自分の時間に浸ることも大切