配偶者の呼び方はなに?旦那・夫・主人・パパ・名前、正しい呼び方とは
「旦那・夫・主人・パパ」など、配偶者の呼び方はさまざまです。
しかし、会社や近所の人との会話の途中で「何て呼べばいいんだろう…」と悩んでしまうこともあるでしょう。
呼び方のマナーを知らないと恥をかいてしまうかもしれません。
そこで今回の記事では、配偶者の適切な呼び方やTPOに合わせた呼称の使い方について解説していきます。
Contents
配偶者は旦那?夫?なんと呼ぶ?
成人女性100人を対象としてアンケート調査したところ、配偶者の呼び方としてもっとも多かったのは「名前」でした。
名前であれば誰を指しているかわかりやすく、親しい人たちや親族間での会話ではもっとも自然な呼び方だといえます。
また、近年はジェンダー的観点から「旦那」や「夫」といった呼び方が敬遠される傾向もあり、役割や性差の関係ない個人の名前を使う人が多いのでしょう。
一方、昔からのポピュラーな呼び名である「旦那」も30%、「夫」呼びも17%ほど使われています。
職場やあまり親しくない人との会話など、まだまだ「旦那」や「夫」呼びのほうが優勢な場面もあるため、周囲から浮かないようこれらの呼び名を使う人も多いようです。
「旦那・夫・主人」人前での正しい呼び方は?
「旦那・夫・主人」これらすべて指し示す意味は一緒であっても、呼び方ごとに与える印象は異なります。
配偶者の呼称は、会話相手との関係やTPOに合わせて変えるのがベターです。
ここでは、配偶者の呼び方別に使うべきシーンや使い方のポイントを紹介していきます。
職場では「夫」
「夫」はもっとも場面を選ばない呼び方です。
配偶者を示すスタンダードな言葉であり、公的文書でも「夫」が使用されていることから、人や場面を限定せずに使うことが可能です。
職場はもちろん、フォーマルな場でも「夫」がもっとも相応しいといえるでしょう。
ただ、マルチに使いやすい「夫」という呼び名ですが、プライベート感のある場面では堅苦しいと捉えられることもあるため、よりカジュアルな呼び名と使い分けるのがおすすめです。
プライベートでは「主人」
プライベートでは「主人」という呼称もOKです。
丁寧な印象を与えるため、目上の人や近所の人との会話でも自然に使うことができます。
一方で「主人」という言葉は、男性が上だという夫婦間の主従関係を連想させる可能性があるため、あまり使いたくないという人もいます。
比較的上の世代ではメジャーな呼び方ではありますが、場面や相手によっては使い分けたほうがいいかもしれません。
友達の前では「旦那」
友人間では「旦那」を使う人も多いです。
もともと「旦那」はお寺にお布施をする人やお店の主人を敬って使う言葉であり、パートナーを指すようになったのは後年のことです。
くだけた印象が強いため、日常ではともかくフォーマルなシーンでは使わないのが無難でしょう。
しかし、旦那=配偶者の使い方も一般的には浸透しているので、友達の前などくだけた場面では使ってもOKでしょう。
ママ友同士では「パパ」
ママ友同士では「うちのパパ」「うちのお父さん」といった呼び方も一般的です。
ママ友間では「〇〇ママ」という呼び方がメジャーなため、それに合わせた「パパ」という呼称も自然と使われるようになることが多いです。
子どもたちも「〇〇ちゃんのパパ」として覚えやすいため、実用度の高い呼び方といえるでしょう。
親戚の前では「名前」
親戚の前では「名前」呼びが自然です。
配偶者が夫というよりは、義父母の息子、〇〇のいとこなどとして見られることが多いので、名前で呼んだほうが周囲にも伝わりやすくなります。
妻側の実家では、あだ名やカジュアルな形で呼ばれることもあります。
他人の配偶者のことはなんと呼ぶ?
自分の配偶者の呼び方はTPOで使い分けるとしても、友人や職場の同僚といった他人のパートナーや結婚相手を呼ぶ場合はどうすればいいのでしょうか。
成人女性100人に「他人の配偶者のことをなんと呼びますか?」とアンケート調査したところ、8割近くの人が「旦那さん」と回答しました。
「旦那」には軽い敬称のニュアンスが含まれているのと、カジュアル度のバランスがちょうどいいことから、他人の配偶者の呼称として使いやすいのかもしれません。
ただ、くだけた表現であることは間違いないため「ご主人」と使い分ける人も多いです。
また、最近は「旦那さん」「ご主人」よりもフラットなイメージであり、かつカジュアルなニュアンスがプラスされた「夫さん」を使う人も徐々に増えています。
他人の配偶者を呼ぶときは、相手の性格や関係性などを踏まえた上で呼称を使い分けることをおすすめします。
旦那・夫・主人・パパなど呼び方はTPOに合わせて使い分けしよう!
「旦那・夫・主人」など、配偶者の呼び方はたくさんありますが、使う呼称によって与える印象もさまざまです。
厳密なきまりがあるわけではないのですが、公の場では「夫」くだけてもOKな場では「旦那」や「名前」など使い分けるのがベターです。
自分たちの夫婦関係や相手との距離感をイメージさせるものでもあるので、円滑なコミュニケーションのためにも呼び方を工夫してみてくださいね。
- 4割以上の女性が配偶者のことを「名前」で呼んでいる
- 配偶者の呼称は、職場では「夫」、プライベートや友人間では「旦那」「主人」が一般的
- 他人の配偶者は「旦那さん」と呼ぶ人がもっとも多い
- 配偶者の呼び名はさまざまあるが、TPOや相手に合わせて使い分けするのがベター