オープンマインドの意味とは？オープンマインドに振る舞うための考え方

『オープンマインド』という言葉を耳にしたことはあるものの、具体的な意味は知らないという人は多いのではないでしょうか？

オープンマインドは、社会生活を送るうえでぜひ身につけておきたいスキルのひとつです。

この記事では、オープンマインドの意味やメリット、オープンマインドになれない人の心理を解説していきます。

また、オープンマインドに振る舞うための考え方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

オープンマインドとは

オープンマインドとは「心が広い」「頭が柔らかい」「開放的で偏見がない」などの意味を持つ言葉です。

オープンマインドな人は、自分の多面的な性質を認めたうえで、それを隠さず相手に伝えることができます。

そして、自分の考えが正しいと決めつけず、異なる意見や思想にも耳を傾け、認める姿勢をとることができます。

ちなみに、オープンマインドは和製英語ではなく、英語の「an open mind」が語源の言葉です。

オープンマインドになることのメリット

オープンマインドになることでどんな利点があるのでしょうか？

ここでは、オープンマインドのメリットを解説していきます。

良好な人間関係を築ける

オープンマインドになって自分をさらけ出すと、敵を作りにくくなります。

明け透けな性格で人から誤解されることが少ないため、人間関係がスムーズにいきやすいのです。

また、心を開くことは相手を警戒していないという意思表示にもなるので、良好な人間関係を築くまでにさほど時間はかかりません。

経営者・社員に関わらず、ビジネスシーンでのコミュニケーションがスムーズにとれるのは、大きなメリットといえるでしょう。

柔軟性が身につく

オープンマインドになると、自分の考えに固執することがなくなるため、柔軟性が身につきます。

自分と違う価値観の人に出会っても「そういう考え方もあるんだ！いいね！」と、相手を否定することなく受け入れられるからです。

自分の意見を述べつつ、相手からの反対意見も尊重することができるため、信頼関係が生まれやすいという点もメリットの1つでしょう。

自信につながる

オープンマインドでいれば、周囲に人が自然と集まってくるようになるため、自分に自信が持てるようになります。

堂々としている人は、プライベートでもビジネスの場でも頼られることが多いので、自己肯定感がどんどん高まっていくでしょう。

恋愛でも不利？オープンマインドになれない人の心理とは

「オープンマインドに憧れはあるけどなかなか難しい…」という人も少なくありません。

ここでは、オープンマインドになれない人の心理状態について紹介していきます。

恋愛でも不利になる可能性が高いので、自分に当てはまるものがないかチェックしてみてください。

否定されたくない

自分のことを「否定されたくない」という気持ちから、オープンマインドになれないことがあります。

否定されることをあまりに強く恐れてしまうと心が閉ざされる原因となるのです。

このようなタイプの人は、オープンマインドの反対語『クローズドマインド』の状態になってしまいます。

心を閉ざしてしまうと、周囲から「あの人は何を考えているのかわからない」と思われるため、良好な人間関係を築くことが難しいでしょう。

他人に無関心で信用しない

オープンマインドになれない人は、他人への関心に欠ける傾向があります。

基本的に自分が正しいと思っているので、人の意見に興味が湧かないのです。

また、自分を過信するあまり他人を信用できず、受け入れることもできません。

このような心理状態の人は、オープンマインドになることが難しくなります。

他者評価を過剰に気にする

周囲の評価を過剰に気にすると、オープンマインドになれません。

「こう言ったら傷つけるかな？」「怒ってないかな？」など、人の顔色ばかりうかがう人は、自分の本心を隠すようになります。

人に合わせていると『優しい気遣いができる人』という印象を与えることもありますが、『信念がなくて流されやすい人』と思われることもあるので注意が必要です。

過去の傷が癒えていない

幼少期に、親や周りの人から強く自分を否定された経験がトラウマとなり、オープンマインドになれないという可能性もあります。

「どうせ自分の意見なんて否定されるだけ…」と、心を閉ざしてしまっているのです。

また、過去に傷ついた経験から自分自身を守るために、他者を受け入れられず攻撃してしまうケースもあります。

自分をよく見せることに必死

「モテたい」「周囲から評価されたい」といった思いが強いあまり、自分をさらけ出すことができないこともあります。

人によく見られたいという感情から取り繕うことに必死になり、本来の自分を隠してしまうのです。

このタイプの人は周囲から『いい人』という評価は得られても、深い関係を築くのは苦手な人が多いでしょう。

オープンマインドに振る舞うための考え方5選

ここからは、オープンマインドに振る舞うための考え方を紹介していきます。

「自分をさらけ出すのが苦手…」という人も、以下の考え方を取り入れてオープンマインドな人を目指しましょう！

一方的に決めつけない

人はこれまで培ってきた自分の経験から、他人に対してレッテルを貼ってしまいがちです。

たとえば、

• 日本人離れしたルックスの人を見て「日本語は話せないだろうな」
• 人気商品を購入する人を見て「即決するなんてミーハーだね」
• 転職活動中に有名企業の求人を見て「どうせ東大クラスしか受からない」

など、無意識に人を判断してしまうことがあります。

しかし、真実を知る前から決めつけてしまっていては、自分の視野を狭めてしまうだけです。

オープンマインドになるためには、まず自分の決めつけフィルターを外して物事を見ることが大切です。

周りに流されない

オープンマインドな人は、しっかりとした自分の考えを持っています。

自分の軸となる考えがあるからこそ、他人の意見に左右されることがないのです。

周りの意見に流されそうになったら、一度立ち止まって自分自身の本心を振り返るようにしましょう。

大勢と関わり合いを持つようにする

オープンマインドになるには、できるだけ大勢の人と関わりを持つようにするのがおすすめです。

十人十色という言葉があるように、人それぞれ異なる意見や情報を持っているため、いろんな価値観に触れることを意識してみてください。

多くの人とコミュニケーションをとる中で、違う考えがあることに気づいたり、新たな発見が見つかったりして、多様性を受け入れられるようになっていくでしょう。

「過去は過去、未来は未来」と割り切る

人生に失敗はつきものですが、過去の出来事に気を取られすぎてオープンマインドになれない人もいます。

過去の失敗や経験を反省することは大切ですが、いつまでも捉われていては一向に前に進めません。

「過去は過去、未来は未来」と割り切ってポジティブに歩む姿勢がオープンマインドに繋がるのです。

自分を認めて信用する

オープンマインドを身につけるためには、自分を認めることが重要なポイントです。

自分自身を認めて信用することで、はじめて異なった価値観や意見を受け入れることができます。

自分を信用するには、自信をつけることが不可欠です。

「今週は残業をしない」「休日は朝8時に起きる」といった簡単にクリアできる目標を掲げて、小さな成功体験を積み重ねていき、自己肯定感を高めましょう。

オープンマインドな振る舞いを身につけて人生をもっと楽しもう！

オープンマインドな振る舞いを身につければ、社会生活から恋愛まで日常のあらゆることがよりポジティブな方向に向かうはずです。

まずは自分自身と向き合い、オープンマインドになれない心理から排除していきましょう。

オープンマインドな思考を妨げるものがなくなれば、あとは考え方をマスターするだけです！

身近にオープンマインドな人がいる場合は参考にして、思考や行動を真似してみるのもおすすめですよ。

ぜひ、オープンマインドな人になって人生をもっと楽しみましょう！