「いたたまれない」の意味・類語・使い方、「悲しい」との違いを解説
「いたたまれない」という言葉を耳にしたことはありますか?
「いたたまれない気持ち」「いたたまれません」など、自分が言うこともあれば相手から言われるケースもあるかと思います。
ただ前向きな言葉ではないので、使い方を間違えてしまうと失礼になることも。
この記事では、「いたたまれない」の意味や似たシチュエーションで使われる「悲しい」との違い、正しい使い方・注意点を解説します。
Contents
「いたたまれない」の意味
「いたたまれない」は、その場にいられない、恥ずかしい、気まずいといった状況を表す言葉です。
- 自分が気まずい思いをしている・居心地が悪い
- 相手のことを可哀想に思う
この2つの意味で使われます。
また、漢字では「居た堪れない」と表記し、「いたたまらない」は同義語です。
「いたたまれない」の類語
「いたたまれない」の類語は以下の通りです。
- 可哀想
- 居づらい
- 顔向けできない
- 穴があったら入りたい
- 針のむしろのよう
「悲しい」との違い
「いたたまれない」と同じように使われているのが「悲しい」ですが、表す意味に大きな違いはありません。
ただ、「いたたまれない」は悲しいを含むさまざまな意味を持ちます。
恥ずかしかったり、その場に居づらかったりすることを「いたたまれない気持ち」と表現する場合は、悲しみは含まれていません。
その点の違いに注意して混同しないよう気をつけましょう。
「いたたまれない」の使い方・例文
ここからは、状況に合わせた「いたたまれない」の使い方・例文を紹介します。
気まずいとき
その場にいるのが気まずい・居心地が悪い、そのような状況になったときに「いたたまれない」と使います。
<例文>
- 後輩に注意したら泣かれてしまって、いたたまれない気持ちになった
- 一人の男性を取り合う友達同士の喧嘩が始まっていたたまれない状況だ
- 同僚が上司に怒られている横にいていたたまれない心持ち
申し訳ないとき
申し訳ない気持ちでいっぱいになり、じっとしていられないような状況に陥ったときも「いたたまれない」を使って謝罪することがあります。
<例文>
- ご迷惑をおかけしたこと、いたたまれずにお詫びに上がりました
- このような事態に、いたたまれない気持ちでいっぱいです
- 〇〇さんを裏切って傷つけたことをいたたまれないと思っています
悲しいとき
悲しい気持ちが抑えられずに、その場にいられなくなったとき、気持ちが爆発しそうになったときに「いたたまれない」と表現します。
<例文>
- 悲しみにくれる遺族を前に、いたたまれずに席を立った
- 同僚が叱責されている姿を見て、いたたまれない気持ちになった
- 頑張っていたのに意気消沈している姿は、いたたまれなくなる
悔しいとき
「いたたまれない」と表現する機会は、少ないかもしれませんが悔しい気持ちでじっとしていられないときも使うことができます。
<例文>
- 感染病のせいでイベントが次々と中止になりいたたまれない
- 負けたいたたまれなさをバネに次の試合に挑む
辛いとき
辛い気持ちを我慢できない、または共感したときに「いたたまれない」を使います。
切ない気持ちを表現することができるでしょう。
<例文>
- チームみんなが落ち込んでいるのは、いたたまれない状況だ
- 正しい評価をしてもらえず、いたたまれずに泣いた
「いたたまれない」を使うときの注意点
「いたたまれない」は、自分の気持ちや相手の置かれている状況に対して使う言葉ですが、直接相手に「いたたまれない」と言うときは注意しましょう。
「〇〇さんがお気の毒、いたたまれないわ」「あなたの評価はいたたまれない」と表現してしまうと、嫌味っぽく聞こえてしまうかもしれません。
「いたたまれない気持ちね」と共感することは問題ありませんが、相手のことを「可哀想」と思ったからといって直接伝えるのは控えるのがベターです。
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いたたまれない気持ちには、さまざまな心情が含まれる!
「いたたまれない」は、さまざまな場面で使うことができ、その状況に合わせた意味を持ちます。
ただし、前向きな意味で使われることはほとんどないので注意しましょう。
- 気まずいとき
- 申し訳ないとき
- 悲しいとき
- 悔しいとき
- 辛いとき
に使うことができます。
自分の気持ちや相手の状況を表現するときに「いたたまれない」と言いますが、直接相手に伝えるときは嫌味っぽくならないようにしなくてはなりません。
相手の気持ちに共感を示した上で、使うようにしてくださいね。
- 「いたたまれない」は、その場にいられない、恥ずかしい、気まずいといった状況を表す言葉
- 「いたたまれない」は、自分の気持ちや相手の状況を表現するときに使う
- 前向きな意味で使われることはほとんどないので直接伝えるときは注意しよう