虚無感の意味とは?空虚感との違いや使い方、襲われやすい人の原因、脱出法
「何もかもむなしい」「意味があると思えない」と、投げやりな気持ちになることはありませんか。
もしかしたらそれは「虚無感」のせいかもしれません。
虚無感を放っておくと、仕事がおろそかになったり体調や人間関係に影響を及ぼしてしまったりする可能性も!
今回の記事では、そんな虚無感を引き起こす原因や脱出するための対処法について徹底解説していきます。
Contents
虚無感の意味・読み方とは?
虚無感(きょむかん)とはすべてが虚しく感じ、楽しさや価値を見出せない状態を意味します。
虚無感に襲われてしまうと、今まで好きだったことはおろか、日常生活にすら意味を感じられなくなってしまうでしょう。
類義語「空虚感」との違い
一方、「空虚感(くうきょかん)」も虚無感と同じような意味をもつ類義語です。
こちらも「虚しさ」や「心が空っぽの状態」を意味する言葉であり、単純に虚しい気持ちを表すならどちらを使っても大丈夫です。
しかし、厳密にはこれらの表現には微妙な違いが存在します。
「空虚感」は何かが欠けたことによって引き起こされる虚しさ。
それに対し「虚無感」は世界の何もかもに対して虚しさを覚えている、といった感覚といえます。
たとえば愛するペットを失った場合、そのペットの存在の喪失が引き起こしている寂しさが「空虚感」であり、ペットの死により何もかもが虚しくなっている状態は「虚無感」といったようにニュアンスの差があることは覚えておいても良いでしょう。
他に「虚無感」の類義語としては「虚脱感」や「寂寥感」などを挙げることができます。
対義語はなに?
何もかもが虚しいという意味の「虚無感」の対義語としては、「充実感」や「達成感」を挙げることができます。
両者ともにバイタリティにあふれた、楽しさや満ち足りた気持ちを表している言葉です。
虚無感の使い方(例文あり)
虚無感の具体的な使い方は以下のとおりです。
【例文】
- 仕事もプライベートも充実しているはずなのに、ふと虚無感に襲われることがある
- 心を開ける友人も恋人もおらず、何のために生きているのかと虚無感に苛まれてしまう
- 終わりの見えない戦いに、彼らは虚無感を覚えた
- 何のために生きているのかという哲学的な命題は、虚無感を生み出すこともある
虚無感が湧きおこってきた状態を表す場合、「~襲われる」あるいは「~苛まれる」といった表現を使うことが多いです。
虚無感は基本的に自分の意志とは関係なく生じるものゆえに、このような受動的表現になりやすいといえます。
ちなみに「虚無感を感じる」といった言い回しは「感」と「感じる」の二重表現になってしまうので、適切ではありません。
「虚無感」を自覚したことを表現したいときは、「~覚える」や「~駆られる」「~包まれる」などを使うと良いでしょう。
虚無感に襲われやすい人の特徴や原因
「虚しさを感じる、人生に充実感がない」と悩んでいる人は意外と多いもの。
続いては、そんな虚無感に襲われやすい人の共通点や原因について紹介していきます。
自信がない、なくなってしまった
虚無感に襲われやすい人は、何らかの理由で自信を喪失していたり、自己嫌悪に陥っていたりする可能性があります。
自分に自信が持てないため「どうせ失敗する」「上手くいくはずがない」と、恋愛や仕事はおろか何に対してもやる気が出ないのです。
また、そうした消極的な姿勢が続くと達成感も得られないため、ますます虚無感が募っていくことになります。
身近な人がなくなってしまった
身近な人や家族がなくなってしまったという経験も、虚無感の原因になりやすいです。
いつもいたはずの存在がいなくなってしまうのは心に大きな喪失感を残します。
そしてその寂しさからなかなか立ち直れないと、これ以上傷つかないよう心に蓋をしてしまうことも。
それが結果的に心に何も感じない「虚無感」につながってしまうのです。
希望・目標がない、なくなってしまった
夢や希望を失ってしまったり、目標がなくなってしまったりすることで虚無感に襲われてしまうことも。
今まで自分を突き動かしていたものがない状態というのは、道しるべを失ってしまったに等しいと感じてしまうでしょう。
また、努力していたにも関わらず結果が出せなかったという辛さも、虚無感に拍車をかけてしまいます。
ストレスやトラウマを抱えている
強いストレスやトラウマも虚無感の原因になりやすいです。
どんな人であっても多少はストレスを抱えているものですが、それが限界を迎えると感情のコントロールが上手くいかなくなってしまうのです。
心理学的にも急激なストレスは人を無気力にさせることがわかっています。
そのため、強いストレスやトラウマに苛まれている人は、喜んだり悲しんだりすることもできなくなり虚無感だけが残ってしまうのです。
思い通りに物事が進まない
思い通りに物事が進まない、といった自分の理想と現実との間にある大きなズレが虚無感につながることもあります。
自分では努力しているはずなのに、それが結果として実を結ばずにいる状況というのは非常に辛いものです。
いくら苦労しても未来につながりそうにない、と考えてしまい何もかもが虚しく思えてしまうのです。
体調が悪い
単純に体調の悪さが虚無感につながることもあります。
とくに寝不足や過度の疲労は精神状態にも影響します。
何をやっても楽しくない、やる気が出ず無感動になっているときは、まず自分の体調をチェックしてみてください。
仕事での疲れ、あるいは無理なダイエットや不規則な生活習慣が体調に影響しているかもしれません。
もし体調が原因で虚無感に苛まれているなら、しっかりと休んでリフレッシュすることをおすすめします。
ごまかしがちな虚無感から脱出する方法
虚無感を覚えても、つい日常の忙しさの中ではごまかしてしまうこともあるでしょう。
しかし、そうした虚無感をなかったことにするともっと辛くなってしまうかもしれません。
自身の虚無感はごまかさずに、その都度適切な対策をとることが大切です。
ここでは、心が空っぽな状態である虚無感の解消法を紹介します。
虚無感ときちんと向き合う
虚しさや無意味さを感じても、そのままなかったことにしてしまう人も多いでしょう。
しかし、虚無感をごまかしたままではより深刻な状況になりかねません。
虚無感から脱したいなら、そうした気持ちときちんと向き合うことが大切です。
何が自分の心に穴を開けてしまっているのか、なぜ虚しさや寂しさを感じてしまうのか、今一度自分自身の心の声を聞いてみるようにしましょう。
深呼吸でリフレッシュ
ふいに虚無感に襲われてしまったときは、深呼吸をしてリフレッシュしましょう。
深呼吸はリラックス効果が高く、もっとも手軽に精神の安定を図ることのできる方法です。
ゆっくりと深呼吸すれば高ぶった交感神経を抑えられ、新鮮な酸素によって思考をリセットする効果が期待できます。
ときには外に出て深呼吸するのもおすすめです。
毎朝太陽の日差しを浴びる
不規則な生活は気分を落ち込ませ、うつ状態を引き起こすことがあります。
虚無感が続くようなら、なるべく毎朝太陽の日差しを浴びるようにしましょう。
太陽光には睡眠を促す物質である「メラトニン」の分泌を規則正しいものにする効果があります。
朝、しっかり太陽の日差しを浴びれば目が覚めるだけでなく、夜にはリラックスして眠れるようになるでしょう。
睡眠サイクルを正しくすることで日中の体調不良が改善され、次第に虚無感も解消されるはずです。
集中力の高まるものに挑戦
何事にも意味が感じられず虚無感に襲われてしまうようなときは、集中力の高まるものに挑戦するのがおすすめです。
最初は短時間でもかまいません。
『集中→成果』を繰り返して、小さな成功体験を重ねることが大切です。
仕事でも趣味でもかまわないので、有意義な時間を使えたと思えることが虚無感からの脱出につながるでしょう。
運動で爽やかな汗をかく
運動不足は身体だけでなく、精神にも影響を及ぼします。
体を動かす習慣の少ない人は、運動で爽やかな汗をかくのがおすすめです。
とはいえ、最初から難しいスポーツに挑戦してもストレスが溜まるだけなので、ウォーキングやサイクリング、お家ストレッチなど簡単なものでかまいません。
定期的に体を動かすことで体調も整い、前向きな気持ちも生まれてくるはずです。
大好物をたくさん食べる
喜びが感じられない…と心が冷え切っているときは、好きなものを思いっきり食べるのもアリです。
「週末まで頑張ったら〇〇を食べる」「月に1回はケーキバイキングの日」など、自分にご褒美を与えることで楽しみが見出せるようになります。
意欲が湧かなければ、自分でやる気を出せるようなスイッチを見つけることも大切です。
ただし、くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。
いらない情報源はブロック
SNSが欠かせない今、あらゆる情報をネットから得ているという人もいるでしょう。
しかし、そのせいで不要な情報や不快な情報を見てしまうことも多いですよね。
自分の心に負担をかけるような情報は虚無感の原因になることも。
そうした情報源はいっそのことブロックしてしまうのがおすすめです。
見えない状態にしてしまえば、案外気にならなくなるもの。
やたら情報を追いかけることよりも、自分の心の安定を優先することが大切です。
新しい恋愛は虚無感を解消するのに効果的!
人生のあらゆる場面で虚無感に襲われることはあります。
しかし、そんな虚無感から脱出する方法はあります。
さまざまな方法がありますが、中でも恋愛は効果抜群です。
好きな異性との時間はかけがえのないものですし、人生が明るくなるでしょう。
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虚無感の意味を理解して、正しく向き合おう!
誰もがちょっとしたことで陥る可能性のある「虚無感」。
子どもの頃は毎日が楽しかったのに、社会人になってからはむなしさや虚無感に襲われることが増えてきたという人も多いでしょう。
もし虚無感に襲われたときは、自分の気持ちをごまかさないことが大切です。
自信の喪失やストレスが虚無感の原因となっていることも多いですが、疲れや不規則な生活が精神のバランスを崩していることも。
自分の心や体としっかり向き合い、適切な対策をとることが虚無感からの脱出につながります。
ぜひ虚無感の意味や原因を正しく理解して、心の回復を目指してくださいね。
- 虚無感とはすべてのことが虚しく感じ、物事に意味を見出せない状態のこと
- 自信の喪失や目標・身近な人を失った経験などは虚無感を生みやすい
- 規則正しい生活や運動が健全な精神を回復し、虚無感からの脱出につながることも
- 虚無感の意味や原因を理解して、しっかり向き合うことが大切!