たちが悪いの意味&使い方を解説!たちが悪い人の特徴・上手な付き合い方
「たちが悪い人」の発言や行動に困った経験はありませんか?
嘘をついたり他人を陥れようとしたりするたちの悪い人は、本当に迷惑な存在です。
とはいえ、職場の上司や友達といった身近な人物の場合、完全に避けることは難しいでしょう。
そこで今回の記事では、たちが悪い人の特徴や上手な付き合い方について徹底解説していきます。
Contents
たちが悪いの意味・語源・類語
まずは「たちが悪い」という言葉の意味や語源、類語について見ていきましょう。
「たちが悪い」の意味
たちが悪いとは漢字で「質が悪い」と表します。
物事の性質が悪い・人の性格や行動が悪質であることを意味する言葉です。
もしも人から「たちが悪い」と指摘されたなら、今一度自分の言動を振り返ってみたほうが良いかもしれません。
「たちが悪い」の語源
「たちが悪い」の「たち」は、古い日本語である大和言葉の「たち」からきています。
「たち」とは物事の性質を意味する言葉であり、後に漢字の「質」が当てはめられたと考えられています。
「質」を「たち」と読むのは表外音訓となるので、ひらがなやカタカナで表記されることが多いのでしょう。
「たちが悪い」の類語
「たちが悪い」の類似表現としては、以下の言葉を挙げることができます。
- 悪質な
- 手に負えない
- 性行不良
いずれも面倒で手に余る様子を意味する言い回しです。
人を不快にさせる振る舞いが見られるときに使用されるケースが多いでしょう。
「たちが悪い」の使い方【例文】
続いては「たちが悪い」という言葉の使い方を具体的な例文と一緒に解説します。
代表的な使い方は、人物が悪質であることを示したい場合に「〇〇はたちが悪い」と表現する方法です。
- 彼の嘘はたちが悪い
- あの人はたちが悪いから気を付けたほうがいい
- 他人に厳しく自分に甘い彼女はたちが悪い
また、「たちの悪い〇〇」「たちが悪い〇〇」というように、たちが悪いのあとに名詞を置くことで、それに対するネガティブなイメージを表現することも可能です。
- たちの悪い風邪をひいた
- たちの悪い噂話を広めるのはやめてくれ
- たちの悪いレビューのせいで商品の売り上げが落ちた
たちが悪い人に共通する特徴
関わると何かと面倒な「たちが悪い人」。
続いては、そんなたちが悪い男性・女性に共通する特徴を見ていきましょう。
人の粗探しをする
たちが悪い人は人の粗探しが大好きです。
他人のちょっとした欠点を目ざとく見つけ、鬼の首を取ったように非難してきます。
いちいち「だからあなたはダメなの」と、上から目線でアドバイスしてくるため、周囲としてはいい迷惑です。
人の悪いところや弱みを見つけて、自分を優位な立場に置きたいという気持ちが強いのでしょう。
自分の非を認めない
他人のミスには厳しいのに、自分には絶対的に甘いのもたちが悪い人の特徴です。
たとえ自分が間違っていたとしても、彼らは絶対に謝ろうとはしません。
むしろ、「あのときの〇〇さんの指示が悪かった」「体調が悪いのに無理に頼むから…」と周囲に責任転嫁するところがあります。
自分の非を絶対に認めないので、職場での評価は低いことが多いでしょう。
人を見下すような言動が目立つ
たちが悪い人は常に上から目線で、人を見下すような言動が多いです。
「やっぱり低学歴はだめだね」「恋人いない歴年齢とかありえない」というように、自分より劣っている部分を執拗に攻撃します。
相手より自分が上であるということを知らしめたいのでしょう。
たちが悪い人はとにかく人をステータスで判断するため、自分よりも圧倒的に上の人にはゴマをするようなしたたかさがあるのが特徴的です。
自己中心的な考え方をしている
自己中心的で自分勝手な考え方をしているのも、たちが悪い人の特徴です。
自分の気分が一番なので遅刻や約束破りは日常茶飯事で、相手の都合は全く考えていません。
また、会話する場面でも空気を読まずプライベートな質問をしたり、自慢話ばかりしたりと自己中心的な発言が目立ちます。
そのため、周囲の人たちは振り回されることが多くて疲れてしまうのです。
平気な顔をして嘘をつく
たちが悪い人は基本的に嘘つきです。
自分のことを良く見せるための嘘から、他人を蹴落とすための嘘までさまざまな嘘を日常的についています。
中にはただ周りを混乱させるだけの嘘情報を広めるタイプもいます。
嘘をつくこと自体が癖になっている人は、たちが悪いと言わざるを得ません。
たちが悪い人の心理
人を困らせるようなことばかりする「たちが悪い人」は、なぜそのような行動に走ってしまうのでしょうか。
ここでは、たちが悪い人の心理について解説していきます。
承認欲求が強い
「自分のことを周りに認めてほしい」という承認欲求の強いタイプは、たちが悪い行動を起こしがちです。
認められたい願望が強すぎると、どんな手を使ってでも自分の欲求を満たしたいと考えてしまいます。
他人を陥れることで自分の存在価値を高めようと思えば、たちが悪い言動を取ることになるでしょう。
とはいえ、たとえ他人を蹴落としたり悪口を言ったりしても、それで自分の価値が上がるわけではありません。
しかし、たちが悪い人はそれに気づいていないので、行動を改めることができないのです。
劣等感が強い
たちが悪い人特有の他人への見下し発言や粗探しする行為は、劣等感の裏返しです。
自己肯定感が低いゆえに「他人よりも自分が上だと誇示しなければいけない」という気持ちに駆られてしまいます。
他人のミスを必要以上に非難したり、学歴や立場の違いで差別したりするのは、人を攻撃して自分を守りたいからなのです。
しかし、そうした行動を繰り返すほど周りからは「たちが悪い人」と思われ、どんどん人が離れていってしまうでしょう。
嫉妬心が強い
嫉妬心の強さも、たちが悪い振る舞いの原因になりがちです。
自分よりもいい思いをしている人や優れている人が許せず、そうした嫉妬心がたちの悪い言動として表れてしまうのです。
他人の成功をバカにしたり悪い評判を流したりするのは、妬ましい相手を「なんとか引きずり下ろしたい」と考えているからでしょう。
嫉妬がエスカレートすると、他人の手柄を横取りするために、相手が失敗するように仕向けるといった問題行動に出てしまう可能性があります。
たちが悪い人との上手な付き合い方
身近にたちが悪い人がいて本当に困っているという人もいるでしょう。
最後に、たちが悪い人からの被害を回避して、上手に付き合うための方法やポイントを紹介します。
極力関わらない
たちが悪い人からの被害に遭いたくないのなら、極力関わらないのが一番の対処法です。
一切の関わりを断つのがベストですが、仕事場の同僚やサークル仲間など簡単に関係が切れない相手もいるでしょう。
そんな場合は、顔を合わせた際に挨拶するだけに留めて、できるだけ付き合いを最小限に抑えることをおすすめします。
接触が少なければ、マウントを取られたり上から目線で嫌なことを指摘されたりする機会が減るはずです。
相手の言動を気にしない
直属の上司や同じグループの友達など、どうしても接触回数の減らせないたちが悪い相手は厄介です。
会話するたびに嫌な思いをすることになるでしょう。
しかし、そうした相手の言動をいちいち気にしていたらこちらの気がもちません。
もし相手から何かを言われても、あまり気にせず聞き流すようにしましょう。
あなたの反応が薄ければ、言い甲斐がないと相手も大人しくなってくれるかもしれません。
反面教師にする
どうしても避けることができないたちの悪い人が身近にいる場合は、いっそのこと反面教師にするという手もあります。
たちが悪い人をダメな見本にしておけば「自分はああならないようにしよう」と、自分自身の言動を見直すきっかけになるでしょう。
相手の振る舞いを自分の成長を促す糧にすれば、たちが悪い人に感謝の気持ちすら生まれるかもしれません。
たちが悪い人を上手に対処しよう!
平気で嘘をついたり他人を見下したりしてくる「たちが悪い人」。
彼らと関わるたびに不快な気持ちになるので、距離を置くのがベストです。
しかし、状況によってはそうした面倒なタイプと付き合わざるを得ないケースがあるでしょう。
もしも身近なたちが悪い人に困っているのなら、相手の言動を必要以上に気にしないことが大切です。
こちらが冷静に対処していれば、そのうち相手も絡み甲斐がないと諦めてくれるでしょう。
- 「たちが悪い」とは、物事の性質が悪い・人の性格や行動が悪質であることを意味する
- たちが悪い人には、人の粗探しを好む・自分の非を認めない・平気な顔で嘘をつくなどの共通した特徴がある
- 承認欲求の強さや劣等感、嫉妬心がたちの悪い言動につながる
- たちが悪い人と上手に付き合うには、言われたことを気にせず反面教師にするくらいの冷静な対応がベスト