「即レス」の意味とは?使い方や良い面・悪い面を紹介
「即レス」という言葉を聞いたことがありますか?
ビジネスシーンで頻繁に使われる言葉ですが、間違った使い方をしている人もいるでしょう。
この記事では、「即レス」の意味や使い方について紹介します。
即レスの良い面・悪い面についても解説するので、きちんと理解して即レスを使いこなせるようになりましょう。
Contents
「即レス」とは
「即レス」とは、具体的にどういった意味の言葉なのでしょうか。
ここでは「即レス」の意味について解説するので、即レスに関する基本的な部分を押さえておきましょう。
「即レス」の意味
「即レス」とは、「即座にレスポンスすること」の略です。
「レスポンス」は、英語の「response」と同じで「返事」や「反応」といった意味があります。
つまり、「即レス」とは「即座に返事する」という意味があります。
即レスは何分以内?
何分以内が即レスなのかという定義はありません。
たとえば「即レスは3分以内」と設定したとしても、送信してから3分以内なのか、メッセージに気づいてから3分以内なのか、考え方によって違いが生まれてしまいます。
たとえば、LINEではメッセージを読んだら既読表示がされるため、「メッセージを読んだら即返信すること」が即レスだといえるでしょう。
【例文付き】即レスの使い方
即レスは、具体的にどういった使われ方をしているのでしょうか。
ここでは、即レスの使い方を例文付きで紹介します。
- この件に関しては急ぎの用事なので、即レスでお願いします。
- お客様への対応に関しては、即レスを意識してください。
- 担当の人が即レスしてくれて、とても助かったよ。
- 前回お願いした件について、まだ回答がいただけていません。即レスでなくて結構ですが、再度ご確認をお願いします。
- あの人は聞いたことになんでも即レスしてくれるので、すごく頼りになる。
このように、即レスはビジネスシーンや日常で使うことができます。
「即レス」は目上や気を使う相手には使えない
即レスはビジネスシーンで用いられることもありますが、くだけた言い回しなので会社の上司や気を使う関係性の相手に使用してはいけません。
目上の人や取引先に対して同じような意味を伝えたいときは、「迅速」や「即答」、「早速」などの言葉に言い換えましょう。
即レスの良い面
即レスには、作業の効率化や相手の印象を良くするなどのメリットがあります。
ここでは即レスの良い面について紹介するので、どんな効果があるのか確認してみてください。
返信漏れがなくなる
即レスの良い面として、返信漏れがなくなることが挙げられます。
返信を後回しにすることがなくなるため、「うっかり返信し忘れる」「返信したつもりになっていた」といったことが起こりません。
メールのやり取りが多い人ほど、即レスの効果を実感できるでしょう。
相手も即レスしてくれやすくなる
人間には「返報性の原理」という心理効果があります。
「返報性の原理」とは、「相手に何かしてもらったら自分もお返ししなくては」と思ってしまう心理です。
つまり、あなたが即レスすれば、相手も「即レスしなければいけない」と感じるでしょう。
お互いに即レスし合うことができれば、物事をスピーディーに進めることができます。
相手に信頼してもらえる
即レスの良い面として、相手に信頼してもらえる点もあげられます。
とくにビジネスシーンにおいては、素早い返答や連絡は相手を安心させられるため、信頼感を得やすいです。
返事次第で対応が変えなければいけない場面もよくあるため、待つ時間を減らすことができる即レスは、ありがたく思われることが多いででしょう。
会社の上司に対する素早い返答は、あなたの評価を上げる方法として効果的です。
やるべきことが溜まらない
やるべきことが溜まらないのも、即レスの良い面のひとつです。
返信に時間をかけたり後回しにしたりすると、タスクがどんどん溜まってしまいます。
普段から即レスを心がけていれば、他の仕事に取り組む時間を確保することができるのでタスク管理がしやすくなるでしょう。
即レスの悪い面
即レスにはメリットだけでなく、デメリットも存在します。
最後に、即レスの悪い面について紹介します。
自分のやるべきことに集中できない
即レスの悪い面として、集中力が途切れやすい点が挙げられます。
即レスするということは、相手の都合に合わせて自分の時間を割かなければいけないということです。
ひとつのことに集中しようと思っているのに、返信に追われるせいでやりたいことが捗らなくなる可能性があります。
即レスを意識しすぎると、相手ばかりを優先してしまって自分を蔑ろにすることになるので注意が必要です。
暇な人だと思われる
暇な人だと思われる可能性があることも、即レスの悪い面のひとつです。
あなたが忙しい業務の合間を縫って即レスしていたとしても、メッセージ上のコミュニケーションでは相手に伝わりません。
「この人は暇な人なんだな」「いつ声をかけても大丈夫なんだ」と思われてしまうと、あなたに対する優先順位が下がって、扱われ方が雑になることもあるので気をつけましょう。
とくに恋愛の場面では注意が必要です。
疲れてしまう
即レスの悪い面として、落ち着かずに疲れてしまうことも挙げられます。
即レスを意識しすぎると、スマホやパソコンばかり気になってしまうことがあります。
ソワソワして落ち着かず、気疲れしてしまうのです。
相手や場面によって、即レスを使い分けよう
「即レス」とは、「即座にレスポンスを返すこと」の略です。
返事が早いことは良いことのように思えますが、自分のタスクに集中できないなど悪い面もあります。
気疲れしてしまうこともあるので、「即レスしなきゃ」と意識しすぎないようにしましょう。
相手との関係や自分の状況に合わせて、返事をする速度を調節することをおすすめします。
- 即レスとは「即座にレスポンス(返事)すること」の略
- 即レスは、目上や気を使う相手には使えない言葉
- 即レスの良い面は「返信漏れがなくなる」「相手に信頼してもらえる」「やるべきことが溜まらない」など
- 即レスの悪い面は「自分のやるべきことに集中できない」「暇な人だと思われる」「疲れてしまう」