人徳(じんとく)とは?意味や人徳がある人の特徴・なるための6つの方法
周囲から慕われている人に対して「人徳がある」と表現することがありますが、人徳とは正確にどのような意味の言葉なのでしょうか。
数ある褒め言葉の中でも、人徳は相手の人間性に対する最高の褒め言葉にあたります。
そんな人徳の意味・人徳がある人の特徴を記事にまとめてみました。
さらに人徳がある人になるための方法も紹介するので、ただ憧れるのではなく、自分が周りにそう思ってもらえるよう努力してみましょう!
Contents
そもそも人徳とは?意味や仁徳との違い
まず、人徳の意味から解説していきます。
人徳とは「じんとく」と読み、『その人が持っている徳』を意味する言葉です。
ただ、「徳」という意味が分かりづらいと感じる人も多いですよね。
「徳」とは『品性や知性』『生まれつき持っている能力や天性』を意味しますから、「人徳=その人が持っている気質や能力」ということになります。
また、同じ読み方で「仁徳」という言葉がありますが、こちらは『他者を慈しみ愛する徳』を意味する言葉であり、分かりやすく表現するなら『思いやりの心』です。
人徳にはさまざまな一面が含まれますが、一方で仁徳は『思いやりの心』と限定されており、これが人徳と仁徳の違いといえるでしょう。
人徳の使い方
人徳の意味を理解できたところで、人徳の言葉の使用方法について例文を使って解説します。
● 人徳があるからあの人の悪口をいう人はいない
● 彼の周囲に人が集まるのは人徳に恵まれているからだ
ある人が全く悪口をいわれない場合、またある人の周囲に多くの人が集まる場合、理由としていくつかのことが考えられるでしょう。
この時、その理由として品性や知性の高さ…すなわち「人間性の高さ」が挙げられるなら、ある人に対して「人徳がある」「人徳に恵まれている」と表現するのです。
人徳の英語表記
人徳を英語で表記すると、辞典では次のようになります。
- one’s natural qualities(virtue)
- one’s personal magnetism
どちらも「one’s」が含まれていることに気づきますが、これは「one’s」が『その人の』を意味する英語だからです。
実際に英文で表記する時には、「one’s」は「man」「person」などに置き換えることがあります。
人徳がある人・人徳に恵まれている人の特徴7選
人徳は、その人の「性格」「行動」に対する褒め言葉として使われることが多く、そのため人徳がある人には性格や行動において以下の共通する特徴があります。
何事も前向きに捉えられる
人徳がある人は周囲の人を惹きつける魅力があり、それは一緒にいてポジティブな気持ちになれるからです。
つまり、人徳がある人は何ごとも前向きに捉えられる考えを持っていて、気持ちを盛り上げる力があるため周りから慕われます。
また、ポジティブ思考によって仕事や勉強に対するモチベーションを高く維持できるのも人徳がある人の特徴です。
相手を思いやる姿勢を持っている
人徳がある人は、自分のことだけでなく周囲に目を配れる一面を持っており、自分以上に他人を優先して相手の気持ちや幸せも大切に考えます。
● 商品が売れ残り、悩んでいる社員に力を貸す
● 困っている社員に率先して声をかけて励ます
● 他人がミスした時に一緒になって対処法を考える
会社でこのような行動を見せる人がいたら、その人は人徳がある人です。
他人を思いやる姿勢を持っているからこそ、相手の気持ちを考えた行動ができます。
自分の意見より相手の意見を尊重できる
人徳がある人は周囲から信頼されており、それは自己中心的ではなく相手の意見を尊重できる気持ちを持っているからです。
相手の意見を尊重すれば、周りの人はその人に対して「自分の意見を大切にしてくれる」と感じ、慕う気持ちや信頼する気持ちが高まっていきます。
また、「相手の意見を尊重できる」は「協調性がある」と言い換えることができるため、協調性があることも人徳がある人の特徴といえるでしょう。
男女関係なく好かれる人望のある性格
人徳がある人は異性だけでなく同性からの人気も高く、これは何ごとも受け止められるほど器が大きいのが理由です。
器の大きな人は冷静で自分自身の感情をコントロールできますから、気分が上下することなく誰とでも平等な態度で接します。
そのため同性から見ても異性に媚びるような言動がないので好感度が高く、男女関係なく好かれる人望のある性格をしているのです。
年齢・立場関係なく謙虚な姿勢
人徳がある人は品性や知性を兼ね備えていることから、見方を変えてしまえば一見周りに嫉妬されるタイプの人間に感じます。
それでも人徳がある人が慕われるのは、年齢・立場関係なく謙虚な姿勢を貫いて丁寧な印象を与えているのが理由です。
自己中心的な考えをしていないため、周囲からの信頼も自然と厚くなり、人に対して傲慢な言動をとることなく自分の立場をわきまえた接し方ができます。
リーダーシップがある
人徳がある人は責任感の強さと抜群の行動力を持っています。
また人間力に加え精神性が高いことから指導者や経営者としての素質を持っており、グループのまとめ役に向いています。
男女平等に接することができるため不平不満も生まれにくく、なおかつ人と真摯に向き合う姿勢がリーダーとしての信頼を高めているのでしょう。
人徳がある人の特徴に注目すると、いずれも良きリーダーとして必要な要素であり、つまり人徳がある人はリーダー性が高いのです。
ネガティブワードを口にしない
人徳の「徳」とは、人柄や気質が優れていなければ相応しくない言葉であり、人が困るような発言をする人に人徳の言葉は合いません。
そのため、人徳がある人は他人の悪口をいわないことはもちろん、周囲の雰囲気が悪くなるネガティブワードを口にすることもありません。
例え相手の短所を見つけても、相手が持つ長所を見つけてその部分を大切にするのが人徳のある人の特徴です。
人徳を美徳とし、人徳がある人間になる6つの方法
人徳がある人の特徴が分かれば、方法次第で自分も人徳がある人になることが可能です。
あなた自身、人徳がある人間になるための方法を以下で解説します。
自分の感情をコントロールする
まず大切なのは自分の感情をコントロールできるようにすること。
発言や行動に対して即断即決するのではなく一度考えるようにしましょう。
思った途端に行動するのは感情的である証拠、考えるようにすることで冷静になり、いってはいけないこと・やってはいけないことが判断できるのです。
客観的に物事を見られるようになる
人徳がある人間になるためには、客観的に物ごとを見るようにする必要があり、それができなければ周囲に気配りや配慮をすることは不可能です。
また、自分自身を客観的に見るようにするのも大切で、そうすれば自分の長所・短所がハッキリと見え、自分の改善につなげることができるでしょう。
時間・マナー・ルールを守れる人間になる
時間・マナー・ルールを守ることは人間にとって常識であり、正しい行動ができない人は周囲からの信頼を得ることはできません。
時間・マナー・ルール、どれか一つでも守れなければ信頼を失って人間関係が悪くなり、いくら理解力が高い優秀な人でも正しい行動ができなければダメなのです。
他人を傷つけるような言動はタブー
人を傷つけてしまうのは最低な行為、裏切りや攻撃することはもちろん、自分を守りたい心理による言動だとしても、絶対に相手を傷つけてはいけません。
そもそも、人はそれぞれ価値観や生き方が異なるため、自分の正論が通用するとは限らず、相手を傷つけてまで言い合うのは自分にとっても無意味です。
ネガティブな感情は封印
カリスマ性の高い人の言葉に注目すると、自信に溢れた前向きな発言が目立つように、ネガティブな感情を持っていては人徳のある人にはなれません。
もちろん時には落ち込むこともありますが、そこでネガティブな意思表示をしてしまえばマイナスがマイナスを呼ぶため、前向きな気持ちを持ちましょう。
人も環境も大切にする
人や環境を大切にする意識は周りに伝わるため、次第に周囲が自分についてきてくれるようになります。
また、人や環境を大切にすることは人徳のある人になれるだけでなく、結果的に自分や他人の生活を守ることにもつながるのです。
人徳を身につけて素敵な恋をはじめよう!
人徳がある人は、男女問わず慕われ多くの人に信頼されます。
それは、人を選ばず思いやりを持って謙虚な姿勢で接し、他人の意見を尊重できる人間だからです。
こういった人は、いわずもがな恋愛においても異性を惹きつけることは間違いありません。
しかし、仕事で忙しい社会人ともなれば、いくら人徳があってもそもそも「出会いがない」という人も多いでしょう。
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人徳を身につけ、ぜひ素敵な相手を見つけてみてくださいね。
人徳がある人になって全てのものに優しくなろう!
人徳がある人になれば人間的な魅力が高まり、特にビジネス関連では業績と人間関係において大きなプラス効果をもたらすことでしょう。
また、恋愛においても有利に働きます。
そのためには損得勘定で動くのではなく、全てのものに優しさを持つ気持ちが大切であり、その心掛けと実践で人徳がある人へと成長できるのです。
信頼や人望は自ら相手に求めても手に入らず、自分を人間として成長させることが必要になります。
まずは自分を改善するところから始めていきましょう。