根に持つ人の意味・特徴とは?執念深い人の困った心理と対処法を徹底解説
人を怒らせたり傷つけたりしてしまうことは、人間関係においてよくあることです。
謝罪や話し合いで解決できることもありますが、いつまでも根に持つ人も珍しくありません。
執念深く引きずり続ける人の心理はなかなか困ったものなので、特徴や対処法を知っておくと良いでしょう。
そもそも「根に持つ」とは、どういう意味なのかも踏まえて解説していきます。
Contents
「根に持つ」とは?
「根に持つ」と聞くと、一時的な喧嘩などで揉めたことを何年も覚えていて、心の奥底では許していない人、という印象があるのではないでしょうか。
心の根に負の感情を植え付けたままでいる状態は、まさに「根に持つ」ですね。
この解釈でおおむね正しいと言えますが、さらに詳しい意味を掘り下げてみましょう。
意味
「根に持つ」という言葉には、
- 恨みに思う
- 恨んで忘れない
- 心に遺恨をいだく
- 遺恨に思う
- 根に抱く
などの意味があります。
やはり心の奥底で許せないという感情が残っており、仕返ししないと気が済まない様子を表す言葉ですね。
類語
「根に持つ」の類語に、怨恨(えんこん)という言葉があります。
深い恨みを持つことを表した言葉で、かなり強烈な負の感情に対して用いられます。
「根に持つ」よりもはるかに温度感の高い言葉なので、普通の人間関係を築いてる分にはあまり使われないでしょう。
ことわざ
恨みに報ゆるに徳を以てす(うらみにむくゆるにとくをもってす)という、ことわざを知っていますか?
このことわざは「酷いことをされたとしても、同じように報復しようとはせず、情けや慈愛などの温情で返しましょう」という意味が込められています。
報復し合っていても、いつまでたっても争いは終わらない。
人間同士で起こる争いの無意味さを説いていることが、このことわざからうかがえるでしょう。
英語
「根に持つ」を英語に訳すと、hold a grudge(ホールド ア グラッジ)となります。
grudge(グラッジ)は「わだかまり」という意味で、それを保持し続けている状態を「根に持つ」としています。
日本語よりもややソフトな印象ですが、組み合わせる言葉しだいでは、強い負の感情を表すこともあるようです。
いつまでも根に持つ人の4つの特徴
終わったことをいつまでも根に持つ人には特徴があります。
ネガティブな一面が重なり、どうしても忘れられなくなっているケースが多いのです。
そんな根に持つ人の主な4つの特徴をご紹介します。
感情がコントロールできない
根に持つ人は感情がコントロールできない傾向にあります。
そのため嫌なことや腹立たしいことがあったとき、いつまでたっても気持ちを切り替えられません。
負の感情を忘れることが苦手で、ストレスを抱えたままになってしまうのです。
強い執着心を持っている
根に持つ人は強い執着心を持っており、粘着質な人も多いです。
執着心が芽生えた相手や出来事には、徹底的に感情を向ける性格をしています。
「いつか仕返ししてやろう」という気持ちが根底にあるので、何年たっても覚えているのです。
記憶力がいい
根に持つ人は記憶力がいいとも言えるでしょう。
何年も前にしたちょっとした喧嘩を覚えていることに、驚かされる場面もあるのではないでしょうか。
本来記憶力がいいことは長所のはずです。
しかし使い方を間違えると、ただの根に持つ人になってしまいます。
被害妄想を抱きやすい
被害妄想を抱きやすいのも、根に持つ人の特徴です。
友人とのささいな口論でも重たく受け止めてしまい、すぐに「傷つけられた!」と被害者意識が芽生えます。
繊細で傷つきやすい性格をしているとも言えますが、自分が相手を傷つけたことは気にしない場合がほとんど。
いわゆる、自己中心的な面が強いのかもしれませんね。
いつまでも根に持つ人の5つの心理
根に持つ人の心理には、執念深くいつまでも攻め立ててしまう原因が隠されています。
根に持つ人に対して「なぜそんなにネチネチとしているの?」という、純粋な疑問が沸いてきますよね。
主な5つの心理を把握して、根に持つ人を冷静に分析してみましょう。
自分のことを不幸だと思っている
根に持つ人は基本的に自分のことを不幸だと思っています。
幸せでないと心に余裕がなく、イライラしたり怒りやすくなってしまったりすることは、誰にでもあり得ることですね。
根に持つ人は常に自分の人生に不満があり、幸せを感じにくい人が多いのです。
嫉妬している
根に持つ人はプライドが高く、嫉妬していることも多いです。
他人の仕事や恋愛が上手くいっている話を聞くと嫉妬してしまい「自慢された」「マウントを取られた」と、とにかくネガティブに受け止めます。
嫉妬した相手にはいつまでも負の感情を抱き続け、その人の周りからの評価を下げないと気が済みません。
ストレス解消している
ストレス解消のために過去の出来事を持ち出し、誰かを攻撃している場合もあります。
心に余裕がなくなってくると、過去に自分を不愉快にさせた相手に八つ当たりすることで、一時的なストレス解消を行っているのです。
心が狭い
根に持つ人は基本的に心が狭いと言えるでしょう。
普通の生活レベルで感じた不快感であれば、ほとんどの人が自分の中で処理しています。
しかし、根に持つ人は、嫌な気分や怒りを自分の中で処理しようとせず、何度でも相手にぶつけるタイミングをうかがっています。
ささいなことで他人を許すことができないのは、心が狭い表れなのです。
ブラックジョーク
周りから見ると根に持つ人であっても、実はブラックジョークのつもりなタイプもいます。
冗談で「〇〇されたことはホントに嫌だったよ~」などと言うのですが、使う場面と内容が冗談として成立しない場合が多いです。
このタイプの人は根に持つ人というより、空気が読めない人という認識を持った方が良いかもしれません。
めんどくさい根に持つ人の対処法
根に持つ人はとにかくネチネチしているので、めんどくさいと思ってしまいますよね。
思わず「終わったことをネチネチと掘り返すな!」と反論したくなってしまいますが、火に油を注ぐ結果を招く恐れがあります。
ここで紹介する対処法を活用して上手に付き合うのが懸命と言えるので、ぜひ試してみてくださいね。
謝罪する
根に持つ人が過去の話を持ち出してきたときは、過去に謝っていたとしても、もう一度謝罪してしまいましょう。
終わったことを掘り起こしてくること対して、腹が立ってしまうかもしれませんが、こちらから謝罪した方が早く解決できます。
あくまでも自分が無駄な時間に巻き込まれないようにする、ちょっとした方法として実行するのがおすすめですよ。
気にしないそぶりをする
相手が過去の話を持ち出してきたときは、あなたに罪悪感を感じさせようとしている場合があります。
再度の謝罪をした後は、何事もなかったように振る舞いましょう。
過去の話をしても効果がないと感じさせられれば、根に持つことも少なくなるかもしれません。
一定の距離を取る
根に持つ人の存在がどうしても気になる人は、一定の距離を取ることも大切です。
最低限のコミュニケーションを取りつつ、会話をするときはあまり深入りしないように心がけると良いですよ。
根に持つ人と真正面から向き合っても良いことはないので、自分を守ることを優先しましょう。
承認欲求を満たしてあげる
根に持つ人も承認欲求が満たされているときは、ネチネチ言ってこない場合があります。
普段から褒めたり肯定してあげたりすることで、承認欲求を満たしてあげましょう。
満足しているうちは過去の話で相手を攻撃し、満たされようとする言動をする必要がなくなります。
根に持つことを改善すれば、異性からアプローチされるかも!?
根に持つ人は、周りから嫌煙されがちです。
しかし、改善することができれば、逆に信頼してくれる人は増えるでしょう。
きっと異性からアプローチされることも多くなるはずですよ。
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根に持つ人はモテない男・女の代表格!
根に持つ人はハッキリ言ってモテません。
男性・女性ともに、ネチネチしている人とは関わりたくない人が多いです。
失敗を許してくれずに何年も覚えている人とは、会話をするのも恐ろしく感じてしまうのではないでしょうか。
根に持つ人は他に良いところがあったとしても、人間関係が全て台無しになってしまう可能性があります。
自分もそうならないよう心に余裕を持つことを心がけましょう!
- 「根に持つ」とは恨みを忘れない感情を表した言葉
- 根に持つ人は記憶力が良く、感情のコントロールが苦手
- 心の狭さや自己肯定感の低さから根に持つ人になる場合が多い
- 根に持つ人には上手な対処法を!場合によっては深く関わらないようにしよう