箱推しの意味や使い方とは?嫌われる理由やDDとの違いを徹底解説
大好きなアイドルやアニメキャラクターを応援する「推し活」。
ファンによってさまざまな推し方があり、オタク用語である「箱推し」もその一つです。
しかし「よく見かける言葉だけど意味を知らない…」と思う人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では「箱推し」の意味や正しい使い方、箱推しが嫌いな人の心理を紹介していきます。
Contents
箱推しの意味や読み方とは?
「箱推し」とは、グループの中の誰か1人を応援するのではなく、グループ全体のメンバーを応援することをいい、そのまま「はこおし」と読みます。
つまり「箱推し」は、作品の中に出てくるキャラクターすべてが好きだったり、特定のアイドルグループを応援したりするときに使われる言葉です。
「箱推し」の由来
箱推しの「箱」は、本来ものを入れる容器のことをいい、ライブハウスや会場など人を収容する施設を「ハコ」と呼ぶことがあります。
その言葉が派生し「ライブ会場全体を応援したい」という意味から「箱=グループ全体のこと」を指すようになったのでしょう。
また、箱推しの「推し」とは、一推しの人物・応援している対象のこと。
「グループ全体」と「一推し」の2種類の意味が組み合わさり「箱推し=グループ全体の活動を応援すること」というオタク用語が生まれたとされています。
箱推しの類語5つ!DDとの違いとは?
グループ全体を応援する「箱推し」という言葉には、似た意味の類語も存在します。
意味がわずかに違うものもあるので、一つずつ解説していきます。
DD
「DD」は「誰でも(Daredemo)」「大好き(Daisuki)」の頭文字をとった造語です。
メンバー全員が好きという点では箱推しと似ていますが「DD」は複数のアイドルグループや作品を掛け持ちし、幅広く応援している人のことをいいます。
特定のグループ全体を応援するというより「好みなら誰でも良い」というネガティブな意味合いを含むのが、箱推しとの違いです。
コアなファンにとっては「浅い」「節操がない」と思われやすいので、むやみにDDという言葉を使わない方が良いでしょう。
全推し
「全推し」は、グループ全体のメンバーを推すことをいい、箱推しと同じ意味を持ちます。
しかし、SNSなどで多く使われているのは「箱推し」の方だといえるでしょう。
どちらも意味は変わらないので、使いやすい方の言葉を気軽に使ってみてください。
オール担
「オール担」は、主にSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)ファンの間でよく使われている言葉です。
旧ジャニオタは、推しメンバーを「担当」と呼んでおり、担当のファンであることを「〇〇(名前)担」といいます。
オール担当を略した「オール担」は「オール=全て」の担当、つまりグループのメンバー全員が好きであることを表すのです。
そのグループの中に特に気になるメンバーがいる場合は「〇〇君強めのオール担」などという言い回しで使われます。
オルペン
「オルペン」は、K-POPファンの間で使われる言葉です。
「オル=オール」「ペン=韓国語でファンのこと」の2種類の言葉を組み合わせており、グループ全員のファンであることを意味しています。
また、さまざまなグループが好きな人のことは「雑食」と呼び、主に「DD」と近い意味合いを持つのが特徴です。
同じ意味でも、K-POPファン用語は違う言葉になるため、韓国グループを推している場合はぜひ覚えてみてください。
G担
「G担」は、オール担と同じくSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)ファンの間で使われている用語です。
「G=グループ」を表しており、特定のアイドルグループの担当という意味を持っています。
また「同G担」は、自分と同じグループを推しているファンのこと。
「他G担」は、自分とは別のグループを推しているファンのことを呼びます。
覚えておくと、ファン同士でのSNSでのやり取りがより楽しくなりますよ。
箱推しの正しい使い方【例文付き】
「箱推し」という用語は、推し方によって言い回しがやや異なります。
いくつか例文を紹介するので、正しい使い方を理解してグループ全員が推しであることを伝えましょう。
シンプルに全員が好きなら「〇〇(グループ名)の箱推し」
グループやアニメのメンバー全員が公平に好きな場合は、箱推しという言葉の基本的な使い方をマスターしましょう。
とても使いやすく、相手にもメンバー全員が好きであることがすぐに伝わるはずですよ。
- 「〇〇(グループ名)の箱推しだから、メンバーたちが和気あいあいとしていると嬉しくなる!」
- 「〇〇(アニメ作品名)を箱推ししてて、最近出たグッズもコンプしたんだ~」
- 「〇〇(グループ名)の箱推しだから、誰のトレカが当たっても嬉しい!」
想いが強いメンバーがいる場合は「〇〇(名前)寄りの箱推し」
グループ全体の活動を応援しつつも、特定の1人に対して特別な感情がある場合は「〇〇(名前)寄り」という言葉を付け加えましょう。
好きな気持ちの熱量に、少しだけ差があるときに使う言い回しです。
また、ほかに「〇〇贔屓の箱推し」「〇〇中心の箱推し」という言葉もあります。
- 「A君寄りの箱推し中で、この間のイベントはA君がセンターのダンスブレイクがすごすぎて鳥肌だった!」
- 「私はBちゃん寄りの箱推しだけど、今回のCちゃんのソロ曲も最高だね」
- 「D君贔屓の箱推しだから、D君の単独イベント決定は嬉しすぎる!」
気になるメンバーがいるなら「箱推し前提の〇〇(名前)推し」
グループの中のメンバーに推しがいる場合は「箱推し前提の〇〇(名前)推し」と使います。
「あくまで箱推しだけど、特定のメンバーのことがとても気になる…」というときの言い回し方法です。
どの使い方もグループ全体が好きであることに変わりありませんが、この使い方は特に1人に対しての気持ちが強いといえます。
- 「箱推し前提のAちゃん推しだから、ライブでもつい目で追っちゃった!」
- 「私は箱推し前提のB君推しで、兄メンバーから可愛がられていると顔が緩んじゃう」
- 「箱推し前提のCちゃん推しだから、今回の卒業発表は悲しすぎて数日寝込んでしまったよ…」
箱推しで応援するメリット
メンバーやアニメキャラクター全員を応援する「箱推し」。
グループの中の1人だけを応援する「単推し」と比べて、推し方にどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、箱推しで応援するメリットを紹介していきます。
グループ全員の魅力を知れる
グループとしてまとまりのあるパフォーマンスの良さや、メンバー全員の魅力を知れるのが、箱推しのメリットです。
特定のメンバーに注目して応援する単推しは、一点集中できるので満足度は高くなりますが、グループ全員の一体感や空気感はあまり味わえません。
箱推しは、パフォーマンスでも全体を通して見られたり、それぞれの個人活動を応援したりでき、全員に目を向けられます。
一人ひとり異なる個性や魅力を感じられ、グループとしての良さを語れるのです。
誰のトレカやグッズが当たっても喜べる
CD・アルバムの購入特典であるトレーディングカードやグッズなどは、ランダムとなっており「開封するまで誰が当たるかわからない…」ということがほとんどです。
単推しの場合は特定のメンバーが当たらなければショックが大きく、オークションで希望グッズを落札したり、SNSで交換募集をかけたりと、お金や労力をかけるファンも少なくありません。
しかし、メンバー全員が好きな箱推しファンであれば、誰のアイテムが出ても当たりとして喜べるのです。
メンタル面でも金銭的にも、良い意味でコスパが良く、楽しく推し活を続けられるのがメリットといえます。
どの単推しファンとも共感し合える
グループの活躍に注目している箱推しは、全員の魅力を知っているので、どのメンバーを単推ししているファンとも共感し合えます。
「A君は高音の綺麗さで知られているけど、ゾクッとする低音ボイスも良いよね」
「Bちゃん、単独イベント決まったね!いつもみたいにトークで笑わせてくれそうだよね」
など、そのメンバーを推しているファンだからこそ語り合える部分も多く、距離が縮まりやすいのです。
ファン同士で盛り上がれると、自分が気付けなかった魅力や情報を得られることもあり、もっとメンバーのことを好きになれますよ。
箱推しが嫌いな人の心理
アイドルファンやアニメファンの間で、グループを箱推しする人はかなり多くなっています。
しかし、中には「箱推ししているファンは嫌い」という一部の声があるのも事実です。
ここでは、箱推しが嫌いな人の心理を紹介していきます。
推しへの愛が足りないと感じる
特定の1人に対して全力で応援している単推しから見ると、グループ全員の活動を応援している箱推しは「推しへの愛が足りていない」と感じてしまうようです。
「何人も推しがいる=1人ずつへの想いや熱量が薄い」と解釈してしまい、活動を応援している箱推しファンを見ると「私の方が推しのことを愛している!」という対抗意識が芽生えるのかもしれません。
ミーハー・にわかファンだと思ってしまう
どのメンバーも好きな箱推しにとって、グループ全体のパフォーマンスを見られる場はとても嬉しいもの。
「A君はここがよかった!B君は歌声が神懸ってた!」など、どのメンバーにも注目ポイントがありますよね。
一方で、そんな箱推しファンに対して「ミーハー」「にわかファン」だと感じる人もいるのです。
1人だけを応援する単推しから見ると「全員が好きだなんて、浅い部分しか見ていないんでしょ」と捉えられ、ネガティブなイメージを持ってしまうのかもしれません。
「アイドルなら誰でも良いのでは?」と感じる
箱推しファンは、グループの空気感や一体感、それぞれの個性に魅力を感じて、箱推しするようになった人がほとんど。
しかし、1人を熱心に応援する単推しにとって、箱推しは「外見が好みなら誰でも良いのでは?」と思われてしまう対象となります。
特定の推しがいないだけで「節操がない」とみなされ、気持ちが浮ついているように感じてしまうのでしょう。
推し方は人それぞれ自由であるべきですが、一部の単推しファンは箱推しを嫌う傾向にあるようです。
箱推しってダメなことなの?
「箱推し」「単推し」などさまざまな推し方がありますが、どのように推し活を楽しもうと個人の自由であり、ダメな推し方など一つもありません。
グループで活動しているアイドルは、パフォーマンス全体の見え方やフォーメーションを、それぞれの持ち味を存分に出しながら完成させています。
アニメ作品に関しても、キャラクターのバランスを見て計算し尽くされているため、最後まで映像を楽しめるでしょう。
箱推しは「誰でも良い」のではなく、メンバー全員が揃ったときの空気感や一体感に惹かれて、グループごと好きになる人がほとんどなのです。
メンバー全員を応援する「箱推し」も、1人だけの魅力に胸を打たれた「単推し」も、それぞれが自分の方法で応援することが、推し活のあるべき姿だといえます。
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推し活に夢中になって、自分の恋愛が疎かになっている人もいるはず。
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箱推しはメリットも多い!いろんな推し方を理解して楽しく応援しよう
グループのメンバー全員を応援する「箱推し」は、パフォーマンス全体の良さを実感できたり、各メンバーの魅力を知れたりなど、メリットもたくさんあります。
メンバー同士が和気あいあいと会話を楽しんでいる姿や、うまくいかないときに支え合う姿を見て、さらにグループ愛が増す人も多いのではないでしょうか。
中には、自分と異なる推し方に疑問を抱く人もいるかもしれませんが、どのスタイルが良い・悪いなんてことはありません。
さまざまな推し方を理解し、自分なりの方法で楽しく応援すれば、きっとその愛がメンバーたちにも届くはずですよ。
- 箱推しとは、グループ全体のメンバーを応援すること
- 箱推しの類語は「全推し」「オール担」「オルペン」などがある
- 似た意味で使われる「DD」は、誰でも大好きというネガティブな意味合いを含む
- 箱推しのメリットは「グループ全員の魅力を知れる」「どの単推しファンとも交流が持てる」など
- ダメな推し方など一つもなく、自分なりの応援の仕方で推し活を楽しむのが一番!