人を喜ばせる心理効果あり?【お世辞(おせじ)】の意味と正しい使い方とは
人とうまくコミュニケーションをとりたいと思ったとき、意識的にお世辞を使ったりしますよね。
社交辞令とは違うお世辞をうまく使えば、相手の気分がよくなったり、その後の関係性もスムーズに保ちやすかったりすることもあります。
今回の記事では、便利なお世辞のテクニックや、恋愛で使うときのコツなどを紹介します。
Contents
お世辞とは
お世辞を会話で効果的に使うためにも、その意味や読み方について確認をしておきましょう。
また、よく似た表現として使われる「社交辞令」との違いも合わせて解説します。
意味・読み方
お世辞は「おせじ」と読みます。
意味は「相手を喜ばせるために使われる過剰な褒め言葉」です。
「世辞」とは、相手に気に入られようとして使う、本心ではないことを指します。
相手に気に入られようとして愛想のよい言葉を使い、世の中をうまく渡っていくといったネガティブな意味合いが含まれているのが特徴です。
社交辞令との違い
よく似た表現として使う「社交辞令」は、社会的な付き合いの上で使う形式ばった言葉や褒め言葉のことです。
その目的は、あくまでも人との社会的関係性をうまく保つために使われます。
お世辞は、愛想よく接することで、自分をよく見せて相手に気に入られようとする自分本位な目的が隠れていて、ときに相手を不快にすることもあります。
社交辞令とお世辞は、目的が違うため、相手の感じ方に違いが出ることが多々あります。
人を喜ばせるお世辞テクニック
使い方やその場の雰囲気によって、相手を不快にさせる可能性もある「お世辞」ですが、場合によっては相手を喜ばせることもできます。
人を喜ばせるために、どのようなお世辞テクニックがあるのかを解説します。
相手のこだわっている部分を褒める
相手がこだわっている部分を褒めるお世辞は、相手を喜ばせるテクニックのひとつです。
誰でも外見や持ちもの、行動など、何かひとつはこだわりを持っているものです。
そのこだわりは裏を返せば、そこに自信があったり、誰かに認めてもらいたい気持ちの表れだったりします。
そのため、「こだわっている部分を褒められる=自分が認められる」ことになり、相手の喜びに結びつくことがあるのです。
嘘にならないお世辞を言う
お世辞を使って人を喜ばせるためには、嘘にならないお世辞を言うことも大切です。
相手に好かれようと自分本位でお世辞を使おうとすると、ときに心にもないことを言ったり、あからさまな嘘を言ったりして、相手を不快にさせてしまうことがあります。
それを避けるためにも、明らかに嘘になるようなお世辞は使わない方が得策です。
褒めるタイミングを間違えない
お世辞を使って、相手の良いところを褒めることは良いことですが、そのタイミングを間違えないことが大事です。
会話の流れや状況をうまく汲み取ってタイミングよくお世辞を使えば、相手を気持ちよくさせることができます。
たとえば相手のプレゼンテーションが終わったときに「素敵なスピーチでした!」「資料がすごくわかりやすかったです!」など、タイミングよくお世辞を使いましょう。
相手の背景や情報を頭に入れて、ここだと言う場面でお世辞を使うことがベストです。
コミュニケーションを積極的に取る
お世辞で人を喜ばせるためには、コミュニケーションを積極的に取ることが必要です。
コミュニケーションを積極的に取ることで、相手の情報や心情をより掴みやすくなるからです。
相手が喜びそうなお世辞を、適切なタイミングで使うことができるようになり、より円滑なコミュニケーションの助けにもなります。
使いすぎは逆効果
相手を喜ばせるためにお世辞が有効に使えるといっても、お世辞の使いすぎは逆効果です。
自分がもしお世辞を言われる立場だったら、たくさん言われ過ぎると、どんな気持ちになるでしょうか。
「なんか嘘っぽい…」とあまり良い印象を持たないばかりか、逆にあざとい人物だと思うかもしれません。
お世辞は、会話の中のベストなタイミングで適度に使うことが大切です。
【例文】恋愛にも効果的なお世辞を使ったトーク術
お世辞をうまく使えば、人との関係性を円滑に進めることができます。
ビジネスの場面では上司や同僚、恋愛の場面では、好きな人や恋人にお世辞が効果的に働くこともあります。
とくに恋愛ではお世辞を使うことで、二人の仲がより深まることもあるのです。
ここでは、例文を使いながら、恋愛にも効果的なお世辞を使ったトーク術を解説します。
女性に対して
男性が女性に言うと効果的なお世辞は、下記のような言葉が挙げられます。
- 「めちゃくちゃ、笑顔やしぐさがかわいいね」
- (女性の年齢を聞いて)「えっ?ホント?もっと若くみえるよ」
- 「その服すごく似合っているね、君の良さが良く出ているよ」
このように、女性に使うお世辞では、外見や服装などを褒めると効果的です。
容姿や外見を褒められることは、女性なら誰でも嬉しく思うでしょう。
男性に対して
女性が男性に対してお世辞を使うときは、外見や服装もそうですが、男性が頑張っていることや社会的なステータスなどを褒めると効果的です。
- 「あんなに大きな会社に勤めているなんてすごい!」
- 「高級な車や腕時計を持っていて、かっこいい!」
- 「ストイックに仕事を頑張っていてさすがだね!」
男性によっては所属している会社や、持っている車や腕時計に対して誇りをもっていて、それが自信につながっている人もいます。
そこをきちんと汲み取って褒めちぎってあげると、男性は瞬く間に良い気持ちになるでしょう。
一方で、男性が今置かれている立場が、自分の希望とかけ離れた地位や状況である場合、それをコンプレックスとして感じる人もいます。
それをお世辞で言及されると、不快な気持ちを引き起こすこともあるので注意が必要です。
お世辞を言われたときの適切な返答
反対にお世辞を言われたときは、どう答えればいいのか、わからないときがありますよね。
素直に受けていいのか、それとも謙遜するべきなのか迷うところです。
最後にうまく使えば大切なコミュニケーションツールにもなる、お世辞を言われたときの適切な返答を紹介します。
素直に「ありがとう」と伝える
お世辞を言われたら、素直に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることがスマートな対応です。
お世辞とわかって、嫌な気持ちになることもあるかもしれません。
しかし、そこでお世辞だからといって拒むのではなく、素直に「ありがとう」と気持ちを相手に伝えると、相手に「言って良かった」という気にさせます。
お礼を伝えることで、不穏な空気が流れずに済み「WIN-WINな関係を築ける」というわけです。
お世辞を言い返す
お世辞を言われたら、逆にお世辞を言い返すことも適切な返答のひとつです。
どこかの部分を褒められたら、「いえいえ、〇〇さんだって…」と同じように相手にあったお世辞で褒め返します。
お世辞で受け取った好意をそのまま返すことで、「ありがとう」という感謝の気持ちを返すことにもつながります。
謙遜する
お世辞が少し過剰なものだったり、おおげさな表現であったりすれば、謙遜をして「そんなことはないですよ」とへりくだるのも良い対応です。
とくにビジネスの場面で、上司や目上の人からお世辞を言われたなら、そこは感謝を示すよりは、謙虚な姿勢を示した方が、好印象を与えることになるでしょう。
恋愛においてお世辞上手だとモテる!?
恋愛において、お世辞上手はモテる傾向にあります。
何気ないお世辞でも、それが相手にとっては褒め言葉になる場合があります。
これから恋を始めたい人は、気になる相手にアプローチする際にうまくお世辞を活用してみましょう。
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お世辞を効果的に使って相手を喜ばせよう!
普段何気なく使っているお世辞も、いろいろな使い方があります。
お世辞は使う場面や状況によって、対人関係や恋愛関係にお世辞が良い影響を及ぼしたり、逆に悪い影響を及ぼしたりすることもあります。
基本的には、お世辞を使って相手を喜ばせるという目的を忘れずに、ビジネスや恋愛の場面で適切に使えば、きっとあなたの対人スキルも上がっていきますよ!
相手と良い関係性を築けるように、ここぞというときお世辞を使ってみてはいかがでしょうか。
- お世辞を使うときは、使う相手や場面・タイミングをよく見極めて使うことが大事
- 恋愛でも相手を褒めることを意識しながら、うまくお世辞を使うと2人の仲を深めることができる
- お世辞を言われたときに、素直に感謝をするか、謙遜して返すかは、お世辞を言ってくれた相手によって使い分けよう