気が滅入る(きがめいる)意味とは?例文・陥る理由・上手な解消法を紹介!
現代社会にはストレスがつきものです。
現在進行形で、仕事や人間関係で悩んでいる人も多いのではありませんか?
世の中も暗い話題やニュースばかりで「気が滅入る」という言葉を聞く機会が増えました。
そこでこの記事では気が滅入る理由やその上手な解消法を解説していきます。
さらに、気が滅入るという言葉の意味や、その使い方を例文とともに紹介するので、意味を間違えて使ってしまわないように参考にしてくださいね。
気が滅入ったときの対処法を知って自分の心とうまく付き合っていきましょう。
Contents
気が滅入る(きがめいる)とは?
最近よく聞くようになった「気が滅入る」という言葉。
「そもそも言葉の意味をちゃんと理解できてない」という人もいますよね。
そこでここでは気が滅入るの意味や類語、英語表記を紹介します。
意味
辞書にも記載のある、気が滅入るの意味は「陰気で憂鬱な気分になること」です。
嫌なことがあったり、暗いニュースを聞いたりしたときに気持ちがどんよりするような状態のこと。
気が滅入ってしまうと笑顔がなくなり、気持ちもどんどんネガティブになっていきます。
類語
気が滅入るの類義語には
- 「憂鬱な」
- 「気分が重い」
- 「落ち込んだ」
などがあります。
どれも暗く、ネガティブな感情を表す言葉です。
英語表記
気が滅入るの英語表記は「I feel depressed.」。
日本語に直すと「feel」は感じる、「depressed」は落ち込んだ、元気のないという意味です。
直訳すると「私は落ち込んでいると感じる」となります。
気が滅入るを使うときの例文
実際に「気が滅入る」とはどのような場面で使われるのでしょうか。
ここでは「気が滅入る」を使った例文を紹介します。
- 最近は暗いニュースばかりで気が滅入る
- ずっと家にいると気が滅入るので、気分転換に散歩に出かけた
- 先週から雨や曇りが続いていて気が滅入るので、そろそろ晴れて欲しい
- 仕事がきつくて気が滅入るので、転職を考えている
- 質問に対しての回答者の少なさに気が滅入る
このように「気が滅入る」という言葉は、天気が悪くてなんとなく気分がどんよりするときから、仕事が辛くて思いつめているときまで幅広く使われる表現です。
気が滅入るのはなぜ?5つの理由
暗い気分になったり落ち込んだりする状態のことを気が滅入るといいます。
では人はなぜ気が滅入ってしまうのでしょうか。
ここではその理由を5つ紹介します。
気が滅入る原因をきちんと理解して、毎日をポジティブに過ごすヒントにしてください。
悪姿勢
心と身体は密接に関係しているので、姿勢が悪く猫背になっているとメンタルにも悪影響を及ぼします。
姿勢が悪く背骨を圧迫するような姿勢が続くとストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾールの分泌量が増加。
その結果ストレスを感じやすくなり、気が滅入ってしまうのです。
長時間のデスクワークが多い人は、姿勢が悪くなりやすいので気をつけましょう。
SNS依存
SNSが普及し、今や一人が複数のアカウントを持っているのが一般的です。
気づいたらついSNSを見ているという人も多いですよね。
実はそれが気が滅入る原因になっている可能性があります。
友人の動向を簡単に知れるようになったことで、SNSを見て自分と比べてしまい落ち込んだ経験のある人もいるでしょう。
実際、Facebookのヘビーユーザーを対象とした調査で、友だちの投稿をこまめにチェックしている人ほど幸福度が低いという結果が出ています。
健康は心を保つことも大切であり、たまにはSNSから距離をおいてみるというのも必要です。
運動不足
社会人になると運動する機会はほとんどありませんよね。
運動不足になると、不健康・骨の衰えなどの肉体的な衰退と合わせてメンタルダウンにもつながります。
そこで習慣化させておきたいのが運動です。
ウォーキングやスイミングなどの有酸素運動を定期的に行うことで、脳内の幸福ホルモン「セロトニン」レベルが大きくアップします。
セロトニンが増加することで、ストレス対策できたり、気が晴れたりするので簡単なものから取り入れていきましょう。
また、運動を通じていろんな人との交流を持つのも心を健康に保つのにオススメです。
都会の刺激
都会に暮らしていることで、知らず知らずのうちにあなたの心が疲れているかもしれません。
都会の騒音や人混み、孤独感が脳に過剰なサインを送ってしまいます。
それによって気分が落ち込んだり、気が滅入ったりしてしまい、毎日の生活が憂鬱になってしまうのです。
都会では夜中までやっている店も多く生活リズムが狂いやすいです。
たまには都会の喧騒を離れてゆっくりするのもいいですね。
コロナ自粛の影響
コロナウイルスの流行によって今までのような日常生活を送れなくなってしまいました。
緊急事態宣言の発令やまん延防止対策によって外出や飲食の自粛を余儀なくされています。
このコロナ自粛のせいで気が滅入ってしまった人もたくさんいますよね。
暗いニュースばかりで気持ちがどんどん落ち込みネガティブになってしまいます。
「好きな曲を聴く」「美味しいものを食べる」などメディアから離れてリフレッシュする時間を作るといいでしょう。
気が滅入ったときの上手な解消法
気分が落ち込んで気が滅入ることは誰にでもありますよね。
しかし、いつまでも暗い気持ちでいては心も身体も疲れてしまいます。
そこでここでは気が滅入ったときの対処法を紹介します。
自分の心とうまく付き合う方法を知って、心身ともに健康な毎日を過ごしましょう!
一人の時間を大切にする
気が滅入ったときの対処法の一つ目が一人の時間を大切にすることです。
ストレスの大半は人間関係からくるもの。
人と接することで知らず知らずのうちに相手に気を使って、ストレスを抱えてしまうのです。
一人の時間を大切にして「趣味に没頭する」「映画を見て思いっきり泣く」など自分なりのリフレッシュ方法を見つけましょう。
睡眠時間を確保する
睡眠をしっかりとることは身体だけでなく心にとっても重要。
4〜6時間の睡眠を2週間続けると1〜2日徹夜したのと変わらないほど脳機能が落ちるという研究結果があります。
睡眠時間を削って仕事を頑張っても、行動が散漫になったり集中力が続かなかったりして大きなミスをする可能性もあるでしょう。
しっかりと睡眠時間を確保したスケジュールを組んだ方が能率も上がりますし、精神状態も安定します。
自分の気持ちと向き合う
自分自身の心をきちんと理解するのは意外に難しいものです。
気が滅入っているのに気づかずに、ある日突然限界がきてしまうかもしれません。
自分の心が滅入っているのにいち早く気づくためには、自己対話をするのが効果的。
自己対話とは、自分自身に対して鼓舞するような言葉をかけたり、優しい言葉をかけたりすることです。
自分自身の心の異常を早期発見し、早めに対処しましょう。
仕事のストレスは社外に相談
悩みを誰かに聞いてもらうというのも精神を安定させるのに有効な方法です。
しかし、仕事の悩みを職場の人に話すと思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。
学生時代の友人など社外の人に話を聞いてもらうようにしましょう。
悩みを人に聞いてもらうだけで心理的にかなり落ち着きます。
人に話すことで悩みを客観視できるようになるので、今までと違った視点での解決策が浮かぶかもしれません。
気が滅入ったときは自分一人で悩む必要はないのです。
カウンセリングも視野に入れる
気が滅入って自分だけではどうしようもないという場合は医療機関のカウンセリングを受けることも視野に入れましょう。
厚生労働省では無料の相談窓口を設けているので心の問題について電話やメッセージで送電できます。
「SELF MIND」というスマホアプリでも相談ができるので人に相談するのに抵抗がある人はこちらがオススメです。
漢方を取り入れる
症状がまだ重くない場合は漢方を取り入れるという方法もあります。
自分にあった漢方を取り入れることで、ストレスホルモンの働きを緩和させることができます。
最近気が滅入ることが多いという人は試してみてください。
気が滅入る社会と上手く付き合って楽しい毎日を送ろう!
現代社会では仕事や人間関係でかかるストレスは大きいですよね。
さらに、コロナウイルスの流行で自粛を余儀なくされて気が滅入ってしまっている人も多いでしょう。
誰しも落ち込んで気持ちが滅入ることはありますが、大事なのは自分の心の不調に気づいてあげることです。
心が滅入る原因をしっかり理解して、自分なりのリフレッシュ方法を見つけましょう。
ストレス発散方法や、癒しグッズなどの関連記事もぜひ参考にしてくださいね。
気が滅入る社会と上手く付き合って心身ともに健康で楽しい毎日を送りましょう!
- 「気が滅入る」の意味は「陰気で憂鬱な気分になること」
- 気が滅入る原因は「姿勢が悪い」「SNS依存」「運動不足」などである
- 気が滅入ったときは「一人の時間を大切にする」「睡眠時間を確保する」「カウンセリングを受ける」などの対処法がある