自意識過剰になりやすい人とは？自意識過剰になる原因や改善方法について解説！

「誰にも見られていないはずなのに、なぜか人目が気になる」

「人にどう思われているか、気になって仕方がない」

そんな悩みを抱えている人は少なくありません。

なぜ人は自意識過剰になってしまうのでしょうか？

今回の記事では、自意識過剰になる原因と改善方法について解説します。

人目が気になる時は、ぜひ参考にしてくださいね！

自意識過剰とは？

自意識過剰とは、他人から自分がどう見られているかを必要以上に意識してしまうことをいいます。

周囲の目が気になり出すと自然に振る舞うことができなくなり、日常生活にも支障をきたしかねません。

他人がこちらを向いただけで自分を見ていると思い込んだり、友人との談笑後に自分の発言に不安を抱いたりして、日々の生活でストレスを感じやすくなります。

原因を突き止めて自意識過剰を改善できれば、その先の人生が過ごしやすいものになるでしょう。

自意識過剰になってしまう原因

必要以上に人目を気にしてしまうのは、なぜなのでしょうか。

ここでは、自意識過剰になってしまう原因について見てみましょう。

自己肯定感が低い

自意識過剰に陥ってしまう原因のひとつとして、自己肯定感が低い点が挙げられます。

自分で自分を肯定できないと、自分の評価を他者にゆだねることになります。

つまり、他人にどう思われるかで、自分の価値が決まってしまうのです。

そのため、人との関係性は面接官と就活生のような緊張したものとなり、どう見られるかをひどく気にするようになってしまいます。

ネガティブでマイナス思考

自意識過剰な人には、ネガティブでマイナス思考に陥りやすいという特徴があります。

友達と楽しくお喋りしても、後から「何であんなこと言ったんだろう…」「悪く思われたのでは？」と不安に駆られることも珍しくありません。

人に褒められても素直に受け止められず、他人同士が話していると「自分の悪口をいっているのでは？」とありもしない裏の意味を勘ぐるようにもなっていきます。

ネガティブでマイナス思考なため、常に他人から悪意を持って見られていると思い込んでしまうこともあるでしょう。

自分の外見を過剰に気にする

自意識過剰な人は、自分の外見を過剰に気にする傾向にあります。

服を選ぶ際も、着心地や好みより他人の目にどう映るかばかりが気になってしまいます。

他人が少しでも自分を見ると「自分の格好がおかしいからでは？」と気もそぞろになり、落ち着かなくなってしまいます。

自意識過剰なあまり、着たい服や好みのメイクよりも他人から変だと思われない格好を意識してしまうのです。

周りの目ばかり気にしている

自意識過剰な人は、自己評価を他人に委ねがちです。

言動や外見など、人目に触れるものは全て評価対象だと感じてしまっているため、周りの目ばかり気にするようになっていきます。

本来、人生は好きなように生きるのが一番ですが、そうなってしまうと他人の目が気になり思うような人生を歩めません。

自意識過剰で他人の評価ばかりが気になるせいで、窮屈な生き方を選んでしまうのです。

失敗することを恐れている

人前で失敗することを恐れるあまり、自意識過剰になってしまうこともあります。

完璧主義な性格がゆえに、ミスに対して過敏になってしまうのです。

「失敗したらどう思われるだろう」「みんなが見てる前で失敗したら取り返しがつかない」などと、被害妄想して萎縮してしまいます。

失敗を恐れて人目に過敏に反応しているようでは、生きにくい日々を送ることになるでしょう。

過去の出来事にトラウマがある

自意識過剰の原因として、過去の出来事にトラウマがあるという可能性もあります。

これまでに大きな失敗をして恥ずかしい思いをしたことがあると、誰でも「同じ思いはしたくない」という意識が働くものです。

そのため、少しでも過去と似たシチュエーションになると、「過去の過ちが繰り返されるのでは」と危惧して、過剰に反応してしまいます。

トラウマからくる過剰防衛が、結果として自意識過剰に結びつくのです。

自意識過剰になってしまった時の改善方法

他人の目ばかり気にしていると、生きづらくなってしまいます。

どうすれば自意識過剰は避けられるのでしょうか。

最後に、自意識過剰になってしまった時の改善方法について解説します。

周りの目を気にしないようにする

周りの目をできるだけ気にしないようにしましょう。

意外と周囲の人は他人に興味がなく、もし見ているとしても、たまたま見ているということがほとんどです。

周りの目を気にしないように意識できれば、自然と自意識過剰が解消されます。

失敗や欠点を受け入れる

自分の犯した失敗や欠点を受け入れるように努力しましょう。

そもそも失敗は成功に至る過程に過ぎません。

欠点も個性でありミスをしない人間なんていません。

周りの人も見えないところでたくさん失敗しているはずですから、自分だけ失敗せずに完璧を目指す必要はないのです。

失敗や欠点が受け入れられれば、他人の目が気になることは少なくなくなるでしょう。

自分のことを客観視する

自意識過剰になると視野狭窄に陥りやすくなります。

まずは視野を広く持ち、自分のことを客観視するよう心がけましょう。

自分の視線の先に他人を見るのではなく、自分と他人を真上から見る意識を持ってください。

広い視野を持てば、自分の存在はさほど大きくないことがわかるはずです。

冷静に自分を見ることができれば、自意識過剰をやわらげることができるでしょう。

後ろ向きな言葉を使わないようにする

マイナス思考に囚われると、何事も悪く考えるようになってしまいます。

そうなると、他人からの自分の評価も悪く捉えてしまいがちです。

マイナス思考は言葉に表れやすいため、後ろ向きな言葉を使わないようにすることが大切です。

褒められた時も「どうせ皮肉に決まっている」ではなく、「自分の努力が認められた」と考えるようにしてみましょう。

前向きな言葉でマイナス思考を打ち消していけば、少しずつ自意識過剰を解消することができます。

自己肯定感を高める

自己肯定感の低さは、自意識過剰を引き起こす原因のひとつです。

日頃から自己肯定感を高めるように心がけましょう。

大切なのは、成功体験を積み重ねていくことです。

些細なことでいいので、目標を掲げて挑戦してみてください。

目標は少し頑張れば達成できる易しい難易度のものがおすすめです。

成功体験を経験するため、途中の失敗や目標の再設定は気にせず、楽しく続けることを心がけていきましょう。

全ての人から好かれようとしない

自分に自信がないと、人に嫌われたくなくて、八方美人になりがちです。

しかし、全ての人に愛される人間など存在しません。

みんなの顔色を過剰に伺って全員に気に入られようとすると、「かえって周囲の人に嫌われてしまった」なんてことにもなりかねません。

大切なのは、全ての人から好かれようとしないことです。

自分らしく振る舞い、「それでも仲良くしてくれる人を大切にすればいい」と割り切って考えるようにしましょう。

自意識過剰を改善するには周りの目を気にしないことが重要！

人間関係において、周囲の人を不快にさせないよう気を配ることはとても大切です。

しかし、自分がどう思われるかを気にし過ぎて自意識過剰になると、生きづらくなってしまいます。

自意識過剰を改善するには、周りの目を気にしないことが重要です。

もし自力での改善が難しいのなら、病院を受診し、心理カウンセラーのカウンセリングを受けるのもいいでしょう。

自意識過剰になる原因はさまざまです。

原因を突き止め、少しずつ改善していってくださいね。