「やけ酒」の意味とは?理由や発散法を知ってやけ酒の日々から卒業しよう!
辛いことや嫌なことがあった日にやけ酒をしてしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
「身体に悪いとわかっていながらも、落ち込んだときはついつい飲みすぎてしまう…」とことあるごとにやけ酒に逃げてしまう人も多いです。
記憶がなくなるまで飲んで、次の日二日酔いになってお酒を飲んだことを後悔するのも、あるあるですよね。
この記事では、やけ酒をしてしまう心理やその効果、やけ酒に変わるおすすめのモヤモヤ発散方法について紹介します。
自分にあったストレス解消法を見つけて、やけ酒から卒業しましょう!
Contents
「やけ酒」とは?
そもそも「やけ酒」の定義とはなんなのでしょうか。
ここではやけ酒の意味や類語、他の言語でのやけ酒の表現を紹介します。
意味
やけ酒の意味を辞書で引くと、
思いどおりに行かないで、どうなってもいいという酒の飲み方。
また、その酒。 |
とあります。
やけ酒の「やけ」とは「自棄(やけ)になる」という言葉から来ています。
「自棄になる」の意味は「思い通りにならないために投げやりな行動をとること」です。
類語
やけ酒の類語には
- 自暴自棄
- 破れかぶれ
- 酒浸り
などがあります。
どれも「投げやりで後先を考えない」という意味の言葉です。
英語
やけ酒を英語にするときは、どこを強調するかで表現が変わります。
やけくそな気持ちを強調するならば「have a drink in desperation」という表現になり直訳すると「やけくそでお酒を飲む」という意味です。
無茶苦茶な飲み方をするという場合は「drinking like crazy」と表現するといいでしょう。
悲しみを忘れるために飲むというニュアンスを出したいならば「drown one’s sorrows(in drink)」とすれば「酒により悲しみを紛らわす」という意味になります。
韓国語
韓国語で表す場合は「처먹다」で、直訳すると「むやみに食べる、がっついて食べる」という意味ですが、やけ酒をするときの表現にも使われます。
どうしてやけ酒するの?5つの理由&心理
誰もが一度はやけ酒をした経験がありますよね。
しかし、やけ酒をする理由は人によって異なります。
自分がどの理由や心理に当てはまるかチェックしてみましょう。
失恋
やけ酒の理由で代表的なのが失恋です。
男性や女性に関わらず、失恋のショックというのはとても大きいですよね。
そのショックに耐えきれずにお酒に逃げるという人は少なくありません。
ストレス
日本はストレス社会と呼ばれていて、とくに仕事をする上でストレスは避けて通れません。
仕事での失敗や大きな案件へのプレッシャーなどストレスの原因を数えたらキリがありません。
日頃仕事で溜まったストレス発散のためにお酒を飲むのは典型的なやけ酒のパターンです。
人間関係の悩み
人間関係の悩みもやけ酒の原因としてかなり多いです。
職場の上司や同僚だけでなく、プライベートで友人とトラブルになってしまうこともあるでしょう。
とくに親しい友人と喧嘩になってしまうと大きな心理的負担になります。
そんな心情ではやけ酒をしてしまうのも仕方がないことかもしれません。
漠然とした不安
自分の将来が見えないと、急に不安に襲われたり、眠れなくなったりします。
主に経済的な理由が多いです。
思いがけず失業したときなどはそのストレスはピークに達するでしょう。
その不安をごまかすためにやけ酒をしてしまいます。
疲れが溜まっている
疲れが溜まりすぎていると逆に眠れなくなることがあります。
身体はヘトヘトなのに眠れずに睡眠不足でさらに疲れが溜まって…という悪循環に陥ってしまう可能性もあるでしょう。
夜眠れないと無理にでも眠るためにやけ酒をするという人も多いです。
うまくいかない現状
現状が何もうまくいっていないと感じて自分を追い込んでしまうことがやけ酒の原因になることも。
このタイプの人は完璧主義で真面目な人が多く、一度うまくいっていないと感じるとどんどんネガティブ思考になりがちです。
その結果気持ちが落ち込んでやけ酒に走ってしまうのです。
恋人とのすれ違い
恋人とうまくいっていないのは大きな悩みになり、やけ酒の対象になってしまいます。
恋人への不満が溜まってきたり、すれ違いが増えてきたりすると、感情のコントロールが難しくなり精神が不安定になってしまうこともありますよね。
恋人の悩みは周りに相談できないことも多く、1人で抱え込んだ結果やけ酒になってしまいます。
やけ酒する効果はあるの?
お酒を飲むと心が軽くなったり眠りに落ちやすくなったりするので、やけ酒にはある程度の効果があるのは確かでしょう。
しかし、一度に大量のお酒を飲むと急性アルコール中毒になる可能性があり、最悪の場合死に至ることもあるのでおすすめとは言えません。
とくに、日本酒やワインなどアルコール度数が高いお酒を飲むときはより気をつけましょう。
お酒は依存性が高いのも大きな問題点です。
日常的に大量のアルコールを摂取しているとアルコール依存症になる危険性があります。
この病気にかかると、常にアルコールが手放せなくなり、ひどいときは幻覚が見えることも。
お酒を飲むのはストレス解消法として効果がありますが、身体に悪影響を及ぼさないためにも、やけ酒をするのではなく適量を楽しむのが大切です。
やけ酒よりもおすすめのモヤモヤ発散方法
「ストレスが溜まる度にやけ酒してしまうのをやめたい…」とお悩みの人も多いですよね。
一度に大量のアルコールを摂取すると身体への負担は大きいですし、お財布にも優しくありません。
最後にやけ酒よりおすすめのモヤモヤ解消法を5つ紹介するので、自分にあったものを見つけてやけ酒から卒業しましょう!
ストレッチする
ストレスがかかると緊張し、全身の血流が悪くなり体がこりやすくなるので、気分転換にこまめにストレッチをするのがおすすめです。
とくに寝る前のストレッチは睡眠の質を上げ、ストレス緩和効果があるという研究結果も出ています。
道具もいらず場所も選ばないので、手軽に出来るのもポイントです。
甘いものを食べる
ストレスを感じたときに無性に甘いものを食べたくなることはありませんか?
実はその本能はストレス対処法に有効とされているのです。
とくに女性はストレス解消に甘いものを食べる人も多いですが、科学的に効果が実証されており、必要なエネルギー補充にもなると言われています。
職場にチョコレートやキャンディーなどを忍ばせておくのもいいかもしれませんね。
ただし過度に摂取すると逆効果になるので程々にしておきましょう。
たくさん眠る
ストレス解消には睡眠がとても重要です。
身体だけでなく脳を休ませる働きがあるので、睡眠不足になると身体の機能の調節がうまくいかなくなってしまいます。
「ストレスが溜まってきた…」と感じたらいつもより早くベッドに向かいましょう。
最近では眠りの質を高めるための商品もたくさん販売されているので、試してみるのもおすすめですよ。
とにかく喋りまくる
ストレス解消には誰かと話すことがとても有効になります。
悩みを聞いてもらうだけでも気持ちが楽になりますし、人に話すことで情報が整理されて解決策が見えやすくなるでしょう。
また、笑うという行為はストレス解消に大きな効果があることがわかっています。
ストレスが溜まったら、親しい友人といっぱい喋っていっぱい笑いましょう。
趣味を楽しむ
好きなことに没頭しているときは嫌なことを忘れられますよね。
趣味を見つけて思いっきり楽しむのもストレス解消におすすめです。
旅行に行ったり、身体を動かしたりして気持ちをリフレッシュさせましょう。
やけ酒に頼るより恋して毎日楽しもう!
嫌なことや辛いことがあったときに1人で抱えきれずにやけ酒してしまった経験は誰にでもありますよね。
しかし、大量のアルコールは身体に悪影響を及ぼします。
趣味に没頭したり友人とお喋りしたり、お酒以外のストレス発散法を見つけることが大切です。
新しい恋を見つけて幸せいっぱいな時間を過ごすのも最高のストレス発散になりますよ。
やけ酒に頼らなくてもいいように充実した毎日を送りましょう!
- やけ酒とは「思いどおりに行かないで、どうなってもいいという酒の飲み方。」
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