貫禄(かんろく)の意味とは?使い方や類語、特徴、出し方を徹底解説!
大人になれば誰だって一人前で自信のある姿に憧れますし、年齢とともに「貫禄を出したい」と思う人は増える傾向にあります。
しかし貫禄とは、願って出るものではありませんし、そもそも意味をきちんと理解していない人も意外と多いです。
そこで今回の記事では、
- 意味や使い方
- 貫禄ある人の特徴
- 貫禄の出し方
を解説していきます。
Contents
「貫禄」とは?
はじめに、貫禄についてより理解を深めるために意味や読み方・類語・英語をチェックしていきましょう。
意味・読み方
貫禄(かんろく)とは、その人から感じられる威厳や品格のことをいいます。
そのため貫禄という言葉は主に「貫禄がある」「貫禄がない」といった人の特徴を表現する際に使われることが多いです。
主に貫禄があるのか、ないのか判断するには、態度や雰囲気、体格などが重要視されます。
類語
貫禄の類語には、主に以下のような言葉が挙げられます。
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英語
日本語だけでなく英語の「貫禄」の使い方も紹介します。
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「貫禄」の使い方・例文
「貫禄」という言葉はビジネスシーン問わず、友人との会話や人に対してなど、多くのシーンで使われる名詞です。
ここでは、よく使われる「貫禄がある」「貫禄が増す」の使い方・例文を解説します。
使うときの注意点も紹介するので、間違った使い方をしないようにチェックしてくださいね。
「貫禄がある」
職場や取引先の人、久しぶりに会った友人などに、「貫禄があるな〜」と感じることがありますよね。
ドンっと構えていたり、周囲に人が集まる人格者だったりとその人の風貌から貫禄を感じられたときに使います。
【例文】
- 私の上司はとても貫禄がある人だ
- さすが五輪選手は貫禄がある
「貫禄が増す」
人に対して、「風格がついてきた」と感じたときに「貫禄が増す」と表現します。
上司から部下に向けて褒め言葉として使われるのが一般的でしょう。
また、希望を込めて自分自身にも使うことができます。
【例文】
- 貫禄が増すためには自信を持つことが必要だ
- 試合前の〇〇は一気に貫禄が増すね
- 上司に「貫禄が増したね」と褒められた
「貫禄」を使うときの注意点
一般的には良い意味として知られる「貫禄」ですが、使い方次第では、注意が必要なシーンもあります。
貫禄という言葉を使って誰かのことを表現する際には、以下のポイントに注意しましょう。
マイナスイメージになることがある
貫禄はその人の体格や風貌から感じられることが多いです。
そのため、「貫禄がある=太っている」というイメージで相手が受け止めてしまう可能性があります。
「いつも自信満々で貫禄があるね」と、意味を補足するような言葉をつけておくと、誤解されにくいでしょう。
男性には良い意味で使える
男性への「貫禄がある」「貫禄が増してきた」という言葉は、基本的に褒め言葉になります。
相手も良い意味で捉えてくれることがほとんどなので安心しましょう。
一人前の大人として、堂々としている・自信があると印象付けることができるので、男性に使う分には喜ばれる場合が多いです。
ただし、前項のように体格を気にしているタイプの人は傷付く可能性があるのでしっかり見極めてあげましょう。
女性には悪い意味になりやすい
女性に「貫禄がある」と伝えると、褒め言葉のつもりでもネガティブな意味で捉えられてしまう可能性がグンっと上がります。
女性の抱く「貫禄がある人」といえば、年齢を重ねたお局タイプや生活感のある風貌を連想させます。
そのため、とくに若い年齢の女性に「貫禄があるね」と伝えると、大きなショックを与えてしまうかもしれません。
自信のある姿やテキパキと仕事をこなす姿を褒めたいときは、「貫禄がある」ではなく、「凛としている」など表現の仕方を見直すようにしましょう。
貫禄がある人の特徴
ここからは、貫禄がある人の特徴をチェックしていきます。
とくに男性は、貫禄がある人に憧れを抱くもの。
特徴を学ぶことで、自身の貫禄が増したり、行動や発言に活かせたりします。
自信がある
自信があることは、貫禄があることに直結します。
物事を素早く判断したり、リーダーシップがあったりするのは自信があってのこと。
そんな姿に周囲からは「いつも頼りになって貫禄があるよね」と太鼓判を押してくれます。
これまでの人生経験がその人の貫禄を物語っているのでしょう。
残念ながらネガティブな人や自分の殻に閉じこもっている人は貫禄がない人と思われてしまいます。
堂々としている
貫禄がある人は普段からとても堂々としており、トラブルが起きたときも慌てたり怒ったりしません。
冷静で落ち着いた対応ができるのは、やはり多くの経験で培ってきた自信があるからでしょう。
ドンっと構えて周囲に的確な指示を行い、良い方向へと導いてくれます。
そのような人は、上司からも頼りにされ「貫禄があって頼もしい!」と期待されること間違いなしです。
体格がいい
体格の良さも貫禄がある人の特徴になります。
がっしりした体格や高身長、分厚い胸板など少々圧迫感のある体型のことを指します。
この場合、その人の行動は関係なく、太っていることを少しオブラートに包んだ表現といえるでしょう。
貫禄の出し方
一人前のビジネスマンを目指すために、「貫禄がある人」に憧れる人は多いです。
しかし自然と出てくるものではなく、貫禄を出すための努力が必要になります。
最後に貫禄の出し方について5つのポイントを紹介するので、ぜひ参考に日々仕事に取り組みましょう。
人生経験を積む
貫禄を出すために重要なのは人生経験を積むことです。
さまざまな考え方や価値観を学び、知識を増やすことで、突然のトラブルや予期せぬことにも落ち着いて対処することができるようになります。
実際に、たくさんの経験をしてきている人の行動や発言は、周囲を納得させるだけの説得力や重みがあります。
未知の分野にも積極的にチャレンジして、人としての幅を広げていきましょう。
自分の意見を発信する
貫禄を出すために、自分の意見をきちんと発信することも大切です。
たくさんの人の前で意見するのは苦手…という人も多いですが、貫禄を増すために失敗を恐れず意見する癖をつけましょう。
まずは提案ベースでも構わないので、上司にプレゼンしてみたり新しいプロジェクトに参加してみたりしてください。
そうすることで、必然的に意見を求められる機会は巡ってきます。
何度も意見する場を経験することで、物怖じせず貫禄がある態度で挑めるようになるでしょう。
会話中、堂々とする
普段の会話の中で、おどおどしてしまうと「貫禄がない人」と思われてしまいます。
そのため貫禄を出すには、堂々とすることを忘れないようにしましょう。
- 相手の目を見て話す
- ポジティブな言葉を多く使う
- 暗い表情で話さない
- 猫背ではなくしっかり胸を張って話す
- 一つひとつの言葉をはきはき話す
- 早口で話さない
- 子どもっぽい言葉を使わない
このようなポイントを意識して会話することを心がけましょう。
成功体験から自信をつける
貫禄がある人になるためには、自信をつけることは必要不可欠。
物事をやり遂げた経験・達成した経験は、人生において貴重な成功体験になってくれます。
そんな成功体験を積み重ねることで、自分に自信がつき、貫禄が増してきます。
根拠のない自信は貫禄は疎か、無能扱いされ兼ねませんので、適当な自信を持つのはやめておきましょう。
小さな成功体験でいいので、貪欲にチャレンジする気持ちを持ってくださいね!
容姿の変化で自信をつける
貫禄がある人は、その人の見た目や雰囲気も関係してきます。
がっしりした体格の人は、たくましく頼れる印象を与えることができます。
間違ってはいけないのは、ただ太ってしまうのと、がっしりした体格は異なることです。
がっしりした体格は、ある程度の筋肉があることが条件になります。
そのためトレーニングを行い、筋肉を付けることで、貫禄が出るようになるでしょう。
それと同時に肉体改造に成功したことで、自分の自信にも繋がります。
貫禄がある人になって威厳がある人間を目指そう!
貫禄という言葉は、威厳や風格など主に人の印象を表現する言葉に使われるのが特徴です。
とくに男性は、「貫禄がある男になりたい」と憧れを抱いている人も多いでしょう。
貫禄は自然に出てくるものではなく、自分がどれだけ努力し経験してきたかが重要になります。
新しいことに挑戦してみたり、意見を伝えたりしながら自信を身につけていきましょう。
そうすることで貫禄がある人と周囲に認めてもらうことができます。
ぜひこのページで紹介したことを参考に、自己肯定感を高めながら貫禄のある人を目指しましょう!
- 貫禄とはその人から感じられる威厳や風格のこと
- 「貫禄がある」は人によって捉え方が異なるので要注意
- 貫禄がある人には自信がある・堂々としている・体格がいいなどの特徴がある
- 貫禄を出すには人生経験を積む・自分の意見を発信する・成功体験を積むなどの方法が最適