繊細(せんさい)とは?意味や使い方を解説!言い換えや対義語・英語表現も
人だけではなく、物や音楽に対しても使う「繊細」という言葉がありますよね。
ニュアンスでは理解できるものの、正しい意味を問われると首を傾げる人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、「繊細」という言葉に着目して意味や使い方を例文付きで解説します。
言い換え表現や対義語、英語表現も紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね!
Contents
繊細とは?
繊細とは、「せんさい」と読み、「ほそく小さいこと」「ほっそりとして優美なこと」「感情などがこまやかなこと」などを意味する言葉です。
一言でいえばデリケートといえるでしょう。
例文付き|繊細の使い方
繊細の意味を理解したところで、次は使い方を見ていきましょう。
どんな事柄について使う言葉なのか、きっと理解できるはずです。
彼女は繊細な心の持ち主だ。
繊細という言葉は、人に対してよく用いられます。
とりわけ、ナイーブで傷つきやすい人のことを指して「繊細」ということが多いといえるでしょう。
人に対して「繊細」と使う場合は、心や性格に対して使うことがほとんどです。
ただし、自分の繊細さに悩んでいる人もいるので、闇雲に「あなたは繊細すぎる!」といった批判的なニュアンスで使うのはやめましょう。
ドビュッシーのピアノ曲は、とても繊細だ。
音楽に「繊細」を使う場合は、息をのむような美しい旋律や細やかな音を指す場合が多くあります。
音楽への解説を聞いていると、「繊細な音」と表現されることもあるほどです。
こういう演奏や音が繊細だ、といった定義はないので自分が繊細だと感じたら「繊細な音楽だ」といってよいでしょう。
ブルゴーニュ地方のワインは繊細な味わいだ。
食べ物や飲み物に関しても「繊細」という言葉が使われる場合があります。
「繊細な味わい」とは、音楽と同じように明確な規定があるわけではありません。
深みを感じる味わいや、コク、香りなど、自分が「繊細だ」と思えば「繊細な味」といって問題ないのです。
繊細の類語や言い換え表現
繊細とは、さまざまな言葉に使われている言葉だと分かりましたよね。
では、繊細の言い換え表現にはどんな言葉があるのでしょうか。
繊細の類語や言い換え表現には以下のようなものがあります。
- デリケート
- 華奢
- 精妙
- 巧緻
- 細やか
- やわらかい
繊細の対義語
一方で、対義語にはどのようなものがあるのでしょうか。
繊細の対義語には以下のようなものがあります。
- 豪快
- 大雑把
- 大胆
- がさつ
- 図太い
- 粗野
繊細の英語表現
繊細を英語で表現すると、「delicate」です。
形や容姿、色などに対して繊細という場合は「delicacy」を使うこともあります。
他にも、性格や感情に対しての場合は「nicety」を使うといったニュアンスによって細かい使い分けが必要なこともあります。
しかし、基本的には「delicate」で十分通じるのではじめに覚えるようにするとよいでしょう。
繊細とは細く小さいことや感情などがこまやかなこと!
今回の記事では、普段よく使う「繊細」という言葉に着目して、意味や使い方を解説してきました。
「繊細」は、人だけではなく音楽や食べ物などさまざまな事柄に使えることも分かったのではないでしょうか。
言い換え表現や対義語も併せて覚えていくことで、語彙力の向上も目指せます。
特に繊細はよく使う言葉なので、覚えておいても損はないでしょう。
正しい意味を覚えて、きちんとした言葉遣いを身につけましょう!
- 繊細(せんさい)の意味とは、「ほそく小さいこと」「ほっそりとして優美なこと」「感情などがこまやかなこと」
- 繊細の言い換え表現は「デリケート」「華奢」「細やか」などがある
- 繊細の対義語は「大雑把」「がさつ」「粗野」など
- 繊細の英語表現は「delicate」だが、ニュアンスによって「delicacy」や「nicety」を使う場合もある