自負(じふ)の意味や使い方とは?例文&言い換え表現、注意点を解説
自負とは、「自分の才能や知識などを信じて誇ること」を意味する言葉です。
この記事では、自負の意味や使い方について詳しく解説します。
記事後半では、自負を使うときの注意点や類語についても紹介するので、自負という言葉を使いこなしたい人はぜひ参考にしてみてください。
Contents
自負とは
自負とは、「自分の才能や知識などを信じて誇ること」という意味の言葉です。
自分の優れている部分を理解した上で、他者に伝えるときに使うことができます。
自負という言葉を使えば、物事に対して絶対的な自信があることを相手に伝えられるでしょう。
自負の語源
自負という言葉は、それぞれの漢字の意味が語源です。
自負の「負」という漢字には、ネガティブな意味だけではなく「頼りにする」「当てにする」といった意味があります。
「自分のこと」を意味する「自」と「頼りにする」という意味の「負」が合わさって、「自分を頼りにする」という力強い表現になっています。
【例文付き】自負の使い方
言葉の意味を理解できても、いつ使えばいいのか分からないこともあるでしょう。
ここでは、自負の使い方を例文付きで紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
プロジェクトに立候補するとき
プロジェクトに立候補するときに、自負という言葉を使えば、自分の長所や自信のある分野をアピールすることができます。
【例文】
- 「今回のプロジェクトに関しては、自分が一番適任だと自負しております」
- 「これまでの自分の経験が、今回のプロジェクトで活かせると自負しています」
プロジェクトに対するやる気と貢献できる点をアピールすることができるでしょう。
企業としてメッセージを出すとき
企業としてメッセージを出すときに、自負を使うと自社の良さを力強く伝えることができます。
【例文】
- 「当社は業界で一番の技術力を持っていると自負しております」
- 「当社のビジネスは、クオリティの高いサービスを提供し続けていると自負しております」
広告やチラシなどにも使うことができるため、自社を知らない人にも効果的にメッセージを伝えることができるでしょう。
自己PRするとき
自負は、面接や自己紹介といった自己PRの場面でも使うことができます。
【例文】
- 「自分は海外留学経験があるので、御社のグローバルな分野において活躍できると自負しております」
- 「前職で身に付けたスキルについては、御社でも活かせると自負しております」
「自負しております」という表現を使えば、自分自身の長所を謙虚な印象で伝えることができます。
自己PRでは、自分の良いところを相手に伝えることが重要なので、ぜひ使ってみてください。
自負を使うときの注意点
自負という言葉には、使う際に気を付けるべき点がいくつか存在します。
ここでは、自負を使うときの注意点について紹介します。
ネガティブなことには使わない
自負は、自信のある分野や才能など、ポジティブなことに対してのみ使うことができる言葉です。
ネガティブなことに関しては、「自認」や「自覚」といった表現を使いましょう。
自負の「負」はマイナスという意味ではないので、誤用しやすい点に注意してください。
何度も使わない
自負という言葉は、何度も使わないようにしましょう。
自負は自分の長所を強調する際に使う言葉なので、何度も繰り返してしまうと嫌味に聞こえてしまう場合があります。
自分が一番アピールしたいポイントのときだけ、自負を使うようにしましょう。
自負の類語・言い換え表現
自負という言葉は、自分の能力をアピールする際に効果的な言葉です。
しかし、使う相手や状況によっては能力をひけらかしているように思われる可能性があります。
自負の類語や言い換え表現を知っておくことで、状況に合わせて使い分けることができるでしょう。
最後に、自負の言い換え表現を紹介します。
自任(じにん)
「自任」とは、「自分が特定の任務に対してふさわしいと思っていること」です。
【例文】
「アイデアを生みだすことに関してはチーム内で一番だと自任しているので、今回の仕事は自分にお任せください」
矜持(きょうじ)
「矜持」とは、「自分の能力を信じて抱いているプライド」のことです。
【例文】
「今までこの業界を生き抜いてきたという矜持が、自分にはあります」
誇り(ほこり)
「誇り」とは「プライド」と同じ意味で、「誇る」の名詞形です。
【例文】
「自分の今までやってきたことを、誇りに思っています」
自負という言葉を正しく使おう
自負とは、「自分の才能や知識を信じて誇ること」という意味の言葉です。
言葉の意味をきちんと理解して、正しく使いましょう。
物事に立候補するときや自己PRのときに使うのがおすすめです。
使う際は、ネガティブなことに使ったり何度も使ったりしないように注意してください。
自負という言葉を使いこなせば、周りから一目置かれるようになるかもしれませんよ。
- 自負の意味は「自分の才能や知識を信じて誇ること」
- 自負を使うときの注意点は「ネガティブなことには使わない」「何度も使わない」
- 自負の類語・類語表現は「自任」「矜持」「誇り」