「周知」の意味や使い方とは?例文付きで解説!
「周知」とは、「情報を広く知らせること」「ある情報が既に知れ渡っていること」という意味の言葉です。
ビジネスで頻繁に使われている言葉であり、意味や使い方をしっかりと知っておく必要があります。
そこでこの記事では、「周知」の意味や使い方を例文付きで解説していきます。
この記事を参考に、「周知」を正しく使えるようになりましょう!
Contents
「周知」とは
「周知」とは、「情報を広く知らせること」「ある情報が既に知れ渡っていること」という意味の言葉です。
「予定を周知します」「周知徹底してください」といった使い方をします。
ビジネスシーンでは、職場で新しいルールを導入するときや注意事項を広めたいときなどに「周知」を使います。
「周知」の類語
「周知」の類語としては「告知」「伝達」「共有」などがあります。
それぞれの意味を詳しく見ていきましょう。
「告知」
「告知」は「告げて知らせること」という意味であり、「周知」と似た意味を持っています。
「周知」には「情報を広く知らせる」という意味があるのに対し、「告知」は「特定の人に向けて情報を知らせる」という意味があります。
「周知」と同様に、「告知」もビジネスシーンでよく使われる言葉なので覚えておきましょう。
「伝達」
「伝達」とは、「相手に指示や情報を伝えること」を指します。
「周知」との違いは、「伝達」には「なにかしらの手段や人を介して情報を伝える」というニュアンスがあることです。
「伝達」はなにかを介するときに使うと覚えておきましょう。
「共有」
「共有」とは、「2人以上で物や情報を共同で所有すること」という意味の言葉です。
「周知」が情報に対してのみ使える言葉であるのに対して、「共有」はツールや資料などにたいしても使うことができます。
また、「共有」は「周知」よりも双方向で情報をやり取りする意味合いが強い言葉です。
「周知」を用いた表現
「周知」を用いた表現には、「周知する/させる」「周知のとおり」「周知徹底」「周知の事実」などがあります。
ここでは、それぞれの意味について例文付きで解説していきます。
「周知する/させる」
「周知する」「周知させる」は、どちらも「広く情報を知らせる」という意味になります。
ただし、「周知する」と「周知させる」はニュアンスが微妙に異なります。
「周知する」には「自分が情報を広める」というニュアンスであり、「周知させる」には「人に情報を広めてもらう」というニュアンスがあります。
「周知のとおり」
「周知のとおり」は、既に情報が広く知れ渡っていることを前提とするフレーズです。
一度既に共有していることや既に知らせた情報をあらためて確認するときに「周知のとおり」がよく使われます。
既に周知したことをもう一度繰り返す場合は、「再周知」という言い方をすることもあります。
「周知徹底」
「周知徹底」は、「特定の情報やルールなどを関係者全員が正しく認識している状態」を指す言葉です。
ビジネスにおいては、必ず全員が知っておくべき重要な情報を共有する際に使われます。
「周知徹底を図る」「周知徹底に努める」など、「図る」「努める」とセットになることが多いです。
「周知の事実」
「周知の事実」は、「既に皆が知っている情報」という意味の言葉です。
みんなが当たり前のように知っている情報に対して「周知の事実」と使うので、知らない人に対する皮肉になってしまう場合もあります。
また、「周知のこと」という言い方も「周知の事実」と同じ意味で使われます。
「周知」を使った例文
「周知」を使った例文は以下の通りです。
【例文】
「会社の新しいルールをメールで全員に周知しました」
「プロジェクトの変更点をグループに周知させる必要がある」
「周知のとおり、現在我が社の売上高は下降気味です」
「会社の問題点の周知徹底に努めます」
「周知のことですが、部長が今年度をもって退職されることになりました」
「周知のとおり、来週には社内ゴルフコンペが開催されます」
「経費に限りがあることは周知の事実である」
例文を読むことで、具体的な使い方を理解しましょう。
「周知」は「情報を広く知らせる」という意味
「周知」とは、「情報を広く知らせる」という意味の言葉です。
社内でルールが変わったときや、注意事項を広めたいときに「周知」はよく使われます。
「周知」は似た言葉も多いため、情報を広める対象や手段などで使い分けるとよいでしょう。
この記事を参考に、「周知」をビジネスシーンで活用していきましょう!
- 「周知」とは、「情報を広く知らせること」「ある情報が既に知れ渡っていること」という意味
- 「周知」の類語は「告知」「伝達」「共有」
- 「周知」を用いた表現は「周知する/させる」「周知のとおり」「周知徹底」「周知の事実」