「卑下する」とは|正しい意味や使い方、自分を卑下する人の対処法を解説
相手からの褒め言葉に謙遜するとき「自分を卑下する」ことがあります。
この卑下するという言葉ですが、何となく意味はわかっていても詳しく知らないという人は意外と多いです。
そこで今回の記事では、卑下するの正しい意味や類語、例文を用いた使い方を紹介します。
Contents
「卑下する」の意味
卑下するの読み方は、「ひげする」です。
自分が劣った・へりくだったことを意味します。
ただし、本当に自分が劣っていることを意味するものではなく、わざと自分を低く見せている様であり、謙遜している状態です。
相手を称えるために自分の評価を下げてみせているのです。
「卑下する」の類語
卑下するの類語は以下の通りです。
類語 | 意味 |
卑屈(ひくつ) | 自分の評価の低さにいじける様 |
謙遜(けんそん) | 控えめで慎ましい様 |
自虐(じぎゃく) | 必要以上に自分を責め立てる様 |
「卑下する」の使い方・例文
「卑下」は、自分に対して使うものであり他人に使うものではありません。
例えば、「〇〇さんは卑下していた」は正しいですが、「〇〇さんが◆◆さんを卑下していた」は間違いです。
また、卑下しすぎてしまうと相手に傲慢に思われたり、否定しているように思われたりと誤解を招く可能性があるので注意しましょう。
<例文>
- 私はすぐに自分で卑下してしまう
- 〇〇さんはいつも自分のことを卑下する
- 卑下することでキャリアアップを目指している
- 卑下して持ち上げる
- 卑下する発言ばかりで面倒だ
自分を卑下する人との付き合い方
自分を卑下する人は、謙遜しているようで少々付き合いづらい一面があります。
自信がない反面、褒められたいという矛盾した心理を持ち合わせているからです。
最後に、自分を卑下する人と上手に付き合う方法を紹介するので、うまく対処していきましょう。
褒めてあげる
卑下する人は、とにかく褒めてあげるといいです。
褒めることで気持ちが満たされ、自信を持つことができ自虐も減るでしょう。
このとき一貫性を持って褒めるようにするのがポイントです。
共感してあげる
相手に共感してあげることも効果的な対処法です。
卑下する人は「自分をわかってほしい」と思っていることが多いので、共感することで安心させることができます。
卑下する原因を探る
卑下することがあまりに多いようなら、原因を探って解決に導いてあげるのもいいでしょう。
自分のことを「価値がない人間だ」と思っているのなら、悩みは深いかもしれません。
じっくり相手の話を聞いて、自尊心を高めてあげることが大切です。
話し半分に聞く
事あるごとに卑下するようならば、かまってちゃんの可能性があります。
卑下するたびに付き合わされたり、持ち上げてあげたりするのは、あなたのストレスになってしまうかもしれません。
相手が悩んでいる様子がないようなら、話し半分でスルーしてしまうのもアリです。
卑下はいい印象を与えないので注意しよう!
卑下するとは、自分のことをへりくだった言葉であり、相手を称えるための表現方法として使うことが多いです。
ただし、卑下ばかりしていると相手に不快に思われることも少なくありません。
「褒められたいのかな」「自分のことばかりで面倒だな」と思われてしまい、仕事相手でも恋愛相手でもいい印象はもたれないでしょう。
卑下して謙遜することも大切ですが、過度に自己評価を下げた発言ばかりするのは控えるのがベターです。
- 卑下するとは、自分が劣った・へりくだったことを意味する言葉
- 卑下の類語には「卑屈」「謙遜」「自虐」がある
- 卑下は、自分の評価を低くして相手を称えるときに使う言葉であり、他人に対して使うものではない
- 自分を卑下する人と上手に付き合うなら、褒めて共感してあげるのがおすすめ