裏ピースは海外でNG?裏ピースの意味や注意するべきハンドサインを解説
写真を撮る際のポーズとして、人差し指と中指でVサインを作る「ピース」を使う人は多いですよね。
最近では、ピースを裏返して手のひらを自分側に向ける「裏ピース」も人気を集めています。
しかし、日本人が気軽にやる「裏ピース」は、国によっては侮辱行為とみなされることをご存知でしょうか?
この記事では、裏ピースの海外における意味と、裏ピース以外の注意したいハンドサインについて解説していきます。
Contents
裏ピースとは?日本人が裏ピースをする理由
冒頭にもあったように、ピースの手のひらを自分に向けて行うポーズが「裏ピース」です。
日本でこの裏ピースが流行するようになったのは、一説によると、プリクラの流行とともに流行り出したとされています。
裏ピースをあごのラインに沿わせることで輪郭が隠れ、小顔効果が得られることから若い女性の間で使われはじめたのがきっかけです。
また、裏ピースはヒップホップにおける相手を煽るジェスチャーとして使われる仕草です。
ヒップホップのMVやPVに影響を受けた若い世代がそれを真似ることによって、裏ピースの文化が形成されたのかもしれません。
裏ピースの海外での意味とは
裏ピースは、海外で使ってしまうとネガティブなイメージを与えてしまうことがあります。
では、イギリスやアメリカ、オーストラリアといった英語圏では、裏ピースはどんな意味で使われているのでしょうか?
【イギリス】裏ピースの意味
イギリス人に向けて裏ピースをしてしまうと、それは相手を侮辱する行為として受け取られてしまいます。
その理由は、13世紀に戦争していたフランスが、捕虜としたイギリス兵の人差し指と中指を切り落としていたという言い伝えがあるからです。
そのため、イギリスで2本指の裏ピースを相手に示すことは、「切れるもんなら切ってみろ」という挑発的なニュアンスが含まれることになったとされています。
海外旅行に行く際には、人前では裏ピースをしないように注意が必要ですね。
【アメリカ】裏ピースの意味
イギリスほどではないものの、アメリカ人の間でも裏ピースはあまりいい印象を持たれない仕草です。
アメリカといえばヒップホップのイメージが強いですが、ヒップホップ業界では裏ピースを卑猥で挑発的なニュアンスを持つサインとみなされます。
とくに男性が口の前で裏ピースの仕草をすることは女性器を舐めることを表し、非常に下品なポーズとして嫌われています。
【オーストラリア】裏ピースの意味
オーストラリアは、イギリスの植民地だったという歴史を持ちます。
そのため、イギリス文化の影響が残っており、裏ピースはイギリスと同じで相手を挑発するサインとして受け取られてしまいます。
いずれの国に旅行することになっても、外国人の前ではなるべく裏ピースを控えるようにする方が得策でしょう。
裏ピース以外の海外で注意するべきサイン
実は裏ピース以外にも、海外ではネガティブな意味を持つハンドサインが多くあります。
写真撮影などでうっかり使用してしまわないよう、それぞれの仕草が持つ意味合いをしっかり把握しておきましょう。
ピースサイン
日本やアメリカでは平和のサインや写真撮影の定番ポーズとなっている「ピースサイン」。
しかし、裏ピースだけでなく普通のピースも、海外ではネガティブな印象を持たれることがあります。
かつて犯罪者に向けて人差し指と中指で物を投げつけていた文化を持つギリシャでは、屈辱のサインとしてみなされます。
無用なトラブルを避けるためにも、海外旅行ではピース・裏ピースともに控えるようにした方が無難です。
サムズアップ
親指を立てて上に向けるサムズアップは、「いいね!」を象徴するハンドサインであり、「OK!」「GOOD!」などポジティブな意味を持つ仕草でもあります。
ただし、欧州や中東の一部の民族では、性的な意味で相手を侮辱するジェスチャーとして受け取られます。
基本的に使っても問題のないサインではありますが、こうした考え方をする人がいることも知っておきましょう。
グッドラック
人差し指と中指を交差させる、いわゆる「えんがちょ」のポーズは、英語圏では「幸運を祈る(グッドラック)」「がんばれ!」といった意味で使われるのが一般的です。
しかしベトナムでは、このハンドサインは性的に相手を侮辱する意味合いを持ちます。
もしベトナムに旅行に行くことがあれば、心に留めておくといいかもしれません。
OKサイン
親指と人差し指で輪っかを作るOKサインは、日本でも欧米でも、「大丈夫!」「問題ないよ」という意味で用いられるポーズです。
ただし輪っかの部分が数字のゼロに見えることから、フランスでは「役に立たない」を意味するネガティブな仕草に受け取られてしまうので注意が必要です。
ストップ
手のひらを相手に向けて停止を促すストップのポーズ。
ハイタッチをする際のポーズでもあり、相手に自分の存在を知らせるときにもよく使いますよね。
しかしギリシャでこのポーズを取ってしまうと、相手を侮辱する行為として受け取られてしまいます。
かつて手錠でつながれた犯罪者に、手のひらで顔に泥を塗っていた仕草と共通するために、マイナスなイメージを持たれてしまうようになりました。
小指を立てる
彼女の存在や女性を意味する仕草として日本でも使われている、小指だけを立てるハンドサイン。
これは中国では使ってはいけないジェスチャーとなっています。
というのも、中国では小指だけを立てるポーズをすると、「無能であること」を伝える侮辱の意味が含まれるハンドサインだからです。
コルナ
コルナとは、人差し指と小指を立てるハンドサインで、手のひらでキツネの形を作るときのサインです。
野球ではツーアウトのときにコルナのサインが使われていますね。
これは日本や欧米ではコンサートでの盛り上がりを表現するポジティブな意味を持つジェスチャーとして用いられます。
ただし地中海周辺の国々では、悪魔崇拝と関連があり、相手をけなすサインになってしまうので注意してください。
頭ポンポン
男性が女性の頭をポンポンと撫でる光景は日本でもよく目にしますよね。
お母さんやお父さんが子どもを可愛がるシーンでもよくみられる光景です。
この頭ポンポンをタイなどの仏教国でやってしまうと、相手を見下す表現として受け取られてしまうので注意が必要です。
頭は非常に神聖な部位とみなされているため、たとえ子ども相手であってもやってはいけないジェスチャーとなっています。
ガッツポーズ
喜びや興奮を表すのにガッツポーズが使われるシーンはよく見かけます。
スポーツの世界では当たり前のように使われていますが、一部の国では相手を侮辱する危険なポーズとなっています。
たとえばパキスタンでは、相手をけなす意味を示すハンドサインになるのでやってはいけません。
ほかにもフランスやブラジルでは、ガッツポーズした腕を反対の手で叩いてしまうと、中指を立てるのと同じ意味になってしまうので注意が必要です。
手招き
「こっちへおいで」という手招きのサインは、「あっちへいけ」のサインとまったく同じ動きをしますよね。
そのため欧米では、手のひらを下に向けた手招きは、ネガティブな意味合いに受け取られてしまい悪い印象を与えます。
相手を呼び寄せたいときには、手のひらを上に向けて指や腕を自分側に曲げることで「こっちへおいで」の意味を伝えることができますよ!
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海外で裏ピースをするのはやめましょう!
海外の国々では、裏ピースがネガティブな意味で使われていること、そして裏ピース以外にも注意すべきハンドサインがあります。
近年では小室圭さんが裏ピースをしている写真が報道され、バッシングの対象になったという出来事もありました。
これは日本でも裏ピースにネガティブな意味を感じ取る人が増えている可能性が高いということでしょう。
少なくとも外国人の前や海外旅行の際には、なるべく裏ピースを避けて写真を撮るようにしてくださいね。
- 顔の輪郭隠しやヒップホップの流行により、日本でも裏ピースが使われはじめた
- 裏ピースは、イギリスやアメリカなどでは相手を侮辱する意味が含まれている
- サムズアップやOKサイン・手招きなども文化によってネガティブな意味を持つことがある