「なだめる」の意味とは?怒っている人をなだめる方法&なだめる際の注意点
友達や上司、クレームをつけるお客様など、怒っている人をなだめなくてはいけない場面に遭遇することがあります。
しかし、なだめようとしてかえって怒らせてしまった経験はありませんか?
怒っている人をなだめるにはコツがあります。
この記事では、怒っている人をなだめる方法や、なだめる際の注意点について解説します。
仕事でクレーム対応する機会が多い人は、怒っている人をなだめる方法をマスターしておくと安心ですよ!
Contents
なだめるとは
まずは「なだめる」という言葉の意味や類語表現を確認しておきましょう。
言葉の意味
「なだめる」には、
といった意味があります。
感情を高ぶらせる人に対して、落ち着かせようと対処する様子を表現するときに使われる日本語です。
「なだめる」という言葉を使用した例文は下記のとおりです。
- 部下のミスが許せないと怒り狂う同僚をなだめる。
- 泣き崩れる友人をなだめる。
- 母は嫌がる子どもをなだめて病院に連れて行った。
類語表現
「なだめる」と同じ意味を持つ類語表現は多数あり、
- 諌める
- 宥める
- 鎮める(静める)
- 落ち着ける
- 和ます
- 止めさせる
- 諫止する
- 諫死する
- 抑える
- 阻む
- 阻止する
などいった言葉が挙げられます。
怒っている人をなだめる方法
人から怒られることは誰もが経験するものですが、とくにサービス業に従事している人は、お客様からクレームを言われることがあるでしょう。
怒っている人を対処するにはコツがあります。
誰かに怒りをぶつけられたときは、次の方法でなだめましょう。
相手の言い分を聞く
怒っている人に対して反論しても、火に油を注ぐだけです。
まずは相手の言い分を聞きましょう。
自分の言い分を聞いてもらえたら、相手は落ち着きを取り戻してくれるはずです。
相手が話し終えるまで口を挟まず、「うんうん」と聞きましょう。
たとえ言いたいことがあってもグッと耐えて、冷静に話を聞くことがポイントです。
相手を怒らせてしまったことを謝る
相手を怒らせてしまったときは、自分から謝ることが大切です。
しかし、自分が悪いと思えないときや、そもそもなぜ怒っているのかわからないときに口先だけで謝っても、相手はますます腹を立てるかもしれません。
そこで相手を怒らせてしまったことに対して謝ってください。
「嫌な気分にさせてしまってごめんなさい」「不快な思いをさせてごめんなさい」といった謝り方がベストです。
あなたからすぐに謝罪することで、相手の高まる感情をなだめることができるでしょう。
こちらはゆっくりと話す
怒っている人は、早口になりがちです。
つられて自分も早口で話すと、相手の怒りはますます増していくでしょう。
落ち着いてもらうためには、ゆっくりと話してください。
こちらがゆっくりと話せば、相手の話し方もゆっくりになってくるため、だんだん気持ちも落ち着いていくでしょう。
相手の気持ちに共感する
怒った相手を落ち着かせるには、相手の気持ちに共感することも大切です。
「大丈夫?」「それは辛いよね」「悲しいよね」と共感することで、相手も気持ちが落ち着いてくるでしょう。
反対に「私の方がもっと大変」「そんなことで怒ってるの?」と相手の気持ちを否定すれば、怒りが増してしまいます。
誰だって自分の気持ちを理解してもらうと安心するものです。
怒っている人をなだめたいときは、相手の気持ちに共感するのが正解です。
その場から連れ出す
怒りの原因がその場にあるケースでは、別の場所に連れ出しましょう。
ほかの誰かに対して怒っている場合は、その場にいても怒りは収まりません。
冷静さを取り戻してもらうには、怒りの対象が目の前にいない方がいいのです。
移動先は静かな空間であることはもちろん、人目につかない場所を選ぶのがポイント。
移動して落ち着いてきたら、何に対して怒っているのか話を聞きましょう。
深呼吸してもらう
相手の怒りを鎮めるには、深呼吸も効果的です。
自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、怒っているときは緊張や興奮をもたらす交感神経が優位になっています。
深呼吸すると交感神経の働きは弱まり、安らぎをもたらす副交感神経が優位になるため、だんだんと怒りが収まってくるでしょう。
ただし「深呼吸して落ち着いて」と言われると、カチンとくる人もいるかもしれません。
相手との関係性を考え、信頼を築いている相手に使える方法です。
水や甘いものを口にしてもらう
相手の怒りが少し鎮まってきたら、水や甘いものを勧めてみましょう。
水を飲むことは、イライラや興奮を抑える効果があるといわれています。
とくにひどく怒ったときは喉が乾くことがありますが、このとき軽い脱水状態になっていることがあるので注意が必要です。
体内の水分量が足りなければ血液の循環が悪くなるため、全身に酸素を送れなくなります。
それでは頭がぼんやりして、冷静な判断ができないでしょう。
相手の怒りが少し落ち着いたところでお水を渡して、冷静さを取り戻してみてください。
また、ストレスがたまったときは甘いものが食べたくなるものですが、これも副交感神経を優位にするためです。
その場に甘いお菓子を持っていたら、口にしてもらいましょう。
なだめる際の注意点
怒っている人をなだめるときは、いくつかの注意点があります。
なだめ方を間違えると、ますます怒らせてしまうことになりかねません。
人をなだめるときは、次の点を意識してみてください。
すぐに言い返さない
怒っている人の話は最後まで聞いてください。
相手が誤解して怒っている場合は、すぐに「それは誤解です」と言いたくなりますが、途中で口を挟まずに最後まで話を聞かないと、相手はさらに怒りを爆発させるでしょう。
まずは相手の話をしっかり聞き、それから「誤解があるようなので聞いてもらえますか?」と言えば、話を聞いてもらいやすくなります。
言い返したくてもしばらく我慢して、相手の怒りを受け止めてください。
相手を否定しない
明らかに相手が間違っていても、否定してはますます怒らせてしまいます。
相手は怒りのせいで冷静に考えられなくなっているため、真実を伝えても聞く耳を持ってくれません。
怒っている人の多くは、自分の気持ちを理解してもらう目的で感情を爆発させています。
そのため、相手の言葉を否定せず、言いたいことを最後まで言わせて落ち着かせましょう。
「落ち着いて」と命令しない
怒りで冷静さを失っている人には、「落ち着いて」と言いたくなりますが、この言葉でかえって怒りが増すことがあります。
激高しているときは、落ち着いてなどいられません。
そんなときに「落ち着いて」と命令されると、馬鹿にされているような気になってしまう人もいます。
激しく怒っている人には、「落ち着いて」という言葉が逆効果になるため、控えておきましょう。
なだめるのが上手な人の特徴
怒っている人をなだめるのが上手な人は、次の2つの特徴を持っています。
自分が何かの言動をとるたびにかえって怒らせてしまう人は、なだめ上手な人の特徴を参考にしてみましょう。
状況判断能力が高い
なだめるのが上手な人は、状況判断能力が高い傾向にあります。
感情が高ぶっている相手をなだめるには、まずは何が原因でそのような感情に至ったのかを理解しなくてはなりません。
しかし、激高している人に「なぜ怒ってるの?」と質問すると、「なんでわからないの!」と更に怒らせてしまうこともあります。
状況判断能力が高い人であれば、細かく質問しなくても相手の怒りの原因を把握できるでしょう。
原因を察することができれば、相手は謝ってほしいのか、共感してほしいのかなど、何を求めているのかが明確になります。
とくに怒りの裏には寂しさや悔しさなど、別の感情が隠れていることもあります。
相手の様子からそこまで読み取ることができれば、怒りを最短で鎮めることができるでしょう。
相手の感情に振り回されない
怒っている人を上手になだめる人は、常に冷静です。
怒っている人は言葉が乱暴になることもありますが、カチンときて自分も乱暴な口調で返しては、なだめることなどできません。
相手の感情を受け入れることは大切ですが、自分は振り回されずに冷静沈着を貫いてこそ、相手を落ち着かせることができます。
心の疲れを癒してくれるパートナーと出会おう
職場ですぐ怒る上司や同僚をなだめてばかりで心労が溜まっている人もいるのではないでしょうか。
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上手になだめるスキルを身につけよう
今回は「なだめる」という言葉に関する情報を紹介してきました。
怒りでも悲しみでも、感情を爆発させている人に遭遇すると困惑しますよね。
とくに怒り狂う人の扱いには困るものです。
しかし、ネガティブな感情に囚われている人をスムーズに落ち着かせることができれば、周りからも頼りにされるでしょう。
怒りを上手になだめるには、相手を否定せず、同調しながら話を最後まで聞くことがポイントです。
上手になだめるスキルを身につけると仕事にも役立ちますし、毎日のストレスを減らすことができるでしょう。
- 「なだめる」とは、相手の怒りや不満などを和らげ、落ち着かせようと対処する様子を意味する
- 怒っている人をなだめるには、相手の言い分を聞くことや、怒らせてしまったことを謝ることがポイント
- 相手をなだめるときはすぐに言い返さないこと、相手を否定しないことが大事
- 状況判断能力が高く、相手の感情に振り回されない人は、興奮する相手をなだめるのが上手な傾向にある